JR2ENQの日記

2011-05-12

内観体験記 VOL:01

朝日町に合掌園と云う浄土真宗の寺院がある。修行道場としてはかなり知られた所だそうだが、近くにいて私は全然知らなかった。以前、マスコミにも紹介され、そこで行っている修行が心理学的にも非常に効果がある事が実証されたと云うものだった。それは「内観療法」と云うもので、本来修養法として開発された吉本伊信の内観法を医療、臨床心理的のために応用する心理療法(精神療法)のことと定義されている。1960年代から精神医療現場に導入されるようになった。1978年には日本内観学会が発足している。また、国際的な評価も得られており、2003年には国際内観療法学会設立され現在に至っている。内観療法は病院で行われる場合と、民間の研修所で行われる場合があり、以下は標準的な研修所で行われている方法である。母、父、兄弟など、自分の身近な人(時には自分の身体の一部)に対しての今までの関わりを、1.してもらったこと 2.して返したこと 3、迷惑をかけたこと の3つのテーマにそって繰り返し思い出す。これにより自分や他者への理解・信頼が深まり、自己の存在価値・責任を自覚する事によって社会生活の改善につながると考えられる。また内観療法は大きく分けて、内観研修所や病院で一週間篭って行う「集中内観」と、日常生活の中で1人で行う「日常内観」の2つのステージに分かれる。集中内観では下界からの刺激が遮断された道場の中に、屏風で狭く仕切った空間を作り、その中で朝6時から夜9じまで続けて上記のテーマについて一週間、(6泊7日または7泊8日)内観していく。途中1〜2時間ごとに訪れる面接者に対し、それまでに思い出した事を話す。それに対して面接者は共感的態度で耳を傾け、かつ必要最小限の返答で応える。その過程ではしばしば劇的な価値観の転換を伴うことがある。内観療法が効果的なものとして、不登校や非行など学校での問題、親子・夫婦間などの家族間の問題に効果がみられる。また、アルコール依存・薬物依存や摂食障害心身症抑うつ神経症など比較的広範な精神疾患に対する効果も報告されている。しかし内観療法は本人の意欲に加え、しっかりした自我状態が必要なため、統合失調症境界性人格障害などの適用につては意見が分かれている。また、重度の鬱病の場合も自殺願望を高める可能性があるため、寛解期に行うなどで慎重にしなければならない。本人への適用が困難な場合、本人の家族に内観してもらうことにより、病状の好転が見られるという報告もなされている。(家族内観)。ノンフィクション作家柳田邦男は家族内観療法を体験し、大きな価値観の転換を得たという。以上が内観療法に関しての事柄だが、上記にあるように、「7泊8日集中内観」を私はもう相当の前になるが体験をした。この「7泊8日集中内観」を思い出しながら振り返ってみようと思う。

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