今月の電撃文庫(機種依存文字は適宜変更)

今月はこの三冊を買いました。

『扉の外3』

閉鎖世界での頭脳ゲーム小説、早くも完結。
今回はのテーマはネットゲーム
いつも通り「他者を信用するか否か」がテーマでしたが、
今回は仮想空間上とはいえ「直接攻撃ができる」という点が大きかった気がします。

しかしながら

「このゲームを仕組んだのは誰か」
「扉の外はどうなっているのか」

という点への説明は不十分な上に、1巻と同様に投げっぱなしともとられかねない落ちにしている点が
マイナスではないでしょうか。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2』

一部で西尾維新氏の「戯言」シリーズにそっくりだと、物議をもたらした問題作の続編。

  • 舞台が病院
  • 主人公の名前にこだわりが見られる
  • ミステリ的要素
  • リバーシブルのカバー

等、ますます戯言に近づいたかのように見えるが、実はそうでもない
「戯言」が言葉に「萌え」を見いだしている一方で、「みーまー」は人物の過去や行動に「萌え」を表出している。
多分そうだと思う。
思いたい…

世界平和は一家団欒のあとに3』

今回のテーマは

「両親の過去」
「父と子」

それに付随して

「救えなかった平行世界」

主人公の父親がついに本当のエロさと実力を発揮した巻でした。