残光/Lamp

KBK2009-05-27


以前から気になっていたけど
ようやく聴いてます。
なぜこの作品を選んだかというと
一番お手頃価格だったから(!)


うわさに違わず素敵な世界観。
いずれの曲も素敵でしかない雰囲気を漂わせています。
男女ツインボーカルで、各々がソロをとっている曲もあります。
女子ボーカルにはうるさい(というかあまり聴かない)方ですが
彼女の声は気持ちよいです。この「さりげなさ」はミラクル。
男子も、かなりいい感じの「さりげなさ」。
ふたりとも、でしゃばらないのに届く声(好みはあると思うけど)
ふたりで歌った時の相性も良いです。
買ったばかりの昨夜は、気持ちよくて途中でzzz…
今夜は気持ちよくてBGMになってしまいました。でも曲が変わるごとに
「おお!」などと気になるフレーズやアレンジに出くわしたり。
この「さりげなさ」には、
いろんなこだわりが詰まっているんだろうなぁ、きっと。


私よりも少し若い世代の音楽で、好きなもので似ている部分があるなぁと
共感できる音。しかし、音楽的な「コンプレックス」を感じない音です。
まぁコンプレックスの有無で音楽を選んでるわけじゃないのですが。
共感できる音には、アーティストが今までに聴いてきたバックボーンが
見え隠れするもの。現在のフェイバリットだけでなく、今となっては
ダサかったり・音楽性が全く違うものだったり・・・がちらちら見え隠れ。
そんな恥ずかしい音楽的過去=コンプレックスだとすると、
彼らの聴いてきた音にはそういうものが無いように聴こえるのです。
まぁでも、私と同世代にとってコンプレックスな過去も
彼らの世代にとってはめぐりめぐって意外とアリなのかもしれないし・・・
そのあたりの感覚が、違うのかなぁと思います。


ともあれ、聴き込むうちにもっと発見がありそうな予感。
次は彼らのどの作品を購入しようかな。