Hatena::ブログ(Diary)

浮世記  JNSK OFFICIAL DIARY SECOND

2017-04-16

再開

久々にBlogを再開しようかなと思います。
2年ぶりですね。
またどこかで尻切れになるとは思いますが、とりあえずしばらく暇なので。

暇というと、あのメールの返信もっと早くしてほしいんですけど、とかいうのは、それはホントすいません。
ぼんやりしてるとぼんやり過ごしてしまうので、まぁそれも良いんだけども、多少言語化しながら過ごそうかなという感じです。


4月から子供を保育園に預け始めたので、ようやく家でパソコンが開けるようになりました。
今までは息子が起きている朝6時半から21時くらいまでは家で仕事できなかったのにくらべると格段の変化。

基本的には酒を飲んだらメールの返信含め一切仕事しないようにしているので、まぁ飲み始めるのが3時過ぎとかになるわけですが、家で一人でも2時間くらいは飲むので、5時に寝ると6時半に息子に起こされ、いつ寝ていつ仕事していつ飲めば良いのか全くわからないストレスを抱えたまま2年ぐらい過ごしていたので、マジで天国です。

保育園に預けてからお迎えに行くまでの時間をいかに充実させるかという生活、お陰様で毎日午前中は映画見てます。
それも仕事です!多分!

といった感じの、このご時世保育園に子供預けられてる身分なんだからちゃんと働いていることにしないと、みたいなプレッシャーもクソだよなぁ。
保育園預けてますが、フリーランスなんで、自由に時間使わせてもらってます。
ただし、24時間365日仕事してます。寝るのも仕事です(笑)。


しかしこれまで仕事で外に出ても家で妻に育児を一人でやらせているという状況で、まぁ買い物行ったり映画見たりなんて、してはいましたが、なかなかハードルの高いことで、お互いに育児をしていないという時間が夫婦にもたらす自由さは、精神的にも物理的にも想像以上でした。本当に保育園預けて良かった。

育児というものも、やってみると、自分の時間ゼロってなかなか厳しいもんですね。トイレ行くのすらままならないわけですから。
昔の日本は家族や近所づきあいがあって世話してくれる人がいたからどうこうみたいなこと言っても仕方ないですが、社会も変わったわけですから、システムとして、保育所にしても、共働き前提ではなく、育児支援としてもっと制度化した方が良いんじゃないかとは思います。

産めば国が育ててくれる、くらい振り切らないとそうそう子供なんて作らなくなるだろうし。今はまだ、なんだかんだやっぱり子供欲しいと思う夫婦もいるけども、それはやっぱり上の世代の今ほど過酷ではない子育てを見てきているのもあるだろうし、今の、子育ては大変、大変だと知ってて産むのは自己責任、とかいう滅茶苦茶な意見がまかり通る時代、若者は楽して失敗しない人生を目指しているわけだし、子供産むなんて、大変で失敗の可能性だらけの道を選ぶんだろうか。


まぁ育児関係のことは、今まで考えなかったことだらけでなかなか面白いです。


基本的には子供用にとAppleTVを導入。
これがかなりのヒット。
まぁこれだけApple製品に囲まれてるわけだから、全てのAppleガジェットの画面がTVに出せるというのはなかなか快適。
いろいろ比較してdTVも入って、Amazonプライムの動画と合わせるとかなりの数の映画が無料で見られる。


最近見た映画は、

「ララランド」
カンボジアに行く飛行機で。Wアレンの「カフェ・ソサイエティ」と設定など被ってて、それに比べるとちょっと厳しかった。相手が悪すぎた。「カフェ・ソサイエティ」は昨年末のインドネシアに行く飛行機で見たんだけど、日本でまだ公開してないのね。なんか「ララランド」みたい、とか言われそうで怖いな。こっちが正解です、「ララランド」に満足できなかった方、ぜひ「カフェ・ソサイエティ」を見てください。心の機微の解像度100倍くらい違います。


