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2008-12-13 調整の場に使われるクラブワールドカップ

[]調整の場に使われるクラブワールドカップ

 ひっそりと、クラブワールドカップが開幕している。

 この場合、「ひっそりと」という表現はさほど間違ってはいないように思う。僕が閲覧するサッカー系ブログで言及されることは少ないし、日テレ系以外で報道されることはほとんどないし、さらに開幕戦には19,777人という観客数(参照)しか集まらなかった。盛り上がりを欠いていることは明らかだろう。

 開幕戦の試合の質もそうだが、日テレの報道姿勢にも問題があると感じる。アナウンサーが相変わらず知識に乏しく、試合の流れに関係なく用意された原稿を読み上げたり、ゲストにつまらない話を振ったり、稚拙な質問で解説を返答に窮させたり、わざとらしく声を張り上げたりして、熱狂できない試合にさらに冷水をぶっかけている。サッカーファンのほとんどはスカパーを見て、専門的な解説やアナウンスに慣れているので、こうした未熟なアナウンスには辟易するのではないだろうか。

 この比較が適当かどうかは定かでないが、googleブログ検索でここ1か月以内に参照された“クラブワールドカップ"と“浅田真央"を比較したところ、

http://tinyurl.com/62axo5

クラブワールドカップ の検索結果 約 2,556 件

http://tinyurl.com/6ggmwj

浅田真央 の検索結果 約 8,801 件

 3倍以上の差がついている。浅田真央を比較に出したのは、もちろん昨晩にグランプリファイナル・ショートプログラムが行われたから。どの期間からパブリシティが始まったのかは定かでないし、数多くのファンサイトが存在する浅田真央と、いち大会であるクラブワールドカップを比較するのは適当ではないかもしれない。それでも“熱"を考えると、どちらが多数の日本人を引きつけているかは明らかではないかと思う。

 もっとも、熱気が足りないのは日本だけではない。今大会の客引きの要であるマンチェスター・ユナイテッドがある英国では、このように報道されているようだ。

http://www.guardian.co.uk/football/2008/dec/10/manchester-united-ronaldo-club-world-cup

>Since then the world governing body have reinvented the tournament and moved it to Japan but despite Liverpool finishing runners-up to Sao Paulo in 2005, it has failed to capture the imagination of the British public.

 つまりFIFAがトーナメント形式を改め日本開催に移管し、2005年にはリバプールが2位になった(2位に終わった)大会にも関わらず、英国での関心を引きつけることに失敗している、と断じている。

 この記事ではサー・アレックス・ファーガソン監督のインタビューが掲載されており、見出しにもあるように「大会をリスペクトする」としているものの、実際は負傷欠場していたポール・スコールズの調整に使うようだ。

>Ferguson, however, will be hoping the games can provide Paul Scholes with a chance to regain match fitness. The midfielder returned to action last week in the Carling Cup after two months out after knee surgery.

>"It is an opportunity for Paul to make his comeback," added Ferguson."He may have played before that but this is an ideal opportunity for him to get games under his belt. He is such an important player for us that this is a bonus for us for a player making his comeback."

 スコールズは好きな選手だし、日本のファンがスコールズを見て喜ぶことは間違いないと思うが、どうしても勝ちに行く姿勢とはちょっと違うように思う。やはり、この大会はユナイテッドにしてみると「アジア遠征」に他ならないのではないか、と思う。

 さらに、英国のお隣であるRTE(アイルランド放送協会)の記事はもっと辛辣だ。

http://www.rte.ie/sport/soccer/2008/1210/worldclub.html

>New Zealand's Waitakere United might be fully entitled to their place in Japan. But in a tournament limited to just seven teams, their presence is not going to set anyone's pulse racing.

>And while it will be interesting to discover whether Mexico's Pachuca or Al Ahly of Egypt triumphs in Tokyo on December 13, their quarter-final meeting is not going to divert attention away from the major European leagues.

>Blatter needs to acknowledge this, whilst also accepting the presence of Ecuador's LDU Quito as South American representatives has not added much to the competition's lustre either.

