THE BRAVE LITTLE DANCER
鞘師さんがもうちょっと器用かずるい人なら、多分来年も娘。で居られたんだろうなと。
でも、うっかり“ほんとのところ”に気づいちゃって、気づいたら誤魔化すことも気づかないフリをすることも出来なくて、ずっと頭の中でぐるぐるしちゃうほど、ぶきっちょで真っ直ぐなひとだったと。
そりゃもう、しんどかったと思うよ、そういう人がそういう状況。
で、ここで登場するのが、ダンスが好き！モーニング娘。が好き！で、たった一人で東京に飛び出して来ちゃうような、一本気で利かん気の12歳の女の子な訳だよ。
多分、彼女は鞘師さんの中にずっと居て、辛い時とか寂しい時とか、支えになってたんだと思う。
ああ、先に言っとく。鞘師さん、きっと今でもモーニング娘。が好きだ。出来ることなら娘。で居たいって今でも思ってる。
けど、今度はその12歳の女の子が叫ぶんだよ、心の中で。
もっと踊りたい！って。
彼女をずっと突き動かしてきたもの、彼女をずっと支え続けたものが、叫ぶんだよ、大きな声で。
もうさ、理屈じゃないよね。
鞘師さんだって分かってる。ここに居たっていいことは。むしろ出て行くリスクを考えれば、居た方がいいに決まってる。
けどさ、気づいちゃったんだよ、うっかりさんだから。
この衝動を逃したら、自分は自分で居られないと。
だって、それこそが彼女をモーニング娘。にしたんだから。
頭とか心とかじゃなくて、もうそれは鞘師さんの魂って奴じゃないかな。
大人は色々ごちゃごちゃ理屈を言うけど、結局人を動かしてんのは、そんな単純なもんなんだと思う。
特に強い想いがものを動かす傾向の強い業界だからね。身に覚えのある人も多いと思うんだよね。
だから、仕方がないな、って許してしまった。彼女がよりキツい道を行くことを、分かってて許してしまったんだよ。分かるから。
そうやって出来上がったのが、今のこの状況なんだろうなと。
そして、今回多分一番キツい思いをしたのは、鞘師さんの他だと同期だと思う。
鞘師さんの思いを分からない程子供じゃない。でも、仕方がないと割り切れる程大人でもない。
ただでさえ、心の支柱であった人を見送った後に、一緒に戦ってきた、もっと言えば自分たちを引っ張ってきた子が居なくなるなんて、あり得ないだろう、常識で考えて。
実際、何回も話し合ったって言ってたしさ。前に鈴木さんが、「えりちゃんとはどうしても意見が合わない時があった。それは違うでしょって」 みたいなことを言ってた覚えがあるんだけど、ひょっとしたらあれも、このことだったのかもなあって今になって思うよ。
けど、認めちゃったんだよな。最後には。悔しいけど悲しいけど、それが里保（ちゃん）なんだもの、って受け容れたんだよ、同期の我がままを。
人一倍頑固なのは知ってるから。そして、人一倍真っ直ぐなのも知ってるから。
譲れない思いを知って、受け容れちまったんだと思う。うっかりね。同期だから。
何だよ、愛されてるじゃん、鞘師さん。何がぼっちだよ！
後輩たちだって、行かないで下さいって言いたいのを我慢してるに決まってる。それでも、言わないで同じステージに立ってくれてるんでしょ。
ヲタの人達だって、バカヤロー！って思っててもヲイヲイ言ってくれるでしょ。
だからね、鞘師さんはこうなったら自分がどれだけ必要とされていたか、どれだけ愛されてたかを思い知って、出て行くべきです。
後ちょっとしかないけど、そういう自分の周りの人の気持ちを噛み締めて、飛び出して下さい。
重ったいけど、野暮ったいけど、大事にしてください。
そういう気持ちに支えられて君はここに居たのだから。
ああ、結局何が言いたいかと言えば、鞘師さんが好きなんだよ、ちくしょー！
いさましいちびのダンサーは、どこに向かうのでしょうか？
それが知りたいこの頃です。
さいたま、来てるよ
埼玉特集（何て取って付けたような企画なんだｗ）での吉澤さんが、久しぶりに人との距離を測るわんこ状態で何か面白かった。お酒呑んでベクトルの上がるおじさん達にまるで干潮のように引いていく美人。そして、こちらには振られないだろうと、高を括ってついうっかりあふぉなことを口走ってしまうとか、可愛さが迸ってるぜ。そう、たとえ、彼女の前にビールがなみなみとつがれていようとも！
・・・えーと、自分の感覚的には埼玉は言うほど田舎ではない気がするんだけどね。てか、そこら辺で鋭く争われてもしょーじき西の人間にはあんまり興味な(ry
にしても、何だろう？わがチームに対するこの優しさは。やっぱ制作がyみうりTVだからだろうか。まあ、何だっていいんだが、うちのどさん子も彩ガールも結構やりますんで、また呼んであげて下さい。ああ、画面が華やぐわー。もぐもぐしてるのも見られたし、かなり満足。
