6月30日。ふと。視野が非常に狭い自分の現状報告。

今回の内容は非常に視野が狭い自分だからこそ書ける内容だ。

明日、日曜日までの期限の図面がある。
相変わらず年中無休で12月31日、1月1日元旦構わず働くし働き続ける。
なぜ働くかは会社をつぶさぬため。それだけだ。
既に多くの借金を抱えそれを返しながら何とか会社を継続させねばならない。

うちは基本はものづくり野郎会社だ。
常に走りながら考え常に動きまわる。
じっと座っていても儲け話など飛んで来ないし、それこそお陀仏は時間の問題となる。

今までも、これからも、ものづくり野郎である事は変わらず変化しないと考えてはいる。
日本国、今後はものづくりそのものの存在自体が危ぶまれている。
しかし、実のところそんな周りの意見なんぞどうでも良い。

常にお客様を見つけそして物を作りそのお客様に提供する。
良く言われる横のつながりなんぞと言われるが自分としてはどうでも良く、最も大切なのはお客様だ。
どれだけ買って頂ける方々の要望に適う物を提供できるかが会社の命運を握るはずだ。
うちの会社の評価は自分がするのではなく横のつながりの会社がするのではない。
買う側の立場の方がするだけなはずだ。

うちはものづくりとは言え下請けは一切やっていないし今後もやるつもりなんぞない。
従来から一品料理式、受注生産型の生産を行っていたし今後も続ける。
だが、この一品料理式の生産は曲者(くせもの)だ。

それはリスク。
うちは常に動くものを作っておりうまいこと動かなければその対応の費用は全て被る。
常に同じものを作らない。確かに似たような物は作る。
しかし、それぞれ条件、仕様、設置環境が異なりそれに応じた物を作る必要がある。
導入後全てが上手く稼働すれば何ら問題がない。
しかし、実際はそうではなく何かしら何らかの問題点が出て来る。
そのための費用はどうするか。もちろんうちが負担することになる。

そんなんで儲かるはずもない。
競争相手がいない場合が多いのだがべらぼうな金額を請求できるはずもない。
こちらとて注文が欲しいのであり話し合いながら金額を決める。
もちろんうまく稼働する事を前提に作る。
しかし現地で実際稼働させると予想もしないトラブルが発生することが多々ある。

経験は五万と積んだ。
儲からない分失敗の経験だけは他社に劣らぬ程積み上げた自信はある。
しかしそれが何だ。儲からなければ意味がない。
会社組織は利益を稼ぎ、給料払い、税金払ってなんぼのはずだ。

実のところ題目なんぞ、建前なんぞ、ものづくりがどうのこうのなんぞ関係がない。
ひたすら会社の存続のためにを寝ても覚めても四六時中頭を捻る。
会社を継続させるためにどうするかそれだけで日頃考え動き回る。


これからようやく本題と結論が一緒になった内容を書く。

儲からない一品料理式受注生産方式から脱却を図る。
大手、他がやらない小さな分野に特化した製品の開発、販売にシフトをはかる。
それは規格品の商品開発でありその販売も考えながら商品開発にはめ込む。
これでは抽象的でわかりにくい。
最も大切なのは売れることであり売れる事を考えた上での商品開発だ。

現在やっている。いつの間にかやっているとも言っても過言ではない。
五感、六感なのかもそんな事分かりやしない。

一品料理脱却、商品開発を現在大学の先生の力を借りている。
技術面、製作面全面的サポートを頂きながら既に実行中だ。
この先生は世界大手民間企業役職者出身だ。
学識だけではない実際の使えるものづくり技術に非常に見識があられる。
非常に的確なアドバイスを頂け助かっている。
昨年度から開発プロジェクト開始しており今年は大詰めを迎える。
これは又新たな改良後の新商品を出す。

開発はこれだけでは不十分。足りないものがある。
使う立場の意見。使い勝手だ。
そのためにどうしたか。どう行動したか。

使われる側、そして販売される方々も巻き込むようにした。
巻き込むと言う言葉は語弊がありたいへん失礼だ。

使用される方々、販売される方々の意見もふんだんに取り込みながら一緒に先へ進めている。
現在の状況を逐次報告し都度現物を預かりテストを行っている。

さすれば下記大きな3つのリスクから解放されると考えている。
1)開発製品の内容。使う立場からの意見が反映される。
2)販売する方。使う方も一緒に携わる。それは販売が必ずできる。
  開発したとしても売れなければうちは潰れる。
3)事前にテストが何度も出来、納入後の稼働トラブルが発生しにくい。

これが一つのビジネスモデル発掘かどうかは知らないが今後海外へも積極的に売り込む。

今回はふと思ってたので書いた。
ただそれだけだ。だからどうなのかなんぞ考える時間だけでも勿体ない。

今後も悪いが日本のものづくりがどうのこうの考える暇がないし実のところどうでも良い。
それよりうちが成長し人を雇いそして仕事を他社へ回す事の方が先決だろう。
それだけうちに余裕がない事の裏返しだろう。

常に新しきものを生み出せば奪い合う事はないだろうし醜い争いなんぞしなくてもよい。

さあ慌てず急ごう。それは皆さんもやっている事に違いない。
お互い頑張りまっしょう。

評価は自分ではなく全て他人がします。商売の基本はそれでっしょう。

それでは股です。


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