この先の昨日まで。


僕達はもうすぐ4年間通った大学を卒業する。
それはとても寂しいことだ。
喜びのような、悲しみのような。
ひどく鈍い感覚だ。
気の合う仲間とは勿論、親友ともなかなか
あえない状況が凄く辛い。
サ-クルの卒業祝いがあって、
僕は凄く感謝した。
何かを真剣に活動していたわけじゃないけど
自分達なりに楽しく過ごせたと思う。
それはもう言葉に言いあらわせられないくらいに。
こういうイベントは実感のわかない
次の一歩を感じさせてくれる。
先輩を何度か見送って、
今度は自分が見送られて、なんだかあっけないけど
そこに至るまでの事はそれはもう沢山ありすぎて
困るくらいだ。
こんな風に凝縮された時間を送っていると
自分の現在地が一体どこなのかが分かりにくい。
でも、僕が出来ることはこの後に続く子達が自分のように
何事も楽しんでくれればいいと思う。
最後だけ一人前に先輩面してって思うかもしれんけどね。
枯れない花は無い。
僕はいつか死ぬだろう。
皆もそうだ。
だからこそ一つ一つをもっと大切にって思う。
僕はまだ若くて、どんどんと大人になる。
これからも楽しく過ごすだろう。
けれど、この先何度も別れがあって
そのたびにこんな思いをするのかな?
でも、ありがとう。
ここから僕はまた違う形になって
笑っていたいと思う。