Hatena::ブログ(Diary)

カレーなる辛口Javaな転職日記 RSSフィード

2013年 04/16

医療崩壊2題

メモ

「各地で救急が崩壊しているが、その中に「旧人類」の問題も見え隠れ」

http://d.hatena.ne.jp/Toshikun/20130413/1365859676

どうやら近畿大学は北米型ERを目指していたようですが、そのERの専属の医師数11名しかいなかったということ。これで24時間のERをローテーションでまわそうという事自体が詰んでいます

医師数11名がどのくらい「足りてない」のかは知らないけど,人手が全く足りてない開発現場ならとても既視感があります.

さらに路線の違い(おそらくこの1−3次を全て受けるということに反対した勢力がいたのではないかと・・・)で医師が半減というのが第一段階

そして、この際に、救急を「閉鎖」ではなく、「若手医師に10回の当直をさせた」ということ。すくなくとも北米型ERを目指している病院のERが「当直」体制などということは絶対に有り得ません。これは完全に「夜勤」です。さらにこの「月10回」の当直をさせたなどという馬鹿げた事態を「負担感が増した」という「感」の話にしてしまっているところが「終わった」感があふれます。彼らの仕事を「負担感」という捉え方をしかできていないのが現実を見誤った第2段階。

そして主任教授以外は全て退職して「センター」という名前の「クリニック」レベルの医師体制(医師一人ですから、開業医さんと同じだ・・・)へと突き進みます。

まさにこのパターンか.

  1. 営業が赤字案件を取ってきた.
  2. 開発が月100時間残業でなんとか間に合わせる
  3. 営業は次からは残業100時間込みで見積もりするようになる.
  4. 残業時間が200時間,300時間と増えていく.
  5. 開発メンバーが辞めはじめる.(今の産科医療はここ.)
  6. 会社が潰れる.
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20071025/p1

「医師が半減」は,5の「開発メンバーが辞めはじめる」で,ほぼ末期状態.ここでよほど抜本的な対策を打たないと,崩壊まではあっという間.


人が減っても仕事量は同じなので,辞めた人の分は誰か他の人に押しつけられる.辞めた人をカバーした他の人たちの負担が限界を超えてしまい,残った人達も連鎖的に次々と辞めていく.そのしわ寄せは残った人に集中するため一人当たりの負担も単調増加,辞める速度も加速度的に増加する.これは会社が潰れるまで続く.

過去の失敗から何も学ばない人たちは,何度でも同じ失敗を繰り返すんだなあ.


関連: http://www.mars.dti.ne.jp/~hirok/xp/col/031.html


「神戸大病院:救急患者の受け入れ停止 再開に数カ月か」

http://mainichi.jp/select/news/20130416k0000e040163000c.html

http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013041601001641.html

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000003769.html

http://www.asahi.com/national/update/0416/OSK201304150121.html

ついでにメモ.さー,医療崩壊2.0が始まるよー.

神戸大医学部付属病院(神戸市中央区)は16日、救急部が今月5日から新規の救急搬送患者の受け入れを停止していることを明らかにした。救急医が他病院へ異動したり、救急診療体制の方針転換に反対して退職したりするためという。かかりつけの患者は従来通り対応するが、急患の受け入れ再開には数カ月かかる見通し。

 記者会見した杉村和朗院長らによると、3月にあった救急部の教授選で、診療体制の大幅な転換を掲げた他大学の医師が新しい教授に決まった。これを受けて在籍する9人の救急医のうち、転換に反対する副部長が辞意を表明。更に5人が異動などで5月までに救急部を離れるという。杉村院長は「内紛という認識はない。受け入れ制限を早く解除できるよう、後任医師の確保に最大限努力する」と述べた。

 同病院救急部は、神戸市内の年間の急患約6万人のうち、約1割を受け入れていた。現在、重篤な急患は市立医療センター中央市民病院と兵庫県災害医療センターなどで対応している。県医務課は「今のところ他の病院で対応できているが、災害など多数の患者が出た場合が懸念される。早く体制を整えてほしい」と話している。

 神戸大医学部付属病院救急部は1989年に設置された。95年の阪神大震災を受けて97年に「災害救急・医学講座」を発足させ、新潟県中越地震(2004年)や東日本大震災(11年)など大災害に医療救援チームを派遣。災害医療の先進的な取り組みで知られる。【豊田将志、山口朋辰】

「診療体勢の大幅な転換」の内容次第だな.*1 *2


肝心なその内容を書かないとは,記者は真面目に仕事してるんだろうか.

*1:ひょっとして一つ目の例と同じ失敗パターンとか?まさかね....

