先人の知恵・名言

自分の不甲斐なさにイライラしたり悩んだりが増えている今日この頃なので、
頭の整理?みたいなことしてたら、いい機会だからブログにまとめておこう。
以下、最近の僕に刺さりまくっている先人・先輩の知恵や名言など。

・安心は科学の力で。未来への希望はアートの力で。
・高度に発達した科学技術は魔法と区別がつかない。
・物事を美しくやるのが芸術。物事を効果的にやるのが科学。物事を経済的にやるのがビジネスである。
 Art is the beautiful way of doing things.
 Science is the effective way of doing things.
 Business is the economic way of doing things. 〜 Elbert Hubbard(U.S. author, 1856-1915)
・技術(technic)→技能(skill)→技(art)
 つまり、極めればそれはアートになる。
・仕事をしないことがWLBだと考えているところが多いが、エンジニアはテクノロジに触れているときが至福で、
 その機会を損失させる強制力はうっとおしい。(日本マイクロソフトエバンジェリスト安納氏)
・サイエンスとアートは相補的なものである。
 ファンタジーこそが発想の源泉。
・好きなことして生きていけるほど人生は甘くはない。だが、好きでもないことを嫌々やって世界と戦えるほど甘くもない。


ちくしょー、時間が足らない。能力も足らない。色々なものを増やしていかないと。。。

退職しました

twitterでは、それっぽいつぶやきをしてたので、
それらの投稿を見てた人は察していたかと思いますが、
3/31付けで9年間務めた会社を退職しました。(溜まった有給は、ちょっとだけ消化)

一部の方にはF2Fで相談に乗って頂いたりとかしてたのですが、
基本的には水面下でこっそりやるものなので、ほとんどの人には寝耳に水かなと思います。
なんで?という質問をオンライン/オフラインともに受けているので、
せっかくなので、いわゆる退職エントリー的な記事を書いてみました。

■前職について
いわゆる総合電機メーカーと呼ばれる会社の一つでした。
最近は、各種メディアで大手電機メーカーの各社がdisられることが多いですが、
業績的には悪くない企業に分類されていたこともあり、
務めていた会社がdisられる記事などはあまり目にしていなかったかな、と。

一時期の僕のライフスタイルがめちゃくちゃになっていたこともあり、
ブラック企業なの?」という質問を友人から受けたこともあるけど、どうなんだろ。
大きな組織なので、所属事業所やチーム、プロジェクトによりけりだけども、
理不尽なこと平気でやる系のブラック企業ではなかったと思っています。
もちろん、真面目な人(=完璧主義?)が多かったがゆえに、
結果的にブラックになっていた、という面もあったかもしれない。
日本人は世界的に見ても真面目な人が多いとよく言われるけど、
その日本人の中でも”真面目”に分類されるタイプの人が社員のほとんどだったので。
※まあ、大企業なので、稀に僕みたいないい加減な人間も存在してしまうのですが、
 全体として見ると、根が真面目な人が多かったと思います。

■退職利用1:ミスマッチ
まともな人ばかりの職場なら、なんで辞めたの?という突っ込みが来ると思いますが、
一言でいえば「ミスマッチ」ですかね。
僕自身がやりたいことや目指していることと、
会社が向いてる方向性が、噛み合わなかったという感じです。
業務へのモチベーションの低下は、
低い生産性や”成果なし”という状態につながっていました。

これ以上、会社に居続けても、周りの人に迷惑かけるだけだし、
誇りを持って真面目に業務に取り組んでいる人達に失礼極まりない行為でした。
会社にとっても、僕と業務上のつながりがある人にとっても、そして僕自身にとっても、
このような状態が続くのはよろしくない。お互いが不幸になるだけ。
そのように考えたのが、一番の理由です。
※その他には、新卒の時のマッチング面談の件も時効だと思ったのもあるかな。
 形式上は学校推薦の形での入社だったから、辞めると後輩に迷惑がかかるのでは?(今は就職難だから余計に)
 とか考えた時期もあるけど、今の自分の年齢なら時効というか、関係ないよな、と。
 むしろ、不良社員を続けてる現状のほうが、よっぽど後輩の迷惑かな、と。

■退職理由2:挑戦したいこと
もちろん、ネガティブな理由だけではなく、ポジティブな理由もあります。
他にやりたいことあったのもあります。
最近はAIブームだけど、大学・大学院では人工知能の研究(主に機械学習)をしていたこともありました。
週末に勉強会に参加したりカンファレンスに行ったり、趣味でいじることはあったけど、
やっぱり、横でただ見ているだけじゃ嫌だという気持ちが強まったのもあります。
自分が学生時代よりもナレッジ。ノウハウが増えた現状を踏まえて、
人工知能というテクノロジの社会への応用というテーマに挑戦してみたいという気持ちが強くなったのもあります。

■もやもや〜決断
そうは言っても、実際に行動に移すまでには、かなりの葛藤がありました。
転職活動を行う上で発生する「書類作成」や「面接」は、
そのための時間を捻出するのも大変だったけど、
やっぱり、決断するまでが一番エネルギー使ったと思ってます。
社会人としては、9年目が終わりに差し掛かる頃での転職でした。

その過程で、色々な考え方や意見に出会い、その度に悶々としてきたのも事実。
前述の違和感とか疑問、モヤモヤがずーっとまとわりついてて、
この9年で出会った印象的な言葉が頭の中でリピート再生されることが多かった。
リピート再生されてた言葉というのは、以下。
「仕事をしないことがWLB(ワークライフバランス)だと考えている人が多いが、
 エンジニアはテクノロジに触れているときが至福で、その機会を損失させる強制力はうっとおしい」
「真面目だけど真剣じゃない」
「好きなことして生きていけるほど人生は甘くはない。だが、好きでもないことを嫌々やって世界と戦えるほど甘くもない」
「就職活動的なことは、一生続く」
平日なんかは疲労感とか眠気が先攻してくれたおかげで、幸いなことに?上記のようなことに悩むことも少なかったかも。
ただ、週末に呑んだり休憩したり、本気になって仕事してる友人に会ったりとかする過程で、
ふとした拍子に考え込んでしまったりすると、脳内再生の頻度が高まっていたんですよ。

また、ある程度の社会人経験のようなものをしてきたからこそ、学生時代にお世話になった先輩に言われた
「原則・型を知った上で崩すのは構わない。だが、それを知らずに崩れた動きをするのは”デタラメ"だ」
を思い出して、そろそろ崩してもいいのかな、とか思ったり。
”守・破・離”における”守”を愚直にひたすらやる年齢じゃないし、そろそろ”守"から次のステップへ向かう時なのでは、と思ってみたり。
ただ、”破”で行くなら、それは今までの組織は違う、とも思っていた。

転職活動自体は色々とありましたが、紆余曲折を経て、新年度からは
某総合コンサルティングファームのBI(ビジネス・インテリジェンス)の部隊にて
データサイエンティストとしてのキャリアをスタートします。

■おかしな組織ではない
疲れてる時なんかは、仕事嫌だ〜とか面倒とか、ネガティブなことを
twitterで呟いてしまったこともあると思います。
不満があったからこそ、今回のアクションをとったわけで、愚痴は沢山ある。
まあでも、改めて振り返ってみると、日系大企業に勤めたことのある人なら
ほとんどの人が経験したことあるというか、「あるある〜」なネタの一つに過ぎない気もしている。
でも、中の人自体は、お世辞抜きでまともだった思います。

広告業界大手のD社さん関連で悲しい事件があり、それの報道も沢山ありましたが、
それを踏まえて、深夜残業の見直しがありました。
よーするに、自浄作用はある会社でした。何より、そうなるように倒れるのは、
中の人がまともだったから。

大企業に甘えてる・ぬるま湯に気づかない、みたいな人材はいなかったはず。
今がぬるま湯としても、現状維持がまずいことは皆わかってた。
うまく説明でできないが、現在への違和感や疑問、危機感は皆が感じていたはず。
具体的なアクションを思いつく&実行することができなかっただけなんだ。
こう書くと努力不足に聞こえるかもだが、そうじゃない。
思いつく&実行するのは、大変なことなんだ。
個人として頑張るのは自分のペースでできるけど、組織・チームとして頑張るのは自助努力とは異なるエネルギーがいる。

「技術力は高いけど商売下手」みたいな言われ方する企業ではあったけど、
拡販系のチームの人達はジョブズの書籍やらビジネス書を輪読してたと記憶している。
(まあ、ジョブズばっかりでウォズニアックをスルーしているので、掘り下げが甘いな、とか突っ込みいれてた自分がいたわけだが)

「退職願」の提出後も「どうせあいつは辞めるんだから」みたいな扱いは受けなかった。
ハブられるとか無視されるでもなく、打ち合わせとか普通。流れでコメント(フィードバック)もらうこともあった。
「どうせもうすぐ辞めるんだから、その前に面倒な作業を振っちまおうぜ」みたいなことは皆無でした。
むしろ、最終出社日は気持ちよく追い出してもらえました。
最後の挨拶の後には花束も頂きました。
その後は月曜にも関わらず、有志で送別会を開いてもらえました。

また、ドタバタしてたので挨拶メールをPC停止直前に送るだけで直接の挨拶ができなかった人が沢山でしたが、
最終出社の2日後の課の飲み会(年度末の打ち上げ)にも、快く誘ってくれたので参加したけど、
その時に、寄せ書きという嬉しいプレゼントも頂きました。
最終日にメール送るだけでF2Fで喋ることできなかった先輩方(とくに新人の頃にいたチームの方々)からの寄せ書きが沢山あったのは、本当にびっくり&めちゃくちゃ嬉しかったです。

■まとめ?
良い人ばかりだったけど、やっぱり、自分のようなタイプは組織に合わなかったと思います。
褒められて伸びるタイプ・叱られて伸びるタイプとかの問題ではなく、
仕事については、自分の場合は組織・チームとして目指す方向に対して、
自分がワクワクできるか否かが最重要です。
失礼だけども、会社に居続けた場合に、そーいう仕事はできないと思ったし、
だからこそ、居続けるのは、周りの人に失礼にしかならない。
面倒くさくて扱いづらいといえばそれまですが、
その辺を踏まえると、退職というアクションは順当だったと思います。

長々と書きましたが、明日から新天地に飛び込みます。
違う職種になるので追いつかなきゃいけないこと沢山あるので、まずは勉強かなと。
満足のいくキャリアを積めるように、精進します。

シベリア旅行記

年末なので今年の振り返り?の一ついうことで。
今年のGWにロシアに旅行してきて、そのことはTwitter/Facebookでつながってる人や、
オフラインでよく会う人には喋ったりしたんだけど、その時に
旅行記を書いてFacebookに流したよー」とか言っても、Facebookで過去の投稿を探して読むの面倒、とか、
Facebookやってないというコメントもちらほらいて、「後日にブログにアップするわ」とかで放置ですた。
てことで、年末で少し時間できたので、5末に複数のフィードに分けてFacebookに投稿したものをマージして、
このブログにまとめとくよ。
ただし、めっさ長いです!!超々々々長文です^^;
なお、「全体・食・酒・風景/自然・異文化交流(生活)・異文化交流(食事)・その他」という構成です。

