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浮世記  JNSK OFFICIAL DIARY SECOND

2017-04-27 ワークショップについて(1)

この前、デスロックの元メンバーの橋本清に、昔多田さんのブログにワークショップの具体的なプログラムが書いてあって参考になった、と言われたんだけど、全く記憶になく、でもそりゃ書いてあったら参考になるだろうねということで、キラリふじみのACT-Fの活動や、今年度から始まった高松ワークショップLab.で久々にワークショップ開発もしているので、あくまで演劇のアーティストであることと、公共劇場の芸術監督や自治体でのアートディレクターなどの経験を踏まえた視点からになりますが、ワークショップについてのエントリーをいくつか書いてみようと思います。


【ワークショップってなんだろう】

ワークショップは、もはや一般的に認知されている、としますが、ただワークショップ観はかなり多様です。


基本的には、


「ワークショップ=体験型講座」


で良いと思いますが、体験型の講座ならサッカー教室やお料理教室もワークショップなのかと、

まぁその辺り微妙なところではありますが、そもそもサッカーを体験しないで学ぶなんてことはないでしょうから、



「ワークショップ=体験により参加者の自発的な発見、成長を促す手法、またはその手法を使った講座。」


くらいにしておくと良いのかもしれません。


体験は、人それぞれですから、強制的に発見、成長を促してはいけません。目指すくらいで良いでしょう。

教育的=達成を目指すものも除外していいと思います。

その辺りが学校やカルチャースクールと違うところです。




大まかにワークショップの種別を分けるとしたら。

・アート系  
  音楽、演劇、美術、ダンスなどの芸術体験による様々な効果を目指すもの。

・技術系   
  裁縫、料理など、体験によって技術獲得を目指すもの。

・社会・教育系   
  企業、教育現場、地域コミュニティの現場でフィールドワークや意見収集、合意形成などを目指すもの。

・系連携系 
  演劇による介護のワークショップ、写真によるまちづくりワークショップなど、特にアート系の特徴を社会活動に還元
  していく場合が多い。


といったところでしょうか。

今後さらに必要とされていくのは最後の系連携WSでしょう。

特にアートを用いたワークショップは、その是非も問われていますが、個人的にはアリだと思っています。

系連携はWSの進化系とも考えられますが、WSの原型とも考えられます。

まぁその辺りは学問の人にお任せしたいと思います。



あとは公募型なのか訪問型なのかでも大分変わりますね。 

これは目的、対象によって変わります。両方の要素がある場合もあるでしょう。


・公募型 参加者の参加理由がある程度明確。
・訪問型 学校の授業、企業、地域など参加者の参加理由が多様。


訪問型はアウトリーチと言われることも多いですが、
例えば劇場のアウトリーチ活動で公募型ワークショップを行うということもあるので、とりあえず訪問型としておきます。



ワークショップを考える際に基本となる要素は、


・目的  能力育成、まちづくり、健康増進 など

・対象  年齢、地域、経験、特定、非特定、公募、非公募 など

・手法  芸術、技術 など


この3要素がほぼ全てです。この3つだけ聞いて面白そうなら、それは良いワークショップなのだと思います。


こういうことですね。
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そしてこういうことですね。
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人的構造としては