*2:単なる思いつきだけど,上記の「他大学の医師」というのが,実は「近大付属で北米型ERを目指すと言い出して崩壊させた張本人」というオチだけは勘弁.

2009年 01/02

"A" Happy New Year!

先頭にAを付けるのは間違いなんだそうだ.今年も沢山あったけどね.

「日本人の良くやる小さな英語のミス」を作れば間違いなくベスト10入りしてくれるだろう.*1

google: a happy new year 間違い

A Happy New Year

  • 新年のあいさつで単独で表記するのであれば冠詞のAは付けずに"Happy New year!"とするのが正しい。
    • "Good Morning!" や "Merry Christmas!" や "Happy Halloween!" と同じ構造。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/A%20Happy%20New%20Year

都内の事故死者数、戦後最少218人

前年(269人)を51人下回り、特に65歳以上の死者数が73人(前年比32人減)と大きく減少。発生件数、負傷者数も8年連続で減少しており、同課は「高齢者の交通マナーが向上したことや、事故多発地点での対策などが実ったのではないか」と分析している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090102-00000511-san-soci

「若者の車離れが一層進み,そこへリーマンショック後の不景気のダブルパンチ」というのを真っ先に想像した.そうでなければ「前年比」では急激には下がらないだろうし.

そうそう,ガソリン価格の高騰というのもあったね.「車に乗らない」というのが最も効果的な交通安全対策のようだ.

ついで:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090101-00000026-yom-bus_all

*1:ノンネイティブとしてはあまり気にする必要はないと思う.他にももっと致命的なミスを沢山しているんだから.

2008年 12/30

はてな:生年月日登録のパブリックコメント

http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatena/20081229/1230541317

http://anond.hatelabo.jp/20081229205727

2009年1月中旬より、新規会員登録時に生年月日の登録を行っていただくよう変更を予定しています。尚、この変更は新規に会員に登録される方のみが対象となり、すでにご登録いただいている方は新たに生年月日をご登録いただく必要はありません。

今回の変更は、主に青少年を保護する目的で行うものであり、

正式にはE-mailを送れとなってるけど*1,とりあえず意見表明と問題提起を兼ねて.


青少年保護が目的なら年齢or生まれた年度か、せいぜい月までで十分で,日まで詳細に取るのは過剰ではないかな。ゆえに私は「青少年保護を口実にした,過剰な個人情報(例:生年月日)の取得」については反対します.

そもそも自己申告の年齢なんていくらでも詐称できるのだから,あまり役には立たない.どちらかというとGoogle検索みたいにデフォルトでフィルタリングONというのでいいと思うけど.外したい人は自分で勝手に外せと.

  • (恐らく)EMA認定ですか……確かに認定基準に会員登録時の生年月日の入手が含まれている。
  • あー、EMA認定基準をテコに事業者が個人情報収集しやすくなる面があるのか。
  • 年齢は理解できても、なんで誕生日が必須なんだ?誕生日を超えたらユーザーが自分で年齢制限解除申請出せばいいだけじゃないのか?
  • 未成年かどうかの選択だけ駄目なのかな
  • http://q.hatena.ne.jp/1228661622
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatena/20081229/1230541317

なお、はてなとしては現状ではモバイルユーザーを取り込むにあたってはこの基準に従うほかないのだから、この基準についてはてなにツッコミ入れても意味はない。文句があったらこの基準を策定したEMAに言うように。

http://anond.hatelabo.jp/20081229205727

はてなに苦情が殺到すれば,はてなとしてはEMAとやらに,どれだけの苦情が来ているかを伝えればいいのでは.

こんな資料を作った奴らが何も考えてないのはいつものことだから,生年月日を取得することがどれほど悪質であり消費者の利益に反するか理解した上での行動とは思えない.それこそ蒟蒻ゼリーを禁止したどこぞの大臣と同レベルの知性だろう.少なくとも作った責任者の名前と所属と経歴くらいは明らかにしてほしいもんだ.


(17) ユーザー年齢管理

事業者は、サイトが会員制である場合に、会員登録時に生年月日情報を、少なくとも会員の自己申告により入手しなければならない。

http://www.ema.or.jp/dl/communitykijun.pdf

「年齢管理」と言っておきながら「生年月日情報」と言ってる時点で自己矛盾.この二つは明らかに異なり不必要に詳細な個人情報なのだから,少なくともなにゆえこのような結論に至ったのかの説明は必要だろう.*2

*1:E-mailが一番間口が広いからだろうね.「ブログに書け」だとブログを利用していない人だと利用できないが,E-mailならそういう問題は発生しにくい.また送信元は詐称できるとは言え大規模な詐称はちょっとばかし面倒なので,同じ人が多数のコメントを送りつけることも、ある程度は抑止できる.