【シベリア旅行記:全体】
<1日目:おそロシアの国へ入国>
成田空港からウラジオストクまで2hのフライト。
その後は空港からホテルまでタクシー(もちろん事前手配)で40分ぐらい移動。
現地時間では19:30ぐらいでも明るくてびっくりした。
ただ、ホテルについて各種手続きをし終えたあたりでは、真っ暗になってたけどね。
暗くなった頃に外に出ると、めっさ寒かった。
外を歩いてる人が少なかったのと、ガイドブックに載ってたレストランに行くには
人通りの少ない(&暗い道)を進む必要があり、防衛本能的に「これは行っちゃダメ」と判断。
ホテル内のレストランで夕食にした。
ウハー(魚介のスープ)とセリョートカ(ニシンの塩漬け)が美味しかった。
嬉しい誤算。なので、ニシンとウォッカは追加して飲み食いしちゃったよ。
でも、そのせいか会計はかなり膨らんでた。悲しい誤算。
<2日目:ウラジオストク観光>
明るい時間帯から歩いて市内を観光。
観光スポットになってる丘?に行って、市内を一望。気持ちよかった。
あと、同じく観光スポットの橋を歩いて渡ってみた。
蛇足だけど、この日はメーデーだったので、
沢山の人たちが行進してた。
が、個人的には、労働争議というよりは
年に一度のお祭りで参加してるように見えたな。
同じ会社の人同士でTシャツを着て行進してるんだけど、
日本のお祭りが会社だとか町内会だとかの所属組織毎に神輿やら山車を用意して、
そのメンバ同士で担いだり引いてるようなものにみえてしまった。
実際、自分はその後に魚市場まで移動したんだけど、
デモが一通り終わって?昼から飲み食いしてる集団を沢山みかけたもん。
<3日目:シベリア鉄道1日目>
起きて朝食を取ったらチェックアウトして移動開始。
そして、今回の旅の目的である、シベリア鉄道に乗車。
チケットみたら5号車だったので、そこまで移動。
自分の座席(のある部屋)に行くと、若い夫婦がいた。
言葉はわからなかった(&英語が通じなかった)ので、
ジェスチャーでコミュニケーションとって順番に荷物整理。
(鍵付きワイヤーで荷物固定したり、カバンにロックかけたりした。
 後から振り返ると、カバン開けて中のものを盗ったりなんてことをする人達ではなかったんだけども、
 最初はやっぱり警戒するよね^^;)
しばらくすると、部屋の4人目のメンバであるおばさんが登場。
パワフルな世話焼きおばちゃんっていう感じ。椅子を倒してベッドにするやり方とか、
シーツのセットの仕方とかまで、鉄道のスタッフより先に僕に教えてくれたw
あと、シーツの向きが逆だったので注意を受けたww
もちろん、僕はやり直した。そのキャラと、本人が赤毛だったこともあって、
天空の城ラピュタのドーラみたい、というのが僕の第一印象だった。
なので、あとで本人から名前を聞くまでは心の中で「ドーラ」とか「ドーラおばさん」と呼んでたよw
英語が全く通じなかったので、最初はあれだったけど、
指差し会話帳などを駆使して、なんとかコミュニケーションとった。
夫婦は旦那の名前がサーシャンで奥さんの名前がアーニャ。二人とも20代半ば。
おばさんの名前がオーニャで、50代後半だったかな。
ウォッカを一本持ち込んでたこともあり、酒が好きなヤポーネ(日本人)ということはすぐに伝わったww
会話が一段落してからは、皆それぞれ好きなことやって過ごす。
僕は司馬遼太郎の「ロシアについて〜北方の原形」を読んでた。
んで、しばらくしたら、(車内はけっこう揺れてたけど)アーニャとオーニャは慣れた手つきでナイフで
パンやら野菜を切って夕飯の準備してたので、自分も持ち込んだ食材で夕飯準備。
そのまま皆で夕飯。オーニャが持ち込んだコニャックを皆に振る舞ってくれた。
めっさ楽しかった。
んで、夕飯終わってマターリしてたら、駅に停車。
手作りの食べ物を売り来たおじさんやおばさん達がいて、
「おぉ。これがガイドブックに載ってた露店かー」とwktkしてた。
夕飯食べたしこーいう露店は次の駅以降でもあると思ってたけど、
オーニャが魚の薫製とイクラを購入。
その後、部屋に戻り、ナイフでスモークされた魚を解体しながら皆で食べた。
魚介は日本が一番と思ってるし、海外では微妙な記憶が多いけど、普通に美味しかった。
とはいえ、塩っけが多めだったので、何か呑みたくなってきたタイミングで
オーニャが「**(ビール欲しいわ。あなたも呑む?)」と言ってくれた。(たぶん)
僕の答えはもちろんイエス。その後、オーニャは部屋を出て、
車内の売り子から皆の分のビールを買ってきてくれました。
魚の薫製うまくて、イクラもうまくてビールはぐびぐび進んだよ。
初日から御馳走になりっぱなし。
ロシアの人の温かさに触れて、美味しくて楽しい一日目となりますた。
<4日目:シベリア鉄道2日目>
風景をみたり読書したり。マターリしてた。というか、読書が進んだ。
リアルタイムで通過してるエリアの歴史なり地理なりを読みやすく書いてる本なもんだから、
キリのいいとこまで読んでからちょっと窓から外を眺めて、それからまた読んで〜〜の繰り返しが、楽しすぎた。
停車した駅によっては、雪が降ってるところもあって、ほんと色々なエリアを通過してるんだなぁ、
ってのも体感できたし。
振り返ると、この日は本当にマターリだったな。
あ、あと、車内でビール買えることを前日の夜に学習したので、
この日は晩酌ってことで持ち込んだサラミをつまみに売り子さんから買ったビール呑んで、
日清のカップヌードル(日本から持っていった)で締めて就寝。
<5日目:シベリア鉄道3日目>
ひたすらマターリ。司馬遼太郎の「ロシアについて〜北方の原形」を読み終えので、次の本へ。
世阿弥の「風姿花伝」を読み始めた。
まあでも、この日の一番のイベントは夜だな。
隣の部屋のガタイのいいおっさん×3人(とかいいつつ、下手すると僕より年下かもだが)に
呑みに誘われたので、快諾。
部屋に行ったら、コニャックを二人で呑みきってしまった。
言葉はわからなかったけど、言われてたのは
「お前、いける口だな」とか「いい呑みっぷりだ」とか「酒強いみたいだな。ほら、もっと呑もうぜ」とか
「こいつ、あれだけ呑んでまだ呑めるのか」みたいな感じだったと思う。
呑ミュニケーションってやつですな、はい。
んで、コニャックがなくなったので、自分の部屋からウォッカとセリョートカ(ニシンの塩漬け)と
日本から持ち込んだ酒のつまみ(チーかま(チーズかまぼこ)と鮭とば)を持ってきたさ。あと、わさびも。
んで、皆で飲み食い。
すげぇ楽しかった。あと、セリョートカとウォッカの組み合わせ最高。
ついでに、セリョートカにわさびつけて食ってみたけど、これもいけた。
仲良くなったロシア人もセリョートカわさびをつけて食ってたけど、気に入ってくれたよ。
あと、酔っぱらい同士の交流ももちろん欠かせないw
持っていったロシア語会話の本に
「ヴォートカ・ビス・ピーヴァ・ヂェーニギィ・ナ・ヴェーチィル(ビールなしのウォッカは金をドブに捨てるのと同じ)」という
ロシアの諺(格言?)が載ってたんだけど、
一緒に呑んでていい感じに酔っぱらった人が、それを見て
「ヴォートカ・ビス・ピーヴァ・ヂェーニギィ・ナ・ヴェーチィル」
と大きな声で言って、僕も一緒に復唱w
その後に「これ、日本語でなんて言うんだ?」って聞かれたので説明して、一緒に
「ビール・ナシノー・ヴォトカー・カネヲー・ドブニー・ステルー・オナジー
といった感じで二人で読み上げつつ、ウォッカ呑んでた。
様子を見に来た別の部屋のロシア人は爆笑してた。
いゃあ、この夜の飲み会は、今回の旅行の中で一番楽しかったかもしれん。
そして、吞ん兵衛は万国共通だとわかったよ。
新宿の思い出横丁で飲み食いしてる時に似たノリで楽しんでたもん。
んで、自分はそのまま酔い潰れて寝てしまいますた。
<6日目:シベリア鉄道4日目>
気づいたら朝、という酔っぱらいがよくやるあれな目覚めでした^^;
(自力でベッドまで移動した(っていっても数メートル)らしいが、その辺の記憶がない。。。)
起床後しばらくして、夜に露店でオームリを買いそびれたことに気づいてしまい、軽くへこんだ。
バイカル湖付近の駅は夜中に通過だから湖を直接みることができないのは事前にわかっていたとはいえ、
露店でオームリ(バイカル湖名産の淡水魚。マス科の魚らしい)の薫製を購入するという目的が達成できず、後悔。
ただ、オーニャから「オームリは売ってなかった」と言われて、少し気持ちがやわらいだw
ていうか、この後の駅でも全くお目にかかれなかったのよね。まあ、これは次回に来る時の楽しみとしてとっておこう。
前日の件もあり、車内の人とは話しやすくなった。
そーいう空気もあり&ノリで、車内の廊下を走り回ってた隣の部屋のチビっ子(むしろわんぱく坊主)に
夕方ぐらいに手品をみせた。揺れる車内の廊下で、だけどね。
(昔取った杵柄ってやつかね。一応、学生時代はセミプロのマジシャンだったし。正規のマジックの仕事以外にも、ストリート・パフォーマンスも何度も経験してたので、このぐらいのことは余裕なのだww)
その後は、廊下でずっと窓を見てた(&今までお互いに全く話しかけすらしなかった)人たちが
僕の近くにきて、子供達と一緒に手品をみてた。
他にも、旅行中に通訳してくれた女性の旦那とか、
前日夜に一緒に呑んだくれた人(=わんぱく坊主の父親)にも見せた。
おかげで、それまで以上に仲良くなれた。
結果的に、車内のほとんどの人にKeigo=Magicianと認識されたっぽい。
日が落ちてちょっと薄暗くなってからは隣の隣の部屋の人たちから、
「俺たちの部屋に来いよ。一緒に呑もうぜ」みたいな感じで誘われたので快諾。
ビールやらつまみをご馳走になりつつ、ジェスチャーで交流。
その部屋のメンバのとりまとめ?の彼はセルゲイ。見た目ががっつりしてて存在感ありまくり(むしろ威圧感?)だった。
最初に車内で見かけた時は、見た目が恐いというか、厳つすぎてまったく話しかけられなかったけど、
前日の呑みやら手品の件もあり、見た目から想像つかないぐらいフレンドリーに接してくれたし、実際に優しくていい人だった。
流れで、現役の海軍軍人と判明(写真もみせてもらった)した。日本の横須賀とかにも来たことあると言ってたよ。
あと、もう一人の男性(奥さんと4〜5歳ぐらいの娘がいた。英語は基本単語がかろうじてわかるぐらいのレベル。現役の陸軍軍人)には、
飲み食いしながら、つまみの干し魚の剥き方を教わった。
日本人がカニを食べるような感じで、手際よく綺麗に無駄なく魚の頭とかワタとか骨を手で取り除くの。
(まあ、僕みたいな吞ん兵衛は、その苦みのあるワタが一番好きだったりするけども^^;)
あーいう手際のよさは、通常任務を繰り返す過程で習得してるんだろうな〜、とか思ってたところで、
「ほら。こうやって剥くんだよ。きれいにむけただろ」みたいな感じで、綺麗にほぐされた魚の身をいただいた。
魚の旨味が感じられて美味しかった。そして、酒が進みました。
いやぁ、ほんとに貴重で楽しい思い出をありがとう!!
<7日目:シベリア鉄道5日目>
前日にMagicianと認識されたため(&流れでネタを本気で披露してきっちりウケとって盛り上げたから?)
周りの人がかなりフレンドリーに話しかけてくれるようになった。
露店の前で棚を見てたら
「****フクースナ(これ、旨いんだぜ)」とか
「****(これは100ルーブル。んで、こっちが150ルーブルだ)」みたいに
さりげなく話しかけたり、助けてくれる人が増えた。
見た目とか雰囲気がめっさ恐くて話しかけられなかった人達だけど、めっさいい人達だ。
(そのうちの一人はセルゲイ以上にがっしりとした体つきで、攻殻機動隊のボーマみたいな感じだったし)
でも、“おそろしや〜”じゃなくて”ありがたや〜”な人達ばかりでした。
あと、車内の食堂車を一回も利用してなかったので、昼だけ行ってみた。
一通り頼むと馬鹿みたいに高いので、ボルシチとパンのみ。
ガーリックが少し入ってたのと、肉の味もいい感じでうまかった。
肉類を食べながらビールを呑んだあとの締めの一品にちょうどいい感じだったw
なお、食堂車は写真とったら、食堂車内のおばちゃん(スタッフ)に怒られてしまった。
いい感じの雰囲気だったので、撮影できなかったのはほんとに残念だ。
(最初に撮った入り口の写真のみ)
んで、そのあともマターリして次の駅でしばしの停車。
シベリア鉄道では、途中の駅では30分ぐらい停車(車両の点検etc)するんだけど、
その時間帯で遠方の知り合いが来てくれたり、なんてことがよくあるらしい。
んで、この時の停車時にはオーニャの友人が差し入れをもってきてくれてたらしい。
チキンだけど、1羽分を調理したものだった。結構なサイズなので、これをナイフで解体して皆で食べた。
両隣の部屋のメンバ(含 子供達)も混ざって、皆でワイワイやりながら飲み食い。
ホームステイ先で開かれたホームパーティー(近所の人が参加)みたいな感じだったな。
ちょー楽しかった。そして、チキンうまかった。お世辞ではなくまじで。
塩加減とかがいい塩梅で、鳥の旨味も感じられて、ほんとに美味しかった。
付け合わせの野菜(ポテトだったかな)もいい塩梅で旨かった。
時間的には夕方ぐらい(でも、外は全然明るい)だったけど、ビールがっつり呑んじゃったよ。楽しかった。
そして、この日の深夜に同じ部屋で一緒に過ごしたサーシャン&アーニャ夫妻が下車なので、
食事のあとは、彼らのために用意したネタを披露。オチはサインカードがhogehogeになるやつ。
このオチのために、キリル文字で二人の名前が書けるようにこっそり練習した甲斐があったかな(^_^)
しかし、その後の停車駅で、前日夜に話して、この日になって仲良くなりはじめて、
朝に売店で旨いもの教えてくれたり、色々と話しかけてくれた彼(ボーマみたいな人)が下車。
最初は恐かったけど、知り合ってからはめっさいい人だった。
「Keigo,***(俺、ここで降りるんだ。残りの旅行を楽しんでくれよ)」と
言ってくれた。(たぶん)
お互いに肩を組んでがっつり握手して、挨拶。いい人だった。
ただ、別れが不意打ちだったのできちんと別れの挨拶をロシア語で準備できてなかったこともあり、
後悔と寂しさのダブルパンチ。もっと話しときたかった〜〜ってやつだ。
その後、部屋に戻ると、サーシャンとアーニャが荷物をまとめだしてた。
夜の遅い時間帯には、サーシャンとアーニャが下車するのわかってたので、
寂しい気持ちがいっぱいですよ。それこそ、"今生の別”になる人ばっかりだから、余計に。
下車時の見送りは絶対にしなきゃと思ってたので、この日は寝過ごさないように頑張った。
椅子をあえてベッドに変形させずに、適度に顔を洗ったりして窓からの風景を眺めつつ、
それまでの行程を思い出しながら、深夜まで寝ないように頑張った。
そして夜、寂しかったけど二人にカタコトロシア語でお別れの挨拶して写真とってさようならだ。
部屋に戻って寝る準備したけど、しばらくは窓をみながらボーっとしてた。
4人部屋だったので2人になると、空いたスペースが増えるので、一気に寂しくなるね。
が、他の仲良くなったメンバが翌日の早朝に下車することを思い出したので、
ロシア語会話集をちょっと読んだら就寝。
目覚まし用にタイマーもセットした。寝坊しないように必死ですた^^;
<8日目:シベリア鉄道6日目>
深夜就寝だけど無事に起きられた^^;
6時にセットしたのに、身体が5時ぐらいに目を覚ますとか奇跡じゃね?
廊下で窓を眺めてたら、何度も通訳してくれた女性とその旦那&子供、
そして一緒に呑んで騒いだ人&その息子(例のわんぱく坊主)が下車準備してるのが見えた。
深夜にサーシャン&アーニャが下車したばかりなので、寂しさ倍増。
とはいえ、電車はエカテリンブルク駅に到着。
英語と付け焼き刃で覚えたロシア語で会話して握手して写真とって、
最後の挨拶をして、さようなら。
いやぁ、ナイスガイと吞ん兵衛ってメンバだったなぁ。
あと、通訳してくれた女性は人形みたいに綺麗な人だったな。
そして、この時点で車内に同じ車両に残ってる人は、
初日と比較して3分の1か4分の1ぐらいになったかも。
(ほぼ満席だった車両なのに、空の席や部屋が増えたので当たり前か)
わんぱく坊主たちがいなくなったおかげで車内がすごく静かになったこともあり、
なんというか読書の続きをする気分になれず、オーニャと飲み食いする時間以外は、
窓からの風景を眺めながら、それまでのことを思い出したりしてたかな。
あとは、地球の歩き方を見て、モスクワ観光のプランニング。
3日目ぐらいに会話した時に、自分がモスクワ観光する日は
赤の広場(世界遺産)が戦勝記念パレードの準備やらなんやらで立ち入り禁止と判明したため、
初めての地で安全に移動できるよう、地図やら何やらとにらめっこ。
あとは、持ち込んだ食材を食べきろうと昼に馬鹿食いしてしまったぐらいかな。
夜はオーニャの就寝が早かったので、残ってた少しのおかずを肴に残ってたビールを飲み干して就寝。
<9日目:シベリア鉄道7日目&モスクワ観光>
タイマーもセットしてたが、朝の5時ぐらいに身体が勝手に起きた。
朝飯用にとっておいたものを食べ終えたところで、荷物整理を開始。
借りてたグラスとスプーンをきっちり洗って、ベッドももとに戻してシーツをたたんで、
鉄道のスタッフに返却。
あとは、窓からの風景を眺めたり、隣の部屋の子供と遊んだり、
そのこの両親(父親が陸軍軍人)と奥さんに、緑茶と玄米茶(小分け包装でパウダータイプ使い切りのやつ)をプレゼントw
ついでに、後半から通訳をやってくれた男性(サーシャ。僕と同い年かちょっと下)にもお茶をプレゼント。
そして、オーニャに最後のマジックを披露。オチはサーシャン&アーニャ夫婦と大体同じ。
いやぁ、オーニャには、ほんとにお世話になりました。
そんなこんなでゆっくりしてるうちに、モスクワ駅に到着。
メッセージボードを持った運転手がいたので、皆に挨拶した後は
彼に一部の荷物を持ってもらいつつ、タクシー(事前手配)へ乗ってホテルへ移動。
チェックインはまだなので、大きい荷物だけ預かってもらってから、その日の予定を確認。
ホテルのスタッフが英語できたのと、早朝で空いてたこともあり、
その日のプランについて色々と相談できたのは助かった。
あと、ボリショイサーカスの上演がこの日はなし(例の式典の関係?)ということと、
ニクーソンサーカスは上演してる&劇場はホテルから近いという情報をゲットできたのは大きかったな。
んで、この日の観光は以下。
ボリショイ劇場
 ニクーソンサーカスだけじゃなくてボリショイ劇場にも徒歩圏内というのが泊まったホテルのメリット。
 劇場前広場まで行って写真撮影。綺麗な作りの劇場でした。
 夕方は戦勝記念関連のイベント会場にもなってた。
 あーいうお祭りの雰囲気は嫌いじゃない。
・ボリショイサーカス
 劇場の近くに駅がある。わかりくいと評判の地下鉄だったけど(途中、下車駅と乗り換えで失敗した)
 なんとか無事に最寄り駅まで移動。
 上演がないとはいえ自分もパフォーマーの端くれなので、せめて劇場ぐらいは拝まないと〜と思い、
 近くまで行って写真撮影だけした。次にモスクワに来たら、絶対にショーを観るよ。
モスクワ大学
 ボリショイサーカスから徒歩圏内。羨ましすぎるぞ、モスクワ大生!!
 モスクワ大学本館は、この大学を象徴する建物であると同時に
 「スターリン様式」という様式の建物の一つで、旅行ガイドにも載ってる。
 (最初は東大の安田講堂みたいなものかと思ったけど、調べてみると
  旧ソ連が国家の威信をかけてニューヨークの摩天楼に対抗して作った建築物なので
  意味合いが違うかな。)
 んで、付近まで歩いて間近で見たけど、圧巻でした。
 建築は専門外ではありますが、格好いい!というのが素直な感想。
 なお、スターリン様式の建物はモスクワ市内には、全部をみて回るのも楽しそう。
 ま、これは次回の楽しみとしてとっておこう。
 蛇足だけどなローラースケートで通学(むしろ通勤?)してる人が多かったように見えたけど、
 モスクワ市内で流行ってるの??
・展望台
 モスクワ大学本館から歩いてすぐ。見晴らしよかった。
 んで、そこから下る。散策可能な庭園みたいな感じだったかな。
・クルージング
 展望台を降りると、そこはモスクワ川。
 英語まったく通じなかったのでジェスチャーになったけど、なんとかチケット購入。
 でも、乗ってよかった。戦勝記念イベントの関係で赤の広場の中に入れなかったけど、
 代わりに船の上から観賞できたし。写真とりまくりw
 有名な建築物をはじめとして、船内からの眺めはよかったです。
 そして、それらを酒呑みながら観賞できたこともw
・お買い物
 クルージング後は地下鉄使ってもっかい移動。
 この時、隣に座ってた学生っぽいにーちゃんに道を聞いたら、英語で答えてくれた。
 さすがに、モスクワ大の学生ならカタコト英語はできるか、うん。
 んで、元の駅の近くまで移動してから、市内の大きい百貨店(日本でいう三越伊勢丹みたいなもん?)に入ってみる。
 なんというか、価格が高すぎてびっくりした。結局、買い物はせずにトイレ休憩しかしてない^^;
 あと、通行禁止区間が多かったり、増員された警備員やイベント期間のみ設置の金属探知機もあり
 移動が駅地下から店までの移動も、店からホテルまでの移動も、人混みやら何やらで大変あった。
 (今振り返ると、増員された人達は警備員じゃなくて軍人じゃないかな。
  若いのにバイリンガルトリリンガルもいた(=ちゃんとした教育を受けている?)だし。)
・観劇・・・できなかった(T_T)
 ホテルに戻ってチェックインして荷物を再整理してからニクーソンサーカスの劇場へ移動。
 劇場付近の通りは賑やかで、いい感じの雰囲気だった。
 んで、劇場に行ったら、当日公演のチケット完売。。。
 朝にホテルのフロントに相談したら「当日券でも大丈夫だと思います」とか言われて、
 安心してたけど、まさかこんなオチとは。。。事前にネット予約すべきだった。
 国民のお祭りみたいな日で、劇場前にはちびっ子が沢山だったうえに、
 ボリショイサーカスの上演がなかったから、ここに人が集中したのでは?と勘ぐってしまった。
 とはいえ、モスクワまで来て観劇しないのはありえないと思ったので、
 走ってボリショイ劇場まで移動。せめてオペラかバレエを観たいと思ったけど、
 どちらも当日チケットは完売という。。。
 リアルに凹んでました。ちくしょう、次回は観劇三昧の旅だ。。。
・市内をブラブラ
 hogehoge横丁と呼ばれるエリア×2を歩くことにした。
 一方はオサレなアメ横みたいな感じ(女性向けのお洒落雑貨を扱う店たくさん)みたいな感じで、
 そこを過ぎてちょっと行ってから、もう一つの横丁(飲食店たくさん)を歩いてみた。
 新宿の思い出横丁とか新宿ゴールデン街みたいなのをイメージしてたけど、
 カフェばっかりなのでお洒落な感じしかしなかったな。
 (まあ、オープン席でまだ明るいのに酒を呑んでる人沢山なので、日本人の僕から見たらお洒落に移っただけで
  現地の人から見たら当たり前の光景で、それこそ僕にとっての赤提灯みたいなもんなのかもだけど) 
・買い物〜晩酌
 ホテルに戻る途中にスーパーがあったので、そこで色々と買い物。
 惣菜コーナーを見て、シーフード系を購入。あと、ビールも購入。
 もちろん、お土産も忘れずに購入。
 しっかし、デパートよりは安いとはいえ、どれも値段は高めだったな。
 円安もあるが、経済成長してるってのもあるのかねぇ、やっぱ。
 ホテルに戻ってからはシャワー浴びてニュースみながら晩酌。
 ロシア語わからんので映像から類推だけど、ロシアに限らず、
 この日はイギリスもVictory dayとかで式典やってたみたい。
 んで、飲み食い終わったので軽く整理して就寝。
<10日目:出国>
 フロントにモーニングコールも頼んでたけど、自力で起きられた。
 軽く整理して朝食。ビュッフェ形式。どれもうまかったけど、
 自分はサーモンとニシンを沢山とって食ってた。
 デザートとして果物もたくさん食べたけど、これも旨かった。
 あとは、相席になった中国人とカタコト英語で交流。
 その後は荷物まとめてチェックアウト。
 そして空港まで移動開始。
 当初の予定ではタクシーで空港まで移動だったけど、
 戦勝記念のあれで、バスやタクシーなどの公共交通が不可だった(爆)ため、
 日本語ペラペラの現地スタッフがホテルから空港まで
 一緒に地下鉄で移動してくれた。
 これはほんと助かった。あのわかりにくい乗り換えを自力でできる気がしない。
 なお、対応してくれたロシア人の方は日本に来たことも何度かあるらしく、
 「ロシアの地下鉄ってわかりづらいですね。自力で乗り換えとか難しいです」
  と言ったら「新宿ほどではないですよ」と返されてしまった。うぅむ。。。
 空港で各種手続きを済ませたら、追加のお土産を買ってから搭乗してアブダビへ〜〜。
 んで、アブダビについた頃は夜だった。その後はすぐに乗り換え手続き。
 すごくスムーズに終わってよかった。
 手続き後は搭乗まで1時間ぐらいしかないし、とくに腹も減ってなかったので、
 水だけ買ったらあとは旅行中に撮った写真をみながら色々と振り返り。
 搭乗後は夕食時に日本酒を呑んで、いい感じになって就寝。
<11日目:帰国>
起床後は「Into the Woods(映画)」をみてた。
音声は英語でアラビア語の字幕。そんなこんなで日本時間で昼過ぎ(モスクワは早朝)になったあたりで成田空港到着。
その後は荷物関係のトラブルもなく、各種手続きもスムーズに終わった。
クレジットカードは極力使わないほうがよいという事前情報があったので
多めに用意したために余ったルーブルを日本円に換金した。これも混んでなくてすぐ終わった。
その後は電車で帰宅。濃密で楽しかった旅は終了しました。
いやぁ、ほんと楽しかったわー。

