はにかみトライアングル(3)

はにかみトライアングル 3
著:五十嵐雄策/イラスト:みずき
発行:電撃文庫メディアワークス
ISBN:484023387X
評価:★★★


”困っているものを助ければ幸運の鍵になる”という幼馴染みの占いを信じて、いじめられていた仔猫、募金のお姉さん、汚れた桜を助けた水上弘司。その夜、いきなり彼の家に訪ねてきたネコマタ美少女&鶴女の美女&神様美幼女から、それぞれのはにかみ求愛を受けた弘司は、一生付き添われることになったのです。
 一つ屋根の下で賑やかに暮らす生活も慣れてきたかと思われた頃、何かと奈々に対抗意識を燃やす同級生・黒崎沙耶香が弘司に急接近。もちろん狙いは名なの動揺を誘うためだったわけだけど……。
 身体&体力測定の健康診断は、美亜と千鶴とさくらはもちろん、奈々まで巻き込み、トリプル赤面ラブコメ第三弾に

今巻は前半はさくらの身上話。2巻での美亜主体のストーリーと同様。ただ若干少なめで、あまり恋愛には結びつかない感じ。この調子だと4巻では千鶴の話が入るのかな。後半は新キャラ+奈々の話。またキャラが増えるんですか?既存のヒロインのストーリーが終わってからでも遅くはないと思うんですけどね。ハーレムモノの駄目な点が出ていて、ヒロインは現在4人もいるんですが、そのうち3人はほぼ同じ行動をとるため、人数のわりにシチュエーションに幅がなく、会話の分量だけが3倍って感じがしてしょうがないんですよね。ストーリーの展開的には「乃木坂春香の秘密」とほとんど同じなんですが、あっちはヒロイン1人なんでストレートに読めるんですが、こちらはどうしてもくどい感じがしてしまいます。