Hatena::ブログ(Diary)

Radium Software

About

Twitter

 | 

2009-07-11

「売り切ったらフリー化」出版モデル

f:id:KZR:20090711112056j:image

Snarkmarket & Revelator Press: New Liberal Arts

CT2: Innovative Publishing Model

Snarkmarket と Revelator Press が出版した書籍 "New Liberal Arts" は面白いビジネスモデル採用している。まず $8.99 の書籍を 200 冊だけ販売する。そしてそれが売り切れたら,オンラインPDF 版の無料配布を開始する。

出版側としては,元を取るために最低限の数は値段を付けて販売したい。だからそれは物理的な本として販売する。元を取ることが完了したら,物理的な制約を受けないデジタルデータとして,無料で広く配布する。

読者側としては,昔ながらの印刷された本の形で読みたいという人や,物理的な本を所有することで満足感を得たいという人は,最初の 200 人になればいい。また,その 200 人はこれと同時に,後に控えている無数の読者のためにお金を出してあげている,という解釈をすることもできる。この本の無料配布を支えるパトロンになるというわけだ。

この出版モデルは,いわゆる ransom model (身代金モデル)の派生版とも言える。一般的な ransom model と比較すると,限られた印刷物を得ようという動機が設定されているぶん,プロセスが洗練されているように感じられる。

通りすがり通りすがり 2009/07/12 18:23 ほぼ日刊イトイ新聞で、糸井重里氏が同じことをやっていますね。
吉本隆明全講演アーカイブをある程度売ったらフリー化するそうです。

通りすがり通りすがり 2009/07/12 20:07 でも、これは成功(根付く)するのかな。
ただ内容にアクセスしたい人は無料化を待ってしまう、つまり買い控えてしまうのじゃ無かろうか? そして多数が買い控えているうちに宣伝が有効な期間が過ぎ去ってしまうとかも考えられそうだ。

uunfouunfo 2009/07/12 23:06 >通りすがりさん
無料化を待つ人はほとんど元々は買わない人でしょうし、今でも図書館がありますし。
それに1000円で製本された印刷物が手に入るというのは十分お買い得だと思います。
技術書、マニュアル、教科書の類ならいいんじゃないでしょうか。

なまえなまえ 2009/07/13 15:55 少し前に出た37signalsの「Getting Real」も
そういえば確か紙版・PDF版・ウェブ版があった気が。

なまえなまえ 2009/07/31 16:42 >つまり買い控えてしまうのじゃ無かろうか
なんというか利他的行動をとりたがる人は世の中思ったよりいっぱいいる気がします。最近そう感じる。なんとなく

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

 |