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これまでは、お返事用のエントリを立ち上げてお返事してたんだけど。
あらためて考えて、「コメントくれた人がお返事を探しづらいかも」と思い至ったので。
コメント欄にてお返事することに変更(今後また変更の可能性はあり)。
夕飯は、旅行代理店から送られてきたジャガイモ。彼女が揚げてくれた。
甘みがかなり強いジャガイモだった。「伯爵いも」とか書かれてたけど、ジャガイモの称号も多様化してきてるのか。
夕飯の後、メールを見てたら、先日の集中講義を受講していた学生さんからレポートが届いてた。
締め切りにはまだ数日あるんだけども、早めに出してもらえるのはありがたい。
桐野夏生の。
今日はえらく寒いので、「寒いわ」とか思いながら、暖かい格好をして読む。
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不倫をしている最中に、子どもが失踪してしまった女性が主人公。
「子どもが失踪した理由は自分の不倫にあるのではないか」と主人公は思い、子どもを探し続ける。一方で、不倫相手や主人公の夫や不倫相手の妻やらその他の関係者も、子どもの失踪に対しどこかしら自責の念を持ちつつ生きていて。
主人公が子どもを探す過程で、関係者らと再会し、失踪当時の思いと今後の人生に対する目測を確定していく小説。「人の死や絶望と、それらを受け入れながら人生を歩むこと」というのが主題かしら。
失踪事件に関する謎解きがなされるのかと思ったけど、そうでもなかった。登場人物の思惟において謎に接近していく部分もあるのだけど、あくまでも思惟。真相は不明。
救いがない世界で、結末も客観的には救われてない気がするんだけど。主人公の主観においては何かしらの「救済された感」が生じてて。読んでて気分が若干滅入ったけど、面白かった。
good2ndさんのブログを読んで、産経新聞が沖縄の女性暴行事件を取り上げていることを知る。「犠牲者をダシにすんな」(good2ndの日記)(←リンク)というのが当該エントリ。
産経がどんなことを言っているかというと。以下(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080212/plc0802122007008-n1.htmとhttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080212/plc0802122007008-n2.htmより)引用。
また、なんともやりきれない事件が起きた。沖縄の駐留米兵による少女暴行事件だ。
関係当局は事件を徹底的に調べ、糾弾すべきは糾弾してほしい。当然ながら、この米兵は厳罰に処せられるだろう。中学3年生、14歳の少女に一生背負わなくてはならないキズを負わせたのだから、これは償いようがない。
以上のことを踏まえたうえで、あえて書かなくてはならない。平成7年の少女暴行事件の再来として、現地では受け取られている。それは感情論としては分かるのだが、「反米」「反基地」勢力が気勢をあげているのは、なんともいかがわしさがにおう。
この事件を政治闘争の具にするというのでは、被害少女への思いやりを欠くというものだ。こういう事件を前にしては、人間の尊厳に対してどこまでも誠実でありたい。
「米軍は出ていけ」と声高に叫ぶのは言論の自由なのだろうが、そこには責任も伴わなくてはいけない。日本の安全保障は米国の「核の傘」が基本であることはいうまでもない。米軍撤退を主張するのなら、独自核武装論が付随しないと日本をめぐる安保環境は激変してしまう。
パワーバランスの空白を招いたら、東アジアの軍事情勢は一気に緊迫する。ほくそ笑むのは誰か。そこを抜きにして、厳粛かつ現実的な安全保障政策は語れない。
そういってはなんだが、これでまた、普天間飛行場の移設問題で、地元の首長や議員たちが日和見を決め込む理由ができた。基地との共存共栄以外に沖縄がたどるべき道はない。そのことを百も承知していながら、彼らはからだを張ってこなかった。
日米安全保障協議委員会に設置されたSACO(特別行動委員会)が普天間の全面返還、ヘリポート移設を打ち出してから、もう10年が過ぎた。名護市のキャンプ・シュワブへの移設で日米合意が交わされているが、地元の調整は一向に進まない。
それにしても、一部メディアのヒステリックな伝え方はいったいどう理解したらいいのか。事件は事件、安保は安保、と冷静に切り離し、日米同盟の死活的な重要さに思いをはせてこそジャーナリズムだ。
「住民自決は軍命令」と信じて疑わない体質と共通する情緒的反応の弊害を、そこに指摘しないわけにはいかない。
「知らない人についていってはダメ」。筆者などの世代は子どものころ、親から口うるさく言われたものだ。
米軍基地が集結する沖縄である。夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」が徹底していなかったことは無念、という以外にない。(客員編集委員 花岡信昭)
