となりの801ちゃん4 特別限定版 (Next comics)
- 作者: 小島アジコ
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2009/09/09
- メディア: 単行本
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このシリーズが好きな理由に、批評性がある、ということなんですよね。視点が「となり」からであるということ。ずっぽし埋没ではない、適度な距離感が読者と801ちゃんとのあいだにあるし、それがページ横にある気の利いたタイトルに反映されていて、いやいや作りこまれているなぁと思うのでした。
限定版についてきたDVD「となりの801ちゃんR」なのですが、ちょっと山本寛監督にしては落ち着きのある演出で、もうちょっと飛んだり跳ねたりを期待していた身としては残念ではありましたが、ブックレットのインタビューを読む限りでは手抜きではなくて、ちゃんと意図があるとのこと。作品に寄り添うというのはなるほど確かに山本監督、という感じでした。
あ、そうそう知りたくもないだろうけれどKASUKAの初BL同人誌は、小学校の頃で、友達の母上が所有していた『スラムダンク』でございました。なんだこれ、と思いながらそのエロさに戦慄したのもいいトラウマでございます。
*1:SF的にベストなのは、そうここでは何度も言及しているけれど『ぼくらは虚空に夜を視る (徳間デュアル文庫)』から始まる<ナイトウォッチ>三部作ですね。