コンサル2年目の日記

2015-06-26

コンサルのバリュー その1

仕事の関係で、ロジカルシンキングを考えたり、コンサルのバリューの源泉のようなものについて考えてる。コンサルタントのバリューについて、2つ言語化できたことを書く。

バリュー(1)中論点を生み出す

論点とは問いのこと。「問いを自分で作れることが大事」とよく言われるが、コンサルが作るべき問いは中論点、小論点


論点は、クライアントが持っている問題意識であり、「誰でもわかっている問い」。例えば、売上が伸びない。それが問題なのはわかっているけれど、分解できない、解き方がわからない、そういう大論点クライアントから受け取るところがスタート地点。


この大論点を解くために、切れ味のいい中論点を作る。最終的には、「売上が伸びない(大論点)原因はXXXである(中論点から導き出される原因の解)。それを解決するためには、YYYをするべきである(打ち手の解)」という形で解を出すことになる。


誰もがわかっちゃいるけど、それを解決する考え方・手段がない、そんな場面で、問題を分解し取り組むべき問題(中論点)とその中身(解)をアウトプットする。そこに価値がある。


売上が伸びないのが問題ではなくて、「コストを減らす方が大事なんですよ」という解を出すこともあるだろうけど、これもクライアントの大論点「売上伸びないのが問題だと考えてる」に対する中論点「そうじゃなくて問題はコストなんですよ」なのだと理解してる。


上記は、尊敬してるシニアから1月頃にもらった言葉、「10歩先は誰にでも見える。けれど、半歩先が見えないからクライアントは困っているんだよ。その微妙な半歩先を丁寧に見てあげるところに僕たちのバリューがある。」にも通ずるところがあると思う。誰にでも大きな問題はなんとなく見えているし、30年後に人工知能が大活躍して、無人で自動車が走り、ロボット介護場面で活躍していそうなのはなんとなくイメージできる。でも、微妙な3年後や5年後に何が起きていそうなのか、これを理屈で持って収束させるのは、誰にでもできることじゃない。

バリュー(2)スジの良い仮説を生み出す

仮説とは、論点に対する仮の解。論点⇒仮説⇒検証を繰り返すことで、最終アウトプットでは「100%の解*1」を目指す。論点が間違っていようがどんどんサイクルを繰り返す中で修正していき、100%に近づける。そのために、論点の次に必要なのが仮説。
http://d.hatena.ne.jp/KKK3/20150517/1431868313


仮説の筋が良ければ、100%に近づくスピードが上がる。最終アウトプットのクオリティが上がる。逆に、筋が悪ければ、スピードが落ちる。最終アウトプットのクオリティは下がり、プロジェクトが燃える。だから、仮説のクオリティが必要。

*1:不完全情報かつ有限の時間内での、という制限つきだけれど

2015-06-14

目標

最近は仕事でひと段落したような気持ちになっていて、執着心や向上心が持ててない腑抜けた感覚。先週は、今一度自分がやりたいこと、ありたい姿を考え直した。

当面の目標

プロモーション

バリューがあればいい。タイトルに拘る必要はない。けれど、タイトルが伴わないと要求されなくなってしまうし、仕事もやりやすくできない。


実力をつけ、結果を出すこと。その結果として、誰よりも早くプロモーションすること。プロモーションもしないようではレベルが低すぎると強く意識すること。

自分なりの仕事のフレームの確立

実力と書いたけれど、実力を発揮する前提としてお作法的な意味での仕事の進め方や伝え方が重要。論点を出し解にたどり着くまでの自分なりのスタイルを作り、クライアントシニアとのコミュニケーションストレスなく意味が伝わるような進め方を確立する。

学ぶべき先人を見つける

目標を考え直す上でロールモデルとしている人、したい人について考えてみた。自分から見て何万歩も先に行ってる人もいれば、3歩先ぐらいにいる人もいる。それぞれの個性や強みは違い、自分がロールモデルとして思い出すべきタイミングも違う。自分がいざ困った時、迷った時に思い出せる引き出しとして、色々な人を観察する。ロールモデルを増やす。

あとがき

上記のいずれも、年内ぐらいを目途に今とはまったく違う状態になっていたい。プロモーションすべき人と思われるようになっていたいし、仕事の進め方に自信を持っていたい。今よりも多くの人を知り、学ぶべき人と要素をもっと多く持っていたい。

