怖いよなー
http://d.hatena.ne.jp/debyu-bo/20080716/1216192153
「夜出歩くからあんな目に遭ったんだ」の反論が「家の中でもレイプされるんだから」
「殺されるよりは生きる可能性を高める」為に、レイプ被害を肯定できるのに
「レイプされない可能性を高める」為の、「なんでそんな時間にそんなところに行ったの?」という感覚は受け入れられないと来た。
結局、発端はセンセーショナルな単語を使って、話題性を高めたかっただけの売名行為なんだけど、
問題は、こういう発言が独り歩きしだすとそれを部分的に鵜呑みにしちゃう人間が出てくるって事だ。
限定された条件下でこそ生きてくる言葉を、ここまで誇大解釈されちゃって、綾戸智恵さん他もがっくりしているに違いない。
いや、もしかしたら責任を感じてショックを受けてるかもしれない。
かつては「なんでそんな時間にそんなところに行ったの?」って感覚が当然だった。
でも、それを当然と思えないゆとりちゃんがどんどん増える。
そんな言葉を批判だ、セカンドレイプだと大騒ぎして、なぜそういう言葉が出るか、という部分を理解しようともしない。
受けなくてもいい被害を受けてしまったんじゃないか、って口惜しさが、その言葉を出させるのに。
ゆとり世代は、そんな「親心」も分からないのか。
いや、
「ゆとり世代」を作り出したのはゆとり世代なんかじゃない。
その親たちだ。
そんな親たちに育てられた子供が、「親心」なんて知るわけもない。
そこに「親」なんていないんだから。
ファンタジーに浸る事で、すべてが片付くなら、それでいい。
結局は心の問題なんだから。
けど、こんな感覚の親を持った子供は確実に被害者だよなぁ…
被害って感覚も育たないから、いいのか。
「お母さんがあの時そう言ったんだから!」
って、面と向かって言われる日が来るまで、
言わなければいけない日がくるまでは
安泰だ。