カレーなる辛口Javaな転職日記 RSSフィード

2007年 01/30

無能な経営者論

http://d.hatena.ne.jp/essa/20070128/p1

http://www.misao.gr.jp/~koshian/?20070128S6

無能な経営者が生まれるのは避けられない.問題なのは,経営者がその椅子に安住し,無能な経営者が淘汰されないこと.

労働者は怒り団結すべきだけど、怒るのは、経営者が強欲であることに対して怒るのではなくて、経営者が無能であることに怒るべきだ。

この点については同意.

だから、労働者は無能な経営者の元を去るべき。

これも半分同意.

しかし,既に有能な経営者が一人も残っていなかったら,一体どうすればいい?

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50751617.html

有能な経営者とは、誰の事か?

有能な労働者を雇用したり、ましてや労働者を有能にする人々のことではない。

たとえ有能でない労働者を雇用しても、利益を上げる人々のことである。

これは違うだろ.Human-Resource Management*1も経営者の仕事の一つ.

有能な人材を採用する戦略,不要な人材をレイオフする戦略,従業員満足度を高める戦略,適材適所.全て経営のうちです.もちろんoverqualified*2な人間を必要以上に雇う必要はないが,「学歴不問,未経験者可」だけで利益が上げられるほど現実は甘くはない.*3

同じ仕事を、熟練労働者でなくてもこなせるようなシステムを作る人々のことである。月給50万円の人の仕事を、月給15万円のパートタイマーや月給5万円のオフショア労働者、そして月給を要求しないロボットに移管する人々のことである。

これは半分以上は技術者や現場レベルでの仕事ですね.経営者にできるのは「なんでもできる便利なロボットを作れ」とほざくことだけ.

ポジティブなロックインとネガティブなロックイン

http://sitebites.homeip.net/blog/227

しかし何よりもショッキングだったのは当時仕事で関わっていた 「最先端OS」のチーフアーキテクトというのがひげ面で、アロハシャツ、短パン、サンダル履き、コーラ片手に社内をウロウロ という様子だったのに面食らってしまった

普通だろ.こっちは頭脳で仕事をするんだから.

「終身雇用」という形態自体が実はGoogleを一国規模に拡大したような形態であったのではないかと、ふと思った。会社を離れては生きていけない人たちの存在と、そのような多数の人々で戦後の驚異的な経済発展があったのだとしたら、逆にGoogleこそが日本型企業の雇用形態をちょっとアレンジして一企業でやったに過ぎないのかもしれない。

全然違うだろ.

類似しているのは長期雇用という点だけ.「終身雇用とは高度経済成長の結果であって,原因ではない」とはよく言われることだ.あと,やっぱり米国なんかでも,利益を上げ続けている会社は長期雇用する傾向にあるらしいね.特に優秀な人材ほど,そういう傾向になる.

  • Google:仕事をする上で、また他社に転職する際なんかでも評価の上でもっとも重要な?技術力の追求に関しては、徹底してやらせてくれるわけですよね。
    Googleで「子ども扱い」されて身につかないようなことは、別に自分達の努力次第で何とでもなることだから、他社に移ろうと思えば何時だって移れるわけです。
  • 日本企業:それぞれの企業独自の文化の中で、独自の技術や慣習の中でしか生きられない、組織の歯車的な人材をたくさん作って、それで外の世界では通用しない状況を作ってロックインしているような感じではないかと。

http://kokogiko.net/m/archives/001887.html

「ホワイトカラー・エグゼンプション、導入の動きは消えていない」

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/67/

まだ懲りてないのか.

記事の内容そのものは,そんなに目新しい話はない.