「セッション」
カンボジアに行く飛行機で。妻と一緒にdTVで二度目。ララランドと同じ監督とは思えないほど良かった。菊地×町田論争も読んだけども、極上のJAZZが聞きたいわけではないので、全然楽しめた。いろいろ身につまされるね、と妻と話す。


「ムーンライト」
近所の映画館で。面白かった。白すぎるアカデミー賞問題は、映画自体もだけども、やはり当事者意識からは遠いところにいるなぁと感じながら見た。こういうものが、今までなかったということ、ということか。


「シークレットサンシャイン」
前に途中まで見ていたのをdTVで。イ・チャンドンにハズレ無し。よ!イ・チャンドン!韓国はクリスチャン多いので、その辺りどうだったんだろうか。主役のチョン・ヨドン良かったなぁ。さすがカンヌの主演女優賞。これで獲るって良いなぁ。


「プレシャス」
ムーンライトの流れでdTVで。重い、けど明るいんだよな黒人、踊ると、歌うと。しかしまぁ重い。あと子供が出てくるともうダメです。泣いちゃう。子供、可愛かったなぁ。それでもこの映画でかなり重要。誰だこの女優、絶対知ってる、と思って調べたら、マライア・キャリーだった(笑)。ムーンライトに続き、ハーレムで育つ、ということに対しての距離感、難しい。貧しい、だけではないことは間違いない。母親がやばい、というもはやあるあるだが、そこの描き方もよかった、というか、母、そして娘、それは女性、ということか。


「JSA」
見てないなら今見とけの一本、dTVで。いやー俳優陣豪華、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、ソン・ガンホ。イ・ビョンホン良かったなー。韓国とはそれなりに関係がありますが、この南北の感じ、統一とか、そのあたりの皮膚感覚は日本人にはまったく掴めないことの一つ。JSAにも一応行ったことはあって、肉眼で北朝鮮を見て、向こうの人間も望遠鏡で見て、改めて戦争中なんだという事は感じた。あと、日本人とか一部の外国人は行けるけど、韓国人は行けなかったりもする。在日韓国人は事前に申請があれば行けるようだ。今はなんだか北朝鮮は頭のおかしい国みたいなことになってるけども、少なくとも日本人ならなぜ朝鮮半島が南北で別の国になっていて、今の日本に朝鮮籍、韓国籍の人がこれだけいるかは知っていなくてはいけないと思っている。まぁこの映画見てもそれは全くわからないけど。あと一生懸命聞きながら見たけども、朝鮮語と韓国語、ソン・ガンホの言葉はどれくらい朝鮮語っぽかったのだろうか、難しいなぁ。最も信頼が置ける日韓の通訳、翻訳、ドラマターグのイ・ホンイですら、日本語の方言は聞き分けられないそうだから、まぁネイティヴじゃないと無理か。外国語の方言を聞き分けるのってほんと難しい。これ17年前の映画か。まぁそうか。


「川の底からこんにちは」
なぜ見てなかったの一本。dTVで。ありがたい。超面白かった。満島ひかりいいなぁ。個人的には、岩松さん、志賀さん、猪俣さんって、という楽しみ方も。まぁさすがの名優たちです。黒人とか、ハーレムとか、圧倒的な重さではない、私たちの抱える私たちの問題。どうせ中の下の人生。でもそれを自覚している人って、おそらくものすごく前向きなんだと思う。むしろ頑張れてるんじゃないかな。自覚していない、したくない、しない、できないとかもあるよなぁ。もうちょっと曖昧な言葉で言って欲しかった気もする。まぁでも階層を意識していること自体がいろいろ含んでて良かったとも思う。しかしまぁ満島ひかりよかったなぁ。