・主催者 

・対象者 

・実践者 



そしてワークショップの実践は

・プログラム

ファシリテーション


で、できています。




【良いワークショップとは/公共劇場が主催者の場合】

例として公立劇場が主催する高校演劇部員を対象としたワークショップを二つあげます。


ワークショップA
・対象 高校の演劇部

・目的 部員の演技力向上

・手法 演劇/発声練習、テキストを使った具体的な演技指導


ワークショップB
・対象 高校の演劇部

・目的 自己の相対化、他者への想像力を育む。

・手法 演劇/自分自身、友達を演じてみる。


どっちが良いワークショップか。この二択は色々な要素を含んでいます。

結論から言うと、どちらかといえばBの方が良いワークショップです。

演劇部の顧問にとっては、もしかしたら生徒にとっても、Aの方が良いワークショップという場合もあるでしょう。

劇場としても、演劇部が上手くなって生徒も学校も喜ぶ、演劇に携わる人が喜ぶAの方が一見良さそうですが、

ここで目的に注目してみると、AとBでは目的が違います。


A 演技力向上

B 自己の相対化、他者への想像力を育む


さて、公立文化施設が設定する目的としてふさわしいのはどちらでしょうか。



高校演劇の全国大会に生徒を送り出すことが町の誇りでそれで町の経済も成り立っている、

ということであれば、Aの目的でも良いかもしれません。



一応プロの演出家として言わせてもらえば、

実はBのプログラムの方が演技が上手くなる可能性は高いです。

生徒同士の発見にもつながりますから今後の部活動にも役に立つでしょう。

高校演劇における演技が上手くなるかは別ですが。。。

少なくとも、演技が上手い子にも、下手な子にも、

卒業後演劇を続ける子にも、演劇をもうやらない子にとっても、良い体験になるとは思います。




まぁ自分がアーティストとして演技指導に全く興味がないというのはありますが。

演劇を体験することで人生を生きやすくするためのことだったらいくらでも協力します。




公共劇場や自治体などで芸術を用いたワークショップを考えるときに、なぜかワークショップAに陥りがちです。

最も公な立場から、その真逆に行こうとしてしまうのはなぜでしょうか。

それこそ芸術は趣好者のものであるという偏見だと思います。

芸術は人類共有の財産です。公の立場で芸術を扱う人には特に気をつけて欲しいです。




ただこれは主催者が公の立場という前提です。

主催者が企業であればその企業にとって最大の利益があれば良いでしょう。

個人的にはそれがその企業のためだけにならない方がより良いとは思いますが。

言ってしまえば、世界平和につながると思えるかどうかだと思います。

それはワークショップに限らずですが。



あとは趣好者たちによりマニアックな現場を提供するということもありでしょう。

誰が何のためにやるのかは様々な組み合わせが成り立つということが前提ですが、

間違った組み合わせもあるということです。



良いワークショップならば対象も広い方がいいですね。

特に芸術はパブリックなものです。演劇部だけに体験してもらうのは勿体無いので対象を広げてみます。


・対象 高校生

・目的 自己の相対化、他者への想像力を体験し、コミュニケーション能力を育む。

・手法 演劇の手法で普段の自分、友達を演じてみる。


としてみましょう。


対象が高校演劇部から一般の高校生になると、プログラム内容もかなり変えなくてはいけません。

クラスには演劇どころか学校にいるのも嫌だという子も混ざっているわけですから。



では次回は具体的にプログラムはどうしたらいいのかを考えてみます。

2017-04-16

再開

久々にBlogを再開しようかなと思います。
2年ぶりですね。
またどこかで尻切れになるとは思いますが、とりあえずしばらく暇なので。

暇というと、あのメールの返信もっと早くしてほしいんですけど、とかいうのは、それはホントすいません。
ぼんやりしてるとぼんやり過ごしてしまうので、まぁそれも良いんだけども、多少言語化しながら過ごそうかなという感じです。


4月から子供を保育園に預け始めたので、ようやく家でパソコンが開けるようになりました。
今までは息子が起きている朝6時半から21時くらいまでは家で仕事できなかったのにくらべると格段の変化。

基本的には酒を飲んだらメールの返信含め一切仕事しないようにしているので、まぁ飲み始めるのが3時過ぎとかになるわけですが、家で一人でも2時間くらいは飲むので、5時に寝ると6時半に息子に起こされ、いつ寝ていつ仕事していつ飲めば良いのか全くわからないストレスを抱えたまま2年ぐらい過ごしていたので、マジで天国です。

保育園に預けてからお迎えに行くまでの時間をいかに充実させるかという生活、お陰様で毎日午前中は映画見てます。
それも仕事です!多分!

といった感じの、このご時世保育園に子供預けられてる身分なんだからちゃんと働いていることにしないと、みたいなプレッシャーもクソだよなぁ。
保育園預けてますが、フリーランスなんで、自由に時間使わせてもらってます。
ただし、24時間365日仕事してます。寝るのも仕事です(笑)。


しかしこれまで仕事で外に出ても家で妻に育児を一人でやらせているという状況で、まぁ買い物行ったり映画見たりなんて、してはいましたが、なかなかハードルの高いことで、お互いに育児をしていないという時間が夫婦にもたらす自由さは、精神的にも物理的にも想像以上でした。本当に保育園預けて良かった。

育児というものも、やってみると、自分の時間ゼロってなかなか厳しいもんですね。トイレ行くのすらままならないわけですから。
昔の日本は家族や近所づきあいがあって世話してくれる人がいたからどうこうみたいなこと言っても仕方ないですが、社会も変わったわけですから、システムとして、保育所にしても、共働き前提ではなく、育児支援としてもっと制度化した方が良いんじゃないかとは思います。

