サヨナラ、いつか。


思えば物凄い距離を越えてここまで来たもんだ。
遠いとは感じませんよ、電車では過ぎる風景と乗り降りする人を見ていれば飽きません。
人はどこから来て、どこへ行くんだろう?教えて下さい。
電車は時間に似ている。同じところを通るけど戻ってはくれないから。
目的地に着いたら何かを見つけるまで探すから気にしなくてもいいんです。
と、だらだらと考えていた今日の帰り道。
思い返せば昨日の夜に恋人達の終わりというタイトルで夜中に話し合い、
友達が男役でオレが女役。リアルな演技の中でどう答えを見つけられるか?
ということをしていた。傷つけても傷つくなら嘘をついた方がいいのだろうか?
存在がしんどくなったら相手はどういう顔をすればいいのか?
そんなことを考えていた。終わりを受け止めれば君が君以上に愛してもだめなんだね。
僕は僕以上に君を大切に出来るかな?
自由を手にするのは無償ではない。誰かの思いが叶えば、皆が幸せにはなれなくなる。今なら意味が分かる。
複雑で身勝手な思いは大阪の朝方の暗い空に消えてったけど、同時に明るい希望が僕らには降って来た。
君自身が嫌うその汚れた部分を、君の愛する人でさえ受け止めようとしなくても
オレはその汚れた部分を受け止めていこうと思う。
人を愛することで自分を傷つけ、相手を傷つけてしまうなんて不器用だけど
いつか越えられるといいね。
本当に愛されたいと思ってしまった、こんな風に。そしていつかオレも愛するはずだ。
いつかは誰も見たことのない景色を見てみたいな。願望だね。