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へんくう農業日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2012.8.7(火) 受け入れられないジャンボタニシ農法

受け入れられないジャンボタニシ農法

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新聞ジャンボタニシの記事がありました。
f:id:Julen:20120809011109j:image:w240:left『みんなの周りに増える外来種』特集
第7回:スクミリンゴガイ
【2012.8.7 中国新聞記事拡大

この新聞記事は一般論です。つまり、ジャンボタニシ農家の大敵、と。
かたや僕は、ジャンボタニシを味方につける農法をやっています。(詳細はコチラ
この農法は誤解を招いたり反感を買うことが多いです。
ジャンボタニシ拡散させている」とか
生態系を壊している」とか
迷惑だ」とか。
拡散については、僕たちは絶対にないようにしています。業者の田植え機などにくっついてジャンボタニシ繁殖したと思われるケースは聞きます。
生態系については、壊しているという話は今のところ聞いたことがありません。田んぼでは草や稲を食べ尽くしますが、これは壊しているとは言いませんよね。田んぼの外に出るとカルガモスッポン・コイなどに食べられて繁殖しないそうです。

f:id:Julen:20120809011110j:image:w360:leftジャンボタニシに食べられて稲がまばらになった田んぼ

黒い丸い物がゴロゴロ転がっていますね?ジャンボタニシです。
でもよく見ると、半分は在来種タニシです。
共存してますね。在来種は肉食、ジャンボタニシは(主に)草食だからでしょう。
f:id:Julen:20120809011108j:image:w360:left在来種(左)とジャンボタニシ(右)】
ジャンボタニシ農法では、ジャンボタニシを殺さないので殺虫剤を撒きません。また、ジャンボタニシに草を食べさせるので除草剤も撒きません。
その結果、その田んぼ農薬を一切撒かない生き物環境に優しい田んぼになります。
在来種が多いのもそのせいではないでしょうか。
従来の農法でやっている人は、ジャンボタニシを拾い集めて潰したり、殺虫剤を撒いたり、大変苦労しています。
だからもし隣の田んぼジャンボタニシ農法だったら「こっちが苦労して駆除してるのにそっちから入ってくるじゃないか!」と思うでしょうね。
でも一帯に広まったジャンボタニシを完全に駆除することは不可能です。
みんなで一斉に拾い集めますか?大変な労力ですよね。
一斉に殺虫剤を散布しますか?それこそ生態系を壊しますよね。

ジャンボタニシ共生すれば楽なのに。
と思うのですが、この農法はあまり受け入れられていません。農家の人がこの農法を知っても、やらないのです。ずっとジャンボタニシと戦ってきた人は、気持ちを切り替える事ができないようです。
この農法が反感を買うのも、外来種うんぬんより、こういった感情によるところが大きい気がします。
一旦敵対した相手とは協力することができないのでしょうか。
どうしたもんでしょう。

▲注意▲
ジャンボタニシのいない田んぼジャンボタニシを持ち込んではいけません!

ジャンボタニシ外来種です。外来生物法で『要注意外来生物』に指定されており、「未定着の地域に放すことのないよう注意すべき」とされています。

かずかず 2017/10/01 22:04 我が家では今年初めてジャンボタニシで除草剤を使わない稲作に挑戦しました。
結果は大成功 雑草はヒエが3本生えただけで他は全くないつるつるの田んぼになりました。
収穫量もびっくりするほど増えて除草剤がこれほど悪影響を与えてたのかと感じました。

JulenJulen 2017/10/03 23:05 かずさんのYouTube動画に返事をコメントしました

てけてけてけてけ 2017/11/17 17:24 ジャンボタニシを撒くのも、農薬を撒くのも一緒では?
農薬も使用量を守れば人体に無害とされるのに、なぜ無農薬にこだわるのか?、それは不自然な感じがするからでしょう。
ジャンボタニシだって日本の自然から見たら、明らかに不自然な存在です。何かあってからでは遅いですし、知らないところで在来種に悪影響をおよぼしているかもしれません。
自然体が一番です。危うきに近寄らず、農薬も外来種も極力避けた方がいいと思います。

JulenJulen 2017/11/18 21:14 てけてけさんこんにちは。
確かにジャンボタニシも撒けば農薬と同じかも知れませんね。
私達は、記事末尾の注意文に書いてあるように、外来生物法を遵守しながらやっています。私の町には既にジャンボタニシが定着している田んぼがたくさんありますからね。
休耕田がジャンボタニシのせいで作るのをやめたのかどうかは分かりませんが、休耕田を借りて田んぼを再開したら持ち主も周りの人も喜ぶので、私は今後もジャンボタニシがいる地域で田んぼを広げ、この農法を続けるつもりです。