市バス新車・その4

どうもこないだと同時に今年の目玉が入った模様。それがこちら、京都市バス7年ぶりのワンステップバス。前期納入分4台が烏丸に配備。内外装は同年式のノンステップ車に準拠。中扉スロープ付きワンステップは実はこれが初めて*1

先月のノンステップと同様、車台は日野。しかし今回はノンステップと違い日野では純正となるデンソークーラー。当初、誰もが嵯峨野線の踏切で低床車での運行ができない11・93系統用に梅津に入るものと予想していた。しかし蓋を開ければ11・93系統、そして同じ踏切を渡る28系統ともども普通にノンステップバスで運行している。どうもこの車両は多客時対応用として導入されたらしく、現に方向幕の通り京産大生で時間によってはかなりの混雑となる北3系統を中心に投入されている。恐らく市バス一のドル箱路線である206系統にも余裕があれば運用されるはず。
こうして市バスはどこもなし得なかったブルーリボンIIの車台に西工を架装した車両を、しかもノンステップ・ワンステップの両方ともを一度に導入し、西工の歴史に新たな1ページを加えたのであった。しかしホンマに昔から西工好きやね、市バスは。西鉄以外じゃ阪急バスの次くらいちゃう?



市バスの仕様が変わっているのは方向幕や安全確認窓だけではない。昔から側面の窓も枠が大きい仕様になっている。下の普通の窓枠仕様車(西鉄バス)と見比べるとよく分かる。窓の下枠に注目。

フロントガラスが曲がっているのは死角となる前方左側の視界を確保するためで、これは標準で用意されている。市バスはこれを用いずにわざわざ別に大きな窓を取り付けているため、手間がかかる。出入り口表示にハングルが混じっているのは韓国人対策。そりゃ福岡からは850円で韓国に行けるからねえ。ここじゃ考えられん。

*1:従来車はスロープなしと前扉リフト付き