「世界で一番長生きが多い里」 〜中国・巴馬(はば)〜

正月が明けて、今年は何をしようか? 目標が定まらないまま早や1月9日(土)。無理して目標を定めなくても、”時の流れに身を任せェ〜”・・・、とさしあたっては歌の歌詞のように過ごしましょう・・・。


元旦のウインナワルツ衛星中継、指揮をしたのはフランス人のオットー・ニコライ(Otto Nicolai)さん85歳!
その元気さに感心して視聴しましたが、「70歳、80歳代は働き盛りですョ〜」・・・、とお年寄りが元気に働く姿が映ったビデオ映像を視聴しました。自宅のDVD−Recorder で録画ハードデスクを整理をしていたら発見されたNHKの番組で約2年前に撮影されたドキュメンタリーでした。


「世界で一番長生きが多い里」 〜中国・巴馬〜 という番組で、国連のユネスコが認定している中国南部 広西チワン族自治区 巴馬ヤオ族自治県 がその場所、桂林も同じ県に在りますね。巴馬は25万人の都市、人口1万人当たり3.2人が100歳を超えた老人で81人、寝たきりの人は皆無で全員何らかの労働を続けて居られるようです。巴馬で124歳の高齢者は毎日鎌を持って山に入り 焚き木集めに汗している映像が映っていました。凄い・・・


このドキュメンタリー番組(90分)の内容を書いていますが、未だご覧になられていない方、長寿社会に興味の有る方は NHKのオンデマンド放送(有料)で視られると思いますので、検索されるようお勧め致します。
巴馬には「長寿研究所、資料館」があって、長寿の条件としては第一に「自然環境の力」、第二に「食べ物の力」を掲げていましたが、伯爵はまだ条件があるように感じ採られました。


澄んだ空気に水、飲料水は石灰質を含んだミネラル豊富なPh7.8 のアルカリ性の河川水。食べ物は野菜 穀物、豆類に川魚、親子三代四代が住む大家族での生活、豚を堵殺して口にするのは盆暮れのみ。巴馬の100歳を超える元気な老人たちは、数々の戦争による貧困、山中で草や木の皮を口にして耐えて来ました、というお話しを伺うと若い時の苦難や過酷な労働が今の長生きになっているのでしょう・・・、何人かの老人は神によって長生きを戴いていると・・・、話されていました。


山地の村落では漢方医学が主流で西洋医学や近代文明が未だ行き渡らない状態ですね。100歳を超えても全員、補聴器やメガネ、入れ歯を必要とせず元気に労働生活している姿を視聴すると、欧米や日本のように医療機器や西洋医学が整っていても、文明人は自分で自分の命を短くしているようにしか思えませんね。。。、124歳のオバサンは麻の実を粉にしたものとトウモロコシの粉、塩味でのお粥(かゆ)流動食が主食でした。

伯爵




巴馬の街中、なかなかの都市・・・

磐陽河・・・

河に沿った村落、此処には4人の100歳以上の方々がお住まいと・・・

桂林のような山々に囲まれて、Ph7.8 の飲料水と自然環境の力で・・・

食べ物力、野菜や豆類、川魚も豊富・・・

103歳のお婆さん・・・

若い頃、山中で生活していた124歳の元気なお婆さん・・・

麻の実の粉にトウモロコシの粉、塩味でのお粥(かゆ)で・・・

1885年7月9日生まれ、今年は2010年だから 125歳になりますね・・・

103歳の拳法の達人男性、毎日練習は欠かさない・・・


103歳のお婆さん・・・

104歳、糸紡ぎに精を出す笑顔が可愛いお婆さん・・・

104歳、糸紡ぎに精を出す笑顔が可愛いお婆さん・・・

歯が一本も無いことを見せてくれた お婆さん・・・

歯が一本も無いことを見せてくれた お婆さん・・・

巴馬で現在100歳を超えて居られる方々、81人・・・

巴馬で現在100歳を超えて居られる方々、81人・・・

巴馬で現在100歳を超えて居られる方々、81人・・・

巴馬では清朝の時代、142歳の高齢者の記録が・・・

5世代続く、村落の漢方医さん・・・
尚、約2年前の撮影なので、上記に書かれた年齢より2歳加えた年齢が現在の年齢になりますね。

Photo-Copyrighted by NHK-Broadkast.