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2012年11月25日

Argyll CMS & dispcalGUI導入編スタート dispcalGUIとは? ColorMunki Photoの測定器を使う

これから何回かに分けて、Argyll CMS & dispcalGUIのインストール方法と

使用方法を記事にします。


結論からいくと、dispcalGUIでのキャリブレーション結果は満足できるものでした。

ただ、必ずしもColorMunki Photoの付属ソフトが悪いわけでは

ないです。これは今後の記事で取り上げます。


Argyll CMS & dispcalGUIとは?

Argyll CMSはフリーのキャリブレーションソフトです。

コマンドライン(マウス操作なしのまっ黒画面)で使用します。

Argyll Color Management System Home Page

今回は使用しませんでしたが、dispcalGUIを動かすのに

必須になるソフトです。


dispcalGUIはArgyll CMSのモニター(ディスプレイ)キャリブレーション機能を

ColorMunki Photoの付属ソフトのように分かりやすく、GUI画面で操作できるように

するフリーソフトです。

DisplayCAL (formerly known as dispcalGUI)?Open Source Display Calibration and Characterization powered by Argyll CMS

f:id:JJs:20121125230512p:image

dispcalGUIでディスプレイをキャリブレーションするのは非常に簡単で、

ColorMunki Photoよりも測定するカラーの種類が多く、精度を高めることが

できます。

またターゲットにする色温度や輝度、ガンマ値を自由に設定でき、

測定結果をグラフで表示することができます。

以下まとめ。


dispcalGUIの利点

  • 操作が簡単。
  • ターゲットにする色温度や輝度、ガンマ値を自由に設定できる。
  • 輝度、RGBゲインをディスプレイ側で調整後にキャリブレーションが開始される。
  • ColorMunki Photoの付属ソフトのようにヤマ勘&測定の繰り返しでRGBゲインを

調整しなくてもいいので、通常は一回のキャリブレーションで完了する。

  • デュアル以上の複数ディスプレイに対応。
  • 動作が軽い。

  • ColorMunkiをはじめ、様々な測定器に対応(i1 Display Pro、ColorMunki Display、 i1 Pro、Spyder 4 など)
  • LinuxMac OS Xに対応。 Windows7 64bit、Windows8 pro 64bitでも動作可能。(Windows8 64bitは近日中に動作確認します)
  • ColorMunki Photoの付属ソフト、ドライバと共存可能。動作確認しましたので、

近日中に記事にする予定です。

⇒Windwows7 64bitで動作確認。 Windows8 pro 64bitでは共存不可。

  • 現在も2か月に1,2回の頻度でバージョンアップされている。

dispcalGUIの欠点

  • 日本語化に未対応。
  • インストールが少しだけ面倒。(どちらかというとArgyll CMSが面倒なだけで、

dispcalGUIは普通のソフト並みに簡単にスンストールできる)

  • 液晶テレビをキャリブレーションするのには向かない。
  • キャリブレーションに時間がかかる。10分〜20分ちょっとまで。キャリブレーションの精度を選択できるので、

簡易にすれば、もっと早いかも。


dispcalGUIの傾向

ColorMunki Photoのキャリブレーション結果よりも暗部が沈む。

ColorMunki Photoと比べ、グレースケールを見た場合の色被りが少ない。



その他

dispcalGUIとColorMunki PhotoのプロファイルはCalibration Testerでガンマカーブを見ることができます。

両ソフトとも共存して使用できるので、気に入ったほうのプロファイルを適用して使うことができます。


続く。



11月29日追記

古いバージョン(1.40未満)のArgyll CMSにセキュリティホールがあるようです。

JVNDB-2012-002844 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース

現行の1.4.0はセキュリティホールを埋めたものとなります。

daitoshidaitoshi 2014/03/21 14:52 非常に有用な記事を公開していただきありがとうございました。おかげさまでEIZOのEX2キャリブレーターで、ノートPCのキャリブレーションができそうです(^^)/

JJsJJs 2014/04/01 18:56 daitoshiさん、こんばんは。返信が遅くなりすみません。
EX2でも使用できるのでしょうか。ノートPCでもキャリブレーションすると、ずいぶんと色が
変わるので、いいですね。
私も先日dispcalGUIの最新版でキャリブレーションしました。やはり最新版のほうが安定して
キャリブレーションできましたよ。

JJ 2015/12/26 15:39 はじめまして
dispcalGUIの欠点に液晶テレビのキャリブレーションには不向きとありますが、どういう理由でしょうか?
もしよろしければご教授ください

JJsJJs 2015/12/31 16:27 Jさん、初めまして。この記事を書いたのが3年以上前で、当時液晶テレビもキャリブレーションした
のですが、あまりよい結果が出なかったのと、調整値を素人でも簡単に合わせられなかったのが
理由だったと思います。現在Argyll CMSもdispcalGUIもバージョンアップしており、テレビにも適した
キャリブレーションもやりやすくなっているようです。

Windows10とそれぞれ最新のバージョンでキャリブレーションしてみて、ちゃんと使えていますので、
3年前と状況が変わっていることと合わせてdipcalGUI関係の記事は書き直しが必要だと思っていますが、なかなか時間が取れず更新できていません。

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