引用終わり。
記事終盤の「知らない人についていくから暴行されるんだ」とか、「親がきちんとしつけしてないから」といった物言い。被害者(や親)にあったかもしれない「何かしらの不用意さ」と、事件の「責任」とは別だと思うだが。それに、そもそも、本当に被害者(や親)が不用意だったのかどうかってことも、断片的な情報しか流れてない中でどうやって判断するんだろうか。この辺をすっとばして、「夜に歩いている未青年が被害者→被害者は何らかの問題(例:非行)を抱えている/親のしつけがきちんとしてない→だから加害者についていったんだろう→不用意だ→事件の原因・責任の一端は被害者(たち)にもある」って話が組み立てられてるような。本来は、それぞれの矢印で物事が結べるかどうか自体が調べてみないと分からんことなのに。あと、「車乗ってく?」って声かけられたの夜の8時半らしいし。福岡だと、天神近辺を(「夜の繁華街」)8時半くらいに歩いてる若いのが結構いるけど、その子らがみんなレイプされそうになるかというとそんなことないし。沖縄の場合だと。俺が愛楽園に調査に行く際、「愛楽園に行くの?送ってくから乗りなさい」と声をかけてくれる(面識のない)愛楽園職員さんがいたりするし(愛楽園最寄のバス停から愛楽園までが結構遠い)。当然、レイプされそうな目になんかあうこともなく、送ってもらえたわけである。レイプや暴行ってものが起こった状況が何なのか、レイプや暴行が起こるそもそもの背景に、どういう構造があるのかもきちんと考えないとだろう。
で。「『住民自決は軍命令』と信じて疑わない体質と共通する情緒的反応の弊害」とか言うけれど、産経新聞が求めているであろう、「情緒的反応」に対応する「論理的反応」とは一体何なのかしら。「基地は必要だから、基地があることによって起こる事件も受け入れないと駄目だね」という反応?それ、論理的か?そもそも前提となってる「基地の必要性」なんてものが、沖縄人や日本人のすべてに共有されてるわけではないのに。単純に、基地がなければ、米兵によるレイプ事件は起きないわけで。米兵によるレイプ事件が起きたら、基地が存在することにその原因を求めるのは、全くもって当たり前のこと。もちろん、米兵やアメリカ人のみんながみんな、レイプをやりかねないとは思わないけど。基地があるがゆえの事件ではあるわな。
最後に。「そういってはなんだが、これでまた、普天間飛行場の移設問題で、地元の首長や議員たちが日和見を決め込む理由ができた。基地との共存共栄以外に沖縄がたどるべき道はない。そのことを百も承知していながら、彼らはからだを張ってこなかった」って物言いも、あきれる。沖縄の首長や議員は、多くの沖縄人と同様に、米軍基地が存在することによる様々な被害・不利益(今回のような事件をだけではなく、経済的な貧しさやらもそう)に対して、体を張って生きてきた人でもあるわけだし。同時に一方で、「米軍基地による被害や不利益をどうにかして」とする(自分らも含めた)沖縄人の声と、「でも基地は必要だ」って声の板ばさみになって体を張っているわけでもあるし。これ以上体を張れと言うか。「そんな言うならお前が張れ」って話だわな。
その他にも、何か引っかかる部分があるけど、気分が悪くなってきたのでもうやめる(彼女には愚痴をこぼすかもしれん)。
とか書いてきつつ、内地に暮らす内地人である俺が、こんなことを外部から言うのも問題があるな、とも。それこそ「『そんな言うならお前が張れ』って話」だ。
・・・。 >単純に、基地がなければ、米兵によるレイプ事件は起きないわけで。< 単純に夜で歩かなければそんなレイプ事件起こらないわけで。 記事の真意はわからないけどそんなことを思った。
とのコメントをいただきました。ご感想をいただきありがとうございます。確かに、「〜しなければ/〜がなければ〜の可能性はなかったのに」という点ではどっちも(「基地がなければ」も「夜で歩かなければ」も)成立するとは思います。でも、加害者と被害者という図式で考えると、「基地がなければ」と「夜で歩かなければ」を並置するのはどうだろうと。
また、米兵は、職務のために沖縄にやってきているわけで。「基地」「米軍」という組織に所属する個人が何か問題を起こせば、組織の責任が問われるのは当然です。たとえば、農薬入り餃子を作った/販売した会社が、会社のメンバー全員が直接に関係しているわけではなくても、責任を負わされるように。でも、この時に、「餃子食わなければ中毒にならなかったのに」って言うのは、お門違いな責め方ですよね。「餃子を食わなければ餃子による中毒にならなかった」というのは、可能性の問題としては事実ですが、そんなこと(可能性の問題)を論じたって仕方ないわけで。
で、米軍基地という組織のメンバーがやらかした不祥事は、今回が初めてではないわけです。福地曠昭さんの『沖縄における米軍の犯罪』(1995年、同時代社)なんかを読むと、1回2回の話ではなく、何度も何度も繰り返されているわけで。そうなると、「基地」や「米軍」が沖縄に存在すること自体に犯罪発生の責任・原因があると見るのは、やっぱり当然なんじゃないかと思ったり。