「バードマン」
セッションの菊池×町山論争からの流れで、レンタル。面白かった。日本人のネット評だと、映画ファン向けとか、ハリウッドのこと知らないととか、クソみたいな意見が多かったけど、そういう意見はクソ。パロディは元ネタ知ってないと面白くないとか、そういうクソ意見をクソだと言っているのがこの映画。かなりの特徴である前編長回し調の取り方について、基本的に、映像の長回しってあまり好きじゃないんだよな。特に、演劇的、みたいなことを言われると、ちょっと大丈夫?とは思う。演劇と映画の一番の違いは、フォーカシングです。映画の長回しは、フォーカシングの最たるもので、見る場所をこんなに限定するものはない。演劇の対極にあるもの。カットがかからないだけで演劇的とか、このキムチはお皿に乗っていることで非常にチョコレートケーキ的な要素を得ている、みたいなこと。なので慣れるまでは視点を限定されすぎてけっこう疲れた。作品も演劇を扱っているのであれですが、でも実際ブロードウェイってこんな感じなんだろうか。本番途中で別れた妻が楽屋にやってきて、観客の反応は良いわ、とか言いに来るんだろうか、呑気だな。批評家の対決とかそのオチとか、職業的には爆笑。映画も演劇もdisってて良かった。しかし、ネットの感想で、途中の派手なハリウッドの手法と観客をdisってるシーンを、やっぱりこういうシーンが映画って感じでいいよね、結局そういう映画の方が素晴らしいって言ってるんだよね、みたいなのがあって、いろいろ考えた。今の日本の政治が誰にどう映って誰がどう思ってるかについて。



あと、「顔ニモマケズ」という本を読んだ。
朝日新聞でも紹介されてて今話題の本、という感じなのかな。
とても良かった。顔に障害、症状がある方達のインタビュー。
本当に、当たり前の、ことが語られている。
しかし、今の私たち日本人にはとても必要なことだと思う。

以前は、特別支援学校に自分の子供を入れたがらない親が多かったそうだが、今は、入れたがる親が多いそうだ。
普通学校に通わせていじめや差別にあうくらいなら、ということだと思う。
親は全く悪くない、悪いのは社会だ。原因はたくさんある。
でも教育の問題だ。学校だけではない、親の教育だと思う。

どんどん許容できない社会になっているのは間違いない。
その結果、他者と触れること、他者を知る機会はどんどん失われて行く。
自分と違う人とはコミュニケーションが取れなくなる。
自分と他人は違う、その当たり前が狂っていっている。

脱線するが、子供同士が遊ぶ場所に行くと、自分のおもちゃを取られた子供は、まずその相手の親を見る。
相手の親が注意してくれると思っている。
子供同士ではコミュニケーションを取らない。
実際、親が出てきて、「ごめんねー、ほらお友達が使ってるんだから返してあげて」とか言っている。
これは教育でもなんでもない。

子供にとってはそれが社会勉強、子供同士で解決させるべきだ。
子供同士で解決できなければ、親が出てくればいい。
練習試合で一発もパンチ出す前にタオル投げてどうする。

それで子供が身につける社会性は、「親がなんとかしてくれる」「誰かがタオルを投げてくれる」だ。
大学でも教えているけども、それは、大学生になっても変わらない。
だって生まれた時からずっとそうやってきたわけだから。
はっきり言って、親が悪い。
大学受験に親が付いて来るのが当たり前らしいけど、子育て失敗しましたというアピールなんだろうか。

とりあえず「ムーンライト」と「プレシャス」見とけ。母親は薬物に溺れてりゃいいんだ(嘘)。

「顔ニモマケズ」では、彼らの親が総じて素晴らしい。
親にも読んでほしいし、インタビューなので非常に読みやすく、中学生にも読んでほしい。
当たり前に、全ての人間が同じように生きていて、全ての人間が同じように違うということを知ってほしい。
みんな同じでみんな違うんだ。
いやでも本当に、「ムーンライト」「プレシャス」「顔ニモマケズ」は繋がってると思う。


子供が失敗した時に慰められる家族でありたいもんですね。



楽しくソジュ一本開けながらとっちらかって書いちゃった。
Blogの文体ってなかなか難しいんだよなぁ。

また適当に更新します。