【シベリア旅行記:食】
魚介類が予想外に旨かった。
淡水魚も海水魚もどっちも楽しめた。
もちろん、肉類も果物も美味しかった。
以下、思いつくままに書き下す。
・セリョートカ
 ニシンの塩漬け。
 身欠きニシンを水で戻してから調理〜〜は秋田のばーちゃん家とかで食べたこと沢山あるが、
 生のものを食べるのは初めて。
 レストランとかだと前菜として出るらしいが、メインディッシュでいいと思うぐらい旨かった。
 なお、これとウォッカがロシアの酒呑みの鉄板らしい。
 てことは、日本でいうところのしめ鯖みたいなもんですかね。
 レストランで食べたセリョートカについては、個人的には、
 このニシンで棒寿司を作ったら、かなりレベル高い棒寿司にできると思った。
 ロシア料理の中では私的ベスト1の食べ物でした。
イクラ
 日本のスーパーで売ってるイクラすじこの間ぐらいの塩分かな。
 日本の白米にのせてイクラ丼にするなら、分量は計算したほうがいいかな。
 ただ、本場の黒パンにのせるには、この塩分がちょうどよかった。
 というか、ロシア料理の味付けって、全体的に黒パンやウォッカと一緒に食べる時に
 一番美味しくなるように味付けされてる気がする。
(なので、ロシア料理を白米や日本酒と一緒に楽しむなら、一手間いれる必要がありますね)
微妙に知ってるけど日本で食べたのとはちょっと違う味ということで、
妙な懐かしさを感じる食事が多かったです。
それに寒い気候も加わって、秋田のばーちゃん家にいる時に感じる感覚に似たものを感じることができて楽しかった。
(蛇足だけど、日本人の祖先はシベリアの原住民という説もあるらしい)
・魚の薫製
 日本のものより塩分が多いのと、
 薫製にする段階でヒレやウロコをとってない(とるのは内蔵のみ)
 というのが、日本の干物や薫製との違いかな。
 まあ、箸で身をほぐして食べるのではなく、
 ナイフで切って(固い皮とかウロコはナイフで切り離す)手で食べる文化なので、
 調理行程が違うのは当然か。
 日本人的には大根おろしを少しのせるとちょうどいいかも。
 ビールが進みました。あと、黒パンに乗せると美味しかった。
 とくにスモークサーモンがよかった。
・肉類
 ラスベガス旅行の時に休い店で食べたチキンだと、ハーブの香りとソースの味しかしなくて、
 何よりも肉の部分がめっさパサパサで旨味もジューシーさもなくて、
 流し込む感じで食いきったという、あれげな記憶がある。
 欧米の食はこーいうものかと思ってたぐらいなので、いい意味で予想を裏切られてばかりですた。
 サラミとか肉のペーストの塩加減は日本とはもちろん異なるけど、
 黒パンや酒がぐいぐい進みました。
・黒パン
 日本の白米みたいな感じで、単品じゃなくておかずと一緒に食べるためのパンだと思いますた。
 (すでに何度か書いてるけど)肉類にしろ魚介類にせよ、現地の黒パンは現地のおかずをうまく受け止めてくれてたよ、うん。
ボルシチ
 世界3大シチューの一つらしいが、高級料理ではなく家庭料理。
 ガイドブックの表現を借りると、日本人でいう味噌汁とのこと。
 なので、店によって味が違う。自分が食べたのはシベリア鉄道の食堂車と、
 モスクワ川クルージングの船上のレストラン。
 違う味で楽しかったのと、どちらも美味しかった。
 なお、シベリア鉄道の食堂車のボルシチは、ニンニクが入ってた。
 あの味は嫌いじゃない。というか、好きだ。肉系をつまみにビールやウォッカを呑んだ後に、
 冷えた白米をこのボルシチに投入して食べたい衝動に駆られましたww
・ベリー系果物
 果物は色々あるけど、ベリー系が充実してるとのこと。
 んで、自分が購入して食べたのはイチゴとラズベリー
 どちらも美味しかったよ。
・酒
 ウォッカとコニャックは種類はラベルに書かれた文字が読めなかったので、よくわからない。
 自分で買ったのは一本だけで、あとは電車内でご馳走になるパターンがほとんどだったかな^^;
 ただ、ビールは頻繁に購入した&持参した本に簡単な解説あったのでそこそこに試せたかな。
 地元のバルチック・ビールを何種類か楽しんだ。
 他にもいくつか呑んだけど、購入したものの自分が呑んだのは全てピルスナー系だった。
 ヴァイツェン系もあるらしいけど、一般に流通してるものの多くはピルスナー系ってのは、
 日本と似てるというか、親近感がわきますな(^_^)
・クヴァス
 黒パンを発酵せた清涼飲料水。暑い時によく飲まれるらしい。
 夏には露店で売られるのが風物詩とかなんとか。
 自分はペットボトルで2種類試せた。
 ソフトドリンクと思ってたけど、ちゃんと作ったものはアルコール分あるらしい。
 アルコール含む点と暑い時期に呑まれる点だけ見ると、日本の甘酒にそっくりだね。
・アイスクリーム
 チーズもそうだけど、乳製品は充実してる国でした。
 夜は寒いけど、日中はそれなりに日差しもある&重ね着してたので、
 汗をかいたあとに公園のベンチとかで座って食べるアイスクリームは最高ですた。
 (現地の人は寒い時期でも食べるとガイドにあったが、今回はその光景は見られず。
  でも、電車が停まってる時を振り返ると、アイスを買ってる人が多かったかも)
ピロシキ
 店によってレベル差あるけど、普通に食べられるものが多かったです。
 個人的には、中身が肉類よりも野菜系のやつのほうが好み。
・ひまわりの種
 割って中身を食べる。車内でおやつの時間帯にオーニャが食べてたのをおすそ分けしてもらった。
 落花生の殻をむいて食べるのに似てるね。
・その他:食べ損ねたもの
 オームリという魚。バイカル湖の名産らしい。
 食い道楽で生きている身としては、これが食べられなかったのが悔しくて悔しくて・・・
 なので、次回にロシアを旅行する時には、バイカル湖を堪能する旅にして、
 オームリ料理を食いまくってやる!!

