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「聖と俗」と私の日常 −石塚潤一の雑記帖−

2017-09-17 演奏家に訊く vol.8 クラリネット奏者 菊地秀夫

f:id:J-Ishizuka:20170918011042j:image:w360:rightクラリネットは幸運な楽器だとつくづく思う。1700年頃誕生した比較的新しい楽器でありながら、オーケストラの標準編成へと組み込まれるのと時を同じくして、モーツァルトにより飛び切りの協奏曲、五重奏曲が作曲され、以後、ブラームスウェーバードビュッシープーランク。素晴らしい名曲に恵まれている。

現代においてもクラリネットの名作は多く、独奏曲に限っても、管楽器ではフルートに次ぐ数の作品が生み出されているといえよう。ラッヘンマンのような楽器の極限的性能を駆使する作曲家が、クラリネットのための名品を作曲しているのも良く知られるところ。今回は、アンサンブル・ノマドクラリネット奏者として、現代演奏の最前線で活躍される菊地秀夫さんを迎え、氏の活動を踏まえての様々なお話を披露頂く。クラリネット独奏をメインとした、ミニ・コンサートも予定されている。ご期待いただきたい。

演奏曲:

オリヴィエ・メシアン:《時の終わりのための四重奏曲》 より 第三楽章 鳥たちの深淵
松平頼暁:《ポリクロノメトリー
スティーヴ・ライヒ: 《ニューヨーク・カウンターポイント》
星谷丈生:《祖先の歌 III》

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【お話・演奏】菊地秀夫 (プレゼンター、訊き手 石塚潤一)
【日時】2017年9月30日(土) 18時開始(開場17時30分)
【入場料】一般 2000円 予約学生1500円 学生証提示をお願いいたします。
【予約】junichi.ishizuka@gmail.com まで、お名前、人数、御連絡先を記載の上お送りください。
【会場】御嶽神社集会場 (東京都練馬区下石神井4-34-9 近く)。定員30名。
西武新宿線上井草駅より徒歩8分
荻窪駅より西武バス(荻14 上井草経由 石神井公園行き)にて、井草高校下車 徒歩1分
西武池袋線石神井公園駅より西武バス(荻14 上井草経由 荻窪行き)にて、井草高校下車 徒歩1分

登壇者プロフィール:

菊地秀夫:

桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。これまでにクラリネットを二宮和子氏に、室内楽を鈴木良昭、三善晃の各氏に師事。

1993年、日本現代音楽協会主催コンクール「競楽?」にて内山厚志氏とのクラリネットデュオで第2位受賞。1994年、東京文化会館新進音楽家デビューオーディション合格。1995年、新しい世代の芸術祭にて初リサイタル開催(北とぴあ・つつじホール)。1996年、ドイツダルムシュタット音楽祭にて奨学生賞受賞。1997年よりアンサンブル・ノマドのメンバーとなり、現在に至る。2003年、同アンサンブルメンバーとして、サントリー音楽財団第2回佐治敬三賞を受賞。ヨーロッパ南米アジアでの同団体の多数の海外音楽祭での招待公演で演奏する。また、各地での公演の際は、周辺の病院・学校等でのアウトリーチコンサートにも精力的に取り組んでいる。

スタジオワークも活発に行い、多数のCMや映画音楽等を収録。坂田明氏、黒田京子氏、吉野弘志氏など、ジャズミュージシャンとのコラボレーションも行ってきた。

札幌大谷大学芸術学部専任講師。現在は東京を拠点に活動する。音楽企画・演奏団体「OFFICE でく」代表。

石塚潤一:

東京都立大学理学研究科物理学専攻修了。2002年度柴田南雄音楽評論賞奨励賞受賞。読売新聞ミュージックマガジンユリイカ別冊、音楽現代、音楽の友などへ寄稿。Buncademy にて譜面を徹底的に読み込んだ上で作曲家に話を伺う「作曲家に訊く」シリーズを開催。松平頼暁近藤譲湯浅譲二の各氏にお話しを伺う。本企画は、これの演奏家バージョンとして企画され、これまでに、大矢素子、生頼まゆみ、大石将紀、太田真紀、山田岳、多井智紀の各氏に登壇いただいている。

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2017-07-07 演奏家に訊く vol.7 チェロ奏者 多井智紀