*2:「生年月日」ではなく「生年月日情報」なんて怪しい用語を使ってながら何も定義していないのも,妙と言えば妙.まあたぶん作った奴らがなんにも考えてない結果だとは思うけど.こういう何も考えてない『仕様書』というのは,こっちの業界だとイヤというほど目にする.

2008年 12/17

「無償でモノを作ってエライ目にあいました」

ひとことだけ言わせてもらおう

  • 実際のサイト製作に入るようになった頃には、デザイン(アイディアラフ)に対し、立上げメンバー・上述の2人が遠慮なくダメ出しするようになっていました。彼らは(ビルダーなどのソフトを使って)webページを作ることはできるようですが、コーディングはできないと言うので、実質作業も私一人でした。
  • プレサイト完成した日に"言うだけ人間を相手にするとこちらも疲れる"という旨を相手に告げたのです。それを言った日から、随分と幼稚な当てこすりを言われることが続き、とうとう我慢ができなくなってきました。
http://anond.hatelabo.jp/20081217100125

それは無償でなくても普通にあることだと思う.実力も知識も経験もない癖に,企画屋だとか設計者だとか上流工程担当の名を騙り,口だけは達者だけど実作業は何もできず文句だけをつけてくる輩は珍しくない.


だから日本のIT業界はダメなんだってば.orz*1

http://anond.hatelabo.jp/20081218020708

ついでにメモ.

現場にやる気がないのだけは真実らしくて、それは一番偉いクリエイターが気まぐれすぎて下請け会社の作業がストップしたことがあるからだと言っていた。

そして下請け会社は最初に大作を引き受けた時とは段違いに大きな会社になっていたので、自分の会社だけで作るソフトで人気作品が何本もできているので、気まぐれに振り回されるより自分たちのゲームに力を入れてしまい最終的に気まぐれなクリエイターがやる気になった頃には人手が他のゲームに振り分けられてしまっていて人手がないから作業が全く進まず、進行が遅れに遅れてゲーム内容がとんでもなくヤバイもののまま来年春の発売を迎えることになるらしい。

単なるネタかもしれないけれど*2,「ウソだろ.まさかそんなはずはない」ではなく「あー,あるある」と思えてしまうんだよね.


そもそも契約時点で人月がどうこうっていう取り決めがあるんじゃないの?手を抜くとか責任問題になって訴えられかねないんだしあり得ないと思うけどなー。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anond.hatelabo.jp/20081218020708

もし人月単価で契約していたとしたら,むしろ「人月単価だから」では.

人月単価で保証されるのは「それだけの人を付けます」までであって,その人材の能力や,その人材のやる気や,製品の品質などは一切保証されません.これが人月単価の有名な欠点の一つです.

*1:有償の場合でも,仕様変更に見合うだけの追加費用を請求し,それが開発現場に還元されるなら問題はない.だが,それが商習慣として定着しているのであれば,日本のIT業界が人材流出に悩むことも,IT業界をさして「新3K業界」だとか「3Kを超えた7K業界」だとか「7Kなんてまだ甘い.15K業界だよ.」などと言われることも無かったであろう.

*2:たとえば,立て読みとか.

2008年 11/27

「戦後の価値観の多様化は明確な目標を人々から奪った」

タイトルはブクマコメントより拝借させてもらった.

この二つの記事.根底に流れるのは「戦後の価値観の多様化は明確な目標を人々から奪った」だと思う.

高度経済成長の頃は「道路がないから道路を作ろう.家がないから家を建てよう.それが人々の幸せに繋がるはずだ」みたいな共通認識があったように思う.だからこそ公共の福祉のために『期間限定の緊急処置』として道路特定財源や住専などを用意することもありえた.

だが今ではそのような「全国民に共通の目標」はもはや存在しない.高度経済成長期と今では人々の行動原理が異なるのだ.*1 *2

http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20081125/p1

「これはひどい」記事

ところが、「頑張らなくてもいいじゃん」的なゆとり風潮の蔓延で、今の日本人は性根が腐って来ているのではないかと感じる。あたかも、立派な業績を上げた老舗企業が、二代目、三代目と代替わりする度に、その栄光を食いつぶしていくように。

そもそも「頑張ったら負け」であって「がんばらなくてもいいじゃん」ではないと思うけどな.

