オープンソースの神話

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私自身は、自宅サーバLinux を使い、ブラウザに FireFox を使い、様々なオープンソース・ソフトを利用していて、オープンソース・ソフト無しに生活できないのだが、いつから、オープンソース・ソフトは商用ソフトより優れていることになったんだろう?

例えばデータベース・サーバとして、PostgreSQL をよく使っているが、商用データベースより優れているとは思わない。「匹敵する」とは思うし、適切な利用範囲であれば、非常に高いコストパフォーマンスであることには違いないが、Oracle と比べて「優れているか」というと決してそんなことは無い。PostgreSQL のユーザ ML で流れていたメールで「CPU や RAM の追加などの、ハードウェアの増強に対するパフォーマンスの伸びは、Oracle の方が上」といった書き込みを読んだが、そういった、シビアな利用環境においては、商用ソフトの方が一枚上、という気がする。Linux にしても、Windows と比べると安定性やパフォーマンスが良いように見えるかもしれないが、商用 UNIX と比べてどうか、というと、「優れている」と言い切れるかどうか。

参加している開発者が多い、成功しているオープンソースソフトでは、バグの数が少ないというレポートもあるようだけど、パフォーマンスやスケーラビリティといったところも含めて「優れている」というのは、ほとんど無いと思う。

オープンソースのメリットはむしろ、「いざとなれば自分で問題を解決できる」というところだと思う。「Microsoft のソフトだから仕方が無い」とか「相性の問題」といった言い訳は通用せず、ユーザ自らが原因追求可能なことだと思う。

...って、実際にオープンソース故に原因追求が出来たのは、経験上、一度しかないけど(^^;