赤坂に住む隊の旅記録

六本木ヒルズで働くIT夫と大手町で働く弁護士妻の旅記録です。

ヨーロッパ13ヶ国 2週間の旅を振り返ってみる


お久しぶりです。僕です。


ヨーロッパ旅終了


ヨーロッパ旅を終えてから早一年、つまり帰国してからもう1年が経とうとしてる事に気づき、
愕然としている今日この頃です。このblogは、前回のEU旅初日のエントリを書いて以来まさかの更新なく・・・
こんな尻切れトンボ、竜頭蛇尾状態でいいのか…? と自問自答した結果、心の底から奮い立つものがあり
今回筆を執った、というかタイピングしてる次第であります。


とは言ったものの、
流石に今から旅日記全部書くのは正直しんどい、というかあまり覚えてない。だって行ったの1年前だもの。
…ということで、2日目以降の日記はオミットして、いきなり まとめエントリ を書いてみることにした。
NAVERまとめ」 が腰抜かす位まとめてみるつもりなのでよろしく。


気が向いたら2日目以降も書きますよ。マジでね! オレウソツカナイ・・






では、先ず旅のルートから。





旅のルート(予定)



View Larger Map


5,362 km, 2 days 11 hours
Est. fuel cost: €632.42




バルセロナ から ミュンヘン まで 「13ヶ国」 を巡るルート。
総行程 「5000キロオーバー」、日本縦断往復するのと同じ位です。
旅程 「2週間」 という事を考えればかなり高密度というか無謀と思えるルートではないでしょうか。
この移動だけで 「2日と11時間」 かかるみたいですし、日本との往復でもさらに1日はかかる訳ですから。
でもそれが出来ちゃうのがヨーロッパ。ヨーロッパ舐めてる訳じゃないけど無問題です。


それにしてもGoogle先生素晴らしいですね。
適当に行きたい場所をプロットして、それを効率よく結んだ素案を作り、
日本にいる今回の旅友KazakenとメッセやらTwitterやらしながらお互いの行きたい所・興味ない所を
加えたり消したりしながら最終的に出来たのがこのルート。完成したのは出発直前です。
当初は南仏行ってイタリアほぼスルーでスイスへ抜ける予定だったんだけど、
フェルクリンゲン製鉄所に行きたいとか、スイスは南北に移動した方がいいとかでこんな変な感じになりました。
もちろん実際に行ったルートはちょっと違うけどね。当日アジャストしながら進みましたので。
南仏はまたの機会に行く。後、東欧も。





実際訪れた国


計 13ヶ国


実際は違うと言っても概ね同じ。13ヶ国周遊は死守しました。
サン・マリノに行くのをやめたけど、アンドラでそれを補った感じ。
都市でいうと20都市くらいかな。ちゃんと覚えてないけど。だって行ったの1年前だもの。
記憶に残ってるのはチューリッヒをスルーしたこと。
ドイツ鉄道で カリーヴルスト 食べながら Beck's 飲んでたら、酔いすぎて降りる駅間違えて・・
てか、 Basel って名前の駅がドイツ側とスイス側両方にあって超解りづらいんですよ、奥さん。
これ以降、スケジュールきつくて街を飛ばす事を 「チューリッヒ作戦」 と呼んでた。
といってもほとんど発動しなかったけどね。






重要アイテム


今回は初の鉄道旅ということで、今までにはない下記2つの特殊アイテムを携えて挑んだんです。
ヨーロッパ鉄道旅のマストアイテムですので、ここで紹介しますよ、と。

ユーレイルパス


ヨーロッパ鉄道のフリーパス。
料金的なお得はもとより、毎回切符を購入しなくていいというのが便利すぎるので必須!
一口にユーレイルパスといっても多々種類があって使用出来る国や期間で料金が変わってきます。
なので先ずは各々の旅のスタイルにあったパスを選ぶところからスタート。
19時以降の使用開始だと翌日からカウントされるとか、寝台は別途料金が必要になったりとか、
細かいルールもあって、パスを組み合わせて買うと安くなったりと色々コツがあるようだけど、
めんどいんで結局はユーレイル加盟国全ての国鉄に乗れるグローバルパスにした。


" Eurail Global Pass Saver 1st Class - 15 Days Continuous " ってやつ。


てか2週間以内で5ヶ国以上周るならこれ一択だと思います。
購入方法も色々あり、自分は下記 "Rail Europe" ってサイトから。


http://www.raileurope.com


日本からのアクセスだと日本専用サイトにリダイレクトされますが、
アメリカで購入したので、値段は $550 だった。結構お得だと思う。
2人だったから Saver Pass っていう割引のパスが購入出来たし。
只、Saverだと別行動してパスを使うことが出来ないんだったっけかな。
あまり覚えてないけど。だって行ったの1年前だもの。



トーマス・クック


Thomas Cook European Rail Timetable Summer 2010 (Thomas Cook Rail Guides)

Thomas Cook European Rail Timetable Summer 2010 (Thomas Cook Rail Guides)


ヨーロッパ鉄道の時刻表。
時間に余裕のあるだらだらバックパッカーでない限りこいつの存在感は計り知れないだろう。
こいつなくして、今回の旅は完遂出来なかったと言っても過言ではなく、
こいつ知らずしては、ヨーロッパ鉄道旅を口にすることすらはばかられる。
クリスチャンにとってのバイブル、ムスリムにとってのコーラン
ジャイアント馬場にとっての赤パンツのような存在である。


今クックと言ったら、先般iPhone4Sをローンチイベントで頑張ってプレゼン成功させたのに、
次の日にスティーブが死去して、 "iPhone 4SiPhone for Steve " だ! なんて言われてる
悲しいApple のニューCEO 「ティム・クック」 だろうけど、
俺の中では今でも トーマス・クック 只一人。旅中はトーマスに足を向けて寝られませんでしたもの。
ビバ! トーマス! あ、いや、呼び捨てにしちゃってすみません! 取り消します!
これからは尊敬と畏怖の念から トーマス・クック先生 と、 もとい、
昨今中国人が蒼井そらを崇拝して呼ぶように 「トーマス・クック老師」 と呼ばせて頂きたいっ。
これが2000円弱で買えるなんて流石我らが老師!
なんなら3000円でも払うし、4000円でもいとわない、
5000円って言われたら 「調子に乗るなよ、トム」 とたしなめる電話を入れるレベルである。




以上、この2つさえあれば今すぐにでもヨーロッパ旅出来るくらいの代物。 「何も足さない。何も引かない。」
…とまで言えるのは流石にサントリーシングルモルトウイスキーザキヤマ」 くらいのもので、実際には、
Kazakenが初日に盗られた 「お金」俺が2日目に失った 「クレジットカード&キャッシュカード」
等はもちろん必要なのであしからず。。 お金やカードも等しく尊い





