電車のマナー

 先日、電車の中のこと。
子供たちが二人、空いた席にパッと駆け寄り、
靴を履いたまま座席にのぼりました。
ベビーカーを持った両親が後ろからやってきて、
一緒に座ったけど、靴を脱がせるわけでもない。

反対側に座っていた私は、ものすごく気になって、
ついつい視線を外せずにいました。
すると、あれ?
日本の人じゃなかった。
中国語を話しているように聞こえた。
そっか。わざとじゃなくて、靴を脱がせるか
きちんとまっすぐに足を出して座らせるのがマナーだって
知らないんだよね。


少し躊躇したけど、いや、このままじゃいけない、と思い
つと立って、その中国人の家族のところへ。
座席の前に立つと、何か気配を感じたのか
親が何も言わないのに、子供たちがさっと前を向いて座ろうと動きました。


そして、両親も慌てて子供たちを座席から立たせようとしたので
私は、日本では椅子に乗るなら靴を脱がせないといけない、と説明すると
「Sorry,Sorry!」と慌てている。
全く悪気はなかったんだよね。


このまま、ただ嫌な気持ちにさせたとしたら申し訳ないので、
何か会話をしたくて
「日本に住んでるの?」と聞いたら旅行だった。
電車を降りる時「Hava nice trip!」と言ったら初めて笑顔になった。


人に注意をするって、本当に勇気がいるけど
私は日本の人にはなかなか注意が出来ないので
せめて、人より多少英語で会話できる分、これからも
外国の人に何か注意すべき機会があったら、頑張って注意しよう、
と思った出来事でした。
やっぱり、コミュニケーションが、大事だよね。
言葉に出して言えば分かり合えることが、たくさんあるってことですね。

ジョエル・ロブション氏を偲び・・・・・

料理は愛から始まる芸術です。
人を愛し、食材を愛すること。
愛情は料理に現れます。
私たちシェフが料理をするとき、まず想うこと。
それは出来上がった料理をお客様が
心より美味しそうに嬉しそうに召し上がってくださる姿です。
絵画や映画など人の心を動かす全ての芸術がそうであるように、
料理もまた、創造するプロセスに厳しさを伴うもの。
時には、不安という壁に閉ざされて、身動きできなくなることもあります。
しかし、お客様のその喜びで輝くような笑顔によって支えられ、
料理がもたらす愛のメッセージによって励まされ、
私たちは常に前に進むことができるのです。
今日も私たちのつくる一皿が、皆様に幸せなひとときを贈ることを願って。
            ボナペティ!
                    ジョエル・ロブション

8月6日月曜、ジョエル・ロブション氏が73歳で亡くなりました。
月曜日、浅草のなべのismの渡辺シェフのFBで知って、
えっ?どういうこと?!
すぐ関係する方にお悔みの言葉を送り、
ショックすぎて、という言葉が返ってきて、私もショックすぎた。


そして今、この文章を読んでいたら感慨深く、涙が出てきました。
なんていうか、直接お会いしたことはないし、
ただ、フレンチ大好きな私は
ロブション氏から影響を受けただろう方が周りにたくさん存在する、
というだけなのですが。
言葉を交わしたこともないので、悲しいというより、
世の中にとって残念というか、そんな気持ち。
本当に、とてもとても残念です。
いつまでもいつまでも存在する方だと思っていて、
まさか亡くなるってことが想像できなかったのです。


そして、私にとってシャトーレストラン「ジョエル・ロブション」は
やっぱり特別な特別な存在。
19年前、まだ「タイユバン・ジョエルロブション」だった頃、
ここで大好きなフォアグラとクレームブリュレを食べ、
身体に衝撃が走って以来、フレンチという食事が
私にとって特別なものになったのです。


自力じゃないから自慢出来ないけど、
私の人生で唯一、19年間、
スペシャルな日には通い続けている、
シャトーレストラン「ジョエル・ロブション
一生、私にとってのスペシャルです。


心よりご冥福をお祈りします。
そして、たくさんの幸せのひとときをありがとうございました。
私も悔いのない人生を送れるよう、頑張ります。

緊急バイト募集中!

ちょっと忙しい時期に突入中ですが、
ここのところ、うちのスタメンスタッフが体調悪くお休み中。
ってことで、緊急バイトを募集しています!

いまのところ、14日木曜〜21日金曜 の間の平日です。
9時半〜18時半 ですが 時短もOK
時給¥1,000 交通費実費(上限¥600)
PC出来る方希望。電話対応、ゴミ捨て等の雑用もあり。
日により来客のお茶出しがあり、女性の方がいい日もあります。

かなぴーは久しぶりの深夜残業中で、
助けてくれる方大募集です☆
可能な方はメール、LINE等でメッセージ下さいませ。

2018年 第1号

マジか・・・
なんと今年が始まってすでに半年。
新年のご挨拶をしそびれた。
時間の経つのが早すぎます。


「最近ブログが更新されてないけど、生きてる?」って
どなたかから会社に電話があったと聞き、
そりゃそうですね。
最後に書いたのって、例の、死んじゃったかもしれないブログで、
それから更新されてないって、ははは*1
退院したのって割と最近の気がしてたけど、とんでもないね。