産めば国が育ててくれる、くらい振り切らないとそうそう子供なんて作らなくなるだろうし。今はまだ、なんだかんだやっぱり子供欲しいと思う夫婦もいるけども、それはやっぱり上の世代の今ほど過酷ではない子育てを見てきているのもあるだろうし、今の、子育ては大変、大変だと知ってて産むのは自己責任、とかいう滅茶苦茶な意見がまかり通る時代、若者は楽して失敗しない人生を目指しているわけだし、子供産むなんて、大変で失敗の可能性だらけの道を選ぶんだろうか。


まぁ育児関係のことは、今まで考えなかったことだらけでなかなか面白いです。


基本的には子供用にとAppleTVを導入。
これがかなりのヒット。
まぁこれだけApple製品に囲まれてるわけだから、全てのAppleガジェットの画面がTVに出せるというのはなかなか快適。
いろいろ比較してdTVも入って、Amazonプライムの動画と合わせるとかなりの数の映画が無料で見られる。


最近見た映画は、

「ララランド」
カンボジアに行く飛行機で。Wアレンの「カフェ・ソサイエティ」と設定など被ってて、それに比べるとちょっと厳しかった。相手が悪すぎた。「カフェ・ソサイエティ」は昨年末のインドネシアに行く飛行機で見たんだけど、日本でまだ公開してないのね。なんか「ララランド」みたい、とか言われそうで怖いな。こっちが正解です、「ララランド」に満足できなかった方、ぜひ「カフェ・ソサイエティ」を見てください。心の機微の解像度100倍くらい違います。


「セッション」
カンボジアに行く飛行機で。妻と一緒にdTVで二度目。ララランドと同じ監督とは思えないほど良かった。菊地×町田論争も読んだけども、極上のJAZZが聞きたいわけではないので、全然楽しめた。いろいろ身につまされるね、と妻と話す。


「ムーンライト」
近所の映画館で。面白かった。白すぎるアカデミー賞問題は、映画自体もだけども、やはり当事者意識からは遠いところにいるなぁと感じながら見た。こういうものが、今までなかったということ、ということか。


「シークレットサンシャイン」
前に途中まで見ていたのをdTVで。イ・チャンドンにハズレ無し。よ!イ・チャンドン!韓国はクリスチャン多いので、その辺りどうだったんだろうか。主役のチョン・ヨドン良かったなぁ。さすがカンヌの主演女優賞。これで獲るって良いなぁ。


「プレシャス」
ムーンライトの流れでdTVで。重い、けど明るいんだよな黒人、踊ると、歌うと。しかしまぁ重い。あと子供が出てくるともうダメです。泣いちゃう。子供、可愛かったなぁ。それでもこの映画でかなり重要。誰だこの女優、絶対知ってる、と思って調べたら、マライア・キャリーだった(笑)。ムーンライトに続き、ハーレムで育つ、ということに対しての距離感、難しい。貧しい、だけではないことは間違いない。母親がやばい、というもはやあるあるだが、そこの描き方もよかった、というか、母、そして娘、それは女性、ということか。


「JSA」
見てないなら今見とけの一本、dTVで。いやー俳優陣豪華、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、ソン・ガンホ。イ・ビョンホン良かったなー。韓国とはそれなりに関係がありますが、この南北の感じ、統一とか、そのあたりの皮膚感覚は日本人にはまったく掴めないことの一つ。JSAにも一応行ったことはあって、肉眼で北朝鮮を見て、向こうの人間も望遠鏡で見て、改めて戦争中なんだという事は感じた。あと、日本人とか一部の外国人は行けるけど、韓国人は行けなかったりもする。在日韓国人は事前に申請があれば行けるようだ。今はなんだか北朝鮮は頭のおかしい国みたいなことになってるけども、少なくとも日本人ならなぜ朝鮮半島が南北で別の国になっていて、今の日本に朝鮮籍、韓国籍の人がこれだけいるかは知っていなくてはいけないと思っている。まぁこの映画見てもそれは全くわからないけど。あと一生懸命聞きながら見たけども、朝鮮語と韓国語、ソン・ガンホの言葉はどれくらい朝鮮語っぽかったのだろうか、難しいなぁ。最も信頼が置ける日韓の通訳、翻訳、ドラマターグのイ・ホンイですら、日本語の方言は聞き分けられないそうだから、まぁネイティヴじゃないと無理か。外国語の方言を聞き分けるのってほんと難しい。これ17年前の映画か。まぁそうか。