【シベリア旅行記:酒】
 ロシアといえばウォッカ(ロシア語では”ヴォートカ”と発音)が有名ですが、
 前述のようにビールもけっこうありました。
 現地のものと併せて呑むのが美味しく呑むコツかな。(まあ、これは日本酒やワインもそうだけど)
 現地の吞ん兵衛との交流とかはすでに書いたので省略。
 とりあえず、セリョートカ(ニシンの塩漬け)とウォッカの組み合わせはハマりそう。
 ロシア料理の店を探しちゃった&新宿に目星つけた店あるので、興味ある人は連絡くらはい。

【シベリア旅行記:風景/自然】
世界の車窓からがリアルタイムで、自分が起きてる間は楽しめる感じです。
森林(針葉樹林帯/タイガ)、湿地帯、河川、高原(for遊牧)、欧風建築、工業都市商業都市、欧風建築、
郊外、雪化粧、、、とにかく色々な風景を堪能できた。
これを楽しいと思えるか否かは個人差あるけど、
僕はこーいうの見るの大好きなので、すごく楽しかった。
あと、白樺の木が多いのと寒さから、白神山地を思い出した。
きちんと整備すれば(&大資本を投入してレジャー用の開発でもすれば)
アウトドアの一大スポットにできるポテンシャルを持った地域だと思う。
窓から眺めてて、散策したいなぁ〜とか、トレッキングするのもいいな〜〜、と思える場所も多かったし。