旅程表


http://bit.ly/EUT10i2S


上記ルートとトーマス老師を用いて作成した旅程表です。
ここでも流石のGoogle先生Google docs 同時編集しながらチャットまで出来る。
日本と米から打ち合わせしながら日々せこせこ作成。Googleはいつだって優しく、そして暖かい。
よくこんな細かく作るなー」 と思うかも知れないけど、ここまでしないと2週間で13ヶ国周って、
かつ観光も手抜きなし!というのは不可能。ミース・ファン・デル・ローエも仰った通り 『神は細部に宿る』 。
ココ重要です。テストに出ますよ。 電車だってそんな本数多くないからね。
移動で失敗して何処か諦めるということは避けたい。当日ハプニングがあって逃すならOKですけど。
そこは謹んで受け入れよう。がっ、準備は肝要。準備なき失敗は猛省……! 圧倒的猛省…っ!
て、ついカイジ風になりかけたけど、ある意味これ作ってる時が一番面白かったりして、
これをツアー会社に丸投げとかありえないですよ。 「旅は出発前に8割終わっている」 と言ってもいいくらいで。
まぁ、この辺の話は人それぞれ、賛否両論なのでこれ以上は掘り下げませんが。
旅・旅行・バカンスと、これら単語の持つニュアンスがそれぞれ違うようなものです。




で、ここまで作っても全然完璧じゃなくて…
スロヴェニアリュブリャナなんて朝2時に着いて8時発とかなってるし。何するの? バカなの?
下手したら凍死するんじゃないかと。てか実際するかと思った…。マヂで。(実際には5:45の電車で脱出)
"Slovenia" の中には "love" がある」 とはよく言ったものだけど、なかったよ? 微塵も。笑
ま、そういう危険に備える為にその日の最高/最低気温を調べて右側に入れてある。
後、朝陽/夕陽が見たいから、というか写真撮る為に日の出/日の入り時間も。実は意外とマメなのです。
スケジュールで最後まで難航したのはウィーン周りかな。結局ウィーン観光をかなり削ぎ落して解決。
確かスロバキアに抜けるドナウ川のフェリーが冬季は土日しかやってなくて、それに合わせる為だったと思う。
電車で行けばいいんだけど、どーしてもフェリー乗りたかったから… 観光よりも移動を優先させたバカな例でございます。。





旅の記録


今回は久々に都市を巡る旅でしたので、今までにない下記2つのツールを使って旅のログをとってたんです。
ヨーロッパ鉄道旅のマストアイテムでは全くないけど、ここで紹介しますよ、と。

Twitter


最近全くblogを更新しなくなった原因の半分はこの Twitter のせいでありまして、
残りの半分は、まあ、強いて言うなら・・・  俺かな。百歩譲って。
って言うと、すぐ怠惰的なものを連想されがちなんだけど、
そういう色眼鏡をかけて安直に人を判断するのはやめて頂きたくて…
そうじゃなくて、ほら、年齢的にもおセンチになる年頃だし(アラサー世代)、
そんな心の機微に起因するものなので、そっとしておいて欲しい。
JuSKEさんにも色々あるんだよ。


閑話休題、つまりこの諸悪の根源 Twitter の何が悪いかというと、
一言で言うと、 「blog書きたい欲の放出」 です。
日々溜まるアウトプットしたい感情を小出しする事でMAXになる前に消してしまう。
溜まる前に出す。なんとも心地よいフレーズだが、それがプラスに作用しないのがblog。


が、そこは逆転の発想。


旅中のTweetを集めればblogになるんじゃね?


ということで、下記ページに纏めました。というか、こうなることを予見して、
旅中は #EUT10 というハッシュタグを付けてTweetしていたので、なんなく一覧に出来た。
これをザザッとスキムすれば上記スケジュールをどんな感じに遂行したか、
どんなトラブルがあって、どう乗り越え、何を見て、何に心躍ったか・・
あたかも自分がヨーロッパを旅してる気持ちになることうけあい。
というのは流石に言い過ぎです。すみません。


http://twilog.org/juske/hashtags-EUT10



Fitbit

"Fitbit" とはアメリカで登場した小型の身体装着用デバイスで、
歩数、移動距離、消費カロリー、運動強度、睡眠時間、睡眠状態等、日々の健康状態を記録し、
さらにそのデータを自動的に無線でPCを通じてWebにUPして管理するという、
なんともいかした 「ソーシャルガジェット」 だ。


この旅でももちろん24時間装着し、データを取得し続けた。何故かというと、
ほら、旅ってやたら歩くし、疲労困憊するじゃない? で、それが一体どれくらいしんどいの?
ってのを数値で見てみたいから。見てみたいよね?


てことで自分のデータは下記ページで確認出来ます。
http://www.fitbit.com/user/22B58T


と言っても多分誰も見ないと思うので、サマライズしますと、
一日大体 2万〜3万歩、距離だと10〜20Km くらい歩いていたようだ。
バルセロナで夜通し活動して、そのまま次の日も観光した時と、
ヴェネツィアで歩きまくって、そのままリュブリャナで夜を明かした時は、
4万歩超えの約30km」 という結果でした。そりゃ疲れるわ。やはり徹夜はしんどいって事だね。。
睡眠に関して言うと、概ね良好。平均7時間位寝て睡眠効率も100%に近い。
只、夜行の時はこれが90%位まで下がり、途中で30回位目を覚ましてるみたい。。
就寝時間が夕方になってるけど、これはTIMEZONEの設定を変えなかった為に起きたズレです。。




fitbit





写真


写真を貼っちゃうぜ!

友人と


これまでの文章だと、どれだけ弾丸で旅を出来るかという所に重きを置いているようだけど、
そうではなくて、観光もしっかり、そして今回はもう少しローカルとも触れ合おうという事で、
友人達のもとを訪れて周りました。ついでに観光案内お願いしちゃいました。



  • パリ

w/ Mariam & Melissa


左は日本人とのハーフ、マギャンム。スシスン好き。好きな日本語は「死にたいのか
(フランス語を忠実にカタカナにしてみた。フランス語の "R" の発音はありえない。。)
丸一日パリ中を観光スポットから学校とかまで色々案内してもらった。フランス語発音講座とかも。笑
ユニクロの写真撮ってたら怒られたね。撮るのはそれじゃないだろう、と。全くです。生きたいです。


真ん中メリッサは 負傷したKazaken の為に絆創膏を持ってきてくれた。マジメルシー。メリッサメルシー。
皆が食べられないくらい 「ツイキーなオイニーのチーズ」 をやめられない止まらない感じで貪るチーズフリーク。
今度 じゃがりこチーズ味 でもプレゼントしようかと思う。



w/ Maltina


w/ Silvia & Sabrina


ヴェネツィアはこの旅最終地のミュンヘンを除いて一番長く滞在したので(といっても1日)、3人会いました。
皆、頭脳明晰・明朗・活発。友人をホストするのが好きなようで、ピザ奢って貰ったり、
バーでイタリア語教えて貰ったり。 「乾杯!」 は 「チンチン!」 とかね、
場末の酒場の向かう終着点はいつだってシモの話でしか有り得ない、と改めて思い知らされました…
というのは嘘で、かなり大真面目、知性と知性をぶつけ合う高尚なトークがそこにはありましたよ。
上のマルティナは今度日本来るようなので、お返しに案内してあげようかと。
下左のシルビアは人に勇気を与え、元気づける、アンパンマンは君さ、ヘイ・ユー!



