蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)の違い SAL70300G&Lightroom4での比較
梅雨の季節はなかなか撮影に出かけられないのですが、ちょっとした晴れ間に
睡蓮とハスを撮影しました。
睡蓮は通常水面すれすれに花を咲かせ、高くても約50cmまでだそうです。
葉に三角形の切れ込みがあるのがポイントだそうで。
睡蓮を撮影した際に、CPLフィルターを使っていませんでした。
その画像が下。
70-300G 焦点距離300mm SS1/400 F/5.6 ISO100
晴れの日、逆光位置からの撮影で、葉と花が光を反射し過ぎて白っぽくなっています。
Lightroom4で白っぽさを修正したのが下の画像。
ある程度白飛び感は修正されましたが、葉と花のディティールは飛んでしまっており、
色バランス、輝度バランスがあまりよくありません。
一方ハスは水面よりもやや高い位置に花を咲かせ、葉に鋭い切れ込みはありません。
ハスをCPLフィルターで撮影した画像が以下。
70-300G 焦点距離90mm SS1/125 F/7.1 ISO200
曇りの日、斜光位置からの撮影で、ややアンダー気味でした。
Lightroom4で露光量を+1.06したもの
ディティールがきっちり残っています。
さらにLightroom4でレタッチしたもの。
元画像は輝度諧調が豊富に残っているので、簡単にレタッチができますし、
少しこってりとしたコントラスト高めの画像に仕上げることができました。
やりすぎ感があるぐらいのレタッチが、ディスプレイで鑑賞したときに
インパクトがあるので、今の流行となっています。
プリントアウトするなら、もう少しあっさり目のほうがきれいに仕上がります。
以上、撮影条件にかなりのハンデがありますが、やはりCPLフィルターを使用したほうが
レタッチもやりやすいし、きれいに仕上がります。
あと、やはり撮影は早朝もしくは曇りの日が、日差しが柔らかくきれいです。
ハスもスイレンも、午後には花が閉じてしまうので、きれいに開花している花を
撮りたければ、早朝に撮るしかないようです。
ちなみにスイレンは8時30分頃、ハスは14時頃の撮影です。
晴れの日は、8時半ではすでに日差しが強すぎるということですね。
またハスは14時ではすでに花が閉じてしまい、間に合っていないということになります。
早朝晴れる日を待っていたら、いつの間にかシーズンを過ぎてしまいそうなので、
どうにか晴れてほしいこの頃です。