「川の底からこんにちは」
なぜ見てなかったの一本。dTVで。ありがたい。超面白かった。満島ひかりいいなぁ。個人的には、岩松さん、志賀さん、猪俣さんって、という楽しみ方も。まぁさすがの名優たちです。黒人とか、ハーレムとか、圧倒的な重さではない、私たちの抱える私たちの問題。どうせ中の下の人生。でもそれを自覚している人って、おそらくものすごく前向きなんだと思う。むしろ頑張れてるんじゃないかな。自覚していない、したくない、しない、できないとかもあるよなぁ。もうちょっと曖昧な言葉で言って欲しかった気もする。まぁでも階層を意識していること自体がいろいろ含んでて良かったとも思う。しかしまぁ満島ひかりよかったなぁ。


「バードマン」
セッションの菊池×町山論争からの流れで、レンタル。面白かった。日本人のネット評だと、映画ファン向けとか、ハリウッドのこと知らないととか、クソみたいな意見が多かったけど、そういう意見はクソ。パロディは元ネタ知ってないと面白くないとか、そういうクソ意見をクソだと言っているのがこの映画。かなりの特徴である前編長回し調の取り方について、基本的に、映像の長回しってあまり好きじゃないんだよな。特に、演劇的、みたいなことを言われると、ちょっと大丈夫?とは思う。演劇と映画の一番の違いは、フォーカシングです。映画の長回しは、フォーカシングの最たるもので、見る場所をこんなに限定するものはない。演劇の対極にあるもの。カットがかからないだけで演劇的とか、このキムチはお皿に乗っていることで非常にチョコレートケーキ的な要素を得ている、みたいなこと。なので慣れるまでは視点を限定されすぎてけっこう疲れた。作品も演劇を扱っているのであれですが、でも実際ブロードウェイってこんな感じなんだろうか。本番途中で別れた妻が楽屋にやってきて、観客の反応は良いわ、とか言いに来るんだろうか、呑気だな。批評家の対決とかそのオチとか、職業的には爆笑。映画も演劇もdisってて良かった。しかし、ネットの感想で、途中の派手なハリウッドの手法と観客をdisってるシーンを、やっぱりこういうシーンが映画って感じでいいよね、結局そういう映画の方が素晴らしいって言ってるんだよね、みたいなのがあって、いろいろ考えた。今の日本の政治が誰にどう映って誰がどう思ってるかについて。



あと、「顔ニモマケズ」という本を読んだ。
朝日新聞でも紹介されてて今話題の本、という感じなのかな。
とても良かった。顔に障害、症状がある方達のインタビュー。
本当に、当たり前の、ことが語られている。
しかし、今の私たち日本人にはとても必要なことだと思う。

以前は、特別支援学校に自分の子供を入れたがらない親が多かったそうだが、今は、入れたがる親が多いそうだ。
普通学校に通わせていじめや差別にあうくらいなら、ということだと思う。
親は全く悪くない、悪いのは社会だ。原因はたくさんある。
でも教育の問題だ。学校だけではない、親の教育だと思う。

どんどん許容できない社会になっているのは間違いない。
その結果、他者と触れること、他者を知る機会はどんどん失われて行く。
自分と違う人とはコミュニケーションが取れなくなる。
自分と他人は違う、その当たり前が狂っていっている。

脱線するが、子供同士が遊ぶ場所に行くと、自分のおもちゃを取られた子供は、まずその相手の親を見る。
相手の親が注意してくれると思っている。
子供同士ではコミュニケーションを取らない。
実際、親が出てきて、「ごめんねー、ほらお友達が使ってるんだから返してあげて」とか言っている。
これは教育でもなんでもない。

子供にとってはそれが社会勉強、子供同士で解決させるべきだ。
子供同士で解決できなければ、親が出てくればいい。
練習試合で一発もパンチ出す前にタオル投げてどうする。

それで子供が身につける社会性は、「親がなんとかしてくれる」「誰かがタオルを投げてくれる」だ。
大学でも教えているけども、それは、大学生になっても変わらない。
だって生まれた時からずっとそうやってきたわけだから。
はっきり言って、親が悪い。
大学受験に親が付いて来るのが当たり前らしいけど、子育て失敗しましたというアピールなんだろうか。