w/ Zsofi


なんちゃってアンジェラ・アキ
時間の関係上、夜のブダペストを駆け足で案内してもらった。これ慣用的な表現じゃなくてね。
マジ速かったんだって。観光してるんだか運動会してるんだか解らなかったし。ぶっちぎられるかと思ったもん。
そんな彼女を尊敬の念を込めて心の中でこう呼んだよ、 「高速の戦士」 と。 私を連れて真実へ導いてよ yeah �
日本語勉強してるようなので、バーキンで日記チェックしてあげた。後、lang-8教えてあげた。



w/ コスプレガール


w/ ブライド


w/ コリアンズ


ミュンヘンにも一人友人がいたんだけど、大人の事情で会えなかった。
が、しかしここはビールの街 ミュンヘン! 一足先にKazakenも日本に帰ってしまったので、
ビアホールで出会った コスプレオーストリアンガールズ や Bachelor Party 中の アゲアゲドイツ人達
後、まぁ、旅行中の ただのコリアンガイズ と楽しくお話しできましたよ、と。



おふざけ


観光とローカルとの触れ合い以外にさらにこの旅にスパイスを効かせる為に、ちょっとふざけてみたというか・・



  • 風呂チェス」 で有名なブダペストのセーチェニ温泉で 「将棋」 をしてみる


風呂将棋




 とか、




こりゃ白い




 とか、







 とか、





  *ちなみに胸ポケットに入ってるのは「フォーク」です




 とか、




EUT_Germany1080851




・・・とかね。




まあね。。 何も聞かない、何も聞こえない。
ネタも大分ディープになってきたので、このくらいで自粛しておこうかな・・・
続きは個別の日記参照で。書いてないけど。





スライドショー動画


スライドショー動画を作ったぜ!

全写真 高速スライドショー



Flickr にUPした全写真(500枚位)をなんと 4分20秒 で見れちゃう!
もう一度言うと、 Flickr に UP した全写真(500枚位)をなんと 4分20秒 で見れちゃう! (大事な事なので2回言いました)
ウサイン・ボルト も思わず ボビー・オロゴン調で 「はえぇーーなッ。」 って言う程の駆け抜ける衝撃!
ポップな音楽と共にどうぞ。





全鉄道 スライドショー



今回はひたすら鉄道に乗り続けたので、鉄道の写真だけ Flickr から抽出してみた。


これを見れば頭の中は鉄道でいっぱい。
目の前には延々と伸び続ける線路、鳴り響く汽笛。
窓から流れる風と自然の香り。軽快に揺れる車両。ガタンゴトン!


おっと、つい新緑の自然をひた走る電車にトリップする所でした・・


スペインが誇る豪華ホテルトレイン 「寝台特急エリプソス」 や、
今年100周年を迎えたスイス随一の景勝ルート 「ベルニナ線」、
開業150年以上経過し、1998年には鉄道として初めて世界遺産に登録された
最初にアルプスを越えた世界初の山岳鉄道 「セメリンク鉄道


等々、見所たくさん。50枚位。


電車好きにはたまらないだろうけど、実は俺は興味ないので特に琴線に触れるようなことはない。


Flickrオリジナルページ



全ビール スライドショー



今回はひたすらビールを飲み続けたので、ビールの写真だけ Flickr から抽出してみた。


これを見ればお腹の中はビールでいっぱい。
目の前には隆々とそびえ立つジョッキ、弾け飛ぶ気泡。
鼻から抜ける麦とホップの香り。軽快に動く喉仏。ゴクンゴクン!


おっと、つい黄金の水面を覆いつくす白泡にダイブする所でした・・


ビールじゃないけど、ルイ14世が『王者のワインにしてワインの王者』と称えた 「トカイワイン」、
今年200周年を迎えたオクトーバーフェストには間に合わなかったけど、 「ホフブロイのヴァイスビア」、
もやしもん第8巻で『世界が驚きを以って迎えひれ伏したピルスナーの王』とか言っちゃってる
世界一美味いビールを出す店 「金の虎のピルスナー・ウルケル


等々、見所たくさん。40枚位。


ビール好きならずともこれはたまらないはず。俺からしたらもうその喜びたるや筆舌に尽くし難い。


Flickrオリジナルページ





所感


既に意外とダラダラ書いちゃったけど、全体的な感想などをさらに少しタラタラと書き連ねて終わりにしたいと思う。
(最後までお付き合い頂いた方にはプレゼントもあるよ。多分。)
実はヨーロッパはアジア程じゃないけど旅先としてはあんまり興味ないので、それほど期待してなかった所があって、
昔行ったことあるし、多分飽きるだろうなーと。笑 まぁ、実際最後の方は飽きてましたが。特に城・教会系はね。
それでも期待以上に楽しめたのはやはりこのスケジュールのおかげだと思う。
前述した通りここは賛否両論だろうけど、自分にとっては旅の難易度は旅を面白くする重要なファクターで、
それはこれまで多くの国を訪れ色々な物に触れて、感動レベルのしきい値が上がっていて、
単に観光だけで楽しめなくなってるんじゃないかな、と自己分析する。
今回現地人と触れ合ったのも、観光以外に楽しみを見出そうとした思いからかも。
そしてそれでも2週間という期間がリミットだと解った。これ以上だとどんなにスケジュール詰め込んでも
途中で中だるみしちゃうし、飽きてしまうと思う。後、終わった後に現状に戻れなくなると思う。マジで。
いつかのんびりと放浪する旅もしてみたいけど、今は未だそれをやる勇気はないし、
むしろ短期間で突き抜けた旅をもっとしたい。
同行したKazakenも同じような思考でよかった。というか、彼と行った南米旅があまりにもキレイにはまって、
それで難易度を意識し始めたところもあるのかも。


ということで、ヨーロッパ高速旅、それなりにオススメでございます。
別に国数増やさなくても難易度増やすことは出来るけど、そこはやはり多くしちゃおうよ。
国が違うと言語も違えば文化も雰囲気も違うから、毎日列車で違う言語が流れてくるとかホント新鮮だし。
東欧寄り、スラブ語派とかホント訳解らなかくて、そういう全く知らない世界を知る楽しみもあれば、
ある程度馴染みあるスペイン語やドイツ語はかなり聴きやすいのでそれでまた違った面白さがあって、
例えば、ドイツ列車内で駅に着く直前のアナウンスは、最後が 「〜レヒツ」 で終わる事がやたら多く、
そこが凄い日本語のカタカナ的発音なので記憶に残って、ずっとどういう意味なんだろうって考えてた。
日本語の「です」みたいなものかと頭をよぎったけど、日本や韓国語じゃないんだからそんな単語はないな、と笑
てか語順的におかしい。暫く聞いてるとその単語を強調してる喋り方のような気がして、何かがレヒツなんだと考える。
すると、ずっと右側のドアが開いてたのが、「レヒツ」と言わなかった時だけ左側が開いたのに気付き、
あぁ、レヒツは 「右」 って意味なんだなって解った。スッと頭の中の雲が晴れた気がして実に爽快。
単語一つを自然に覚えようと思うとこんなにも大変だけど、こうして覚えたモノはなかなか忘れない。
ちなみに 「左」 は何と言うかというと、忘れました。だって行ったの1年前だもの。


