2010-01-15 物流をまねぶSE−1
ロジスティクス
ロジスティクス(Logistics)とは、ITを駆使することで在庫リスクを最小にしながら、かつ必要なものを必要なタイミングで提供できるような仕組みを構築すること。
この概念には、かつての物流における「残作業」というイメージの消極的な発想ではなく、積極的に自社の強みとしてアピールするという意味合いが込められている。
3PL(サードパーティーロジステクス)
3PL(3rd Party Logistics) は、企業の流通機能全般を請け負うアウトソーシングサービスのこと、またはアウトソーシングすること。
ただし、単に物流機能を第三者に丸投げするのではなく、発注先を「市場競争力の向上を」目指していくパートナーとして、リードタイムの短縮、経費削減、情報共有、情報提供などを共に考えていくという積極的な意味合いを持つ
流通全般を請け負うので、まるで依頼企業の物流部門に見えるほど関係は密になる。
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 1PL | 実際の運搬だけを外注する形態 |
| 2PL | 物流の一部機能を外注する形態 |
| 3PL | 物流機能の全てを外注する形態(上述) |
マテハン
Material Handlingの和製略語。
貨物の荷役運搬のことを指す。
マテハンに使われる機器をマテハン機器といい、物流業務効率化のための様々な機器(フォークリフト、搬送ロボット、ベルトコンベアー)などのことを指す。
WMS(Warehouse Management System)とTMS(Transport Management System)
WMS:物流センター内部の業務効率化を総合的に支援するシステム。
ex. 入出荷業務効率化システム
⇔
TMS:物流センターを出たあとの業務を支援するシステム。
ex. 配送計画支援システム
両方とも3PLを実現するための情報システム
BTO(Built To Order)
顧客の注文を受けて、あらかじめ用意していた部品を組み立てる製造形式。
完成品を在庫しているよりも部品の形で保持する方が在庫リスクが小さくなる。
ex. デルのPC直販
ロット
同じ条件(同じ日、同じ生産ライン)で生産された製品群のこと。
同じ条件で生産されたものは同じ品質特性をもつため、トレーサビリティを要求される商品では、ロット管理が必要になる。
ロット番号によって管理する。
(このロット番号は、原料・加工・流通のそれぞれのタイミングで個別につけられるので注意)
クロスドッキング(クロスドック)
入荷された商品を在庫することなく物流センターで仕分けして直ちに出荷する。
XDと略して呼ばれることもある。
実現のためには以下の条件が必要。
- 異なるメーカーからのリードタイム(完成までの時間)を正確に把握して、
- (異なるメーカーからの異なる商品群の)入荷するタイミングを配送単位で合わせる
出荷処理の理由別仕訳科目表
| 出荷理由(区分) | 仕訳科目 |
|---|---|
| 売上出荷 | 売上原価 |
| 払出(製造目的) | 製造原価 |
| 倉庫間移動 | なし |
| サンプル出し | 販売促進費 |
| 経費出庫 | 研究開発費など |
| 廃棄処分 | 廃棄損(売上原価 or 営業外費用) |
ピッキング
倉庫内で補完している棚から、出荷のために倉庫内で必要な物を集めて回ること。
倉庫内の各ロケーションを回って、「出荷指示書」の順番通りに物を集めていき、集荷場所まで運ぶ。
ピッキングの方式により、倉庫内での効率の良い商品の配置場所が決められる。
種まき型ピッキング
ピッキングの1方式。
複数の配送先に必要な数量をまとめて商品ごとにピッキングし、それを別の場所(荷さばき場)に用意された配送先ごとのカートに分配していく。
「種まき方式」とも呼ばれる。
複数の配送先に対して同一商品が多いケースで効率的。
ex. 年賀状
棚卸資産の評価方法
| 方法名 | 説明 |
|---|---|
| 個別法 | 個別の商品に対して原価を設定する方法 |
| 総平均法 | 一定期間内での「受入金額の総額」を「総受入数量」で割って求める方法。簡単なのでよく使われるが、期間の終わりにならないとそれぞれの単価が解らないというデメリットあり |
| 移動平均法 | 商品を受け入れるたびにその時点での平均単価を計算して、それ以降の「単価」を一律その値として扱う方法 |
| 単純平均法 | 異なる仕入単価を取引単位で1つとして、取引回数で割った値を「単価」とする方法 |
| 先入先出法 | 商品を、受け入れた順番に出荷されるものであると想定し、商品の出庫時にはその時点の在庫の最も古い入荷ロットの単価を用いて算出する。そして、残ったもので在庫金額を算出する方法 |
| 後入先出法 | 先入先出法の逆の考え方で計算する方法 |
| 最終仕入原価法 | 最後に仕入れたときの原価を仕入原価とする方法。単価の変動が激しいと実態とかけ離れた評価となる |
| 売価還元法 | 在庫数量に売価をかけて売価での在庫金額を算出し、その在庫金額に売価率をかけあわせて在庫金額を算出する方法。差益率が異なるグループごとに計算ができるので、小売店や百貨店でよく使われる |