「ワイタケレは誰をも興奮させないし、パチューカやアル・アハリもヨーロッパ主要リーグの関心を惹かないし、エクアドルのキトがこの大会に華を添えることもない。ブラッターはこの事実を認めるべきだ」という趣旨のことが書いてある。

 ガンバ大阪についても、かなり手厳しい。

>Not that Gamba are exactly household names. They do have three Brazilians in their squad but the best known is Lucas, a 29-year-old centre-forward whose European experience was limited to a short spell in France with Rennes.

>And an average attendance of 17,000 means they will probably not even carry the majority of support inside the vast 72,000-capacity Nissan Stadium, which has been renamed since Brazil defeated Germany in the 2002 World Cup final.

「彼らは3人のブラジル人(1人はバレーのことか?)を抱えているが、その中で最も知られているのは、フランスでちょっとプレーしたにすぎないルーカスだ。平均動員17,000人ということは、日産スタジアムのキャパ72,000人の大部分からサポートを受けられない、ということじゃないか」と書いてある。

 悪口でも何でもなく、事実ベースで語ればこうなってしまう。そしえ、ヨーロッパのサッカーファンにおける平均的な意見もこれに近いだろう。各大陸王者とは言っても、最もサッカーに金を落とす人口が多いヨーロッパにすればさして興味をひかれる対象ではない。

 問題は、そうした問題が何も「今年明らかになった」ことではないことだ。去年も一昨年も、クラブワールドカップが引きつけているのはサッカーファンの一部にすぎない。例年どおり3位決定戦・決勝戦のチケットが完売しているということは、欧州代表vs.南米代表の一発勝負だったトヨタカップのままの形式で十分だったことを示唆している。実際、去年までのデータ(参照)を見ても決勝の視聴率はある程度取れているが、それ以外の数字は惨憺たるもの。ソースが定かでないので張らないが、今年の開幕戦の視聴率は8.2%だということだ。ゴールデンタイムでキャンペーンを張りまくり、ダービッツまで登場させたのにこの数字ではどうしようもないだろう。

 昨年は浦和レッズが盛り上げに貢献したものの、今年は浦和の敗退とともに露出が目減りした感がある。浦和サポーターの購買力に頼る構図は、Jリーグ関連のメディアとさして差がない。つまり大会としての価値は、現状その程度でしかないということだ。

 それでもTOYOTAがスポンサーのうちはまだ持ちこたえると思ったが、ここにきてTOYOTAは折からの不況で半期1,000億円の赤字を出し、約6,000人の非正規雇用者を契約打ち切りにすることを決定した。自動車産業は斜陽になりつつあり、業績が劇的に回復する見込みは薄い。

 2009年・2010年は中東開催で、オイルマネーで開催されるので問題ないだろう。が、2011年までにTOYOTAが撤退すれば、引き受け手を見つけるのは難しいはず。そう考えると、この大会が日本で見られるのは今年で最後の可能性もある。そういう観点からも、ガンバには是非とも頑張ってもらい、マンチェスター・ユナイテッドに一泡吹かせてほしいところ。

 それにしても、トップが思いつきでモノを言って現場を混乱させるのはFIFAもJFAもあまり変わらない。トップの質に関して、日本は悪い意味で世界標準になってしまっている気がする。

KINDKIND 2008/12/13 14:51 もちろん、ガンバとユナイテッドの試合を待ち望んでいることに変わりはないのだが。
アジアからは1チームでいいし、オセアニア枠は廃止すべきだと個人的には思う。
まあ「ワールドカップ」としている以上、オセアニア枠の廃止は無理な相談だが。

BigHopeClasicBigHopeClasic 2008/12/15 20:49 2011年と12年の大会が日本で開催されるのは既に決まっているので、それを投げ出すことはしないんじゃないでしょうか。
毀誉褒貶あれど、少なくとも日本という国家やある規模以上の組織が、一度決まった約束を反故にしたことはあまりないように思うし、
日本が国際社会の中である程度の尊敬を集めていると仮定するなら、そのためではないかと思いますし。

BigHopeClasicBigHopeClasic 2008/12/15 20:55 >1人はバレーのことか?
ミネイロを忘れないでください(2試合しか出てないのに覚えろと言う方が無理ですけど)