前回ヨーロッパに行ったのはもう10年も前の事で・・・
今回再来するに辺りこの10年間の変化を感じれるかどうかってのも楽しみにしていて、
懐かしさを噛み締めながら空港に着陸し、周りを見渡すと EasyJet や Ryanair 等の LCC の機体が並んでいて、
一気に、おぉーヨーロッパにやって来たなーって気持ちになって、そのEasyJet機の多さとかから、10年前と違うなー
って早々に感じて、市街はどうなんだろう? 近代的になったかな?(失礼) と思ったら、そこはあまり変わってなかった。
人々が少しマシなケータイ使ってたのと、電車でケータイ使えたくらいかな。 ってそれ日本と同じだね。
後、ビールが美味く感じて、料理も少し美味しくなった気がした。 ってそれ俺の味覚と懐の問題だね。
まぁ10年位じゃ街は変わらんのだなー、変わったのは中国位だ。
変化じゃないけど、前回との違いといったら、やはり鉄道旅ならではの国間移動の便利さ。
前回は2週間でイギリス、フランス、イタリアと3ヶ国巡ったんだけど、
イギリス入ってることもあり、移動の出入国審査時に違う国に行くって感じがあった。
でも今回訪れた13ヶ国はスイスやリヒテンシュタインなんていう非EU国までシェンゲン協定のおかげで
全てパスポートコントロールなし、もちろんビザもなく、ホントに隣町に行くような感覚だった。
めんどくなくていいけど、スタンプ押されないのはちょっと寂しい気もするなー。


街は変わらずとも自分は変わったな。当たり前だけど。だから同じ都市に訪れても違う旅になる。
前回の写真を眺めてたら、パリのコンコルド広場で似たような構図で撮ってる写真があったので、
ホントはもうお蔵入りに死ぬほど恥ずかしい写真なんですけど、最後に恥を忍んで、
劇的Before-After 載せちゃいます。



10年前


コンコルド広場にて 2001

2010年現在


コンコルド広場にて 2010




Kazaken 変わってねーなーw








以上、 JUSKEまとめ でした。






完


アデュー!











                                • -

(おまけ)これまでに行った国



visited 37 countries (16%)


更新しました。
実は 「30歳までに30ヶ国行く」 ていう目標があって、
ちょっと達成がしんどそうだったので今回ヨーロッパに行ったってのがあります。
日本到着2日後に無事30歳になり、逆に大幅達成の 37ヶ国 と相成りました。めでたしめでたし。


てかいつ中東行けるんだろう。後、いいかげんイグアス行きたす。。








 

バルセロナに無一文で降り立った日本人


お久しぶりです。僕です。 さて、また随分サボタージュしてましたがようやくblog再開と相成りました。


昨日(肉の日)で無事アメリカ生活を終えまして・・・
今日から2週間ほどヨーロッパを旅し(←イマココ)
そして日本へ帰る。


・・というところだったと思います。確か。ってことで本編スタート。




地中海


スペインの地中海沿岸上空からですよ、と。


今回のヨーロッパ旅スタート都市はバルセロナ。到着は朝です。


つまり大西洋横断中は夜中で、機内では十分に睡眠をとるベストな状況が用意されていたんですが、
出発前バタバタしててかなり準備不足だったので、少しはスペインの情報を入れとこうと
ガイドブックを読み漁ってました。ホント今更です。。
まぁその甲斐もあり、バルセロナから日帰りで隣国の 「アンドラ公国」 へと行ける事が解り、
無事本日の予定が決まった次第です。眠いけど。
旅はいつも寝不足で始まる」 という持論をまたしても自分で実践する事になりました・・。


ちなみに、アメリカ生活中の荷物は出発前日に日本へ送付済み。
荷物は西へ、俺は東へ、旅行後も俺はそのまま東へ、そして日本帰着と。
まぁ、つまり 「世界一周!」 ってやつですよね。誰がなんと言おうとも。
この旅が終了した暁には、我が人生の To Doリスト である 「海外で働く」 と 「世界一周する」
の2つをこなす事になります。ギリギリ20代で間に合いました。誰がなんと言おうとも。






そんな感じで、


AM 11:00 眠い目をゴシゴーシ擦りながらバルセロナ上陸。


マドリッド(スルーしました)からバルセロナへの機内からは肉眼でサグラダ・ファミリアが見えました!


ミニチュア・サグラダ・ファミリア


いきなりの不意打ちで、興奮しますねー!


早速このサグラダ・ファミリアに会いに行きたいところですが、
今回は久しぶりに旅友 @ を日本から遠路はるばる呼び寄せての2人旅でして、
彼は今夜遅くにバルセロナ到着予定なので、先に宿の手配でもしといてあげるか、と
適当なホテルに赴いたんですが、しかし!




何処も満室!




取りあえず時間もないので、ホテルはひとまず置いといて、
謎の小国 「アンドラ公国」 へと向かう。




で、 「 アンドラに何があるの? 」 って言われたら別に何もないんですけど(アンドラ人すまんっ
只そこに変な国があるから行くんです。この時のこの選択は一般的には多分間違いでしょうね。
その後しんどい現実が待ち受ける事になりました・・






〜そして、バルセロナからバスで揺られる事約3時間半〜






PM 17:00 ピレネー山脈山中はミニ国家アンドラの首都 ”アンドラ・ラ・ベリャ” に到着。




天気は雨。




そして何もする事ない。(想定通り)




まぁ、滞在1時間なんで、テキトーにブラブラした後、
マックに入り、Wi-Fiを使ってkazakenに 「ホテル取れなかった、ゴメンちょ」 とメールを送り、
そして Twitterアンドラの感想をTwtしてた。


その時のTweetsがコチラ

タイムスタンプは日本時間になってます。
この内容とは裏腹に、心中では 「この旅面白くなってきたぞ」 と思った瞬間でした。笑


アンドラ市街の雰囲気とかは上述した俺の文章で十分伝わったと思うので、
今回は写真のアップとかはオミットする方向で・・ 
箱根みたいな感じを想像して頂ければまぁ大きくは外れないです。






PM 21:00 バルセロナ帰着


kazaken到着までまだ時間あるので、また何軒かホテルにアタックするも全滅。
恐るべし、バルセロナ。ていうか眠い・・・




ひとまず諦め、kazakenとの待ち合わせのカタルーニャ駅に移動し彼のケータイに電話する。
そして何度かの呼び出し音の後、電話に出た彼にすぐさま聞きました。


バルセロナ着いた? 」 と。 


まぁ、電話に出てるんだから着いてるんだろうけど、
この時の彼の返答は俺の予期していたものと全く違い、俺は今でもそれを鮮明に覚えている。




電話に出た彼の第一声は・・




財布スられた! 」 でした。




バルセロナ着いた?」 という質問に対して 「財布スられた!」 という返答。
全くもって意味が解りません。聖徳太子でも聞き返すレベル。




ていうか、正確に言うと・・




財布スられた! 財布スられた! 財布スられた! 」 です笑




3回目のは 「財布スられたっス!」 になってたような気もするが、今となっては知る由もない。
てか、そんなに聞いてねえよ、 と一瞬思ったけど、確かにそれは緊急事態ですね。。ヒドく狼狽してましたし。
「ま、取りあえず落ち着いて、落ち合おう」 って事で電話を切り・・




