今月の電撃文庫(機種依存文字は適宜変更)
今月はこの三冊を買いました。
- 『扉の外3』ISBN:9784840239806
- 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意』ISBN:9784840239721
- 『世界平和は一家団欒のあとに3 父、帰る』ISBN:9784840239776
『扉の外3』
閉鎖世界での頭脳ゲーム小説、早くも完結。
今回はのテーマはネットゲーム
いつも通り「他者を信用するか否か」がテーマでしたが、
今回は仮想空間上とはいえ「直接攻撃ができる」という点が大きかった気がします。
しかしながら
「このゲームを仕組んだのは誰か」
「扉の外はどうなっているのか」
という点への説明は不十分な上に、1巻と同様に投げっぱなしともとられかねない落ちにしている点が
マイナスではないでしょうか。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2』
一部で西尾維新氏の「戯言」シリーズにそっくりだと、物議をもたらした問題作の続編。
- 舞台が病院
- 主人公の名前にこだわりが見られる
- ミステリ的要素
- リバーシブルのカバー
等、ますます戯言に近づいたかのように見えるが、実はそうでもない
「戯言」が言葉に「萌え」を見いだしている一方で、「みーまー」は人物の過去や行動に「萌え」を表出している。
多分そうだと思う。
思いたい…