株式情報のトレーディングスター’s diary

株式情報のトレーディングスター

本日の見通し(TWEB)

本日の日本経済新聞1面では、日銀が(1)マイナス金利政策の解除、(2)長短金利操作(イールドカーブ・コントロール:YCC)の撤廃、(3)ETFREITの買い入れ縮小―に踏み切るとの観測を報じている。これに対する織り込みは進んでいると思われるが、大規模な政策転換であるため、結果に対する反応は大きくなる可能性がある。きのう先んじて大きく上昇していることを踏まえると、反動で大きく下げる展開も想定される。後場は引け後の植田総裁会見を前に強弱感が定まりづらい中、不安定な動きが続くだろう。きょうはボラティリティの高まりはある程度許容する必要がある。

18日海外市況

NYダウ       38,790.43  +75.66
S&P500     5,149.42  +32.33
ナスダック総合    16,103.45  +130.27
CME225先物   39,415   -105
※水曜日に米連邦公開市場委員会FOMC)の結果公表を控える中、エヌビディアの新型AI半導体への期待や、AIでのアップルとの提携協議が報じられたアルファベットが大幅高となり相場をけん引した。ダウ平均は終日プラス圏で推移し、75.66ドル高(+0.20%)と3営業日ぶりに反発して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.63%高、0.82%高と4営業日ぶりに反発した。バンク・オブ・アメリカ主催のカンファレンスで次世代AIチップの発表が見込まれるエヌビディアは一時5.20%高まで上昇し、0.70%高と4営業日ぶりに反発して終了。iPhoneへのジェミニAIの搭載の可能性が伝えられたアルファベットは4.60%高となった。S&P500の11セクターはコミュニケーションの2.96%高を筆頭に生活必需品、一般消費財、IT、金融など9セクターが上昇。不動産、ヘルスケアの2セクターが小幅に下落した。

日銀

市場スケジュール<国内>

18(月) 日銀金融政策決定会合(~3/19) 1月機械受注(8:50)
《決算発表》
サンバイオ、トウキョベース、テクノロジーtripla、システムディ、Mマート、ダイワサイクル、LeTech、マツモト
19(火) 植田日銀総裁記者会見 2月訪日外客数(16:15)
《決算発表》
サツドラHD
20(水) 春分の日
21(木) 2月貿易統計(8:50) 2月首都圏マンション発売(14:00)
《決算発表》
ツルハHD
22(金) 2月消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
コーセル

今週のスケジュール

18(月) 中国2月小売売上高(11:00) 中国2月鉱工業生産(11:00) 米3月NAHB住宅市場指数(23:00)
19(火) 独3月ZEW景況感指数(19:00) FOMC(~3/20) 米2月住宅着工件数(21:30) 米1月対米証券投資(3/20 5:00) 米20年国債入札
20(水) パウエルFRB議長記者会見 半導体などの見本市「セミコン・チャイナ」(上海、~3/22)
《米決算発表》
ゼネラル・ミルズマイクロン・テクノロジー
21(木) 米10-12月期四半期経常収支(21:30) 米3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(21:30) 米3月製造業購買担当者景気指数(22:45) 米2月中古住宅販売(23:00)
《米決算発表》
アクセンチュア、ナイキ、フェデックス、ファクトセット・リサーチ・システムズ、ルルレモン・アスレティカ
22(金) 独3月Ifo景況感指数(18:00)

縁起の良い日

14日海外市況

NYダウ       38,905.66  -137.66
S&P500     5,150.48  -14.83
ナスダック総合    16,128.53  -49.24
CME225先物   38,290   -300
※米2月生産者物価指数(PPI)の予想を上回る上昇となり米10年債利回りが上昇したことや、エヌビディアなどの半導体株が下落したことが重しとなった。ダウ平均は朝方に116ドル高まで上昇する場面もあったが、終盤に338ドル安まで下落し、137.66ドル安(-0.35%)と4日ぶりに反落して終了。S&P500とナスダック総合も一時0.8%超下落し、それぞれ0.29%安、0.30%安と2日続落して終了した。S&P500の11セクターはエネルギー、コミュニケーションの2セクターが上昇し、不動産、公益、生活必需品、金融など9セクターが下落した。