PM 23:00

一年ぶりに全然感動じゃない再会を果たしました。
この時の彼の顔も俺は今でも覚えています。顔というか身体全体ですね。
全身からほとばしる負のオーラはまるで 「土下座する海老蔵」 のようでした。見た事ないけど。
かなり遠くから認識出来ましたもん。 「あ、何か死にそうな日本人が歩いてくる」 と。
マイケルジャクソンの 「スリラー」 のPVに出てくるゾンビかと思った。スリだけに。


どうやら空港から市街への移動中にスられたらしく、
その財布には全マネー&全カードが入っていたようで・・
完全なる無一文でバルセロナに降り立った訳です。なんとも勇敢な 恐ろしい話です。。


まだ旅始まってないのにもう 「スリ」 とは・・
ケンシロウ的に言うと、 「 お前はもうスられている!(ビシッ 」 みたいな。
あまりにも早い。早過ぎる。俺の知るかぎり最速。飛天御剣流もビックリです。
ということで、このスリ事件を今後 「縮地スリ」 と呼ぶ事にしました。






深夜 0:00


マイコー


カード諸々を停止する為、日本へ電話する kazakenくん。


「奴らはプロだから、狙われたらしょうが無いよ。運が悪かったな」と、励ましつつも、
俺の頭の中では相変わらずマイコー の 「スリラー」 がループしてた。笑



'Cause this is thriller〜, thriller night ♪
And no one's gonna save you from the pickpocket about to take




幸いカード被害もなく無事カード停止出来て被害は現金3万ちょいで済んだよう。
よかった。よかった。


気を取り直して取りあえず適当なバルへ移動〜
と、ここでまた彼は別のスリ師に柔道技かけられながらポケットに手突っ込まれて、逆ギレ 流石にキレてた・・


もう既にスられてるっつーの。一足遅かったな、と。




AM 0:30
日付が変わってようやく夕食にありつけた。スペインらしくタパスでビール。
再会とこれからの旅に乾杯。 スリ師に完敗した事は忘れてカンパイ!






そして、




いよいよ、忘れていたもう一つの現実に向きあう時がきました・・






ホテルがない。






バルを追い出された後、ダメもとで街中をブラブラしつつ何軒が当たってみるも、全滅。






AM 3:00


諦めたのでここで試合終了です。


完全に諦めましたの図。


安西先生が何を言おうとも、もう諦めましたし、試合終了です。。




この時間になると流石に空いてる店はほぼ皆無。
だが幸いバルセロナは暖かい、このまま朝までいこう。
普通に外で飲んでる奴らとかもいるし。ハロウィンの格好してワイワイとね。楽しそうにね。
睡眠さえ足りていれば僕らも普通にそんな感じに過ごせるんだけども、
なにぶん眠い。猛烈に眠い。。そして手負いのkazakenと二人。全く楽しくない。。




「ちょっと広場のベンチとかで寝る?」


って話になり、広場に移動すると・・




AM 3:30 雨降ってきた


ブルガリkazaken


しかもスコール的なヤツ


縮地スリの傷が癒えぬところに追い打ちを喰らいうな垂れるkazaken。
気温も下がってきたので外は寒いし懐も寒い。大丈夫だろうか。
(ここでは変なチュニジア人に絡まれてた)




…再度協議の結果、駅に行って雨風凌ぐ事に。


明日(てか今日)からは鉄道使って移動し続ける毎日になるので、
ついでに窓口で事前にWebで購入したユーレイルパスのアクティベートをしちゃおうと。
朝一でアクティベートしたら、ロッカーに荷物入れて、そしてバルセロナ観光・・という計画。完璧。


・・体力が持てばの話ですが。
なんにせよすぐさま実践。あわよくば窓口開くまでベンチで寝れるかもという淡い期待を胸に抱き、
(俺は)財布を握り締め、荷物を背負い、濡れた靴で駅へ向かって重い一歩を踏み出したのだった。






AM 4:00 フランサ


マスクマン


同じく朝を待つこんな人達と並んで夜を明かす。




実は昨日でサマータイム(DST)が終了の為、今朝方時計が1時間戻ってる。
つまり、この寒い中窓口が開くまでもう1時間待たないといけないという・・


正直この1時間はかなり痛い。。


まぁそんな誤算はあったが、無事ベンチを確保出来たので、
荷物から取り出した防寒着を纏い、目を閉じ、ひたすら夜明けを待ち望む・・・




果たしてこのまま無事夜明けを迎えるのか。
さらなる悲劇が(kazakenに)襲いかかるのか。


そしてサグラダ・ファミリアには会えるのか。




無駄につづくー



                                • -


  次回、 「Adéu, Barcelona! (さらば、バルセロナ!) の巻」 (多分)





アメリカ編 完


09年3月29日(肉の日) から約1年半、本日10月29日(肉の日) にてアメリカ生活を無事終えました。




オバマバーガー




月並みな表現ですが終わってしまえば本当あっという間で、だけど、今この1年半を思い返すと・・
あれ・・ なんか目の前が歪んでよく見えないや・・ ってのはウソですけれども、本当色々ありまして、
楽あれば苦あり、苦あればエロあり、と、まぁそんな感じです。
正直、ボアでダルな時間も多々あったし、それでいて心に祭囃子が鳴り響く、
そんな時間もあったかも知れません。


ココにそれらハートウォーミングなストーリー達を逐一書き切る体力が俺にない事は明白なので、
もちろんそんなドン・キホーテ的な行為はしませんが、取りあえず節目ですので
筆をというかキーボードを打ってる次第であります。それでいて、
アメリカで何しててどんな成果があったの?とかそんな基本的な事は端折る次第であります。






滞在中の出張やら旅行やらで赴いた州を色塗りしてみました。


20州+DCに行ったよー
visited 21 states (41%)




ワシントン D.C. に滞在してたので、東海岸はほぼ制覇ですね。
西は昔旅行でちょろっと周っただけです。今回去る前に最後に訪れようと思ったけど、
計画倒れで終わりました。。アメリカでの業務終了後ゆっくりする事なく、
来る時同様に次の日出発という慌ただしいお別れでした。
滞在中一度もオバマを見る事が出来なかったのがひどく残念っす。




さて、これから2週間程ヨーロッパを旅して周って、そしていよいよ日本帰国、と、
イベント目白押しなので、この一週間はFarewell Partyだの、後片付けだの、
旅の準備、日本帰国後の準備… 等々、バタバタバタコさん状態。
全然実感沸かないまま、無駄に作ったToDoリストを機械のようにこなし、
一つ一つ線を引いて消す事に快感を覚える日々の中、
これが全て終わった時、自分の心情は何処を向いているのかなと、ふと思った。
久々の旅に興奮MAXなのか、日本というか日本食に頭いっぱいなのか、
はたまたアメリカを離れる事への寂寥感なのか・・・?