[]演奏家に訊く vol.7 チェロ奏者 多井智紀 01:38

f:id:J-Ishizuka:20110407195729j:image:w360:right 日本の現代音楽界における、80年代前半生まれの演奏家の活躍は目覚ましく、彼らをその多くが所属した団体の名前から、「アンサンブル・ボワ世代」と呼ぶことがある。その筆頭格の演奏家が、チェリスト:多井智紀氏であることは論を待たない。多井氏は他にも、ネクスト・マシュルーム・プロモーション、辺見康孝・亀井庸州・安田貴裕各氏との弦楽四重奏をはじめとした、幾つかの団体で中心的役割を果たし、未だ30代の中堅ながら、ここ十余年の現代音楽シーンを牽引してきた。

 フランチェスコ・フィリデイの協奏曲ソリストとして東フィルと共演し(サントリー・サマー・フェスティバル)、ポリーニパースペクティヴ2012へ参加するなど、多井氏の活動は極めて「正統的な」ものから、電子楽器を自作し即興演奏を行い、新エレクトリック大正琴集会で大正琴を弾くなど、チェリストの枠を超えたものまで、多岐にわたっている。

 かように独自性の高い活動は、チェロ演奏にどう反映するのだろうか?今回、多井智紀氏をゲストに迎え、譜面の読み方など演奏行為をめぐることから、2000年以降の現代音楽の展開まで、さまざまなお話を伺っていく。興味深い話が聞ける会になろうと思う。奮ってご参加いただきたい。

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登壇者プロフィール

多井智紀:

 1982年生まれ大阪出身。東京藝術大学にてチェロ専攻。在学中より作曲家達と複数の現代音楽演奏グループで活動。以来、邦人作品及び海外の新作初演、その他多くの現代音楽作品の演奏に携わっている。世界初演作品数は150曲を超える。現代作品ソリストとして東京フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団とそれぞれ共演。2010年より作曲家星谷丈生氏と演奏会企画及び録音レーベル「時の形レコード」を開始。これまで自主企画演奏会として、フェルドマン《String Quartet II》、アルド・クレメンティ個展、古今対位法《音の綾取》、星谷丈生作品インターネット生中継演奏会、横島浩全曲新作個展、木山光&星谷丈生弦四新作演奏会、自作微分オルガンライブ等を開催。チェロの他、ヴィオラ・ダ・ガンバ、自作電気楽器を演奏する。武生国際音楽祭で新しい地平特別賞を、nextmushroom promotionメンバーとして佐治敬三賞を受賞。

石塚潤一:

 東京都立大学理学研究科物理学専攻修了。2002年度柴田南雄音楽評論賞奨励賞受賞。読売新聞ミュージックマガジンユリイカ別冊、音楽現代、音楽の友などへ寄稿。現在、Buncademy にて譜面を徹底的に読み込んだ上で作曲家に話を伺う「作曲家に訊く」シリーズを展開し、松平頼暁近藤譲湯浅譲二の各氏にお話しを伺う。2008年、2009年に単身企画制作し「101年目からの松平頼則」シリーズにて、多井氏は《ピアノ三重奏曲》、《チェロソナタ》、《弦楽四重奏曲第1番》などを演奏した。

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【お話・演奏】多井智紀 (プレゼンター、訊き手 石塚潤一)
【日時】2017年7月23日(日) 18時開始(開場17時30分)
【入場料】予約一般 2000円 予約学生1500円 学生証提示をお願いいたします。
【予約】当ページにて参加表明いただくか、junichi.ishizuka@gmail.com まで、お名前、人数、御連絡先を記載の上お送りください。
【会場】御嶽神社集会場 (東京都練馬区下石神井4-34-9 近く)。定員30名。
西武新宿線上井草駅より徒歩8分
荻窪駅より西武バス(荻14 上井草経由 石神井公園行き)にて、井草高校下車 徒歩1分
西武池袋線石神井公園駅より西武バス(荻14 上井草経由 荻窪行き)にて、井草高校下車 徒歩1分[f:id:J-

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2017-05-18 木下正道 自作を語る

[]木下正道 自作を語る 11:24

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21日に演奏される≪crypte VIII≫について、作曲者である木下正道氏にお話を伺った。


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石塚潤一、以下、石)≪crypte VIII≫は2011年の12月に、生頼まゆみさんのリサイタルで初演された作品ですね。


木下正道、以下、木)そうです。生頼さんには、2010年にマリンバ独奏のための≪crypte V≫を作曲していて、こちらは、その後何度か再演してもらっているのだけど、ツィンバロン独奏の≪crypte VIII≫の再演は今回が初めて。初演の時は、ちょっとした行き違いから、生頼さんが譜面を一オクターブ低く読んで準備している箇所があって、弦の配置を考えて演奏しやすく書いたつもりだったのに、本番前の立ち会いで、やたら難しいと言われちゃって。


石)ツィンバロンの弦は、ピアノの鍵盤のように並進対称的に並んでないから、オクターブ違って読むと大変なことになる。そうなると、初演の時には譜面通りには演奏されなかった?