とりあえず「ムーンライト」と「プレシャス」見とけ。母親は薬物に溺れてりゃいいんだ(嘘)。

「顔ニモマケズ」では、彼らの親が総じて素晴らしい。
親にも読んでほしいし、インタビューなので非常に読みやすく、中学生にも読んでほしい。
当たり前に、全ての人間が同じように生きていて、全ての人間が同じように違うということを知ってほしい。
みんな同じでみんな違うんだ。
いやでも本当に、「ムーンライト」「プレシャス」「顔ニモマケズ」は繋がってると思う。


子供が失敗した時に慰められる家族でありたいもんですね。



楽しくソジュ一本開けながらとっちらかって書いちゃった。
Blogの文体ってなかなか難しいんだよなぁ。

また適当に更新します。

2015-05-23

4/26~29 初めてのシンガポール

今は福井で絶賛稽古中。

だいぶ記憶も定かでなくなってきたけど日記の続き。
この後のアンサンのこととか書けるだろうか、、、


4/26日
仁川空港からシンガポールへ。
現地時間22時過ぎにシンガポール到着。

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国内へのタバコの持ち込み、なんか全然大丈夫そうだったな。
一本から税金がかかると聞いて泣く泣く捨ててきたんだけども。

そして、なんとシンガポールは22時半以降コンビニでもお酒が買えない。
ホテルに着いたのは余裕で23時過ぎ。
ホテルのバーも閉まってて、となりのホテルや近所を歩き回るもバーらしきところも全てクローズ。

最後の手段が、ルームサービス、、、

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高い、、、けど、、、飲みたい、、、

この日のビールには1500円の価値が有る、はず、ということで。

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美味かった。

部屋は超快適です。

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4/27月
今回シンガポールに来たのは、来年2月にクリエーションする『RE/PLAY DANCE EDIT.』の現地オーディション。
シンガポールのダンサーたちと作ります。

劇場は72−13という、オンケンセンさんの劇場。
まずは劇場下見。
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もともと米の倉庫?みたいなとこだったらしい。

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広い!天井も高い!
オーディションも公演もここでやります。

劇場の人たちと打ち合わせして、夕飯へ。
ザ・スコールに見舞われる、まぁこれが日常か。
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インド料理、美味い。
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今回はきたまりと映像の藤井さんも一緒に来ています。


夕方から早速一組目のオーディション。

まずは「踊らない」という縛りでポーズと繰り返しの動きと倒れる動きをやってもらう。
横浜でのオーディションとほぼ内容は一緒だけども、「踊らない」はなかなか難しい。

ある程度理解してうごけるようになってから、恒例のオブラディオブラダ10回。
1回目に即興で動いたものを、2回目はできるだけ反復し、覚えていなことは更新していく。
3回目はさらにそれを反復し、覚えてないことは更新、4回目はさらにそれを反復し、、、を10回繰り返す。


前半7回目までは「踊らない」後半8〜10回目でそれまでに反復してきた動きを「踊り」にしていく。


これは本当何回見ても面白い。
まぁ、惜しい!そう踊っちゃうか!とか、あー手数足りないか!とかもあるけど。

あとはPerfumeの「Spending all my time」で振付を作ってもらう。

終わってきたまり達と色々話す。意外と西洋だったねとか。
まだシンガポールのダンス事情までは見えてこない。


おやつに食べたカップヌードルがすげー美味かった。
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4/28火
近所のショッピングモールへ行ってみる。
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まぁショッピングモールは世界中同じだなぁ。



息子にダンゴムシの服を購入。
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しかしシンガポールの物価は高い、、、ラーメン1500円。
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フードコートでトムヤムクン、500円。
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夕方からオーディション二組目。順調。
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気になった人でスケジュールの会う人には明日の昼にもう一度来てもらうことに。
まぁ明日の夜の組もまだあるんだけどね。



4/29水
昼間に気になった人で二次オーディション。
何曲か振付を作ってもらう。


夜、3回目の一次オーディション。


当初の予定ではオーディションは2回だったんだけど、この日なら来れる、とか
遅れて応募してきた人がいたので急遽3回目も開催したんだけども、
ついにきた、シンガポールという組でした。