まぁ多分きっと変わらずはっきりしない Mixed feelings のままかと思いきや、
今、全て一段落しまして、一番強く感じるのは…、意外にも寂しいという事。
そしてそれで今回の滞在は自分にとってよかったんだなと分かった、朧気に。
上手く言えないけども、よかった。


後は、日本で頑張らないとねー




アメリカ編の写真は コチラ






明日からは10年振りのヨーロッパ旅編が始まります。
書くのはいつになるか解んないけど。。



 
 

最後の夏旅 2010


8月半ば茹だるような暑さの金曜日。


horny!


勤務終了後 → アメフト観戦 → Bar → そしてそのまま夜行バスでNYへと行ってきた。
今回も相変わらずのしんどっぷり旅だ。何故旅はこう毎度寝不足でスタートするのか。
明晰な頭脳を持ってしても全くもって解明不能。神のみぞ知る世界である。


アメフトは試合時間大体3時間程かかりまして・・・
最後の方とか見てる方まで疲れてくるんですよ。。
もうアメフト見てるんだかチアリーダー見てるんだか解らなくなってくるくらい・・・
まぁ確実にチアですけど。それも確実にキックオフからですけど。




そんな疲弊しきったバディを休めるべく、NYまでのバス内で至高の睡眠を取るはずが、
通路を挟んだ隣の席ではチャイニーズ娘共が、全盛期のSPEEDを彷彿させる同時トーキング全開で、
これには流石にトークの仕方ってもんを・・じゃなくて、軽く叱りつけてやらねばと、
いや、むしろ今世紀一番叱られたのは朝青龍かお前らかって位叱りつけてやろうかと思ったのだが、
しかしそこは仏の顔を持つと言われる私、「黙れ」 と、 "f*ck!" と、言いたくなるのをぐっとこらえ、
深呼吸をし、素数を数え、究極のスマイルを携えて "Would you mind keeping it down a bit?" と
大人対応したのでした。まさかの丁寧語である。




そんなこんなで、順調にHPを減らしつつNY到着。しかも思いの外早く、朝5時半に。
今回NYくんだりまでむざむざやって来たのは、去年DCの語学学校で知り合ったパリジェンヌが
バケーション使って今度はNYにやって来てるという事で、じゃ会おうかって流れになったからに他ならない。
ホントそれだけ。という事で、特にNYに予定ないのに朝5時半です。
もう一度言うと、NYに朝5時半にいて何もすることがありません。
そんな人、今この街にホームレスか俺しかいないんじゃないか。
俺はいつの間にそんなどん底まで落ちていたんだ・・ と愕然とし腰が砕けかけたが、
いや、待て。俺は只の旅行者だ。普段はお家へ帰って ほかほかごはん あったかいふとんで ねむるんだろな
そんな「にんげんっていいな♪ ©」的真理と共に財布とiPhoneを握り締め、まだ目覚めていないこの街に二本の足ですっくと立ち、
マック的な場所へと向かうのだった。




テキトーに時間を潰しつつ充電しつつ、その後ブライアント・パークへ。
この公園は大のお気に入りでして、時間潰しにはもってこい。
まぁ何があるって訳ではないんですが・・ 強いて言うならキレイなトイレがある、と。
何と言ってもここのトイレ、"America's Best Restroom 2010" の
ファイナリスト10に選ばれた位ですからね。
生花ありーの、電動の便座シートありーの、のTOTO顔負けなクオリティです。写真はUPしませんが。
セントラルパークとか、もう広過ぎて・・ 下手したら漏らしかねませんよ。いや、マヂで。(危なかった)
これ位のしっぽり感がグッドです。園内は Free Wi-fi完備ですし、
すぐ隣には紀伊国屋という立地。素晴らしい。至れり尽くせりとはまさにこの事。
ちなみに私はブライアント・パークの回し者とかではないです。当たり前だけど。
そして日本からNY来てわざわざ行くような所でもないっす。。




暇つぶしついでに紀伊国屋で次回秋旅用の 「地球の歩き方」 を購入し、
井上先生渾身のバガボンド壁画に別れを告げ、いよいよ友人と合流へ。


VAGABOND!






協議の結果、マンハッタンから気軽に行けるビーチ、"Coney Island" にやって来た。
他にもいくつかビーチあるんだけども、ここは地下鉄で行けるというアクセスの良さがナイス。
海は多分一番汚いだろうけどな。。


そしてココ、あの有名なホットドッグ早食い大会の会場なんです。これは知らなかったな。
駅を出ると目の前に、主催 Nathan's のお店が!

Nathan's!




看板には我らが日本人英雄 "The Tsunami" こと小林さんの似顔絵がどでかく描かれてます。

The Tsunami!




ホットドッグはこんな感じ。

ホットドッグス


もっととんでもないもの想像してたけど、見た目フツー。
ビーチもまぁ普通かな。入らなかったけども。


ビーチよりも隣接してる遊園地の方が有名だとか・・ なんでもこの観覧車 "Wonder Wheel"
上からマンハッタンが一望出来るとか。乗らなかったけども。。


Wonder Wheel!



・・・まぁ、そんな感じで、
さくさくとビーチを後にしてマンハッタンへ戻り、
何人かと合流して皆で朝方までわいのわいの飲んでた。
この日の夜は初めて肌寒く秋を感じました。








(…相変わらず最後まで日記書き切る体力がなく、バス降りてマック行くのに10行書いてるのに、
 飲みのくだりはまさかの1行。。面白い話はあったんだけどな。姉の部屋にキャロットがあったとかw 
 下ネタになってくるので自主規制で。。取りあえず仏人はエロイと。)




…あ、そーいえば、ホテルが面白かったのでちょっと紹介。
NYのホテルはバカ高く普通に$300とかするので、
いつもは日本人経営の安宿か、日帰りで帰ってしまってたんだけど
今回NY最後だろうから普通なホテルにしてみました。それでいて結構お得値段。
朝方ちょっと寄っただけなので完全に只の浪費となりましたけども・・




ミッドダウンにある "The Pod Hotel"
全室にiPodドッキングステーション配備されてるからこんな名前なんでしょうか。


ロビーフロント

ロビー2裏庭


ポップな色調のデザイニングホテル。シャレオツ。
屋上にも上がれるのがよい。カップルがいちゃこいてなければ尚良し。


屋上



まるでホテルのサイトから取ってきた写真のようだが、ちゃんと自分でざわざわ撮ってます。
もちろん俺は回し者ではない。




この設備でココは安い部屋なら$100くらいからある超良心的値段設定。超狭いけど。。
せっかくなんで俺はクイーンにしました。しかし不思議とそこに 「女王」 的要素は微塵も感じ無かったけどね。
あるのは、そこはかとない寂寥感だけ。 「女王はどこへ消えた?」 の世界である。


このドアに貼り付けてあるインストラクションにトドメを刺されましたよ。笑

How to have fun


4番、確実に実行出来ませーん。。。





■ The Pod Hotel




もう一つこのポッドホテルのユニークなポイント。
ネットで部屋を予約するとすぐに、宿泊者専用掲示板のURLとパスワードがメールでくる。
宿泊者同士で情報交換したり飲み友探したり相乗り探したりとかまぁそんな事が出来る。
パスワードは宿泊終えた後もずっと有効でした。使わないけどね。。