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木)そう。曲を書くに当たっては、生頼さんと打ち合わせをして、楽器を弾くところをみせてもらい、楽器を叩かせてももらった。この曲は、冒頭のトレモロで推移していく音型がいわばテーマで、これが流れの中で圧縮されつつ反復していく感じですね。この最後のところ、これは冒頭部分の逆行形になっている。寸詰まりになったり、逆行したり、つまり行ったり来たりを繰り返しながら最後へと向かっていく。


石)逆行といえば、近藤譲の≪三重奏曲(荒地)≫や、≪地峡≫では、1から数小節単位で逆行する箇所があるけど、それは反復のようで反復でない「疑似的反復」として使っていると、近藤さんはおっしゃっていた。こうした考え方と似ているように思う。


木)独奏曲の作曲ではあまりやらないことなんだけど、この曲では曲を書きはじめる前に冒頭から末尾までの拍子構造を事前に決めた(注:木下作品は変拍子が多く、テンポは遅いながらも拍子は毎小節ごとに変化する)。つまり、「テーマ」の伸縮をどうするかという設計ありきで曲を書き始めた。


石)ただし、反復といっても単純な移高ではなく、随分要素内の音程関係が変化しているようにみえるけど。


木)ツィンバロンの場合、弦の配置が極めて特殊なので、弦の配置表を常に参照して書いた。この配置を上手く利用するなら、手の動きはそのままに楽器の別の箇所を演奏すると、結果として出てくるフレーズは全く異なったものになる。ピアノで弾くのはちょっと難しいけど、ツィンバロンの弦の配置を踏まえると、結構楽に叩ける音型が随分ある。


石)中間部は、完全5度が随分多いけど、これはツィンバロンの弦の配置によるものなのかな?(ツィンバロンの中核部分は、1本の弦を2:3の比率で分割し、完全5度が叩ける)


木)現代の音楽って、5度や4度といっても、減5度や増4度が多いじゃないですか。


石)細川俊夫さんの作品ではずっと鳴ってますね。松平頼則さんの作品も多いな。


木)具体的な名前はともかく。減5度や増4度って、楽曲の特殊な雰囲気を作ってしまうと思うんだよね。それに、拍子感を考えて、バーンと音が欲しいと思った時に、そういった音程だと強烈すぎるようにも思う。加えて、演奏する時にも増4度って取りにくいでしょ?


石)まあ確かに、協和音程ではないから、「あ、うなりが消えた。合ってる!」といった身体で会得する音程ではなく、ピアノなどを聴きながら、学習した結果として身に着ける音程ではあると思う。


木)それに、増4度というのは、どんな楽器で演奏しても同じような響きがするけど、完全5度は違う。ピアノの完全5度と、弦楽器の完全5度と、木管の完全5度と、少しずつ色合いが違うように思うわけ。


石)それはまず、調律の問題。平均律調律されたピアノでは、弦や木管と違って純正な完全5度が弾けない。それと、倍音構造の問題。完全5度は周波数比が2:3だから、楽器の倍音構造に奇数次の倍音が含まれているかいないかで、二つの音の干渉の仕方はかわってくるはず。


木)ツィンバロンという楽器は、同じ完全5度でも、音域によって随分響きの感触が違うように思って、そこの違いを上手く曲に取り込めればと思って書いた記憶がある。


石)ツィンバロンには、一本の弦を分割しているがゆえに張った瞬間に完全5度の音程が決まってしまう箇所と、ピアノのように一本一本を独立に調律できる箇所がありますからね。


木)それと、ツィンバロンはペダリングによる独特な残響があって、これが上手く出ればいいと思った。ここで演奏すると、その違いが奇麗に聴こえるんじゃないか。


石)先ほど、拍子はあらかじめ決めていたというけど、音程構造はどうなの?腕の動きを変えずに叩く箇所を変えるというアイディアは分かる。ただ、ツィンバロンはかなり特殊な弦の配置をしているから、結果として、自分が思いもしなかった響きやフレーズを生み出すことにもなると思う。


