とりあえず、話題の春香動画なんですけども。
春香 JOY
作:まるいしかく氏
この動画の魅力、素晴らしさについては、私が語るまでもないかなという感じなのですけれども、この動画で用いられている衣装、
「ライブフォーヴィーナス」について、少し。
ライブフォーヴィーナス説明文(アイドルマスターL4Uカタログ第9号より)
まさにアイドルの王道を行く、この衣装をお届けします!
ライブフォーヴィーナス
1000マイクロソフトポイント(現在は500pt)
衣装:アイドル路線の王道を行くかのような、かわいくて格好いい衣装の登場です!キラッとまぶしくステージに立とう!
・ゲーム中の衣装選択画面では、「エクステンド衣装04」と表記されます。
「アイドルの王道」「かわいくて格好いい」と、説明文が既に気合い入りまくりなこの衣装。
実際、それほどの事を言うだけの完成度を誇る衣装だと、私も思います。いい仕事だ。
この「765プロの勝負服」とも言える「ライブフォーヴィーナス」、もちろんニコマスでも目にするワケですが、二次創作においても
やはり特別な位置づけがされているのではないかな、と以前から思っていまして。
例えば今回「JOY」でセーラー服との対比が見られたように、765プロのアイドルがライブフォーヴィーナスを身にまとうというのは、
それだけで物語を生むのかしらん、とね。
最もわかりやすい例は、やはりこの方になるのかな。
アイドルマスター春香「Princess Brave! (少女病ver.)」
4月3日(水)
作:OGOP/nogoodlife氏
VRF’11での射座の日Pとか。
終わる事無き『革命』を
無印(実際はL4Uなのだが)での輝きの象徴として見るなら、こんな動画も。
春香/未来ノスタルジア
作:春煌P
手描きでは、ごまうPの春香動画など。
【アイドルマスター】終わらない世界【手描きMAD】
作:ごまうP
と、まぁ、春香動画での使われ方は、ある意味わかりやすいワケですよ。
すごろくさんやzeit氏が語られている話です。
では、他のアイドルではどうか?思い出せる範囲で、この衣装を用いた動画を挙げていこうかと思います。
えらい長くなったので格納。
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・千早の場合
千早はアニマスでも「ライブフォーヴィーナス」を身にまとっています。22話で「inferno」を歌うシーン。
脇!
アニマススタッフは実によくわかってる。
て話ではなくて、「約束」と「眠り姫」よりも後、歌うことを楽しめる様に成長した千早が最初に着る衣装として、
ライブフォーヴィーナスが設定されたところに、意味があるのかなと。
個人的にも、この衣装と言えば千早のイメージが強いかな。ゴシックプリンセスとは別の方向で似合っていると思います。
如月千早 お願い☆プロデューサー
作:ねーよwwwP
脇!
アイドラ風PV 「ワタシの居場所」
作:しみつP
モニタ越し、あるいは距離を感じる演出とライブフォーヴィーナスという組み合わせは、他のアイドルでも見られます。
それについては後述。
・あずさの場合
クラブあずさと言えば、この衣装。
アイドルマスター「Luv Connection」re:jazz
作:チヒロP
パンキッシュゴシックとスウィートブレイクガールの間で輝く姿。
まさに「かわいくて格好いい」というコンセプトを顕現させた様なこの動画、ライブフォーヴィーナスの決定版って気もします。
あずささんの場合、パンキッシュゴシックが良くも悪くも濃い印象付けをされているので、それを払拭できる衣装は貴重なのかもしれない。
アイドルマスター あずさ 『X'mas Song』
作:ほねP
【アイマス】思い出は美しすぎて【あずさ】
作:獏葉(ばくは)P
・伊織(やよい)の場合
着こなしという意味では、千早と並んで抜群の相性なのではないかと。長髪とのコンビネーションが強いのか?