【シベリア旅行記:異文化交流(生活)】
<イメージとギャップ>
プラスのイメージとしては以下。
・最近は経済成長著しいBRICsの一角
・自然科学の分野で優秀な人材を輩出してきた国
・最近はシリコンバレーで活躍する人材を多数輩出(ex.Google創立者のうち一人)
とはいえ、ロシアというと、マイナスというか、恐いイメージが多かったのも事実。
・かつての仮想敵国
 シベリア抑留へのマイナスイメージはでかい。愛国戦隊大日本とか大共戦隊ダイロシアン(ぉぃ
・以前は世界を二部する超大国の一つであり、東側陣営のリーダー
・各種映画(とくにハリウッドのアクションもの)やらなんやらでは黒幕とかラスボス
 国内の作品でも、攻殻機動隊に出てくる某国とか、明示的にどこの国とは言ってないが、
 ロシアがモデルっぽかったし、やっぱり恐いイメージは少しありました。
などの背景もあり?、我々がネガティブなイメージを持つのに一役買ってると思う。
俗説も混ぜると、日本の民話や伝承に出てくる鬼は漂流して日本に流れ着いたロシア人なんてのもあるよね。
 ・漂流して食べ物ないから村を荒らして(=略奪して)食料等をゲット
 ・日本人よりガタイがでかい
 ・日焼けすると真っ赤になる
 ・パンツを履いてる
とかとか。
(まあ、今の我々の感覚でのロシア人は西方のモスクワ公国の国民の子孫だし、
 漂流したのがシベリアの原住民なのでは、と考えると本当かは知らないけど^^
 あと、旅行中に出会ったロシア人の身長とか見てると、馬鹿でかいとは思わなかった。
 以前にラスベガスに行った時は女性が僕と同じぐらいの身長で、男性は僕より全然身長が高かった記憶があるので、
 それからすると、(日本人よりはもちろん大きいけども)いわゆる”欧米人”の中では
 小柄に分類されるのかな〜〜、とか思いますた。)
脱線しましたが、とりあえず、ガイドブックとか旅行系のサイトには
「とっつきづらいが、いったん懐に入れば親切なのがロシア人」
という記載をよく見ました。んで、今回の旅行で、これは事実だったと体感できました。
<人柄>
鉄道で出会った男性陣には、僕が戦争映画の監督だったら、
そのままの格好でエキストラ出演を頼みたいぐらいの人が結構いましたw
でも、僕が交流できた人は見た目とは裏腹(失礼!)に、親切でいい人ばかりでした。
(もちろん、空港とかのタクシーの客引きや、市内散策で人通りの少ない道とかでは、
 近づいたらダメな空気も感じたよ。てことで、僕が大丈夫だと判断して関わった人限定なので、
 サンプルが少ないと言われればそれまでだけど。)
なお、同じ部屋だったオーニャ(肝っ玉母さん?)は、同じ部屋のアーニャ(妊娠3ヶ月)とか、
隣の部屋の仲良くなった軍人の奥さん(妊娠中で今度、男の子が生まれるらしい)が、
オーニャに人生相談してるような光景をよく見かけた。
世話焼きおばさんが空気を読まずに若い人の会話に入り込んでる風景は、
日本のトレンディドラマでは定番ですが、それとは逆で新鮮でした^^;
(もちろん、これは日露の文化・慣習というよりは、オーニャの人の良さのおかげなわけですが)
<見た目と年齢>
僕よりちょっと上かなと思ってた人の多くが20代半ば〜後半ということが多くてちょっとびっくり。
なので、僕は彼らより年上になるのだけど、彼らからすると僕は同じか年下に映っていたらしい。
なので、僕の年齢を伝えたらびっくりされたよw
「若く見えるよ」っていうのは、彼らからの褒め言葉ということにしておこう、うん。
<食事の仕方>
魚の食べ方とか食べ終わった魚の残骸(骨に身がほとんど残ってない)は、
見ていて気持ちよかったです。
日本の居酒屋で焼き魚とか煮魚を綺麗に食べる人には親近感がわくのだけど、
それに近い感じでした(^_^)
あと、車内で食事をするときに、ナイフで野菜や果物を切るわけだけど、
手慣れた人が多くてびっくり。
手先が器用な民族なんじゃないかな。
(まあ、白人=不器用 は、ステレオタイプアメリカ人のイメージかもだけどさ。。。)
<政治?軍事?>
旅行の日程がメーデーと対独戦勝記念日と被ってたというのは偶然だったけど、
政治とか軍事とかで妙な感覚を持つことはなかったです。
あと、それらのイベントがトリガーになって、いらんトラブルに巻き込まれることも、
(旅行ガイドやら旅行サイトの記載などから)一応は想定して、巻き込まれないためにどうするか考えながら
コースを選んだつもりだけど、取り越し苦労で終わって一安心かな。
少なくとも国民の大多数にとっては、あれはお祭りだね。
迷彩柄の衣類やカバンなどが普通に売ってるというのは日本とは違うかもだけど、
僕らが想像する意図で着てる人は少ないと思う。
軍事系のあれは国民にとってのお祭りであり、各種デザインはポピュラーなファッションに過ぎないのかな、と。
(日本だって、サムライの格好を意識したファッションとかたまにあるし、あれの一種かなと)
<日本社会との違い>
とはいえ、初日に「プーチン大統領をどう思う?」とか聞かれた時はびっくりしたね。
変な雰囲気になるのを避けたかったので、適当に濁した。
("Oh, it is ver very difficult question.”みたいな感じで^^;)
せっかくの楽しい旅行で、無粋な会話はしたくなかったのだ。
もちろん、日本人の収入に関する質問みたいに妙な空気になりそうな質問ももちろん濁す^^;
流れでロシアにおける高所得の(花形の?)職業について聞いてみた。
士官学校に行って幹部候補生かな〜〜とか思ってたけど、弁護士と官僚とのこと。
日本で人気の医者だけど、ロシアではハードワークでロー・リターンらしい。
あと、日本ではサイエンティストはハイ・リスク・ロー・リターンと伝えた。
ついでにエンジニア日本ではもロー・リターンと伝えたところ、
「本当に?意外だわ」みたいなリアクションされたんだけど、
これは「日本=科学技術立国=>科学者や技術者の待遇がいい」と考えていたからなのかな??
あー、あと、旅行先で写真をよくとるのって、日本人独特なんですかね。
「彼はまた写真撮ってるよ。ほんとヤポーネ(日本人)は写真が好きなんだね」
みたいに言われた感じがしたんだけど、ロシアってあまり撮らないのかな。
シベリア鉄道では日本人は僕ぐらいだったから目立ったけど、
ウラジオストクやモスクワでは中国人観光客の団体客が
タブレットやらスマフォで写真を撮ってる光景をよくみたけども、
日本人というよりアジア人に多い傾向なのか。。。
<その他>
トイレの近くの鏡の前で、水なしシャンプーで頭を洗ってたら
旅行中に何度も通訳してくれた女性に珍しがられました。
話を聞くと、「水なしシャンプー」という商品はロシアでは売ってないらしい。
今思えば、最終日にプレゼントしてもよかったかもしれない^^;

【シベリア旅行記:異文化交流(食事)】
日本の食べ物もいくつか持ち込んだ。
色々とご馳走になることも多かったので、お返しのつもりであげたりしたんだけど、
好評だったものもあれば、そうでないものもあった。
結果は以下。
<わりと好評だった日本の食べ物>
・ワサビ
 個人的には、セリョートカ(ニシンの塩漬け)に
 ワサビをちょっと乗っけて食べるのが気に入った。
 んで、車内で仲良くなった吞ん兵衛とウォッカを呑む時に、
 この食べ方をしてみたら、彼も気に入ってたw
 ニシンの塩漬け&ワサビからのウォッカは、まじではまりそう。
 今回の旅で一番気に入った。
・海苔
 味付け海苔を持っていったけど、これは大丈夫でした。
 「オーゥ、ノリ?」みたいなリアクション。
 和食ブーム起きてるらしいので、知名度はそれなりにあるのかも。
鮭とば
 ロシアで流通してる鮭とばに比べて塩分控えめなのは
 物足りないっていう感じだろうけど、味自体は好評だったかなと。
<不評だった日本の食べ物>
ゆず胡椒
 ゆずの風味がダメなのかも。
・生七味
 同じく、ゆずの風味がダメなのかも。
・羊羹
 寒天みたいな食感の羊羹だったんだけど、それが不評だったのかも。
・味噌汁
 個包装のやつをもっていったんだけど、
 味とか以前に、味噌の見た目がダメっぽい。残念だった。
 せめて、味を試して欲しかったけど、無理強いするのもあれなのでやめた。
なんか悔しいので、次にシベリア鉄道に乗る時は、は「米屋の羊羹」を持っていこうかね。
あとは日本酒と酒盗。沢庵とかいぶりがっこもいいな。
<可もなく不可もなく〜な反応だった日本の食べ物>
・せんべい
・チーかま
・緑茶
・玄米茶

【シベリア旅行記:その他】
<英会話>
そもそも論として英語教育を受けた人が少ないという国なので、
英語がこれでもか〜〜というぐらいに通じなかったわけですが、
使う機会もそこそこにありました。
それなりに会話はできた気がするので、TMCやらNHKラジオ講座を続けた効果は
多少は出てるのかな〜〜とか思ったり。
電車内で通訳してくれた方とは前述のような感じで色々な話をしたのと、
モスクワで泊まったホテルのスタッフに旅行プランの相談した以外で、
自分が雑談(フリートーク/small talk)がちゃんとできてたと思ったのは、以下。
・中国人旅行客×2
 一人はシベリア鉄道の停車駅で別の車両にいた人と。
 まあ、これは時間の都合で乗車駅と降車駅ぐらいしか話せてないか。
 もう一人はモスクワで泊まったホテルにて、朝食ビュッフェで同じテーブルになった人。
 旅行の開始日と終了日、それまでに見たものとか感じたことについてはスムーズにフリートークできたと思われ。
ニュージーランド旅行客
 アブダビでの乗り換え時。飛行機降りてロビーまで向かうシャトルバスにて。
 どこから来て、何日間の旅行なのか、見たものの感想とかについて会話できたかな、と。
 なお、モスクワでの戦勝記念関連の各種パレードはpoliticalでもmilitaryではなく、
 むしろfestivalだったという点では、向こうも同意していた。
・アラブ系旅行客
 帰りのフライト(アブダビ->成田)にて隣の席のおじさん。
 向こうはbusiness tripとか言ってたな。
 筆記用具貸してあげたり、各種アメニティの使い方などを教えてあげたほか、
 こちらの旅の目的(businessではなくtour)やら感想なんかは、
 スムーズに話せた気がする。
 席が一番前だったこともあり、そのおじさんとスチュワーデスさんで
 3人で雑談してた時間帯があったけど、普通にコミュニケーションできてた希ガス
<機内サービス>
あー、あと、帰りの飛行機で思ったけど、最近は機内のサービス充実してるのね。
以前は機内で観られる映画は数本だし、ゲームはブラックジャックぐらいだったけど、
コンテンツのボリュームはかなりあがってると思った。
音楽を聴くサービスもあったけど、モスクワ->アブダビのフライトの座席が窓側だったんだけど、
離陸後に窓からロシアの風景を見ながらAerosmithの"I Don't Want to Miss a Thing”を聞いてたら、
妙なテンションのあがり方しましたw
あと、酒の中にウォッカがあったのはロシアだから?
名残惜しいけど、ウォッカ呑みながら窓からの風景を楽しみましたww
<市内の歩き方?>
ウラジオストク市内とモスクワ市内を観光する時は
(天気がすごくよかったってのもあるけど)
サングラスかけて歩いてた。
まあ、海外旅行とかトレッキングする時はいつものことなんだけども、
サングラスのメリットって、目線を隠せることじゃないすかね?
あれげな人が視界に入った時に、目を合わせないようにするとか難しいし、
目が合った時に露骨に目をそらすとかあれだけど、
グラサンかけてると、そーいうの回避しやすいよね。
自分はサングラスかけると友人から恐いと言われること多いんだけど、
これは、今後の海外一人旅ではプラスに働いたんじゃないかなーとか。
市内散策では(頻度が少なくなるように頑張ったつもりだけど)地図を見ないのって無理じゃん。
その際に、なるたけ目を合わせないようにしてたのは自衛策として有効だったと思ってます^^;
<再訪のために>
次回に行く時にぜひとも持っていきたいと思ったのは以下。
・辞書(露和/和露と英露/露英)
・日本酒
・魚介の薫製(日本産)
あとは、現地で購入したオームリを日本にこっそり持ち込むためにも、
タッパと保冷剤ですかね(ぉぃ

てな感じで、楽しい旅ですた。
しっかし、あらためて見直すと、食べ物に関する話題が多いなぁ^^;

第3回両国パフォーマンス学会に言ってきました

超ひさびさの投稿。
先週(2015/06/27(土))に行われた第3回両国パフォーマンス学会に聴衆として参加してきますた。
http://www.nidyumaru.com/meeting3
興味深いトピックと建設的な質疑応答も多く、とても有意義でした。
以下、聴衆としてとったメモ?です。(各講演者の敬称略)

①ふ〜(露草幾念館 館長)「例のあれ、なんて呼ぶ?」
講演者が急遽参加できなくなったということで、
音声合成ツールで読み上げられた音声&スライドでの代理発表!?
学生マジック界隈において、同じものを指しているのに人によって呼び方が異なる物の事例として、
「マジックテーブル」を挙げる。
発表者の入学時には「助手台」と「MT(マテ)」の2つが混在していたが、
6年後には「MT(マテ)」という呼び方が慣習化した現象をとりあげた。
そして、この問題を解析してみた、という発表。

「みんなが長期的にある行動をすることで、MT(マテ)という呼び方が慣習化した」
という事象が成立しているという過程のもとで、
慣習を個人の行動で記述することを目指した結果、
数理モデル(統計における決定論モデルと確率論モデル)で考えてみました!という発表。

でも、発表を聞く限りはモデルのお話がほとんどかなと。
モデルの解説自体はきちんと準備された図を沢山使ってて、とてもわかりやすかったんですが、
モデルから導きだされた仮説は「うん、そうだよね」というものだった(当たり前の結論になっていた)ので、
新規性はなかった感じ。
もちろん、当たり前のこと(当たり前と皆に思われてること)が、本当に当たり前なのかを
きちんと分析すること自体は”研究”という観点からは、重要なことではありますが
今回の発表では、モデルをわかりやすくするための仮の値での計算のみで
実際の数値を当てはめていない(つまり「検証」をしていない)ため、
「このモデルで説明できると思います」→「(検証してない以上は「断言」はできないけど)うん、そうだろうね。」
という結果になってしまったのは、ちょっと残念でした。
フィールドワークで獲得したデータ(呼び方が変化する真っ只中にいた学生へのヒアリングした結果)もあるとのことでしたので、
それを使って解析することが、次のアクション(今後の展望)でしょうか。

②戸崎拓也(トザキマジックスクール 学長)「絶望の世界で、それでも僕達は幸せに生きていく」
<発表>
オープニンググッドw
表面化していないところにマジックを楽しんでいる(幸せな)層がいるよ、というのと、
そーいう層に着目した(彼らが表で輝けるような)イベントを企画した、という発表。
要点っぽいものを書き下すと、以下。

