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片ボケの確認方法  SAL1680Zは再修理をしたけど…

SAL1680Zが帰ってきたが…

約10日ぶりに帰ってきたSonyのレンズ、SAL1680Zは調整での修理対応をしてもらい、
きちんと直ったかに思えた。


さっそく試写してみると、遠景がなぜかモヤモヤ。最近オートフォーカス
ピントをよく外すようになっていたので、マニュアルでピントを合わせても
解像度が低い気がする。


即、ソニーに電話して再度修理をお願いすることにした。
この修理を依頼するのって、案外面倒なもので、症状の出ている画像が
必要になる。


片ボケの確認方法は新聞のテレビ欄がよい

新聞のテレビ欄を開き、垂直方向の中心線に印をつけておく。
それをセロハンテープで壁に留める。
三脚を用意し、テレビ欄の中心に水平垂直になるようにカメラを設置する。


解像度の高いレンズであれば、文字がくっきりと解像し、新聞紙の質感まで
伝わってくる。
残念ながら、戻ってきた SAL1680Zは広角側がいまいちすっきり解像せず、
わずかだがにじみのようなものを感じる。
四隅は完全に流れてしまっており、文字が読めない。F8まで絞っても改善せず。
ここが一番流れた隅なので、他はもう少しよい。


ちなみに、下の画像は中央に比べて周辺が酷いとか、なぜか叩かれるSigma 50mm F1.4 EX DG HSMの
同じく四隅。

わずかににじみを感じるものの、流れはほぼ止まっている。

中央の解像度は物凄いし、ボケもきれい。絞り値F2.2〜3.2あたりだと解像度と
周辺のボケのバランスがよく、ポートレートに非常に合っている。
70300Gと同じく、誰にでもお勧めできるレンズだと思う。


修理依頼の際に用意する画像

テレ端、ワイド端のそれぞれ開放とF8の画像と、少し離れた場合の
画像を用意した。
それに合わせて撮影条件と、画像のコメント・修理をしてもらいたい箇所を書いた
メモを添えておいた。これを余っているSDカードに入れておく。
一度目で直らなかったレンズについては無償で直してくれるそう。


んー、でも過去の画像を見直したら、この程度が限界だったかもしれないと、
再修理依頼したのを少し後悔していた。


SONYから連絡が

修理を再依頼して、何日か過ぎた後、SONYから連絡が来た。
どうも自分が勘違いしていたらしく、1680Zは16mm端は少し流れるのが通常だそうで。


同条件で撮影したDT 30mm F2.8 Macro SAM(SAL30M28)は、全体的に解像度が低い。
1680Zは、さすがに1.5m以上離れた距離から撮影する、はじめてレンズのマクロより解像度が
高かった。


カールツァイスといえども1680Zは、評価も分かれ、品質が安定していないのではないか
(当たり玉とはずれ玉がある?)と言われるほど。
過剰な品質を期待しすぎて、SONYの方にご迷惑をかけて、すごく反省した。
SONYの対応は非常に丁寧で、素晴らしかった。
お金が溜まったら135mmSTFが欲しい。


1680Zについて

便利ズームとしては、解像度が高く、標準のレンズキットよりもコントラスト、ボケ、オートフォーカス
合焦速度がよい。
カールツァイスとして期待すると評価が低くなりがちだが、便利ズームとしては十分な性能。
耐逆光性が高く、印象的な風景を撮るのに向いている。
24mm〜35mmあたりが画質が安定していて、一番美味しい画角。
首からぶら下げていると、ズームが伸びてしまうのが玉に瑕(伸びない個体もある)。


全体的にまんべんなく5点満点中の3.5〜4点ぐらいの、標準よりもやや性能がよいね、ぐらいだから、
いいところも目立たないし、悪いところも許容範囲に収まるからこそ、
評価が割れやすいのかもしれない。
人にはお勧めしにくいが、個人的には非常に気に入っています。


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