今までやっぱり中国系の人が多くて、まぁ人口割合的に当然なんだけども、
ついにマレー系、インド系登場。バリエーション広がるなぁ。


終わって選考会議。意外とすんなり決まる。まぁそういうもんだよな。
しかし、実際クリエーションに来るのは2月、みんな髪型とか変わってるんだろうなぁ。


お疲れ様でした。
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2015-05-10

4/22〜25 15回目のソウル後半

4/22水
午前中、ソウル演劇センターでワークショップ二日目。
非言語コミュニケーションのエチュード。ロミジュリの台本までは行けず。
場を見たり受けることより出力ばかりになってしまうので何回かやり直す。
この辺が韓国らしいところでもあるかな。出力すごい。


夕方の時間まで少し時間があるのでホンデで買い物。
そんなに時間もないのでとりあえずAランド、ここが一番楽。
いい感じのTシャツがあったので色違いで購入。パンツも購入。
妻にワンピースと首に巻くものも購入。
女性の服はなかなか買うの難しい、サイズとか。どうしてもワンピースとかになっちゃう。
一応授乳を考えて前が開くものを選ぶ。


夕方からスタッフ顔合わせ。といっても俺は既に全員知ってるので、主に日本からの制作陣と韓国側スタッフの顔合わせ。
久々に石焼ビビンパ。


その後、サヌリム劇場で「ゴドーを待ちながら」観劇。

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俳優も演出も素晴らしかった。
キャスティング候補になっていたパク・サンジョンさんを見るのが目的だったんだけども、
ウラジミール役のチョン・ドンファンさんも素晴らしかった。

しかしこの公演、各役3人くらいずつキャスティングされてて、それを組み合わせ変えて毎日上演しているそうです。
多分この日はかなりいい組み合わせを見られたんじゃないかな。

終演後、パク・サンジョンさんと飲む、年配なのに気さくで性格も良い方だった。明るい。こういう人がチームにいると良いだろうなぁ。同じ店で飲んでいたチョン・ドンファンさんとも少し話す。ドンファンさん、「冬のソナタ」にも出ていてとても有名な方でした。




4/23木
午前中、ソウル演劇センターでワークショップ。
今日からソン・ギウンさんのパート。
ギウンさんらしい進め方。
感情によって呼吸の仕方が違うというワークが興味深かった。

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後半、昨日できなかったロミオとジュリエットのワークをやる。
ジュリエットの長台詞をグループで創作。
重なったり、追いかけまわしたり、筋トレしたり、この辺も恒例かな。
本当はソロで作ってもらったほうが良いんだけどね。
まぁ時間内で何をどこまでやるかなので、グループでもやらないよりやっったほうが良い。


午後からいよいよ『颱風奇譚』台本会議。
今回の日韓合作は、シェイクスピアの「テンペスト」を下敷きに、
『カルメギ』と同じくソン・ギウンさんが翻案・脚本、俺が演出です。
製作はキラリふじみ、南山芸術センター、安山芸術の殿堂の三館。

名ばかりの共同製作ではなく、日韓の劇場の人たちも一緒に台本会議からやります。

個人的には、内容はギウンさんと、ドラマトゥルクのマ・ジョンファさんにだいぶお任せではあるんだけども、
なぜ、今私たちがこの作品を日韓で作るのか、という話ができたのがよかった。
楽しみですな。

台本会議は6時間。

プロデューサーのコ・ジュヨンさん、演出助手のセロンとビール飲んで帰宅。
キャスティングの話など。

相変わらず、日本のお酒はアホみたいに高い。

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4/24金
午前中、ソウル演劇センターでワークショップ。
今日で最終日。引き続きギウンさんのワークショップ。
終わってからみんなでランチ。何人かでお茶。
俳優達からいろんな話が聞けてよかった。ソウルにもまだまだ意識の高い俳優さんは沢山いるな。


夕方、テハンノでキャスティング候補の方に会う。この方もよかった。良い俳優さん多いなぁ。まぁ日本も多いですけど。
何しろ「テンペスト」なのでプロスペローを決めなくてはいけないのです。韓国人俳優で。
プロスペローが韓国人ってことは?島に流れ着いてくるのが?みたいな、なんて面白そうな設定でしょう!