木)それは、自分の意図通りやったところ半分、偶然性的な成り行きを精査した上で使うのが半分というところ。まず、自分が作曲するとき、没入し過ぎるのは良くないと思っているわけ。松平頼暁さんが、曲を書いていて「乗ってきた」と思ったら、敢えて筆を置く、といっていたけど、どこかで客観性を担保しないと曲はかけない。頼暁さんは徹夜をしないといっていたけど、最近は自分も徹夜をしない。作曲には、細かい神経を繋いでいくような、ある意味医学的ともいえる厳しさがある。その客観性を担保するために、こういうやり方をしているというのが正直なところかと思います。


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演奏家に訊く vol.6 ツィンバロン奏者 生頼まゆみ

2017年5月21日(日) 17:00

御嶽神社集会場(東京都練馬区下石神井)

入場料:予約一般2000円、予約学生1500円、当日2300円

予約受付:junichi.ishizuka@gmail.com まで、お名前、人数、連絡先を記載の上お申し込みください。

詳細は http://d.hatena.ne.jp/J-Ishizuka/20170419

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2017-05-16 生頼まゆみさんへのインタビュー

[]生頼まゆみさんへのインタビュー 21:26

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今週末開催の「演奏家に訊く vol.6 ツィンバロン奏者 生頼まゆみ」(詳細はこちらをクリック)での演奏曲について、生頼さんに幾つか事前にコメント頂きました(木下作品については、追って作曲家自身によるコメントもあるかと思います)。

至近距離でツィンバロン演奏を聴ける、得難い機会になるかと思いますので、皆様、お誘いあわせの上どうぞ。

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石塚潤一、以下、石) 今回、日本初演を含めた5作品を演奏して下さるとのことですが、それらの作品について簡単にご紹介頂けますか?

生頼まゆみ、以下、生)近年イタリア人作曲家はツィンバロンの作品を沢山発表していて、その中のひとりアンティニアーニ は、クルタークに影響を受けて作曲しており、今回演奏する曲は現代的奏法を色々試みた作品です。

石)アンティアーニは1976年生まれ。この作品が、今回日本初演ということですね。対してオリヴェイラは1959年生まれ。ちょっと上の世代作曲家です。

生)オリヴェイラ電子音楽などを多く作曲している作曲家で、なぜツィンバロンを用いたのかは分からないのですが、楽器の音色とその他の作られた音の融合が面白い作品となっています。

石)で、現代ツィンバロン楽曲では極めて重要なハンガリーのクルターク。1926年の2月生まれですから、もう91歳になりますが、まだまだお元気で作曲を続けているようです。この≪Hommage a Berenyi Ferenc 70≫は、しばしばピアノでも演奏される作品ですが。。。

生)≪Hommage a Berenyi Ferenc 70≫は、ピアノ曲集≪Játékok≫の中の1曲なので、ツィンバロンでもひけるピアノ曲、と認識されがちですが、紛れもなくツィンバロンの為に書かれたものです。そのことは楽譜に書いてあるのですが、聴いていただければ分かって頂けると思いますので、ぜひ実際に聴いて頂けましたら嬉しいです。

石)近年は、日本人もツィンバロンの作品を作曲するようになって、生頼さんが初演された作品が随分あります。木下正道(1969年生)さんの作品は、その中の一曲ですね。

生)木下さんの作品は、初演の際、諸々の都合により楽譜と少し違うように弾くこととなってしまいました。今回は初めての「楽譜通りの演奏」になりますから、初演を聴かれた方も是非!聴かれてない方にも、木下さんの音楽世界を一緒に楽しんで頂ければと思います。

石)他に、ツィンバロンの伝統的な音楽についても用意頂いているとか。

生)ロマ音楽において、ツィンバロンはもともとソロ楽器ではないのですが、その雰囲気が味わえる曲を用意しました。

石)聴いてみてのお楽しみということですね。それでは日曜日を楽しみにしています。

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2017-04-19 演奏家に訊く vol.6 ツィンバロン奏者 生頼まゆみ 開催のお知らせ

[]演奏家に訊く vol.6 ツィンバロン奏者 生頼まゆみ 開催のお知らせ 18:23

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好評のうちに回を重ねてきました「演奏家に訊く」シリーズですが、本年からは年1回に過去に登場頂いた方に再登場いただく機会を設けることといたしました。