まあ、ヨーロッパ勢が非南米勢に負け続ければ、多少は大会の意味も出てくるかもしれません。
ガンバは頑張れ。ワニナレナニワ。

>KINDさま
>アジアからは1チームでいい
開催国枠がないと盛り上がらないので、それこそヨーロッパでやってくれれば問題はないのですが。
確か来年からの2年にはポルトガルも手を上げていたはずで。

KINDKIND 2008/12/15 22:55 >BigHopeClasicさん
 どうも、コメントありがとうございます。

 広告宣伝費は真っ先に削られるので、Jリーグの各クラブ営業は来季の看板スポンサー確保に四苦八苦してますしね。そういう情勢下で、巨額を投じて回収がおぼつかない大会の冠スポンサーなんてやるのかなあと。他の企業が手を挙げるにはコストパフォーマンス的に悪いと思いますしね。

>外国人
 いや、すいません僕はロニーを忘れてましたw 「ルーカスとミネイロと、あと誰だっけ?」と。

>ガンバ
 ホント、マンUに一泡吹かせてほしいです。日本はアウェーでイングランド相手に引き分けたこともありますし、マンU相手に同じことが絶対できないとも思えない。

>ポルトガル
 おお、存じ上げませんでした。いっそそっちに売ってくれば。地上波で決勝と3決だけやって、日本はACL勝ち抜けよと。で、向こうのスカウトもある程度は来るでしょうから、ちゃんとアピールにもなるはず。

junjun 2008/12/16 04:50 なにやら巷間ではワシントンもアラウージョも日本にカムバックしたがっているようですし、カタールに帰化したエメルソンも同様らしいですが、年俸はもちろん、この日本開催CWCが魅力的なフックになっているなんてことはないんですかね。Jに来る外人がショボくなってますから、CWCがそうしたフックになれば結構ですね。

2000世界クラブ選手権でブラッターに翻弄された上、当時の日本のサッカージャーナリズムがWCを控え、「代表一辺倒」だったことから、アジアクラブ選手権で優勝した某地方倶楽部を空港で出迎えたマスコミがたったの4人だった、なんてあたりから心がヒネくれてしまった私のような者は、非常に狭い了見からサディスティックにCWCを傍観しています。

けっ、初戦拡大版トヨタカップにおけるスパーリングパートナーだろうよ。世界を名乗るなら、まず、欧州アウェイで開催しなさい。いくら花試合でも、ジュゼッペ・メアッツァやオールドトラフォードで極東クラブ相手にヘマな試合はやれないだろうよ。

そんな心の狭い私ですので、坪井とトゥーリオがカカアのドリブルで子供扱いにされたこととかには大はしゃぎ、今年もガンバのポゼッションが20%台なんていう試合を秘かに期待しながら木曜日を楽しみにしています(笑)。

KINDKIND 2008/12/16 10:42 >junさん
 おお、こちらではお初です! コメントありがとうございます。

 うーむ、CWCがどうというよりは単純に日本の治安がよく、オーガナイズがしっかりしており、要するに給料遅配とかそういうことが一切ないのが一つ。それから、カタールリーグがあまりにお大尽様のお戯れと化していて、金銭面以外でまったく魅力がないことが大きいようですけどね。ブラジル人プレーヤーと話すと、だいたい似たようなことを言ってますね>治安、オーガナイズ

>世界クラブ選手権
 ああ。。。。w あれはなんというか、僕自身も代表に夢中になってた時期なので、代表に比べて高い関心を払ってませんでした。もちろん不平を唱えはしましたが、それ以上にトルシエの代表がどうなるかってことばかり話してましたね。間接的にとはいえ申し訳ないです。

>ガンバのポゼッションが20%
 そうなりかねないし、そうなったらガンバはそれこそ手も足も出ないで負けてしまうでしょうね。。。鹿島なら「まだ」守りに守ってということがありえるかもですが、ガンバは「ポゼッションを握って圧殺」or「ポゼッション握るけど詰めが甘い」のどちらかしかないイメージなので。
 
