Hatena::ブログ(Diary)

同人誌レビューブログ 群咲 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

諸君 私は同人が好きだ。(CV 飛田展男)

2010-01-15

KAZUHA2010-01-15

五郎がヨコハマに行ったりネオ・ヴェネツィアに行ったりの、「孤独のグルメ」ダブルパロ同人誌

タイトル :混沌のグルメ

サークル :テンタイ→カンソク

作者   :え★・たき★・金゛・りん★

発行年月日:2009年12月31日

ページ数 :72P

サイズ  :A5

形態   :表紙カラー・本文モノクロ

年齢制限 :なし

ジャンル :孤独のグルメ・天体戦士サンレッド魔法少女リリカルなのはヨコハマ買い出し紀行ARIA



同人誌! そういうのもあるのか!


はい。そんな訳でして。お一人様系食コミックの金字塔、「孤独のグルメ」の井之頭五郎が、

他作品の世界にお邪魔する、これそ同人誌! という感じのダブルパロ本です。

元々はコピー誌としてそれぞれ頒布されていた6編の総集編です。


発行したサークルは、テンタイ→カンソク。

とてもリアルに描写されたアンパンマンキャラが死闘を繰り広げる「アンパンサーガ」。

これまたリアルに描写された“G”ことガチャピンが大活躍の「MI:P」シリーズ。

これらのステキ同人誌で名を馳せたサークルさんですね。もう、ここの描くGのカッコいい事といったら。


そんなテンタイ→カンソクの「孤独のグルメ」本は、五郎ちゃんと他作品とのコラボが楽しめます。


のっけから、「天体戦士サンレッド」の世界観です。

五郎ちゃん、川崎市にて川辺でレッドさんに怒られるヴァンプ様たちを見かけます。

サンレッドの原作ではもうお馴染みの光景ですが、ここに五郎ちゃんという「異物」が混じることによって、得も言われぬ違和感が発生しています。

まあ元々、なんの脈絡もなく一般社会にヒーローと怪人が溶け込んでいるというギャップを楽しむ作品ではありますが。


しかしそこは我らが五郎ちゃん。ヒーローにも怪人にも一歩も引きません。怪人の作ったラーメンに、いつもの批評をしていきます。もちろん、心の中で。

あと、日常に怪人がいるというこの不条理に対してもツッコミをいれていきます。

サンレッドの世界観でそれを言っちゃあおしまいよ、というこちらのツッコミもお構いなし。何処であっても五郎ちゃんは五郎ちゃんです。



この他にも、五郎ちゃんは色々な所に出かけます。


カラオケのパセラに行きながらも、歌も歌わずにナシゴレンやハニートーストなどを(独りで!)マジ食いし、結局ハニトーを食べ切れない五郎ちゃん。


「魔法少女リリカルなのは」の世界観で、なのはさんのご実家であらせられる翠屋に赴き、なのはさんのお父君のシュークリームセットを食す五郎ちゃん。


もう食べ物も無視して、アダルトビデオを吟味する五郎ちゃん。AVであっても五郎ちゃん節炸裂です。


どうやって迷い込んだのか「ヨコハマ買い出し紀行」の世界観でカフェアルファにたどり着き、アルファさんとご一緒してあのでっかい柿を食す五郎ちゃん。


最後はたかが商談のためだけにAQUAのネオ・ヴェネツィアに行って、ゴンドラに乗ってじゃがバターを食すアリア社長はあまりお好きでない様子の五郎ちゃん。

この人、火星まで来ておいて、ここを「海外」だとかほざいたりします。

違う! 海の外どころじゃない! そこは地球の外だから!!



とまあ、徹頭徹尾このような感じで、五郎ちゃん超マイペースです。何処に行っても五郎ちゃんは五郎ちゃんなんだなあ、としみじみ思います。


…で。そこが、この本の本当に凄いところでして。

本っ当に、この本に描かれている井之頭五郎は、あの原作のまんまの、井之頭五郎なんです。


「孤独のグルメ」のキモって、あの五郎ちゃんの独特の観点と台詞回し。コレに尽きると思うのですが。

この本は、「あー、確かに。五郎ちゃんなら、こういうシチュエーションではこう言うだろうな」と納得させる台詞回しが満載なのですよ。

それがもう、何の違和感も無いのです。コレは余程原作への理解が深くないと、こうは行きません。

ただでさえ、他作品とのコラボと言う、違和感を生じさせやすい設定なのに。こうも美しい五郎ちゃん節を決められるとは。

さすがテンタイ→カンソク。恐れ入りました。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/KAZUHA/20100115/p1