ご心配下さった方には本当にありがとうございました。

かなぴーは元気です(^_-)-☆

そして、10月に退院してからは一気にシーズンで添乗続き。
11月なんてアメリカ行ってフィンランド行って翌日から京都とか。
心臓病で3週間近く入院してた人とは思えない、
ほとんど東京にいない状況でした。

でも以前と違うのは睡眠しっかりとってるので
ブログとか、とりあえず仕事に支障がないことが後回しになったかな・・・と
ここでブログ書いてない言い訳をしてみたり(笑)


とにかく元気に生きてるので
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

*1:+_+

私、一命を取り留めました!

自分が死ぬかもしれないなんて、考えたことがありますか?
そんなこと、最後の瞬間まで考えないで生きていたいよね。
私もね、まさか自分の人生にこんなことが起ころうとは、予想もしていなかったのです・・・。

最初に、お見舞いを下さった方々に心から感謝します。
それから、退院祝いに大好きなお花を用意してくれていた
うちのスタッフにも本当にありがとう!
たくさんのメッセージを下さった方にもありがとう!おかげさまで無事退院致しました。
温かいお心遣いを本当にありがとうございました。
2週間以上の入院の間に、欠席の連絡と仕事上連絡が必要な方、
たまたま連絡があった方にだけお知らせをしています。
なのに、会社や自宅に送られていたお見舞い。それも連名って。
私のことを心配し、お見舞い送ろうかって相談して下さったと思うと、
本当に嬉しかったし私の為にわざわざって!・・・とても力づけられました。
そして、入院先が遠いからとお断りしたにも関わらず、
私の食べられないケーキを持って(食べちゃったけど(笑))お見舞いにいらして頂いたり、
ベッドでも仕事をさせようと、ガイドブックや、殺風景な病室へのお花♡
そしてなんと、ご祈祷に行って下さった方からお札が!
「かなえちゃんにはまだ死なれちゃ困るんだ。」って(笑)・・・びっくり。嬉しかった☆
改めて個々にお礼を致しますが、まずはこちらで心よりの感謝を申し上げます。

さて、振り返ると、9月中旬のある朝、気付いたら呼吸に違和感がある。
ほんの少し、息苦しさを感じました。

添乗があるので、少しでも異常があればすぐ病院に行く私。
今日は栃木でお昼にスピーチの約束がある。
この程度なら、それには穴を開けられないと思い、
それにもしも心臓だったら、東京で知らない病院に行くより
今日伺うところは、お客様でもあり長いお付き合いの友達でもあり、
鹿沼では知らない人がいないくらい有名な方。鹿沼にいた方が安全な気がした。


到着してすぐ、スピーチ終了後に病院に行きたいとお願いし、奥様が病院に電話をしてくれた。

治療の結果、先生が「心電図が気になるので総合病院紹介しましょうか?」
「お願いします!最近、夜胸が苦しい、と言って翌朝亡くなった知人がいて・・・」

先生と顔を見合わせ
「それは心配だね。すぐ電話しましょう。受付でお待ち下さい。」
言い終わるか終わらないうちに、総合病院と直通らしい電話に手を伸ばし、
「はい、受け入れお願いします。山本かなえさん。」という先生の声が聞こえてきた。


その後、総合病院で検査を1時間くらいだったか?
急に周りに人が集まり、ドラマみたい、と思ったら緊急な場面になった。
看護師さんが「家族の連絡先教えて下さい。」きょとんとしていると、
先生が「今から独協医科大学病院に緊急搬送します。動かないで。絶対安静!」

えっ?!マジか。私、死ぬの??
少し息苦しい以外は何ともなく、歩いてベッドに乗ったけど
寝たままストレッチャーに移され、救急車で大学病院の初期治療室へ。
救急車の中で、総合病院のさっきとは別の同乗した先生に
「私、助かるんですよね?」と聞いたけど、はい、とは言わなかった。
カテーテル検査をしてみないとわからないけど、あまり心配しない方がいいですよ。
胸に強い痛みを感じたのは何時ですか?」
「夕方3時です。その時一回だけ。」先生は無言で時計を見ていた。

カテーテル検査の結果は、なんと、急性心筋梗塞
手術の必要はなく絶対安静のまま、ICUへと移動した。
多いといわれる、動脈硬化血栓ができたのではなく
特発性冠動脈解離が要因。要は、血管に亀裂が入った。
心筋梗塞の要因としてはわずか1%で、なぜか若年女性に多いのだそう。
なぜか、というのはこの病気は原因不明。

集中治療室には2泊、と言われたらしいが、回復が早く1泊で一般病棟へ。


原因不明なんだから、原因を考えたって仕方ない。
理由を考えて、こんなことしなきゃよかったなんて、自分の人生に後悔したら、
今まで生きてきた山本かなえという私を否定することになるもの。

今まで遊んで不摂生だけで生きてきたなら仕方ないけど、
私は、自信をもって言える。
一生懸命、誰にも恥じない人生を生きてきた。
お客様の為に、社会貢献の為に、いろんなことの為に、自分の好きなことの為にも
常に全力疾走で生きてきた。

その結果がこれなら、世の中起こることは必要必然、ベストで起こる。
だから受け入れよう。
そして、これからの人生は、考えよう。
どんな風に生きたら、楽しく健康で生きていけるのか。


長くなっちゃったので今日はこの辺で。
入院の間、考えることがたくさんあったけど、続きは続編にて。
読んでくださった方、ありがとうございます♡
私は今、元気に生きています☆

成長過程〜!