以上、さらばニューヨーク。 もう当分来ることもあるまい。


オパッピー




その他の写真・動画は恒例の下記からどうぞ。



Flickrオリジナル

アメリカ縦断ウルトラ旅


どうも、お久しぶりです。JuSKEです。
えー いい加減このID変えたいんですが、各種サービス全てこれできてるんで今更どうしようも…って感じです。





さて、7月4日は独立記念日アトランタまで行ってきた。



アメリカは日本と比べて休日が少なくて、GWがないのはもちろん、年末年始休暇なんてのも孫さんの髪の毛のようなもので、
その上自分にはバケーションもなければ彼女もいないっていう修行僧かっ! ていう生活を送っているんだけども、
そんな殺伐とした心を浄化する為には 「」 しかなくて、その為に貴重なこの独立記念日が重なる3連休に照準を当て、
それはもう数日前から・・




ヒデ、アトランタ行きたくね?


行くか、ゾノ




…みたいな今は亡き ラ王の往年のCM ばりの計画性で見事実行に移した次第です。
ちなみにこのワールドカップ2010真っ只中で何故敢えてこのネタ? という質問はスルーです。




今回の旅友はコリアンとマレーシアン。野郎3人。。 数式にすると ♂×3 + ♀×0 = 3♂ です。
金曜夜出発、月曜夜帰宅の2泊4日。日記はめんどいんでこの一本に纏めます。


移動手段は車で、ルートはこんな感じ。



View Larger Map


おいおいっ、これでアメリカ縦断っていうのは言い過ぎだろっ! ていう質問は全力でスルーです。ていうか嫌い。





1日目 (7月3日)


ひたすら移動。しかも前夜半徹。
エロコリアンが運転出来ないので俺とマレーで交代交代。はっきり言って眠すぎた。。今思い出しても眠い。
途中 「リッチモンド」 で所用を済ませ、 「ローリー」 って町でマレーの友人と合流しランチ。
ちなみにこのローリー、発音絶対 ローリーじゃないです。 だってスペル "Raleigh" だぜ?
でも何故か日本語だと 「ローリー」 。ひどす。 こんなのが他にも一杯あって、ホント地名には苦労するんですよ。


・・・と、それ以外は特に執筆する事はない町でして、、、
まぁ敢えて言うならこの時のランチは今旅で一番美味しかったかな、と。




これです。





ここノースカロライナ州BBQ発祥地 らしいという超重要情報をさらっと入手してしまったので急遽頂きました。
Chopped Barbecue」 っていう独特のスタイルです。 「Pulled Pork」 とも言うみたいなんだけど、
正確には両者は別物。 直訳すれば みじん切り したのか ほぐした のかって違いだけど、前者はビネガーテイストで
主にEastern地方で好まれるんだとか。多分。そんな感じ。詳細は各自Wikiって頂きたい。


てことで、予想外にローカルフードを味わえて満足です。
ローカルフード&ビール は旅のmust-doですね。 只のクソ長時間ドライブが 「旅」 になった瞬間でした。




只、一つ言えるのは、




アメリカで料理に感動することはない




…ということですね。 はい、間違いないです。素材を生かし過ぎというか頼り過ぎというか・・
このChopped BBQはらしくない形状ですが、はっきり言って味覚的には逆効果かな、と。肉をナメるな、と。
付け合せのオクラは美味しかった。 オクラは英語でもオクラって小ネタで締め。






続いて次の街、 「シャーロット



ここも来るの初めてだけど、実は今後のアメリカ生活の半分を過ごす事になる街。


「バンカメ」 こと "Bank of America" の本社や、
「ワチョビア」 こと "WACHOVIA(ワコビア)" の本社等がある金融街




それだけ。




旅行で来ても何もする事ないと思う。どうでもいい街。AKB48総選挙 と同じ位どうでもいい。






最終的にその日の深夜24時ちょいちょいにアトランタ到着。
距離的にはもっと早く到着出来てもおかしくないんですが・・
それは道中でワールドカップ(ドイツ v アルゼンチン)とか見てたからに他ならない。。
中南米系の店でドイツ応援してたんで危うく店出れなくなるトコでした。。






しんどいわー。





2日目 (7月4日)


終日アトランタ観光。
メインは 「ワールド・オブ・コカコーラ博物館」 ・ 「CNN本社」 ・ 「ジョージア水族館」 の3連コンボ。 ド定番。
がしかし、CNNは時間の関係上明日に。。 そして特に僕の琴線に触れるコトは無かったのでこの日記では割愛すると思う。




コカコーラ博物館では "World Cup 2010" コラボ特別イベント等あったりして、
てかこれが1番面白かったりして、皆で記念写真撮ったんだけど、これが…


どうやったら顔認識付LUMIXでこんなピンボケ写真をっ!?


って位ドイヒーなデキだったので、ここではUPしない。。
それ以外でもコーラが飲めたり、コーラが飲めたり、コーラが飲めたりと…
コーラフリークにとっては至れり尽くせりなミュージアムでした。後、お土産にコーラ貰える。




世界各国のコーラが試飲出来るブース。大陸毎に分けられてる。





日本はコチラ



我が国代表は 「ハイシー梅」 と 「ベジータベータ」 ・・・ なんだろう、この 日本=ヘルシーだろ? みたいなチョイス。
ベジータベータ とか今のゆとり世代は知らないんじゃないかな。




全体的な味の傾向として北米は甘め、南米はもっと甘め、アジアはフルーティ、EUはようわからん、ちょい特殊・・って感じ。
その特殊の最たる例・・ 衝撃的だったのが、イタリアのコチラ。



"BEVERLY" ( ビバリー




こいつを一口含むと・・・






こ、これは・・・




超不味いんだけどーっ!?






おいおいおいイタリア人マヂか!? ビバリーっていうか、アンビリーバボー。
もうまるでお宝を見つけたようにすぐさま皆を呼び寄せ勧めざるを得なかったもの。
そして、皆で乾杯して一緒に Usher の "OMG" を熱唱せざるを得なかったもの。


Oh, Oh, Oh, Oh, Oh, Oh♪ Oh, Oh, Oh, Oh, Oh, Oh♪ Ohh Myy Gosh〜♪♪


ブチャラティ的に表現するなら、 「この味は!・・・・・・・・・ ウソをついてる 『味』 だぜ・・・・・・」
みたいな。そこにグルメという言葉は微塵も感じさせない。スリル、ショック、サスペンスの世界。
コーラがすすむコーラ。 そこにシビれないし、あこがれない。


日本人はイタリアン好きかと思ってたけど、まさかドリンクでこんな落とし穴があるとは・・
もしいつかまたイタリアに行く事があったら本場でもう一度試してみたいっす。







…コカコーラ博物館 を後にし、お隣の ジョージア水族館 へ。


連れのコリアンは水族館初めてだったらしいのでかなりハシャいでいたけど、自分的にはまぁ普通。
でも水族館好きなので触れておこう。世界最大級らしいし。こんな海の無い街なのに…不思議だ。