幸せ=人から認められること
手品の世界で認められること→稼いでいる(プロ)、うまい(コンテスト)、頭がいい(創作、研究)の3つ

(発表者は手品のコンテスト界隈にどっぷり浸かって今に至るというバックグラウンドあるので、
 発表はその界隈の事情をメインに話していくと)
コンテストは勝たないと意味がない。
コンテストに出場して挫折する(つらくなって辞めちゃう)人もいる。
という(なまじ手品がうまかったために直面してしまう)厳しい実情がある。
一方、
手品を演じるのはうまくもないし、手品のタネや演出を考えることできないからコンテストに出ない(そもそも論として表にでてこない)。
批評される経験がない(そーいう世界を知らないので、)結果的に楽しく手品を続けられている。
という層がいる。

実際に話してみると、面白いことやってるマジシャンが結構いる。
でも、表にでてこない→もったいない!!
ー>昨年の夏に第1回マジックマーケットを開催した。狭い会場にも関わらず、200人もの参加者がいた。
  200通りの手品の楽しみ方があった。「稼ぐ、上手く演じる、創る」の3通りじゃない。
ー>今年の夏には第2回マジックマーケットを開催予定。予約の時点で昨年の参加者を超えている。
  8/29に蔵前(両国の隣)でやるので、ぜひ来てくださいw

<質疑応答>
Q.イベント運営はマジックを作るうえで有益に働いてる?
A.わからない。マジックは10歳からやってるので。

③日向大祐(Theatrical Magic Project 代表/マジックエアリスト)「劇場型マジックショーの創り方とその可能性」
<発表>
演劇の世界では200人以下は小劇場。
クロースアップでもサロンでもくシアトリカルでのマジックをやってきた。

・目標
 シアトリカルマジックというジャンルを確立すること
 劇場で「マジック」を見るのが当たり前にしたい。

・感じる違和感
 マジックの世界の様式美。
 宝塚の客は教育されてる(ex.拍手のタイミング)のも様式美。

・シアトリアルだからできたこと
 -.ブリッジエフェクト
  OPのネタを中間と最後でもう1回やる
  Retraceでは、OPで風船のエピソードを話すのみ。中間で風船の糸でジプシースレッド。最後で風船もってまた出てくる。
 -.天丼
  繰り返し同じギャグをいう(ランニングギャグ)
 -.お客様を意識する
  ドラムロールやってもらう
  客の中に入ってマジックやる

<質疑応答>
Q.トップダウン型のショーではコンセプトを最初に作るということだが、
 そもそもコンセプトはどうやって選ぶ?
A.日々の暮らしでアンテナ張って、「あ、これ面白い」と「これよさそう」と思ったものを選んでいく。
 もちろん、没ネタも多い。

Q.「劇場でのマジック」はとっくにやられてるのでは?
A.「大きなホールでマジックをやる」はやってる。
  自分は「お芝居的な要素を入れる」「インタラクティブにやる」というコンセプトで作った。

Q.2018年までにお客様を1万人というが、そのために劇場のキャパをどうクリアしていく?
A.自分のよさが伝わるのは200〜300人だと思ってる。
 年間に2週間ぐらいの公演(つまり20公演)を、年間に2回やると、1万人いく。
 1年のうち1つが、過去の再演(ロングラン公演)にして、もう一本が新作で公演、
 ぐらいのペースでやっていけるようにしたいと考えている。

Q.スタッフへの報酬は?
A.(安くやってくれてるところはあるが)照明などのスタッフはきちんとお金を払っている。
 制作スタッフにも、軽め打ち合わせで済ませること多いけど(&安くやってもらってるけど)払っている。

Q.目標達成のための施策は?
A.シアトリカルマジックプロジェクトを面白く思ってくれる第3者が増えるのが第一歩。
 他は、影響ある人に見てもらうとか。

Q.演劇とマジックの融合というコンセプトだったが、サーカスでは、そーいうコンセプトでやられてるものはすでにある。その辺をどう思う?
A.京都で「ギア」を観た。あれはノンバーバルの強みがでてる。広報もうまい。
 一方、自分のやってる小劇場はバーバルである。
 また、小劇場ゆえに専用劇場みたいに作り込めるのもメリット。
 小劇場ならでは〜をうまくやっていきたい。

④西野順二(電気通信大学ぱさーじゅ顧問/ジャグリング学研究家/三多摩ジャグリングフェスティバル主催/全国統一カスケード大会共同創設者/天才プログラマー)「続々ジャグリング学研究」
<発表>
両国パフォーマンス学会では三回目(つまり第1回から)の発表。
 ジャグリングの経済学ではなくジャグリング経済学
 ジャグリングの歴史学ではなくジャグリング史学
でやってきたけど、ジャグリング哲学をやりたいと思ってきた。
本発表では、なぜ自分はジャグリングをやっているのか?への答えを用意した。
そしてその答えは、「人に会えるからジャグリングを続けている」だと思っている。

上記結論に到達するまでに考えた/振り返ったことは以下。
・ジャグリングとは人・物・技である。
現代日本のジャグリングはアマチュアが支えている。
 今、プロで活躍する人の多くはベースにアマチュアを持っている。
 それ以前の芸能としてのジャグリングはサーカスなどのプロの一子相伝の世界出身のジャグラー
・日本人はコンペが好きw
 マジックと違って、ジャグラーは一人で(誰にも見せずに)満足してしまう。
・JJF
 コンペというと、みんなJJFを連想する。演者は7人しかいない
 ビッグ・トス・アップという楽しい文化w
 JJFの年次推移みると、線形で増えてる。(爆発的に増えると思ったらそうじゃなかった。)
・イベント
 1996年のマラバリスタ内のコンテストが最初(たぶん)
 でも今は、毎週のようにジャグリング関係のイベントがある。
 ジャグリングイベントのターニングイベントは2011年。(原因不明。集まりたくなった??)
・イベントの効用
 技:技の伝承(みる)
 人:人との交流(聞く・話す)
 物:道具の流布(さわる)
・なぜ僕はジャグリングやってる?
 人に会えるから続けてると思う。

<質疑応答>
コメント:(誰かに披露することで楽しむマジシャンと異なり)ジャグラーは一人で楽しんでいるというけど、
     誰にも披露せずに一人でカードやコインをいじって楽しんでいるマジシャンは多い。
コメント:アマチュアの貢献という話では、手品業界にも似た話は沢山ある。(とくにイベント運営)

Q.人っていうけど、なぜジャグリング?
A.自分にとってはジャグリングだった。人によってはそれがマジックだったりするのかもしれない。

Q.一人で壁に向かって(アスリートみたいに)ジャグリングしてる人はどう思う?(彼らを拾いたい?)
A.楽しみは人それぞれ。僕の哲学は「僕は人に会いたい」

Q.ジャグリングの歴史。日本には太神楽?があるけど(以下ry
A.日本でも色々あるし(以下ry

Q.アマチュアが支えてるといったが、ジャグラーが若年化しているのも事実。
 サーカス学校に行く人もいる。彼らがジャグリングの世界を変えるのでは?と感じることも多い。
 その辺を踏まえて、10年後はどうなってると思う?
A.10年後はJJFに1200人の人が来るはずw
 ***(以下ry

⑤青木直哉(PONTE編集長)「僕が『書くジャグリングの雑誌:PONTE』の編集長になったわけ」
<発表>
ジャグリングは中学3年(2006年)から続けてきた。
大学卒業したばかりで、今は23歳。ゼミでは「書く」をがっつりやっていた。
恩師の言ってたのが、書くこと=考えること、とのこと。
卒論はアメリカのジェイ・ギリガンというジャグラーについて書いた。
そして、ジャグリングしたい、と同じぐらい書きたいという欲求があって、
気づいたらジャグリングの雑誌を書いていた。
それに至るまでのエピソードなどを紹介。

アメリカのジェイ・ギリガンというジャグラー
 どうみてもジャグリングじゃないけど、それをジャグリングと言い張る。
 -.「大道芸では赤鼻をつけるのがスタンダードだが、ジャグリングが芸術として若いから、
  余計なものをつけ足さないとダメになってる。エゴ(客の心をつかむ)とジャグリング(そのための道具)である。
  客の心をつかむことだけが目的なら、(ジャグリングをするのではなく)歌を歌えばいいじゃないか?」
 -.「僕はジャグリングをアートとして信じている。」
 -.「なぜリングがこの大きさか知ってる?リングを量産したら売れると思って台湾の工場に言って、
   大きさを聞かれたら、クッキーの缶を見て、適当に「えいや!」で決めた。それを世界中のジャグラーは使い続けてる。
   これに対して、なぜジャグラーは怒らないのか?」

・なぜジャグリング業界は無批判?
 無批判だから、今日まで浸透してきたと思う。競技という文脈で発展してきたからだと思う。
 それに疑いを持って、色々なサイズで試してみた〜〜というのがジェイ・ギリガンである。

・イタリア
 イタリアに留学してた。
 イタリア旅行でジャグリング・フェスティバルを見てきた。
 旅行好き&文章を書くのが好き→旅行記を書きたいという欲求。
 同じような欲求があり、結果的にジャグリング雑誌になった。
 雑誌が本屋に並んでワクワクしてくる、それが売れるというのも嬉しい。

・なぜ雑誌(紙媒体)なのか?
 雑誌は中身を読んでないのに買う人が多い。
 一部しか読んでなくても買って嬉しい。
 こーいう嬉しさはPDFファイルにはないもの。

・言われてハッとさせられた意見
 本/書くことは自分の感情のマイルストーン
 考えを形にするには、Twitter/Facebookはだめ。紙の本じゃないとダメ。
 自分の子供が見るなら、紙の本がいい。
 →ここに、紙のよさがある。

・ネットの良し悪し
 表現は排泄に近い。インプットしたら、それを言いたくなる。
 そのような欲求をスピーディーにできるのがTwitter/Facebookである。
 そうじゃなくて、間があるのが紙媒体のよさ。
 卒論もそうだけど、発信までタメがあるのが紙のいいところ。

・朗読
 テキストだからこそ映える演出もある。
 「(別にかけているわけではない)」とか「ドッキリ成功である」、ところとか?
  テレビならテロップ流すところではあるけど、
  活字だからこそ伝わりやすい
 旅行記におけるアリさん(旅先で出会った人)とのやりとり(彼の前でジャグリングした)は
 youtubeでは伝わらない。活字だからこそ伝わる。

<質疑応答>
コメント:ジェイ・ギリガンは、ジャグリングじゃないものをジャグリングと言い張ったとあるが、それは演出の一貫では?
     Mr.マリック氏は何やっても「ハンドパワー」とか「超魔術」と呼んでいたけど、それと同じなのかなと。

Q.書き続けることで、自分のジャグリングに変化あった?
A.アートまでいかなくても、ジャグラーとして認められたいという欲求が自分にはある。
 技術オタクを目指すのか、、、とかで現在迷走中。
 そのように迷走してる過程で書き続けてる。

Q.発行の頻度、部数、売り上げは?
A.もとは月刊だけど隔月で、これから季刊になりそう。。。
 一回で200部。今は赤字で、ポケットマネーでやってるから儲けは出てない。

〜〜〜〜〜〜休憩〜〜〜〜〜〜

⑥大久保康平(奇術師/株式会社ショウマン 取締役)「未来奇術論」
<発表>
・テクノロジの発展によって、マジシャンの地位は下がった。
 パラボラアンテナの仕組み〜〜大昔の仙人、権力を握るetc→神
        ↓
 降霊術師(亡くなった方を現世に呼び戻して会話ができる)〜〜彼らはかなり稼いでた
        ↓
 ロベール・ウーダン→近代的なマジック

・テクノロジ発展の最新事例
 ドライアイスの浮遊?
 超音波の制御によって浮遊させる技術
 メタ・マテリアル→小さい浮き輪が沢山あって、スイッチ一つで空気パンパンとしぼむが一緒に起こせると、消失・出現が可能になる。

・ダーウインの知見
 「キリンの首は長くなった」のではなく「数あるキリンの中で首の長いキリンが生き残った」
 事実、首の短いキリンは存在する。
 キリンの事例→適者生存(淘汰圧は餌)
 オペラ(キリン)と**(ミュージカル)と餌(観客・お金)

