視基aB

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2016年02月08日 - 月曜日

情動の大きさを身体への影響(を抑えたこと)で表現する

「声出して笑いそうになった」という表現が興味深かった。なぜ、この人は声を出して笑わなかったのだろう、声を出せない、出しにくいような状況に置かれていたのだろうか? たとえば、誰かのお葬式であるとか?

「(何かが面白いので)笑いすぎて椅子から落ちた」、「(映画の結末が悲しかったので)涙が止まらなかった」というのは、自身が持った情動の大きさを身体への影響を通じて表現する馴染みの深い方法で、「笑いすぎて椅子から落ちそうになった」、「涙が止まらなくなりそうになった(実際には、なんとか止めることが出来た)」というのは、同等の面白さや悲しさを表現しつつ、それを抑えこんだ意志力もまた示すことのできるいい方法だと思います。椅子から落ちたら恥ずかしいし、涙が枯れたら大変なので。ですが、「声だして笑いそうになった」に関しては、どうだろう。なぜ声を出さなかったのかが状況から明らかでないかぎり、読者の意識は、声だして笑えばいいじゃん? の方へ行ってしまうのではないだろうか?

逆に、極小の影響すらもあえて抑えることでなにが表現できるかを検討してみる。「ツボって、息吐きそうになった」、「まゆ動きそうになった」「口角、上がりそうになった」。「悲しい気持ちになりそうになった」もはや、自分の気持すらもコントロール下においている。

2016年02月04日 - 木曜日

Google Play Musicについて

イヤフォンをしていると、なんと、周りの音が聞こえにくくなる。そして、私は歩くのがとてつもなく速いので、それほど人通りの多くない、深夜近くの大きな通りの歩道で、次々と人影を追い抜いて、またしても、たまたま二人、並ぶ形になっている間をすっと行き過ぎた、と思ったら、抜きざまに、右側の人の口が動いているように見えた。あの二人はきっと知り合いで、それほど親しくないために若干の距離を開けて歩いていたところを私が分断する形で間を通り抜けたのだろう。Google Play Musicを契約したため、長らく放棄していたイヤフォンを装着する習慣を取り戻し、そういうことが起こった。

また、Google Play MusicといえばBaby Metalなので、さっきマックで女子高生がしていた話を実録したい。二人はおそらく五十絡み、白髪交じりの男性で私が先に乗っていたエレベーターにあとから乗り込んできた。雰囲気からして、新しく来た上役についての会話だっった。「そんであのひと理系の人なんだって?」「理系っていうか、なんかオタク? なんだよね」「技術畑なの?」「いや、技術っていうか、最初はあの、Baby Metalっていう、13歳位の女の子がやってるメタルバンド、の話から始まって」「バンド? 知らないね。そんな柔らかい話だったんだ」「柔らかいっていうか、最初はそういうところから始まって」。この会話は異常に記憶に残った。おもに、柔らかい、の使い方が。

2016年02月03日 - 水曜日

リアルさについて

物語の設定がリアルかどうか、についてはあまり興味はないし、現代を舞台にしているのであればリアルでなければないほど面白そうだな、と逆に思うくらいだが、人物の行動や心情があり得そうもないと思えてしまっては物語を楽しむのを阻害されるのでは? 突然、ゾンビが現れるようになった世界で、ゾンビに対して人間がどう反応したら自然なのか、というのはよくわからない。ゾンビが現れたことはないからです。

危機に瀕した人間が取る行動がリアルかどうかについては判断可能だが、あり得ないこと、ゾンビが現れること、に対してどう反応するのがリアルであるのかは判断が難しい。あり得ないことが起きている場合に人間がどう対応するのか観察することは出来ないので、と思っていたのですが、最近、あり得ないことに反応する人間を見ることが出来るTV番組があることを知りました。モニタリング、という番組です。この番組では、タクシーの助手席に幽霊を登場させたり、妻を全く知らない別の女性と入れ替えて、人がどう反応するか観察している。その際、タクシー運転手や他の家族の協力を得ているため、観察対象はまさにあり得ない事態、タクシーに自分しか見えない幽霊が乗っていたり、妻が全く知らない他人に入れ替わっているが他の家族は普段通りに振舞っている、という状況に遭遇している。その反応を見ていると、割と普通に適応しているな、という感じで、めちゃくちゃな事にはならない、あり得ないことが発生しても、あり得ないことが連鎖して行ったりはしないのだ、ということがわかり、がっかりする。

 
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