上の水槽が一番面白かった。素手で幼魚のエイやハンマーシャークに触ることが出来る。餌付けも。
皆がエイのヌメッた背ビレやら何ビレやらを慎ましくそしてエロくソフトタッチしている中、
我々アジアン3人組は、まるで沖縄から来た4人組かってくらいのテンションになって
尻尾掴んだり、バシャバシャやったり、「おー、そっち行ったぞー!」 みたいな事してたら…
監視のイカツイ黒人兄ちゃんに思いっきり指差されて… " I SAW YOU !! " と大声で一喝っ!
人を指差すなよ、とちょっとカチンときたけども、どうやら触っていいのは、"Only Two Fingers" とのこと。
…知らねぇよ。。加◯鷹かよ。


…てことで、その後は 紳助に罵倒された後の 東京03 のようにしゅんと丸くなって観察。(嘘)




確かに世界最大級を謳っているだけあってかなり広かった。






                                                    • -



この日記の冒頭でも触れたけど、今日7/4は 「独立記念日(Independence Day)」
アメリカでは毎年この日に各地で盛大な花火が上がる。ホントひたすら上がり続ける。
どこぞの首相の支持率とは完全に真逆。 ここアトランタももちろん例外ではなくて、
会場であるダウンタウン中心の 「オリンピック記念公園」 に赴いたんだけども
コカコーラ博物館で貰ったお土産のコーラのせいで中に入れないという。。(瓶持ち込み禁止。。)
そんなコーラに始まりコーラで終わる一日。中田に始まり中田で終わる的な。意味わかんないけど。




取りあえずホテルに一戻り。 …と、ここで気付いた。





この部屋、




花火会場のド真ん前じゃねーか、と。


ココから見ればいいじゃねーか、と。






つーことで、窓際にソファを配置し、その横にビールを配置し、でも栓抜きはなく、
只ひたすらに、優雅かつ華麗かつ女っ気全くなくカウントダウンを待つ。


下界は 東京サマーランドの波のプール かよって位のまさにすし詰め状態さながらで、
そんな下々の者を上空から哀れみを込めて見下ろしながら・・





見ろっ! 人がゴミのようだ!
ハッハッハッハッハ…
バルス(花火)は何時からだ?
9時半です、ムスカ大佐!


とか、


ステージで演奏してるね。
誰だろ? なんか暑苦しそうだなぁ。
TUBEじゃね?
ハッハッハッハッハ…


…なんて会話は、もちろんネタ通じないのである筈もなく。
天気の話とかしてたような笑 DCより日が暮れるの遅くない?9時近いのにまだ明るいよ?みたいな。。笑




花火は思ったより綺麗でしたよ、と。



地上50階超からなのでちょい違和感ありますね。








3日目 (7月5日)



朝一でCNNセンターを訪れた後、
ダウンタウンから30分程ドライブした所にあるアトランタ最大の観光名所 「ストーンマウンテン公園」 へ。
ここには高さ約250mという世界最大の一塊の御影石(花崗岩)があって・・


その様相から 「アメリカ の エアーズロック」・・・  





※などとは全く言われておりませんっ。



岩の真ん中には、南北戦争の三代将軍の彫刻がある。名前は忘れた。 こういう事しちゃうのがアメリカ。。




ロープウェイで岩の上に登れば360°ビューの絶景が。 遠くにはアトランタダウンタウンが見える。




記念に逆立ちしてみました。笑


※注:三十路前です。




この時、ポケットからiPhoneが落ちて傷だらけになったんだけど、今はその傷も愛しています。(キリッ




今回の旅では、ココが一番好きかなー




やっぱり自然が一番






最後にもう一度コーラ飲んで帰路に着く。(12時間ドライブ。。。)





以上、駆け足で愉快な旅でした。
いやー、ホントいくつになっても栓抜きは忘れますよね。








…久々の日記で疲れたんで最後の方テキトーです。
その他の写真・動画は恒例の下記からどうぞ。




Flickrオリジナルページ





次回旅(既に終わってる)も気が向いたら書くかな。


 
 

World Cup 2010:DEN v JPN

W杯デンマーク戦、中々に楽しい試合でしたので急遽ログ的エントリ。
はてな」 にTwitter連携機能なるものが付いたことだし、Twitterログの羅列で。




EST2:30 PM 南アフリカ民族楽器ブブゼラの音が鳴り響く中ホイッスル!


…実際Tweetしたのはちょっと後だけどね


そして前半17分で日本まさかの先制!
JFA公式アカウントのまさかのタイポ ”0 - 0”Tweetを揚げ足取りRT。


今大会やたらあちこちで見かける ”本田△” を早くも昇華。


そして2点目! △はデルタΔを経て直角三角形にまで昇華。(残念ながら機種依存文字


…もう、全くプレイについて触れてないし、
我ながら何言ってんだがわけ解らない。。
でも、変な言葉使ってる時は興奮してる時なんで 「いーんです!」(川平風)




そして、ハーフタイムを終え後半。
もっとTweetしてたかと思いきや意外としてないんだなぁ。
実際に呟いてるだけだったようだ…。


この ”どや顔” って言葉も今大会で一気に広まった感じだな。基本川島とセットで使用。
正確にはバンクーバー鈴木明子からだけれども。。どやさっ どやさっ


なんて不謹慎な事言ってたら点入れられちゃいました。。2 - 1 に。
これで闘莉王がシュート決めたら同点になってしまうではないか・・・




おいおい、まさかここから敗北とか・・・? と思いきやっ




ここで華麗な3点目!
電マ…じゃなくてブブゼラが高らかに鳴り響いてます。


いやー 凄いよ、この本田のアシスト。YouTubeあったから貼っとこう。
是非Googleの小粋なブブゼラボタンをONにしてお楽しみ下さい。俺はしない。



流石にこの時間で 3 - 1 、勝利は固いだろう。
デンマーク勢は何を思っているだろうか。
僕ら日本人が挫けそうな時、いつも安西先生の言葉を思い出すように
彼らにも彼らの安西先生が語りかけているだろう。こんな感じに・・・











嘘です。




すいません、冗談ですっ、安西先生。というか井上先生。
デンマークの選手も好きです。日本的な礼儀正しさがあるよね。


サッカーなのに強引に似合わないバスケネタを出しましたが、
そんなこんなで終了のホイッスル。




最後は 柳沢氏の今世紀最高の名言 「急にボールがきたので」(QBK
を回想しながら幕を閉じる。




バンクーバーの時もそうだったけど、
このTL眺めながら観戦って中々楽しいね。わいのわいの感が。
まぁ実際集まった方が楽しいんだろうけど、こっち日本人友達いませんから・・泣
渋谷とか凄かったみたいだし・・日本帰りたくなりましたねー


てか、もうすぐ帰るけど、も。


Later then!




おまけ
米英戦観戦時の写真等のスライドショー。米も調子いいねー。



今回のワールドカップ優勝は間違いなくブブゼラ
オンラインでブブゼラ販売してる会社、同時に耳栓も売ってるとか。流石です笑