その後、テハンノでキャスティング候補に挙がっている東南アジア系の俳優が出ている作品を観劇。
が、これは面白くなかった。今の光化門でのデモと日帝時代の独立運動を結びつけたタイムスリップ物なんだけども、
まぁ昔と今の若者の姿のギャップとかその辺りのことなんだけども、その二つを結びつけるのはどうかな、という話を終演後ジュヨンさんともする。今のデモも、独立運動も、やるならどちらももっとちゃんと掘ったほうが良い。
演出も、いろいろ寄せ集めっぽい感じで、良くなかった。ソウルの演劇はもっと面白いはず。

ただ、最高にベタな日本人役が出てきて、それを日本人制作側に見てもらえたのはよかったんじゃないかな。
何かにつけて、バカヤロー!と叫び、鉄拳制裁、みたいな。これが日帝時代を描いた作品の日本人役のスタンダード。


終演後、日本人制作側が最後の夜なので美味しい物食べようということで、竹筒サムギョプサル「大統領」へ。
まぁテハンノで美味しい肉と言ったらここでしょう。

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4/25土
昼間、ゴドーに出ていた、チョン・ドンファンさんが『颱風奇譚』の話を聞いてくれるというのでサヌリム劇場まで会いに行く。
最初に着いてしまい、5分ほどドンファンさんと二人、頑張って韓国語で話す。
やっぱり年配の方相手だと敬語がうまく使えてるかが気になる。改まりすぎても何だろうし、難しいなぁ。
まぁ外国人だから大目には見てもらえるんだけども。


夕方からカルメギメンバーと今日もサムギョプサル。
今日から語学留学でソウルに来たばかりの元動物電気の伊藤美穂さんも合流。
美穂さん韓国語すげーできる。すげー。


とりあえず『颱風奇譚』の打ち合わせでのソウル滞在は一旦終了。
本番は10月にソウルと安山、11月に東京、12月に富士見の予定です。
キラリふじみ レパートリー新作  日韓共同制作『颱風奇譚 ???? (たいふうきたん)』 | 年間プログラム 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ

明日からシンガポール。

2015-04-21

4/20、21 15回目の韓国

4/20月

午前中、息子の予防接種へ。

行ったんだけど、県外での予防接種には諸々の手続きが必要だったらしく、埼玉に帰るまでお預け。

埼玉の病院で県外の予防接種について聞いた時は、どこでもできますよ的な返答で、笠岡の病院に聞いた時も、はい、できますよ、的な返答だったのに、本当こういうことあるんだよな。

基本的には、子育てのことって誰も教えてくれないんだよな。というか自分たちで調べておいて当たり前でしょってことになるんだろうね。

何調べておけばいいのか知らねーっつーの。知らねーから聞いてるっつーの。



息子との別れを惜しんで、関西空港へ向かう。

よくよく考えたら、笠岡からなら北九州か岡山空港からもソウル行けたんだよな。

新大阪駅から関西空港までの遠さったらないね。1時間半くらいかかった。



2008年から数えて、15回目の韓国へ飛ぶ。

いつもの大学路のゲストハウスにチェックイン。

ゲストハウス前になんか日本人っぽい集団いるなと思ったら、京都でも宿が一緒だったスズキ拓郎さんたちのチーム。

京都の後、広島で公演してソウルに来たそうだ。すごい偶然。

とりあえず、宿の近所で大人数入れて日本人が喜びそうな焼肉屋を教える。無事行けたんだろうか。

この辺りに関しては実際韓国人よりも多分詳しい。少なくともこのゲストハウスにも6年続けて泊まってるし。

定番のテンジャンイェスルも教える。ここは行かないと。まぁ他にも沢山あるんだけども。



荷物を置いて、ギウンさんと明洞へ。

時間がないので夕飯はキンパブ。このキンパブ結構有名らしいです。巻いてない

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こんな店でも韓国のキムチはやっぱ美味いなぁ。



で、明洞劇場へ。「リア王」を二幕から観る。

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今回は秋の日韓合作の製作会議とキャスティング会議がまず一つの目的。他にもあるんだけど。

