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Imamuraの日記

2008-04-11(金)

山梨県立科学館でプラネタリウム番組「超ミニミニ衛星、飛んだ。キューブサット製作の物語」が明日から上映

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山梨県立科学館
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/cms/index.php

今日は山梨県立科学館で新しく上映されるプラネタリウム番組「超ミニミニ衛星、飛んだ」の内覧会があり、『キューブサット物語』(ISBN:4767803993)の編集者ということで拝見させてもらいました。

番組紹介
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/cms/event.php?id=0229

ツィオルコフスキーとその生誕100年=1957年に打ち上げられたスプートニク1号、そして米ソの宇宙開発競争の果てのアポロ計画、という歴史が紹介されるのが面白い。こんな小さな衛星が宇宙開発の画期となった時期を経て、その10年あまり後には人類が月へ行ってしまったのだった。

中心となる話が、カンサット打ち上げから始まるのもいい。学生たちはいきなり人工衛星宇宙へ上げたわけではない。カンサットを4000メートルの高さまで、モデルロケットを使って上げてもらう。カンサットのパラシュートが開いて降りてくるまでに、地上との交信を確立すれば成功だ。

その次の目標が、アメリカのトィッグス教授が示した「キューブサット」だった。10センチ立方、1キログラムの人工衛星を作って宇宙へ飛ばそう。あまりにも突飛で、遠い遠いゴールのように思えたが、設計、製作、さまざまな試験、打ち上げロケットの調達と進んでいき、ついに東大中須研究室は「XI-IV(サイ・フォー)」、東工大の松永研究室は「Cute-I(キュート・ワン)」を完成させた。これらはロシアのロケットで2003年6月30日に打ち上げられ、キューブサットからの電波を地上局が初めてとらえたときの映像も出てくる。「ツツッ、ツーツーツー」「おっ、来た」「来た、来た!」「やったあー!!」の歓声は、見ているこちらも嬉しくなる。

そして今、60以上の大学がキューブサットを開発中であるという。XI-IVとCute-Iは「学生が打ち上げる人工衛星」という、それまでは考えられなかった分野の先駆けとなったのだった。

という感じで、プラネタリウムそのものの星空は背景の引き立て役となって、キューブサットの話をたくさんの写真で紹介してくれる番組である。本の『キューブサット物語』と比べるとずっとコンパクトに、でもきちんと押さえるところは押さえていて、とても楽しめた。

キューブサット物語~超小型手作り衛星、宇宙へ

キューブサット物語~超小型手作り衛星、宇宙へ

この日記の中から、『キューブサット物語』とキューブサットについての記事を抜粋
http://d.hatena.ne.jp/Imamura/searchdiary?word=%2a%5bcubesat%5d

科学館へ向かうにはタクシーか、土日ならシャトルバス

さてこのプログラムを上映する山梨県立科学館なのであるが、「山梨県立科学館 利用案内・学習利用案内」を見ると「JR甲府駅北口から徒歩25分」と書いてある。地図の画像を見ると「遊歩道」とあり、どうやらてくてく歩いていけば科学館に着くような雰囲気だ。

でもそれは実態とはちょっと違うのだ。

ここに、Google Mapで甲府駅と科学館の場所を示した地図がある。緑色の矢印が科学館のある愛宕山だ。

[地図]で見るとこんな感じ↓。愛宕山は、盆地の中でちょっと盛り上がっている程度に見える。なおこの地図は、山梨県立科学館のトップページにある「アクセスマップ」をクリックすると表示される地図でもある。(→クリックしたのと同じページを別ウィンドウで開く

衛星写真]になるとこう↓。ん? なんか山は雑木林みたいに見えるぞ。

そして[地形]になるとこうだ↓(わかりやすくするため、甲府駅を追加している)。おお、この立体感。数百メートルで標高が100メートル上がる険しさ。

この画像を見ていれば、遊歩道をぶらぶら歩くなんてことは考えなかっただろう。

でも[地図]の画像しか見なかったので、じゃあ遊歩道を行ってみようと考えた、いや考えてしまったのだった。

遊歩道へ入ってすぐ、急な坂がある。うわあちょっときついな。しかしそれは全体ではまだ楽なほうだった。さらに上がると道路は舗装されておらず、雑木林の中へ入っていく。桜が散っている。本格的な山の中という雰囲気。ついに坂ではなく階段が出てきた。山道の中にあるような、石を敷いた階段である。そしてふらふらになりながら、やっと科学館に着いた。

「JR甲府駅北口から徒歩25分」はいくら何でも無茶だと思う。科学館からの帰りは平日だとバスがないし、タクシーを呼んでもけっこう待つそうだ。じゃあ帰りも歩こうか。下り坂をどんどん行くことになるから「科学館からJR甲府駅北口へ徒歩25分」はそれなりの説得力があるだろう。

科学館から駅まで歩くのはそうつらくない。下りが急な分、膝に負担がかかりそうだけど。でも駅から科学館へ歩くのは、よほど時間と体力に余裕があるときだけにするのがいい。行きも帰りも歩いてみてそう思った。平日なら、行きはタクシー帰りは徒歩。それが一番よさそうだ。

宇宙は広いな宇宙は広いな 2009/01/24 09:42 日本のロケットの父といわれた糸川英夫(故人)はIC技術が進んででマイクロ衛星の時代となると予言されましたが、まさにその時代ですね、国土は狭いが宇宙は無限の空間資源です

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