老害どもがのさばって,頑張れば頑張るほど損をする社会を作ってしまえば,若者が自分の利益を最大化するために頑張らない道を選択するのは,究めて合理的な判断だろう.

http://diamond.jp/series/masugi/10004/

「ものごころついてから、ずっと暗いことばかりなんです」と新人ナカムラは言います。話しを聞いてみると、彼(女)たちの就労観、3年以内に会社を辞めてしまう諦めの良さ(?)も、育ってきた時代の影響がきわめて大きいことがわかってきます。今回は、そのことを検証してみたいと思います。

若い頃の苦労は金をだしてでもしろ.若い時代にバブルを経験した世代よりは,ずっとマトモな人間になれると思う.

  • このような時代に成長してきただけに、いまの若手は成長史観を持ち合わせていません。基本的には会社にも世の中にも成長するイメージはなく、
  • したがって会社に依存しようという意識が薄い。ポテンシャルの高い層では、頭の中を占めるのは「自分の能力」を磨くことばかり。いまいる会社が潰れたとしても、どこに行っても通用するようなスキルを身につけておこうと考えているのです。

前半は「高度経済成長が終わった」というだけの話.

それが,どのように論理的に後半に繋がるかが明確ではない.それが「したがって」の一言で誤魔化されている.


昔は人口ピラミッドがピラミッド型だったので「会社が大きくなればポジションも増え,長い間務めていれば自然と昇進して給料も上がる」ということが起きていた.これが終身雇用と年功序列の背景にある.

しかし今では「会社は大きくならず,権力の椅子には全て老害どもが先着順で列をなしている.若者は昇進もできないし給料も据え置き」になった.だから若者はキャリアアップを会社任せにせず,自分の道は自分で切り開かなければならない.そうしなければ生き残れないのだ.


http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20060525/p2

一方で、ここ 10 年ほどの間に就職した人たちは、難関の就職戦線を切り抜けてきたために、仕事に関する「こだわり」を持っているような気がします。こだわりが強いがために、自分が思い描いた仕事ができなかったり、ノンポリ上司についたりすると、驚くほどあっさりと転職してしまったりします。この世代に対して、「転職ばかりして、こらえ性がないヤツだ」と揶揄する人もいますが、それは違います。学生時代から、常に自分のキャリアについて真剣に考えるという、欧米ではごく当たり前のプロセスが、日本にもやっと浸透してきたのです。ですから、私が就職した頃と今の学生さんを比較すると、今の方がずっと「大人」に映ります。厳しい就職戦線を勝ち抜く中で自分を見つめなおすことで、人間的に大きな向上がはかれるのだと思います。

http://www.daijob.com/dj4/ja/column/takashi/column.jsp?id=590

「まずは3年やって…」ではなく、「3年以内に昇進が見えないなら、別の職にチャレンジしよう」だ。(中略)

社長は辞めていく社員に対して、冗談まじりに「他の会社で良い給料がもらえるなら辞めるのも一つの考え方だが、5年後にうちに残っていた方がよかったと後悔するよ」と言っていた。昇進するのにさらに5年もかかるなら辞めて正解だったと、彼は確信していることだろう。

http://www.janjan.jp/column/0310/0310207545/1.php

肩書きも基本給もほとんど横ばい。要するにキャリアパスが終わってしまうわけだ。

それでも別に仕事が減るわけではないから、やってる方としてはたまらない。どんどんモチヴェーションは下がっていくことになる。想像してみるとわかることだが、この状況はかなりきつい。大して面白くも無い仕事を夜中までやれるのは、「将来もっと明るい場所に出られるだろう」という希望があるためで、それがないと疲労感しか残らない。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090/2546338#2546338

そろそろ話を「かまい方」に近づけていかなければなりませんね。

そういう老害どもに若者が「かまって欲しい」などとは思ってないんじゃないかな.「邪魔だからさっさと消えろ」とは思ってるかもしれないけどね.

*1:砂漠で干からびて死にそうな人に何が欲しいか訪ねれば、100人中99人は「水」と答えるだろう.何日も水だけで過ごして餓死しかけた人)に何が欲しいか訪ねれば,ほとんどの人は「何か食べる物」と答えるだろう.
これに対して最低限の衣食住が足りていて,当面は生きていくのに不足しているものが無い人に何が欲しいか尋ねた時は,そのような画一的な答はない.より美味しい食事かもしれないし,綺麗な服かもしれないし,綺麗な音楽かもしれないし,バックパック一つで放浪の旅に出ることかもしれないのだ.

*2:コメントで「はてな左翼」みたいに書いてる人もいるけれど,いまや右翼/左翼という分類自体がほとんど意味を持たないほどに,人々の目標は多様化している.