 広島もガンバより低い次元で同じ問題に当たってますがw ポゼッションを追求するチームがポゼッションできないほど格上と当たれば、トルシエ時代のアウェーフランス戦みたいな結果しか思い浮かばないんですよねえ。。。それを踏まえた上での「ガンバ、頑張れ」でもありますw

inaina 2008/12/16 23:55 はじめまして
元々、前身であるトヨタカップが南米と欧州のH&Aでは危険すぎるから中立地である日本で行われているわけです。
アジア・アフリカ(治安の面で非常に不安が大きい)・北米(アメリカでのサッカーの不人気)で行うしかないことを考えれば、
それぞれの地域の代表を巻き込んでいずれ大きなコンテンツにしていかなければならないFIFAの思惑があると思います。

今年は特に南米でほぼ無名のチームが来てしまいましたが、数年前の欧州代表はポルトでしたし、
その年のトヨタカップは盛り上がらなかった記憶があります。(デコもモウリーニョも既にいなかった)

たまたま今年のCWCにマンUの相手になりそうな名の知れた強豪が出てこなかっただけでょう。調整の場と断じてしまうのは語弊があるかと。
現行のスタイルになって実質的に3回目、日本のクラブが出るようになって2回目です。認知度が低いことは仕方がないと思います。

欧州のマスコミがそれ以外の地域のサッカーを下に見るのは、変なプライドの高さの性ですがそれに付き合うのもどうかと思います。
負けた時に彼らは過密日程の所為にするか、「意味のある大会じゃない」と強弁するだけの存在ですから。

KINDKIND 2008/12/17 02:01 >inaさん
 コメントありがとうございます。まあ、調整の場と断じているのは僕ではないんですけどw 

 多少扇情的なタイトルであることは認めますが、現状で欧州王者の人気と権威に頼っている大会なのはinaさんも不承不承であろうと認めねばならないでしょう。その欧州からの見方を「付き合うのはどうか」というのは、あまり賢明な態度とは思えません。

 FIFAの意向がどうであれ、認知度が低いのが誰のせいであれ、現時点でビッグマネーを生む大会ではないしオーソリティはない、世界的な過密日程の中で鬼子扱い、そこに来てこの不況。TOYOTAが撤退しないなら良いですが、現状だと株主総会で確実に槍玉に挙がりそうですし、まあ楽観はしない方が良いのではないでしょうか。

>負けた時に彼らは過密日程の所為にするか、「意味のある大会じゃない」と強弁するだけの存在ですから。

 しかし両方とも事実ではあるんですよね、困ったことに。。。w はたしてあと何回開催されるかな、と思ってますよ。

sinksink 2008/12/17 12:03 FIFA的には、大陸間クラブチャンピオンシップを必ずや継続させたいことでしょう。W杯<CLとなったあたりで、限られたビッグクラブだけがクラブ単位で儲けるグローバルマーケットをなんとかしないとと焦っているはず。結局、一番迂遠な「各大陸に定着した自国リーグ強化」を目指さないと、サッカービジネスの拡大は望めない。代表だけではジリ貧です。
ヨーロッパだけをみれば大会の意義はないかもしれませんが、世界経済的に好調なのはラテン諸国であり、これからのアジアマーケット(インド・中国)です。これらの地域は人口も大きい。中東も経済的に安定しています。CWCはいわばこれらの眠れる大陸を掘り起こす先行投資であって、今現在の欧州完結型サッカー力学に応じてのものではない。
ビッグクラブのマーケティング的にも、露出をふやし、特にこれからの発展がみこめるアジアやアフリカ内での潜在的ファンを獲得する国外プロモーションとみれば、そう悪くないはずです。相応の賞金も用意されている。
CWCはあくまでこれからの大会でしょう。それもすでに成熟しきった欧州サッカー市場のためのものではなく、これから経済を担う国々を意識したもの。
トヨタがカムバックできなくとも継続されると思いますし、今は勝ち組諸国のメディアがぼやく以上の意味はあると考えます。

KINDKIND 2008/12/17 17:36 >sinkさん
 どうも、コメントありがとうございます。趣旨についておおむね同感です。「そうあってほしい」という意味で。僕は「CWCの権威を高めるには?」というテーマで考えたこともあるしw プライオリティが高まるなら歓迎の立場、ということを申し添えます。

「眠れる大陸を掘り起こす先行投資」ということですが、現時点でCWC開催による先行投資の成果、ないし「CWC開催によって生じたメリット」というものはどういったものがありますかね? 単純に知識がないだけなので、ご存知でしたら教えて頂きたい、と思っているのですが。

 それから、ラテン諸国における潜在需要の掘り起こし、というのは具体的にどういったことをイメージされていますか?