今回、この再登場枠に、西欧で唯一ツィンバロン科のある、フランス国立ストラスブール地方音楽院でディプロムを取得された生頼(おうらい)まゆみさんを迎え、この楽器の魅力と様々な演奏方法について、演奏を交えて語って頂きます。ツィンバロンはハンガリーを中心とした中央ヨーロッパ民族楽器で、ピアノの弦を撥で直接叩くかのような音色に特徴があります。実際、その機能は初期のピアノ製作者たちの心を捉え、ピアノダンパーペダルのシステムはツィンバロンを参考に生み出されたといいます。ロマ(ジプシー)の音楽でしばしば使用されてきたツィンバロンですが、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲など、クラシック音楽でも使用され、現代では、ブーレーズ≪レポン≫、デュティユー≪空間の神秘≫、≪ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」≫、クルターグ≪亡きR.V.トュローソヴァのメッセージ≫、ホリガー≪ヴァイオリン協奏曲≫など、ソロ・室内楽からオーケストラ作品まで、優れた作品がこの楽器のために生み出されています。

東京都響の定期演奏会にて、ジョン・アダムズの≪シェヘラザード.2≫の日本初演を終えられたばかりの生頼さんに、これらツィンバロンの新たなレパートリーについて、奏法の実演とともに伺っていきたいと思います。奮ってご参加ください。

【演奏曲】
György Kurtág(1926- ) ≪Hommage a Berenyi Ferenc 70≫
Luca Antignani(1976- ) ≪Due interludi≫からInterludio I(日本初演
Joao Pedro Oliveira(1959- ) ≪Maelstrom≫ cimbalom and tape
木下正道(1969- ) ≪crypte VIII≫


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演奏家に訊く vol.2 ツィンバロン奏者 生頼まゆみ

【お話・演奏】生頼まゆみ (プレゼンター、訊き手 石塚潤一)
【日時】2017年5月21日(日) 17時開始(開場16時30分)
【入場料】予約一般 2000円 予約学生1500円 学生証提示をお願いいたします 当日2300円
【予約】Facebookのイベントページにて参加表明いただくか、junichi.ishizuka@gmail.com まで、お名前、人数、御連絡先を記載の上お送りください。
【会場】御嶽神社集会場 (東京都練馬区下石神井4-34-9 近く)。定員30名。

西武新宿線上井草駅より徒歩8分
荻窪駅より西武バス(荻14 上井草経由 石神井公園行き)にて、井草高校下車 徒歩1分
西武池袋線石神井公園駅より西武バス(荻14 上井草経由 荻窪行き)にて、井草高校下車 徒歩1分





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【登壇者プロフィール】 

 

生頼まゆみ

西欧で唯一ツィンバロン科のある、フランス国立ストラスブール地方音楽院でディプロムを取得し、同時にストラスブール市賞受賞。また、審査員満場一致の最高位の成績でコンサート奏者資格を取得。ツィンバロン ソロ奏者として、国立ローマ・サンタ・チェチリア管弦楽団、SWRバーデンバーデン、フライブルグ交響楽団、ゲッティンゲン交響楽団フランス国立ラインオペラ等のほか、2013年ヴェネツィアビエンナーレにてパドヴァ・ヴェネト管弦楽団とツィンバロンコンチェルトを共演し好評を博す。現代音楽グループ、Ensemble Accroche Note、Ensemble Lineaのメンバーとして活動後日本へ帰国し、ラ・フォル・ジュルネ新潟などでのソロリサイタルや、アンサンブルノマド定期演奏会にゲスト出演するなどの演奏活動、CD録音などに参加している。トーキョーワンダーサイトExperimental Sound,Art&Performance Festival 2009特別賞受賞。

石塚潤一

東京都立大学理学研究科物理学専攻修了。2002年度柴田南雄音楽評論賞奨励賞受賞。読売新聞ミュージックマガジンユリイカ別冊、音楽現代、音楽の友などへ寄稿。現在、Buncademy にて譜面を徹底的に読み込んだ上で作曲家に話を伺う「作曲家に訊く」シリーズを継続中。松平頼暁近藤譲湯浅譲二の各氏にお話しを伺う。ツィンバロンを愛用した2人の作曲家:デュティユとクルターグを含む、現代作曲家10人の10作品について解説した原稿が、の音楽現代2016年7月号に掲載されている。

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