「リア王」のリア王も候補の一人。ずっと一緒にやってるユンジェも出ていた。

作品は、今時珍しいくらいのザ・韓国演劇、ザ・新劇な感じ。美術は凝ってた、床が浮いたり、一幕では雨も降ったらしい。

俳優さんも良かったけども、これができるのは見なくてもわかってるんだよなぁ。

久々にリア王見た。デスロックでやったのが懐かしい。



楽屋に挨拶に行ったら、リア王の人はめちゃくちゃキッチュな格好してて格好良かった。

ユンジェの労をねぎらって、テハンノへ戻る。

初日から、恒例の独りでスンデクッパとビール。

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テハンノ生活の基本です。





4/21火

朝10時からワークショップ。

こちらは秋の作品とは全く関係なく、ソウル演劇センターの依頼。

4日間のワークショップで、前半二日を俺、後半二日をギウンさんが担当する。

二人で相談して、コミュニケーションと身体とセリフの分断と統合みたいなテーマで。

参加者は演技経験10年未満という枠、30代が多いのかな。

韓国の俳優は演劇科を大学院まで出るし、男子は兵役もあるのでデビューは遅いんです。



ソウル演劇センターは、一般的にはプレイガイド的な機能がある場所。会議室や稽古場もあるし色々活動もしてるけど。

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今日は演劇でも見にテハンノでも行く?っていう人が、ここに来て、今日はどんな演劇やってるかなーっつって来る場所。

まぁ東京でいうところの映画でも見に新宿でも行く?みたいなノリですね。だって劇場100個とかあるからね。

というと、韓国の演劇すげーってなるけども、まぁそこから先の話もたくさんありますが、それはまた別の機会に。



ワークショップの内容は、まぁいつもの再現のワークショップ。

もう100回はやってるんじゃないかな。目をつぶっても多分できる。嘘だけど。

まぁ毎回楽しいけど。今日は結構丁寧に進めて、再現のバリエーションまで。

13時半終了。



その後、15時過ぎまでインタビュー。今回のワークショップの話と、秋の新作についても聞かれて話す。

韓日の歴史の話や終戦70周年の話、東日本大震災、セウォル号事故の話も聞かれたので、話す。

日本では誰も聞いてくれないからね。



インタビュー後、やっと昼ごはん。韓定食。お腹に優しいトゥクプル。

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夕方からコ・ジュヨンさんと待ち合わせして5月のアンサンでのプロジェクトの打ち合わせ。

こちらは昨年12月に文化交流使として来た時のプロジェクトの続編。

まぁ文化庁からは続編に関しては何の援助もないけど(笑)、どころかいまだに12月のギャラも費用も支払われてなくて、軽く国際問題になってるけど(笑えない)。何ヶ月経ってるんだろうねぇ、どうなってるんだろうねぇ。

5月にコ・ジュヨンさんが制作しているプロジェクト、「アンサン巡礼道」に参加します。総合演出は12月に一緒にセウォル号関連のいろんなところに行ったユン・ハンソルさん。

アンサン(安山)はセウォル号に乗っていた高校生たちの町です。

ハンソルさんの劇団GreenPigの他にもアーティストが参加します。今日は演出家・振付家のミンジョンさんとメンバーのヒュナさん、詩人のシン・ボソンさんにも会う。

聞いたらよく俺の作品に出てもらってるテッキもミンジョンさんの作品に出るらしく、テッキも合流。

ハンソルさんが仕事で抜けて、とりあえずサムギョプサル、テンジャンイェスルの隣奥の店へ。

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おばちゃんが超激しくて面白かった、しゃべり続ける、喋ってない時は歌い続ける。

肉の写真撮ってたら、写真撮ってる場合じゃないからにーちゃん、早く肉ひっくり返さないと、何してんだ、みたいな。

4.16のデモにはさすがにみんな行ってたみたいで。報道と実情の違いが案の定すぎて。。。日本では暴力デモと化したため警察が実力行使したみたいな話になっちゃってるもんなぁ、、、



本当、5年前くらいまでは日韓共にこんなに暗い話にはならなかったのに、、、なんでこんなことになっちゃったんだろうか。

政府が国内で下手打って、人気取りのために日本(韓国)を批判して、それが日本(韓国)に報道されて、関係ない国民が仲悪くなるという、このパターンも何とかして欲しいわ、マジで。

韓国で歴史や領土の話を政治家がしても、基本日本に対しては言ってない。日本人が勝手にそれを勘違いしてるだけだ。

橋下が慰安婦の話を韓国に向けて言ってないのと同じ。それくらいは現代東アジアの一般教養として知っておいて欲しい。



店を変えて、仕事から戻ったハンソルさんに作品のことを色々聞く。

近代化の代償、隠蔽体質、国家システム、被害者、告白、などのキーワードを拾う。

観客100人が町を4時間かけてツアーする作品です。

とりあえず、日本から持ってきたブツは役に立ちそうだ。まぁ、防護服です。