カロリーカロリー 2008/12/17 23:29 いろいろな角度から見ることが出来るテーマだと思うんですけど、
テレビ的な意味合いから語るとすると、視聴率ですが、
これは勘違いされがちですが、視聴率はスポンサーを集める指標です。
何故、実績からしても数字がとれないであろうアフリカ対中米のような試合を中継したかと言うと
結局は日テレへのトヨタのスポンサードが大きいと言うことになります。
トヨタが諸々の広告宣伝に使う金は総額1000億円で、
来年は3割程度減らすのだそうですが、それでも莫大な額になります。
CWCを全く賄えないとは考えられず、またFIFAとしても、
他に有力なスポンサーとなりうる企業が見当たらない以上、減額などの形でもトヨタに歩み寄ると思うのです。

トヨタがテレビCMの露出の効果をシビアに見て、離脱する動きは以前からありました。
(以前からトヨタの資金がテレビ業界へ及ぼす影響から、話題にはなっていました)
そうした流れを世界的な不況でさらに押された形になるのですが、
CMでの金額を押さえたとして、では全く宣伝活動を行わないと言うわけには行かないでしょうし
結局、大会のスポンサードでの露出を削るには至らないのではないでしょうか。
特にトヨタとしてのCWCのメリットは、数十億円で200カ国への宣伝が出来ることにあります。
一カ国あたり数千万円ですね。日本でやると数億円かかるような事がこれだけで出来るわけで
日本と欧州の視線だけで語れない部分があるのです。

競技としての側面ですが、
実際に優勝できるのは欧州か南米かに限られているのは事実でしょうし、
仮に自分がサッカーファンだとして金を払って見に行きたいかと言うと、疑問なカードがあるのも事実です。
しかし、実際に各大陸からの出場と言う形式のコンフェデがある以上、
同様にクラブでの大会があるのはおかしくないし、仕方がないと思うのですよ。
欧州からだけ見ると確かにお荷物だったりしますけど、
他の大陸の南米やアフリカやアジアのファンもいる訳ですし、彼らからすると晴れ舞台で
基本的な大会のあり方を考えた場合には、おかしいと言う訳ではないですからね。

欧州の経済力の突出と言うファクターがあり、それに伴うクラブの戦力の偏重・格差があっても
それはFIFA傘下の一大陸の事情であり、世界のサッカー界の現実だと言うだけで、
それが全てを決してしまうわけではないでしょう。
世界最高の選手がいても、南米のクラブに負けてしまうことはあったりするのだし。
である以上、あっても良いと思いますよ。

KINDKIND 2008/12/18 00:11 どうも、コメントありがとうございます。

分厚く、有意義なやり取りができていると思っています。
個人的にも勉強になっております。感謝しております。

すみません、ちょっと公私ともに急激に立て込んできてしまい、
なかなかタイムリーに返事できなくなるかもしれません。1日ぐらい平気で空けてしまうかも。
コメントの承認も、それだけ遅れてしまうことが予想されます。

通常進行に戻りましたら、エントリーに起こして改めてやり取りできればなと思います。
気長にお待ちいただければ幸いです(笑)。なお、このコメントは適当なタイミングで消します。

KINDKIND 2008/12/18 02:11 >カロリーさん

とりあえず、論点整理として。

■クオリティに問題がある試合がある
⇒同意見です。当然ですがw

■TOYOTAが離脱することはおそらくない
⇒ここはもう少し議論を進めたいところです。
 この不況の影響がどれほどのことになるか、
 ビッグ3破たんとなればどういう波及効果があるか、
 そのあたりも見つつ。賛成でも反対でもないです。