2015-05-17

コンサルの価値とジュニアコンサルの仕事の進め方

学んだことが言語化できていることは重要。言語化したことで身に着くのか、身に着いたことで言語化できるようになるのかはわからないけれど、ブログを書く意義の一つは言葉でのアウトプットにある。

コンサル存在価値は、クライアント企業を良くすることにある

コンサルは、目の前のクライアントにとっての価値を追求することに存在価値がある。ファーム内の競争に追われ、自身の評価スキルアップを強く意識せざるを得ない。また、多くの戦略コンサルは短期間でのスキルアップや経験値の蓄積、ポストコンサルを意識している。けれど、それは目的ではなくて結果的なもののはずだろう。


クライアントへの価値とは、クライアントである企業にとっての価値である。カウンターパートへの価値ではない。コンサルフィーの予算を作るのはカウンターパートであり、カウンターパートの在任中の実績作りも結構。けれど、それは第一義ではない。


ジュニアコンサルであれ、上記の原則は同様。「そもそもこのプロジェクトやる意味ないんじゃないか?」なんてことはシニアでなければ言い出せなさそうに思うことがある。けれど、言うべきと判断したことは言わなければならない。伊達に、フラットな環境になってるわけじゃない。

PJ・思考の進め方は、(テーマ⇒目的⇒)論点⇒仮説⇒検証方法⇒仮説検証

ジュニアコンサルの仕事は論点の明確化から始めるべき

テーマと目的は、原則としてPJ当初にシニアからインプットされるはずのものである。ジュニアコンサルに与えられるのは論点。明確な論点もあれば、ふわっとした論点もあるが、いずれにせよ、論点、つまり「答えるべき問い」を明確に定義することが第一歩。


与えられた論点方向性やそもそものテーマ・目的設定について、“クライアントファースト”の観点から見直しが必要と判断される場面では、ちゃぶ台返しも厭わずテーマや目的・論点の明確化が必要なケースもありうる。

論点に対して仮説を構築すべき

仮説は、論点に対して構築する。論点のない仮説はなく、仮説のない検証もない。


”仮説なしで検証していたら、ヤバい、と判断しなければならない”

仮説の検証方法を明確化することで、検証プロセスを“単なる作業”まで落とし込むべき

検証は「設計された作業」となっているべき。ワークプランにおいて、「この作業をすることで、この論点に対する答えが出る」と定義しておくことで、検証中に軸の検討等で判断に迷うような状況が生まれないようにする。


作業中には、「今の時点で、論点に対する答えが出ているか?どのような答えか」を意識するべき。設計した作業の途中で答えが出ていることや、設計した作業をしたのに答えが出ていない、等のケースがある。意識づけを基に、より良い判断ができるようになるべき。


検証作業中に判断に迷う場合、その原因は仮説や検証方法が明確になっていないことにあるかもしれない。仮説の明確化や判断に必要な軸の定義、検証方法の明確化を再度行ってから検証作業を再実施すべき。思っていたようなデータが存在しない・とれない、というようなケースも同様。

終わりに

ここまでは言語化できた。コンサル本・大前研一本にありそう、かつ未熟な内容になってるだろうけれど、今後ブラッシュアップしていけるはず。

2015-04-21

バッテリーがリコールになった

PJが一段落して、プライベートのレッツノートを開けたら、モニタいっぱいにパナソニックポップアップが出た。ウイルススパイウェアかと思ったら、どうやら使っている機種のバッテリーで問題が起こったらしく、リコールで無償交換するのだとか。名前と住所、購入した場所等を入力・送信するとすぐに、「もうすぐ届けるから、今のバッテリーを使わずに待っててね!」とメールが届いた。


先月「空飛ぶタイヤ」を読んだばかりながら、初めてリコールに関わった。そういえば、以前某社のモニターから煙が出た時には、即回収・交換されてうやむやになたような。。

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

2015-04-04

基準が戦略性を作る

シニアからもらった言葉。

どんなものであれ、ロジカルに整理することはできる。ただ、整理するだけでは戦略は出てこない。
打ち手を戦略たらしめるのが基準。ファクトや論点を整理・評価するための基準、打ち手の方向性を選ぶための基準。その基準が戦略を作る。