さらに、「夜であったということが帰責されるほどのことなのか、出歩き方に問題があったというのはなぜ言えるのかも分からんのに」とも思います。何時であろうと何歳であろうと、出歩くのは日常生活の範疇。本来的に責められることではないわけです。それに、他人の車に乗ることも、状況しだいではありえる話。また、前段の話ともかかわりますが、そもそも、夜出歩くことが問題なほど/他人の車に乗ることができないほど、沖縄(やその他の地域が)危険な土地になっているのは何でかって問題もあるのかな、と。なんてのが当エントリで述べていることでもあります。
いくつか書いてみた ⇒ http://d.hatena.ne.jp/yousanotu/20080213
とご案内いただいたので、読ませていただきました。俺への直接的な言及はなされてないのですが、数点。
まず、
本当にセカンドレイプの被害にあっている人たちが迷惑だろうが。
の部分、よく分かりません。「本当にセカンドレイプの被害にあっている人」って、具体的にはたとえばどんな例がありますか?で、「今回の例は『本当』のセカンドレイプではない」ということが、この文章の前提にある(だからこそ「セカンドレイプいいたいだけちゃうんかと」と指摘しておられたり、「この記事ってセカンドレイプなの?だれか俺に論理的に説明してくれよ」っておっしゃってる)のだと思うのですが、どの辺で「『本当』ではない」と判断されたのか、ちょっと不思議でした。なお、「セカンドレイプ」とは、当ブログとyousanotuさんに共通する、このはてなダイアリーのキーワード(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BB%A5%AB%A5%F3%A5%C9%A5%EC%A5%A4%A5%D7)を見ると、
レイプや性犯罪、性暴力の被害者が、その後の経過において、更なる心理的社会的ダメージを受けること。
具体的には、レイプ被害者を診察する産婦人科医や事情聴取をする警察官が、「あなたにも隙があったんですよ」などと被害者にも責任があるという発言をすること、あるいは好奇心的な目で見ることなどによる。
その心理的社会的ダメージの影響としては、被害者の人間不信が強まること、無力感が強まること、安心感が損なわれること、レイプそのものへの恐怖がさらに高まることなどがあげられる。
セカンドレイプを防ぐには、レイプ事件に関与する、医師、警察、司法関係者などが持つ、レイプ神話をはじめとした誤ったレイプ理解、誤ったセクシュアリティ理解を是正する教育が必要である。
とあります。レイプ後の経過において「被害者にも責任があるという発言」がされることが「セカンドレイプ」なので、被害者(やその家族)の「しつけ」に帰責するこの記事は、まさしく「セカンドレイプ」なのでは。
続いて、
今回の事件は、22時以降まで繁華街でほっつき歩いて、
の部分、誤認があるのではないかと思います。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080211-00000013-jij-sociやhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080211-00000025-mai-sociを読むと分かるように、繁華街にいたのは20時半ごろで、「22時」というのは容疑者宅から帰ろうとした被害者を暴行した時間でして。
3点目。
被害者が、まだ年若いため、口八丁でやり込められて世間知らずを突かれたのか?
それも違うんじゃないの。相手はそこまで日本語が上手いのかよ。
この辺の背景がよく分からない状況にある者が、状況がよく分かっていない(はずである)にもかかわらず、断片的な情報を元にして被害者にも帰責するような物言いをすることも(少なくとも当ブログでは)問題視していたのですが。それとも、どういう経緯で被害女性が誘われたのかご存知だから、yousanotuさんはこう書かれたのでしょうか(「じゃないの」とか書かれていることから、推測の上で書いておられるんだと思うのですが)。
以上、個人的に引っかかった部分や、俺が説明できる部分について言及させていただきました。なお、
だとか、
いったいどこがアメリカ徹底追従の記事になっているのか、いくら考えてもわからない・・・。
だとかは俺のエントリと関係なさそうなので(上の引用にあるようなことは書いていない)、他の方にお願いすることにします。
いつも航空券やホテルの手配を頼んでいる旅行代理店さんから小包が届く。
調査旅行の手配を頼んでいたので、「チケットかな」と思いつつ伝票を見てみたら、「ジャガイモ」と書いてあった。
理解できず開けてみたら、「代理店開店5周年の記念で、お得意様に送ってます」的なもの。