■日本と欧州の目線だけでは語れない
⇒「だけ」で語っているつもりはないんですけどね。

■「世界クラブ選手権」という位置はなくならない
⇒まあ、同意見です。なくなりはしないでしょう。

■CWCがあっても良い
⇒誤解なきよう、ここも同意見ですよ。僕は「なくなるかもしれない」とは書きましたが「なくなればいい」とは書いていない。

 本文で書いたように、事実ベースで語れば欧州と比肩してハイレベルとはいえない。ハイレベルとはいえないのに、「世界一を決める大会」というのは違和感がある。実際、一般大衆の人気を引きつけられていない。してみると、「最強」という部分とは違う側面をハイライトし、UEFACLやEUROとは違ったアピールの仕方があるのではないかと思うんですね。

 スポンサーのメリットデメリット、FIFAとuefaの綱引き、「世界クラブ選手権」としての位置づけ、大会のオーソリティ、試合のクオリティ、日テレが放映権を独占していることの是非(つーか他は買わないでしょうがw)、過密日程における大会の位置づけ、いろいろな観点から語られるべきでしょう。が、基本は「どう良くしていくか」知恵を絞りたいと思っていることをご承知頂ければ。

sinksink 2008/12/18 13:47 KINDさん、丁寧はコメントありがとうございました。
たとえば自動車だけで考えてみると、トヨタがリベルタドーレス杯やトヨタ杯を長年スポンサードしてきたのはラテンアメリカの自動車市場へのブランド維持という側面が大きいと思います。ヨーロッパよりずっとずっと大きな市場ですし。
日本にいてヨーロッパ発の情報にひたっていると実感できないことですが、ラテンアメリカ諸国でのトヨタのネームバリューはすごいものがあり、トヨタを通じて日本に対するイメージもおおむね良好だったりします。イメージ戦略としても、サッカー経由で貢献していた歴史は決して間違っていないでしょう。
同じように、たとえば今後のインドや中国自動車市場、あるいは家電市場での販路拡大、それに先行するブランド戦略樹立を目指して、韓国や中国などのメーカー各社がCWCスポンサーに名乗りをあげる、という可能性は高いと思います。
ボーダレスマーケット志向の企業にとって、これからうま味のあるパイはヨーロッパではない。ロシアという線もありますが、あそこがヨーロッパか?というとかなり微妙ですし、少なくとも今現在のヨーロッパサッカービジネスと同一にあるものではありません。
CWCを純粋にサッカー競技としての最高峰大会ととらえるなら、今のままの存続に意味はないかもしれませんが、グローバルビジネス向け宣伝媒体と考えるなら参入したがる企業はあるはずだし、媒体価値を高めるためにも「より多くの視聴者層」を獲得する方向が望まれているわけです。ヨーロッパ人口よりも大きな数字が現段階のサッカー後進国で出せるなら、ビジネスモデルとしてもまったく問題ない。そのためにも開催国枠は必須でしょう。
という風に考えると、この先CWCがなくなるとは考えにくいのではないでしょうかね。

momomomo 2008/12/28 00:47 KINDさま
初めてコメントいたします。よろしくお願いします。

>「眠れる大陸を掘り起こす先行投資の成果」、「CWC開催によって生じたメリット」について

最近見た中では、「日刊スポーツのSNS」の中の海島健さん「アラーの国のフットボール」(誰でも参加できます)
「アラブ世界がG大阪を絶賛「カミカ−ゼ・ヤバン!」の回に、中東の人々がG大阪とマンUの試合をどう見たか、
が取り上げられています(ご存じだったらごめんなさい)。

「アフリカ大陸北部とアラビア半島にまたがるアラブ世界。いうなればアジアとアフリカをまたにかけているわけであるが、その代表がアフリカ代表(アル・アハリ)とアジア代表(G大阪)ということにもなる。この2つのチームにはぜひがんばってもらいたいというこちらの人のサッカー観(=世界観)を垣間見た」
という部分が個人的にはとても興味深かったです。

実際試合は面白かったし(西野監督の意向には沿わないかもしれませんが(笑))、
今後バーレーンやチュニジアにG大阪のファンが生まれるかもしれません。
それはきっと、パナソニックやトヨタにとっては大きな宣伝効果ではないでしょうか?

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