全国で強風
低気圧が発達しながら日本海を進み、寒冷前線が本州付近を通過した影響で、日本列島は21日、東日本や北日本を中心に暴風などに見舞われた。
北海道旭川市では92年ぶりの暴風を記録し、全国各地で怪我人が出るなどの被害が相次いだ。
中国大陸からの黄砂も強風に乗って列島全域に広がり、北海道でも3年ぶりに黄砂が観測された。
気象庁によると、同日21時現在までの各地の最大瞬間風速は、千葉市で4時54分に38.1m/sと3月で過去最大を記録、北海道増毛町でも9時17分に37.4m/sを観測した。東京都内では明け方に江戸川区で35.2m/s、八王子市で33.8m/sを記録した。
また、10分間の平均風速も北海道を中心に全国26地点で観測史上最大となり、旭川市は21日13時42分に24.6m/sを観測して1918年9月以来、92年ぶりに記録を更新した。
読売新聞のまとめでは、21日20時現在、強風による怪我人は30人に上った。神奈川県相模原市では、4時過ぎ、雨漏り修理のため民家の屋根に上った修理業者の男性(59歳)が強風にあおられて転落、胸の骨を折る大怪我を負った。20日に西日本を中心に広がった被害を合わせると、死者1人、怪我人は59人に達した。
また、20日には静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で野焼きの際、3人が死亡している。
黄砂も沖縄から北海道までの全国で観測され、気象庁によると、21日夕までに静岡県御前崎市や那覇市、奈良市などで視界が2km未満となる濃い黄砂が観測されたほか、仙台市や大阪市、福岡市などの広い範囲で視界が5km未満まで低下した。北海道では、2007年4月以来の観測。
甲子園球場で21日に開幕した第82回選抜高校野球大会でも、開会式が黄砂でかすんだほか、強風のため仕掛け花火を中止した。
空の便でも、羽田空港を発着する便を中心に欠航が相次ぎ、21日20時現在、日本航空は71便、全日空は44便が欠航、約16,000人に影響があった。
(2010年3月22日=Yomiuri ONLINE)
第7回詰将棋解答選手権チャンピオン戦
前半戦でトップに立ったスーパーあつし君こと宮田敦史五段がそのまま押し切ると思われたのですが、後半戦で失速し、敗れました。優勝は、船江恒平三段(奨励会員)。只一人の全問正解です。準優勝は、井上徹也アマ。以下、広瀬章人五段、行方尚史八段、斎藤慎太郎三段(奨励会員)、宮田敦史五段。第4回優勝の北浜健介七段は7位。女流の最高は上田初美女流二段の27位タイでした。
過去の入賞者は以下のとおり。
優勝 | 準優勝 | 3位 | ||||
第1回 | 宮田敦史四段 | 東野徹男アマ | 上野裕和四段 | |||
第2回 | 宮田敦史五段 | 柳田明アマ*1 | 神谷崇アマ | |||
第3回 | 宮田敦史五段 | 篠田正人アマ | 上野裕和四段 | |||
第4回 | 北浜健介七段 | 谷川浩司九段 | 広瀬章人五段 | |||
第5回 | 宮田敦史五段*2 | 黒川智記4級(奨励会員) | 北浜健介七段 | |||
第6回 | 宮田敦史五段*3 | 広瀬章人五段 | 斎藤慎太郎三段(奨励会員) |