・生き残るマジック
 以下の2つのいずれかだと思う。
 1.オペラなどの演出の一部で生き残る(ex.株式会社ショウマンの手がけた案件。ドラキュラが物体を通り抜ける演出)
 2.居酒屋マジック(ex.ネタものを買って友人に披露&終わったら種明かしして楽しむ->客を楽しませるのではなく、自分が楽しむマジック)
 一時期、youtubeで話題になったお玉の浮遊現象()の動画(youtubeのあれ)は「自分が楽しむ」の良い例。
 それを踏まえても、「自分が楽しむマジック」がマジシャンの生き残る道ではないか(結論)

・まとめ
 マジシャンの社会的地位は下がり続けている(神→降霊術師→パフォーマー)
 ジャンルの適者生存
 知識の価値に頼らないマジック

<質疑応答>
Q.水芸はどうなるか?
A.未来ではマジックにならないと思う。

Q.マジックの定義や認識が変わるだけでは?テクノロジの最先端がマジックと認識されるだけなのでは?
A.その可能性もある。

Q.未来のマジックグッズはテクノロジを駆使したものになる?
A.マジックグッズを作る人は、テクノロジを駆使した製品になってくると思う。

Q.神様の時代はマジックという言葉がなかった。それが存在することで価値が下がった。
 「マジックだからできる」が「科学だからできる」になるだけでは?
A.そう思う。

<おまけ>
生き残るマジックの案1(演出の一部)の事例として創ったマジックを披露。
特徴は以下。
・結婚式で使う
・起こる現象と原理の部分は古典的な方法
・"四ツ葉のクローバー"というアイテムと"LOVE”という文字の特性を利用


⑦竹内正則(古書カフェ・くしゃまんべ 店長 )「大道芸人はどこからきたのか。」
<発表>
「大道芸」という表現の変化を時系列に振り返る。
色々なジャンルの図書(含 大量の古書)を調べることで、
日本の歴史における大道芸の起源について確認(検証)作業を行った。
その結果を発表する。

・大道芸とは?
 レジュメ参照
 大道芸より先に辻芸が存在していた?
 明治27年にはじめて「大道芸」という表現が登場。しかし、差別的な意味が含まれていた。
 (差別されていたのは、国益にプラスにならないと判断されていたから。)

 規制(監査制度)が増えて、大道芸人が減っていった。そして、大道芸という言葉が廃れていった。。。
 1971年の小沢昭一さんの本とかで、現代に復活。

・まとめ
 明治10〜20年ぐらいに「大道芸」という概念が登場した。

⑧ダメじゃん小出(自称:ガラパー芸人)「スマパ普及の陰で生き延びるガラパー」
<発表>
昔はジャグラーが少なかった。「日本で3本の指に入るジャグラー」とか言えたw
25年前はVHSのビデオテープ見ながら練習したけど、今はyoutube見ながら練習できる時代。
自身の経験を踏まえて、昨今のジャグラーとくにストリートパフォーマーの界隈の変化について発表。

ジャグラーの分類
今のジャグラーはテクニカル系(技を見せる)人とストリート系(盛り上げる?)があり、パフォーマー
 スマパー(スマート・パフォーマー)
 電子マネー(投げ銭もらうの上手い)
 どちらにも属さないガラパー(ガラパゴスパフォーマー/独自のパフォーマー?)
の3つに分類される。そして、ガラパーは高齢化/老朽化が進んでいるw

・観客の変化
 道行く人の足を止める、から客がジャグラーを育てる(相撲のたにまちみたいw)になってる。
 (アイドルとか一部のマジックに似てる)

ジャグラー界の3本の矢
 ヤベノミクス。3本どころではない矢がある。

・品質
 日本の産業は高品質。日本のジャグラーは世界でも高品質。
 日本のロボット産業はノ○ミくん?

・ギャラ交渉
 イベントは減っているのにパフォーマーが増えているのが実情。
 イベント会社を通じて仕事をもらうという暗黙のルールが、ネットで壊れた。
 パフォーマー業界の貿易の自由化。
 クライアントとパフォーマーの交渉。(価格の自由化)

・問題だらけ
 ショッピングセンターや路上で「タダでいいから投げ銭だけでやらせてくれ」は困る。
 この一線は守らないといけないはずだったが、今は崩壊してる。
 首都圏だけじゃなくて地方でも同じ問題が起こってる。
 地方創生。芸人バラマキ制作
 地方→痴ほう→高齢化社会w
 地元の芸人を使えば安上がりと地方が気づいた→自産自消
 地方のパフォーマーが中央を救う?
 技術は高いが人としてあれなパフォーマーも。。。
 待機児童ゼロというが、待機芸人はあってはいけないw
 ジャグラー同士で仕事を取り合うということで、お互いの首を絞めてしまっている。

<質疑応答>
Q.とばしの問題(パフォーマーが割を食う)。個人に依頼することでクライアントが失敗する事例は?
A.起きているとは聞く。若手はイベント会社の存在を知らないぐらいになってしまっている。
 事故が起きた時に若手パフォーマーが一緒くたにされることを懸念してる。

Q.中間に入る要素は?パフォーマー紹介する業者の意義は?
A.クライアントは安く押さえることが目的化してるかも。
 そもそもイベント自体が減っているので、仲介は難しいと思う。
 ※なお、ダメじゃん小出さんは今はライブで稼いでいる!?

Q.(発表の中で)今は過渡期と言っていたが、今後はどうなると思う?
A.今の状況は5年は変わらないと思う。それ以上は読めない。(社会情勢もあるし)

Q.クライアントの需要はどこ?
A.ショッピングセンターとかはテクニカル系よりもパフォーマンス系。
 テクニカル系はむしろシアターで活躍。
 (ながめくらしつを見ると、普通のカスケードできないのでは、と思ってしまうぐらいww)

Q.うまい人の真似をする(カラオケ・ジャグラー)が増えてる。
 最近は彼らが中抜きされて上に言ってしまってる。彼らに言いたいことは?
A.僕はカラオケ・ジャグラーは家系(∵ 味付け一緒だから)と呼んでいるw
 (なお、これは戸崎氏の言うフランチャイズ・マジシャンに通じること)
 お客さんにケガはさせないように安全管理だけは徹底すべし。
 子供にディアボロぶつける事故とかあるけど、それは自分たちで自分の首をしめることになる。

Q.インターネットがジャグリング業界に与えた良い点は?(悪い話題が多いのでw)
A.いい点ももちろんある。うまい人増えたし。ただ、安全管理だけは徹底してほしい。

大島幹雄(株式会社アフタークラウディカンパニー プロデューサー)「プラコメ・カバレット時代をふり返る」
プラコメというイベントの振り返り
1日に4h公演×2とかやってたけど、客はずっと盛り上がってた。
が、なくなった。
振り返ってみると、
・安易な気持ちで笑いをとりにいってた?
・膨張した。客も演者も増えた。継続的に大きくしていくとかをできていなかった!?
などが反省点かも。
今度はガラパーを集めてプラコメをやってみたいです!!

Q.(今までやってきたイベントの中で)どれが一番楽しかった?
A.第2回。終わる時間が主催者もわからないぐらいで、好き勝手で思い出に残ってる。
 それは運営上問題なので怒られたけど。


以上?です。
懇親会での会話は省略w
その他、ハッシュタグを見ると、発表者の方々の振り返りなどもあって、
読んでみると興味深いコメントもあるので、その辺も別途読み直して
別の機会にまとめたいな、と。

ファイブ・ポインツ読書会(1)まとめ

ファイブ・ポインツ読書会の第1回をやりました。
http://connpass.com/event/6254/
※人が集まらなかったので、某所のカラオケボックスにて主催者2人だけで実施ですw

■内容
「ポイント1.視線」の輪読、演習、議論etc

■進行
以下の計画で実施。ほぼ予定通りかな。
 19:00〜19:15 ガイダンス(P.1〜P.14)
 19:15〜19:30 ポイント1の全文読み(P.19〜25)
 19:30〜19:45 プレゼンテーション
 19:45〜20:15 感情表現のテクニック
 20:15〜20:45 視線によるミスディレクション
 20:45〜21:00 まとめ
※P.27〜P.35は時間あればやる(マニア談義!?)


■使ったもの
 書籍
 目の部分を切り抜いた厚紙(スケッチブック)
 毛糸
 デック(基本技法をいくつか確認)
 ビデオカメラ(視線とかの実験?の時に撮影)

■気づき事項
<導入> ※P.12〜P.14
・マジシャンへのイメージ
 一般の観客
 →とても器用な好人物
 タマリッツ師
 →素晴らしいテクニックと卓越したユーモアセンスを持っていて、
  プロフェッショナルとして認められるような観客受けするアクトを見せてくれる人
 主催者2名(K5&lain)
 →??
  振り返ってみると、いくつか候補は出てくるけど、明確な定義?は出てこないテーマですな。。。
  まとめとして小冊子を書く頃までには、マジシャンの理想像への自分達なりの解を準備します^^;

・必要な能力
 素晴らしいマジシャンである分別のあるアーティストでもある人には、
 得意分野の種類に関わらず、少なくとも2つの共通したものが必要とのこと。

 1つ目:不可能な現象を引き起こすための雰囲気を作り出す能力
※マジカルアトモスフィアーのこと?
 2つ目:観客とのコミュニケーション能力
※ショーマンシップのこと?

・タマリッツ師の見解
 我々(マジシャン)が観客ときちんとコミュニケーションを取り、
 不思議な出来事の魅力を余すところ無く伝えようとすれば、
 五体全てを駆使しなければいけない。
 →マジカルな雰囲気を伝えることに失敗したのなら、それは道具でもトリックの問題でもなく、
  それどころかアイデアや舞台装飾、照明や電気機器の問題でもない!!とのこと。


<プレゼンテーション> ※P.19
参加者同士で「登場〜挨拶〜デックを広げるまで」の部分だけやってみて、
目線の高さとか見やすさとかを確認してみた。
結論としては、「観客の眉間を見る」が近距離でネタを披露する際の大原則ってことかなと。
#ステージアクトやら司会などの遠距離では、「(客を)鼻で見る」が原則だったけど、
 近距離ネタの原則ってことでこれからも意識すべきですね。
 その他、中距離ネタの原則は何だろ?という議論もしたけど、箱次第なのでルール化は無理、
 というか不毛と判断。現場を見て、上記の2つの原則のどちらが適切かを各自で判断すべし、と結論付けました。

<感情表現のテクニック> ※P.20〜P.23
・目だけで何をどれだけ伝えられるか?
 書籍の実験例?に従い、画用紙の一部をくりぬいた紙でやってみました。
 伝達可能か試した感情?は「笑う(喜ぶ)・怒る(イラつく・面倒くさい)・考える(目が泳ぐ/動く)・眠そう(目を細める)」あたりかな。
 以下、気づき事項。

  • .マイナスな感情(情報)のほうが伝わりやすい。

 「笑う」以外は伝わらないかも?(サンプルが偏ってるかもだけど)

  • .カッコイイ・シリアスなアクトはマイナスイメージになりやすい?

 攻撃的なアクトになりやすい。
 ウェブ上で演技動画がアップされてると「うわ、ドャ顔キター」みたいにdisられてるのもこれのせい?
 上記アウトが潜在的に持っているリスク?