旅行会社の仕事にもいろいろあってね。

その旅行会社にもよるけど、うちは出張から、イベントから、
社員旅行、ハネムーン、留学、いろいろな会の研修・視察・親睦旅行、と
お客様のご要望があれば何でも手配します。


でも、大体が、旅行の仕事って細かいのよね。
内容にもよるけど、一般的には国内の企画旅行が一番手間がかかる。
1泊2日でももちろん、美味しいランチはどこ?
年齢層にあったコースの内容は?
また、移動や見学の所要時間を調べるにしても
人数によるバスの乗降時間や、駐車場からの距離、年齢層でも時間は変わる。
スタッフは一生懸命頑張ってくれていますが、
まぁよほど経験を積まないと、なかなか細かいことに
気付くようにはならないけどね。
私だって、朝チェックしたものと、夜チェックしたものでは
感覚の違いであれ?って思うことがあるし。
お客様に言われてあっと思うこともある。
気付くって、天井がないもの。



それでもね、出発案内をチェックしていて
わぁ、これはいいね〜!っていうのが出来ると私も嬉しい。
「よく出来たね!素晴らしい。ほとんど直してないよ。」って褒めると
嬉しそうな顔で自分でパチパチ手を叩いたり、
「これいいよ!はい、一発OK!」「やったぁ!」なんて言われると
私もにこっとしてしまう。


目に見えて、いいものが作れるようになったりすると
ほんと、嬉しいよね。


このメールの意味は、そうじゃない。お客様の要望はこういうことだよ、
と言ってもなかなか意味が伝わらない時、
えっ〜、これさっき言ったじゃない、って思う時
教えるのって、ほんっと大変だなぁと思うけどね。


それでもみんなが頑張って成長しているなぁと思えると
ほっと、穏やかな気持ちになるのです。
私も教える、という意味では特に、まだまだ成長途中ですからね。
頑張らなくっちゃ☆

なんと、この話には超びっくりな続きがあったの!

先日、とても感動することがありました。


お客様の15歳のご子息が、留学でたった一人渡米したのです。
で、乗継空港のアメリカン航空にいる友達が
留学生が到着したところを探し出し、
シャトルに乗って乗継ゲートまで案内してくれていたという話。


ここまではフェイスブックにも投稿し、
あぁなんてすごい、私の友達!のホスピタリティ☆
と、感動したかなぴーはHappyに穏やかに眠れるはず…だったのです、が…


明け方、1,2時間うつらうつらとしたかなぴーの夢の中で
何度目かのLINEの音。
乗継時間が長いので、「ちょっと遅れてる」とか
「ようやく飛んだよ」とか友達が何度かLINEをくれていたのですが
あれ?飛んだはずなのにどうしたのかな?


え???
えええっ〜!
次の瞬間ベッドの上に飛び起きた。
マジか…ああぁ〜〜!


だってさ、飛行機、違う空港に着いちゃった*1
もぉ、うっそでしょ〜!!!
完全目が覚めて、慌てて友達に電話する。
「これ、どうゆーこと?!」

「天候だと思うんだけどさ、飛んだけど到着できなくて
別の空港に降りたんだよね。で、今○○くんからも電話があってね
何が起きてるのかわからないって。」
ああぁ〜〜!もうほんとに、なんてこと!
ホストファミリーは迎えに来てくれるのかな。
ってか、迎えに来てくれないと、○○くんが路頭に迷う。
電話しながらかなぴーも調べる。
ジャクソンビルってどこ??


あ〜、到着予定地より車で2時間半離れてる。


結局、飛行機は待機して予定地に向かって飛ぶことになったのだけど
出発予定時間がなかなか決まらない。
その後、やっと飛んだと思って心配しているだろう
ご両親に連絡した後、上空まで到着したが雷でまた降りれず。


友達とも更に何度もやり取りし、
飛行機は恐らく何度も旋回し、最終的には
約4時間遅れで、当初の目的地にようやく到着したのでした。


あ〜、結局ほとんど一晩中かかった(*_*;
でも、本当に、無事到着してよかったの一言に尽きます。

○○ちゃん、ほんとにありがとう!
感謝してもしきれません。
あの時は大変だったね〜。って、近い将来語り合いましょ♪
こんな風に、してくれる友達、本当に大切だね。
ありがとう♡


お父様にも感謝の言葉を頂き、一件落着な日曜日の朝でした。ほっ。

*1:+_+