ウェルズの日記「そんな眼をして俺を見るんじゃない、ランシング」

2008-11-28

『のうらく侍』(坂岡真・著 祥伝社文庫)を読む 00:05

のうらく侍 (祥伝社文庫 さ 11-1)

のうらく侍 (祥伝社文庫 さ 11-1)

最近、時代小説にはまっています。坂岡真氏の本を本屋で見て、思わず手に取ってしまいました。裏表紙の紹介文を引用します。

その死体を見た途端、葛籠桃之進(つづらもものしん)は「ほう」と嘆声した。左脛がスッパリと斬られていたのだ。無気力な無能者、つまり、「のうらく者」と烙印を押され、勘定方から町奉行へ左遷された桃之進だが、かつては御前試合で優勝したほどの辣腕。そんな桃之進と辻斬りをつなぐ奇妙な因縁とは?奉行所の腐敗を目の当たりにした桃之進が、剣客として再び目覚める傑作時代小説!

主人公・葛籠桃之進はうだつの上がらない侍で、町奉行に左遷されたばかりか、町奉行の中でも金公事というどうでもよい閑職を与えられる。それでもなにくそと思う気などさらさら無く、かえってヒマでよいと思うような腑抜けだ。しかし、そんな桃之進が腐りきった権力者を目の当たりにしたとき、弱い者のために何故か命を張る。

悪者 : 「ひとつ聞きたい。おぬしがこの一件に関わろうとする理由は何じゃ」

桃之進: 「行きがかり上、としか返答できませぬな」

といった具合だ。

二枚目ではないが格好良いヒーローがここにいる。

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