  • .目だけでの情報伝達は難しい

 むしろ、マイナスが伝わりやすい?
 パフォーマンスを披露する時の「スマイル」がいかに重要か、ということかも。

なお、冊子にする時は「挨拶する・クレーマーに対して・・・」みたいにシチュエーション別の項目を作り、リスト化したいな。

・内面への注視(inward gaze)
 「ピアニストの意識は自分自身と楽器に集中している」を内面への注視と呼ぶらしい。
 書籍に従い、お互いのメガネに毛糸を結んで相手の目の高さぐらいにして
 カードを広げて1枚選んで覚えてもらって戻してもらうまでの流れと毛糸の張り具合を確認。
 途中で多少のたるみはあるものの、自分達の目線とかは問題なしと判断してみた。
 #書籍によれば、糸がちゃんと張っている状態=家のドアを開いて観客を招いている状態。

 ただ、読んでいてイマイチ理解できてないというか、腑に落ちてない部分でもある。
 機会があれば、日本語訳verの中の人と会話してみたいテーマですw
 #冊子にする時は、自分なりの解釈を追記したいところです。

・なぜ観客と視線を結びつけるのか?
 観客との絆を深めるのが目的。
 「まず互いを知り合い、親しくなり、内面に招きいれ、1つに結びつく」という段階を経る。
 #この辺は、心理学をベースとしたコミュニケーション論とかの知見とリンクしそう。

・原則
 観客は、マジシャンが見ているものを見る
 例外:客席全体を見ているときは、観客は自分自身を見ることはできないため、
    観客は自分たちが見られていると思い、マジシャンの目を見返す。

<視線によるミスディレクション> ※P.24〜P.25
プロのナレッジの整理といった感じですかね。書いてある内容には同意。
「クラシック・パ○」を題材にして参加者同士で実演(実験)して目線を確認。
なお、テキストの例1はいいけど、例2の記載には疑問。(そもそも論として、フ○○ク・パ○の包含範囲が広いってのもあるけど)


■その他
第0回(キックオフ)の時に全体の計画を立てるために流し読みしたわけですが、
その時に「あれ、あんまり中身ないんじゃね?」と不安になりました。
#実際、こうやってブログ記事としてテキスト化すると、当たり前すぎること(情報量少)しか書いてない気もしてくるし。
しかし、読み進めてきちんと実験?してみると、気づき事項が非常に多いことに気づきました。
学習参考書に例えるなら
 「厳選された良問揃いの問題集(ただし解説は微妙)」
といったところでしょうか。
とくに、基礎・基本を徹底する上で、気づかされることの多いこと多いこと。。。
電車の中で読む本じゃなくて、手を動かして確認しながら読む本。
ってことで、やっぱり問題集って感じの本です、はい。

プレゼンのtipsなど

佐藤綾子氏のプレゼンに関する以下の著書を読んだ。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E9%80%B2%E5%8C%96%E3%83%BB%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%AE%E6%A5%B5%E6%84%8F-%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%B6%BE%E5%AD%90/dp/4054059422
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140316/bks14031610250009-n1.htm

気づき事項もいくつかあったので、雑記メモとして残しておこう。

■プレゼンスキル
オリンピック誘致のたプレゼンにおいて、
チームジャパンが駆使したプレゼンスキルは以下の20個とのこと。
 グリンプスバイト
 ブリッジング
 根拠としての掃除
 自己開示
 感謝の言葉
 事前の情報収集
 表彰動作
 言語コード
 映像効果
 パラ・ランゲージ
 コンシート効果
 高い理念
 パッション
 3点絞り
 結論→How
 補助動作
 アイコンタクト
 集中の3分間ルール
 音楽効果
 リハーサル効果

■各章のまとめ ※書籍のまとめページから引用
<第1章:オリンピック招致の安倍プレゼンから見えてくるもの>
・表情筋の動きが自信を表す
・声のボリュームにメリハリをつける
・胸を大きく張ってパワーを伝える
・高い「理念」を示す言葉で品格を表す
・数字や固有名詞で説得力を増す
・共感を呼ぶさわやかな「自己開示」をする
・信用される自分を作り上げる
・「ブリッジング」で聞き手の心をつかむ
・聞き手を巻き込む「we」で話しかける

<第2章:リーダーの強く美しいプレゼンが聞き手を動かす>
・プレゼンの基本はロゴス(論理)・エトス(信憑性)・パトス(感情)の「LEP理論」
・事前の情報収集で、相手の関心を引きつける「ブリッジング」をする
・名前など具体的な「呼びかけ」で聞き手のやる気を引き出す
インパクトの強い短い言葉を畳みかける「連辞」が効果的
・ポイントを3つに絞る「3点絞り」の原則を意識する
・高い「理念」のある言葉を吟味し、聞き手に強い印象を与える
・歴史上の人物や有名人の言葉を引用して信用アップ
・聞き手の「実行」を促すよう「理念」→「戦略」→「計画」の手順を示す
・だれにでもわかりやすい「自己開示」で、聞き手の理解と共感を得る
・攻撃的な質問を受けたら笑顔でかわしつつ、一瞬の一撃を考える

<第3章:進歩したい人のプレゼンは必ず進化する>
・最初に聞き手を味方につけ、聞き手が聞きたい話をしよう
・アームを大きく動かして元気と自信、パワーを伝える
・話の要所要所でポーズを取り、大切な部分はゆっくりと話す
・会場が静まるまで話を始めず、期待を高める「じらし」のテクニックを使う
・一文を短くまとめて暗記し、原稿を見ずに、相手を見ながら話す
・自分1人ではなく人前でリハーサルすることで上達する
・聞き手が具体的にイメージできるわかりやすいたとえ話を使う

<第4章:論理的な説得力をもたせるノウハウを駆使しよう>
・ロジカルプレゼンの基本形を覚える
 最初のあいさつ→POS(Point Of Suggestion)→相手のメリット→支持材料の明示→少しの個人体験→POSの繰り返し→最後のあいさつ
・提案のポイント(POS)を徹底的に絞り込む
・プレゼンの提案によって生まれる相手のメリットを必ず盛り込む
・相手が提案を採用しなかった場合のデメリットも明確に示す
・プレゼンのあらすじは時系列に沿って、一直線にする
・数字や固有名詞など、明確なエビデンスをきちんと入れる
・自分で「できる」と確信することが自信になり、表情を輝かせる
・自分の口ぐせやしぐさのくせなど「ノイズ」を排除するようトレーニングする

<第5章:パラ・ランゲージの鉄則を身につけ、プレゼンで成功しよう>
・1分間あたり266字を基本に、聴衆の数に応じて話すスピードを調節する
・モノトーンを避けて、声のボリュームにメリハリをつける
・不要な言葉ぐせと、それに伴って発生する不要なポーズを避ける
・聴衆の拍手の音に、声をかぶせない
・高すぎる声(神経質)と低すぎる声(圧迫感)を避け、耳に心地よい2500〜4000ヘルツくらいの、アルトの高さの声で話すよう心がける

■新しく知ったこと
個人的に新しく知ったことは以下。
<ノイズ>
 プレゼンやスピーチの目的を妨げるすべての動作を、
 パフォーマンス心理学では「ノイズ」と呼ぶ。
 具体的には、「えーと」「あのー」「まあそのー」などの口ぐせや、
 「貧乏ゆすり」「まばたき」のような動作のこと。

<パラ・ランゲージ>
声にまつわるすべての要素をひっくるめてパラ・ランゲージ(周辺言語)と呼ぶ。
具体的には、声のボリューム、音の高低、話す速度、息もれ、ポーズ、アクセント、イントネーションなど、
言葉を話す時のすべての音声要素である。

<非言語表現>
非言語表現のうち、相手の視覚に一瞬で飛び込んでいくのが「グリンプスバイト」であり、
耳から聴覚に飛び込むのが「サウンドバイト」である。
#相手を見て「いい人だ、できる人だ」と感じるのが「グリンプスバイト」であり、
 相手の声を聞いて「優しい人だ」と感じる第1印象が「サウンドバイト」である。
あと、「歩幅は60cmを目安に歩く」も参考になった。
※その他、細かいtipsは著者の書籍やセミナ資料などのほうがいいかも。
 http://www.spis.co.jp/profile/media.html#boxTankobon

☆関連諸団体
・国際パフォーマンス研究所>佐藤綾子のパフォーマンス学講座
 http://www.spis.co.jp/
・一般社団法人パフォーマンス教育協会(国際パフォーマンス学会)
 http://www.ipef.jp/index.html

ファイブ・ポインツ読書会キックオフだん

投稿するタイミングがちょっとずれましたが、
ファイブ・ポインツ読書会の第0回(キックオフ)やりました。
http://connpass.com/event/5948/
※人が集まらなかったので、某所の喫茶店にて主催者2人だけでキックオフw

以下、キックオフの内容および今後の進め方。
興味ある人は次回以降の読書会への参加登録をお願いします。

■議論したこと
ホァン・タマリッツ著ファイブ・ポインツのoutlineの決定
各章(ポインツ)を読み進め方の検討と時間配分
読書会時にての内容の進め方と議論の方法、必要な物の確認

■主催者の目標
アウトプットを出すこと
<アウトプット①>
 冊子を作成する。
 配布するイベントはコミケとデザフェスのつもり。

<アウトプット②>
 Webを通じて発信する。
  動画アップ(20〜30秒程度)
   →現象ちょっと+tips(タマリッツ本の格言、学習した見解etc)
    CMみたいなイメージ。デザイン重視でいく。
  ブログ(考察など)
  SNS(専用ページ作成(まずはサークル作成))

■進め方
導入(P.1〜P.14)については、主催者が事前に読んで要点を抽出して
その内容を参加者に伝える(簡単な説明をする)

本書籍のメイン炉ピックは以下の5点。
「ポイント1.視線」
「ポイント2.声」
「ポイント3.両腕」
「ポイント4.両足」
「ポイント5.体」
これらを全5回の読書会で、以下の進め方で学習する。

<第1回>
「ポイント1.視線」の輪読、演習、議論etc
・進行
 19:00〜19:15 ガイダンス(P.1〜P.14)
 19:15〜19:30 ポイント1の全文読み(P.19〜25)
 19:30〜19:45 プレゼンテーション
 19:45〜20:15 感情表現のテクニック
 20:15〜20:45 視線によるミスディレクション
 20:45〜21:00 まとめ
※P.27〜P.35は時間あればやる(マニア談義!?)

・準備するもの
 書籍
 目の部分を切り抜いた厚紙or紙袋
 毛糸
 テープ
 デック(書籍に載ってる作品ではなく、入門用の本などで扱っているネタを題材とする)
 ビデオカメラ

<第2回>
「ポイント2.声」の輪読、演習、議論etc
・進行
 19:00〜19:15 ガイダンス?
 19:15〜19:30 ポイント2の全文読み
 19:30〜19:45 聞こえやすさ
 19:45〜20:00 様々な発声1:音量を使い分ける
 20:00〜20:15 様々な発声2:様々なスピーチマナーとイントネーション
 20:15〜20:30 様々な発声2(続):効果的な練習法
 20:30〜20:45 様々な発声3:何がしたいかを明確にする
 20:45〜21:00 まとめ

書籍に載ってる作品を題材とするのではなく、
主催者がペットトリックを演じてみて、
それをベース(叩き台)にして参加者で議論したり、
セリフや演出などを修正していく、というやり方で進める予定。

・準備するもの
 書籍
 デック
 ビデオカメラ

<第3回>
「ポイント3.両腕」および「ポイント4.両足」の輪読、演習、議論etc
・進行
 19:00〜19:15 ガイダンス?
 19:15〜19:30 ポイント3の全文読み
 19:30〜19:45 美しい動き
 19:45〜20:15 表現力
 20:15〜20:45 プローティン・ポーカー("クリーンさ"はここでやる)
 20:45〜21:00 ポイント4(書籍を読むのではなくトッププロの映像(模範演技)を見て、それについて議論)

書籍に載ってる作品および主催者の演じるペットトリックを題材として、
参加者で議論したり、セリフや演出などを修正していく、
というやり方で進める予定。

・準備するもの
 書籍
 デック
 クロースアップマット
 DVD(David Stoneの映像が候補)
 DVD再生機器(ex.ノートPC)
 ビデオカメラ

<第4回>
「ポイント5.体」の輪読、演習、議論etc
・進行
 19:00〜19:15 ガイダンス?
 19:15〜19:30 ポイント5の全文読み(P.75〜P.77)
 19:30〜19:45 ポイント5の実演・議論
 19:45〜20:45 アッパー・カット(2〜3人が演じて、彼らにガチのフィードバック)
 20:45〜21:00 まとめ

書籍に載ってる作品の他に、
古典的で簡単なネタ(ただし、フ。○ク・パ○が必要なネタ)をやって
参加者で議論したり、セリフや演出などを修正していく、
というやり方で進める予定。

・準備するもの
 書籍
 デック
 コイン
 クロースアップマット
 ビデオカメラ

<第5回>
総まとめ。
具体的な内容は後日に展開。

完全なものではないし、進めていく過程で変更もあるとは思いますが、
現状では上記プランで進めていこうかなと。
興味ある人は、ぜひ一緒に演技力を磨きましょう!!