私にとっては、やよいとの対比として描かれるイメージの強いのが、伊織のL4Vだったりします。
やよいから見たアイドル像の理想であり、届かない存在でもある。それがライブフォーヴィーナスを纏った伊織なのかもしれません。
エピローグ 〜伊織とやよいのサバイバル
作:tloP
【5mium@s2nd】アリの夢
作:覆面作家P
迷宮組曲 ボーナスステージ 【アイドルマスター】
作:爽快P
・雪歩の場合
星の下、泥の虫
作:PKSP/おきかP/tahiriP
蠕蟲舞手(アンネリダタンツエーリン)のイメージ。美しく、儚く。
iM@SコラボPV: Kate Bush / Babooshka 【いつも貴方の「隣に」? 雪歩】
作:かおらP
「いつもと違う私」。衣装が持つイメージも、雪歩と融合すると別の色を見せるという例。
【Voc@loidM@ster】ワールズエンド・ダンスホール【雪歩】
作:緑茶戌P
コメントとの合わせ技で世界を廻す。
・真の場合
菊地真、バラードを謳う
作:ヒデレックスP
大好きなんですよホント。真でライブフォーヴィーナスといったら、正直これしか思いつかない。
真のアイドルとしての理想像は「ラフタイムスクール」に集約されている感があるので、別路線の結晶であるL4Vは使い所が難しいのかもしれない。
ただし、ACMにおいては別枠。千早&あずさを両翼に置く事で、彼女にしか出せない魅力を見せてくれます。
【合作】ACM(真センター)で高音質 またね 【れの&みやま】
作:れのP/みやまP
・美希の場合
アイドルマスターPV 美希 「Dear...」
作:keykeip
私服+長髪・制服+短髪とのコントラスト。
ビジュアルクイーンというだけでなく、変化という表現を強烈に印象付けるアイドルである美希は、この衣装との親和性が高いのでしょう。
アイドルマスター アタシんちの美希は無限大
作:RidgerP
ここでも私服からの変化、サビでの盛り上げに使われるL4V。
バックダンサーのはるちはがDa衣装からのチェンジなので、美希が一層引き立つという仕組み。しかもL4Vから更に変化を見せると。
……やよいは着てないなぁ(そっちか)
アイドルマスター 美希 「ラブリーベイベー」
作:夜雀P
めんどくさい話を抜きに、あっさり着こなしちゃうのも、美希らしい。
・亜美と真美の場合
アイドルマスター 『亜美の小さな戦争』
作:ジャバラP
真美のPであるところのジャバラPが、真美ではなく亜美にライブフォーヴィーナスを着せるという事。
「自分の力で掴みとってやる」と手を伸ばす、輝きの象徴としての衣装なのでしょう。真に求めるものは、別にあるのだけれど。
アイドルマスター 真美 「イエスノウ」CutiePai
作:ゆみすp
なんというか、同じ衣装なのに好対照だなぁと。
それにしても、あずちはL4Vコンビの安定感よ。トリオやデュオでの使い方が難しい印象がある衣装ですが、あずちはに関しては問題ない模様。
・律子の場合
……ごめんなさい。本気で思いつきませんでした。
無印律子の詰め合わせ合作「りっちゃんのおもちゃばこ」ですら未登場というのは、何らかの理由がある気がするので、
機会があれば律子派の誰かに聞いてみたいところです。
「アイドルの王道」というキーワードが引っ掛かるのかしら?しかし「変化」は律子の得意とするところだし……ふむ。
【律子メドレー】りっちゃんのおもちゃばこ
・貴音と響の場合
L4Uに登場しない響と貴音には無縁の衣装であるはずのL4V。
アイドルマスター 貴音に色々とL4U衣装着せてみた
作:雛雪氏
あるんだな、これが。
L4V響
作:らぎ氏
響は似合うと思うんだよなぁ。黒髪が映えるよ、この衣装は。ビヨンドシリーズとはまた違う魅力が見られると思うのです。
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さて。
ここまで、ライブフォーヴィーナスという衣装が、主にニコマスでどう扱われてきたかを私の視点から振り返ってみたわけですが、
「王道のアイドル」という衣装コンセプト、そしてステージ上での煌びやかな印象が、各アイドルにどう作用しているかが、
なんとなくわかった気がします。
それと途中でも書きましたが、この衣装はソロのイメージが強い。
思うに、この衣装が持つ眩さ、ステージに立った姿の完成度の高さというのが、ある種の遠さみたいなものに通じているのかなと。
もちろん、オールスター動画でも用いられてはいますが、印象の強さに比して使用率は高くない気がします。
アイドルマスター サクラ大戦 「劇場版・奇跡の鐘」feat. 星井美希
作:ぴっかりP
偶然だろうけど、途中やよいと律子がデュオで出てきてビックリした。今回、記憶を辿った中でL4Vがイメージできなかったふたり。
不思議な縁があるものだなと。
デュオではあずちはが一強。歌姫という属性と相性がいいのかしら。
アイドルマスター 「あしたアイシテル」 IM@Sgirls
作:影山P
とまぁ、とりとめもなく列挙してきて、結論というものがあるとすれば。
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脇!
ライブフォーヴィーナスマジ最高!
以上。