日本経団連は、「年収400万円以上のホワイトカラー」を対象とするように求めている。

しかし、シンクタンク研究員の中で、自分で好きなように仕事のやり方を決めて、自由な時間に帰れるのは主任研究員のなかでも上の方、プロジェクトリーダークラスだ。その年収は1000万円を超えるというのが、おおよその相場だろう。

非管理職で自律的に労働を管理できるのは、クリエイターやデザイナーなどごく一部の専門職だろう。わたしは高度な技能を持った専門職や、年収1000万円以上の管理職にこの制度を導入するのはかまわないと思う。だが、年収400万円の労働者に仕事の自律性があるとは考えられない。

正社員の年収は300万〜500万円に対して、パートなどの非正社員は100万円前後。人件費を大幅に削減できたわけだ。

ところが、このやり方にも限界が見えてきた。というのも非正社員の尻ぬぐいは正社員がしなければならないからだ。ファミリーレストランやコンビニ、銀行でさえもいまや前線に立っているのはパートだ。ただ、パートが急に休んだり、トラブルを起こしたときには正社員が対応しなければならない。これ以上、パート比率を上げるとビジネスが崩壊してしまうというところが見えてきたのだ。

パート比率は上げられない、パートの給料もこれ以上、下げるわけにはいかない。結果、ホワイトカラーの給料を下げるしかないのだ。しかし、法令によって一方的に労働条件が不利益になる変更は禁止されている。つまり、勝手に理屈なく給料は下げられない。

そこで、使用者側が一番都合がいいのは残業代を払わないことなのだ。

米国でもホワイトカラー・エグゼンプションの導入によって労働時間が増えたといわれているが、

これには直接の因果関係はないと思うが,

日本はもっと悲惨なことになるだろう。米国のホワイトカラーは個々の職務規程が明確なので、上司に巻き込まれることは少ないが、

ここは同意.

日本の職場ではjob description*4が示されることさえ,ほとんどない.各個人の責任範囲があまりに曖昧すぎるのだ.

災害は忘れた頃に....

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070129_yodobasi_vista/

そういや発売日だったのか.

バレンタインデーなみに忘れていたぞ.*5

棒グラフの書き方

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/9e5939d874df2095c1cf81d288112608

http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20070128.html#p01

ExcelでもPowerPointでも、1020〜1050の値のグラフのx軸は1005になる。こんなことはグラフを描くときの常識で、

ある意味ではそうかな.

それはExcelの現在の実装上の欠点の話ですね.本人も書いているように「なる」だけで「そうすべき」は意味していません。本来はそういう時は波線を入れるべきなのです.そもそもExcelもPowerPointも,本来はグラフ作成ツールではないので,グラフ作成機能が貧弱でもしかたないことでしょう。*6

NHKだけじゃなく、民放だってだれだってやっている。

「赤信号,みんなで渡れば恐くない」ですか.それは.「どの局も事実を歪曲することに心血を注いでいる」ということなんですよ。


以下の本では,他にも様々な事実を歪曲するテクニックが収録されています.事実を歪曲するマスコミ関係者,及びマスコミの流すデマに翻弄れたくない人は必読の名著です.

*1:読んだとおりの意味,「人材活用」.

*2:こちらは日本語に相当する概念はなく,無理に日本語に訳せ「過剰技能(者)」にでもなろうか.「資格や技能などがその職務に求められるものよりも過剰なこと」を表す.たとえば倉庫の荷物運びやレジ打ちに,電子工学の専門家や敏腕弁護士はoverqualifiedなわけだ.

*3:しかし,たしかにこういう考え方をする経営者もいるのだろうな.そういう経営者ではいかにして給与を削減するか,残業手当をカットするかという方法でしか考えることができない.こういう人が「ホワイトカラーエグゼンプションを年収400万円台から適用する」などという考えに染まるのかな.

*4:仕事の責任範囲とかを示した文書のことね.外資系の就職/転職活動を一度でもしたことあれば見たことがあるはず.逆に日本企業では見たことがありません.

*5:言うまでもなく「この日が来ることを首を長くして待っていた」という意味ではない.

*6:「原点は(原則)0.そうでない時は波線を入れろ」ということは小学校くらいで習うと思うんだけど...最近の小学校は「ゆとり教育」のせいで棒グラフの書き方も教えてないのか?