ようやく、一歩是正?


 日本相撲協会は二十三日、知人女性に八百長を告白したと二〇〇七年に週刊誌で報じられた宮城野親方(41)=元十両金親、本名山村和行=を主任から平年寄に一階級降格させ、宮城野部屋の師匠を部屋付きの熊ケ谷親方(53)=元幕内竹葉山=と交代させる方針を決めた。関係者への取材で分かった。同協会は二十四日の理事会で正式に決定する。同部屋には横綱白鵬関が所属している。

 宮城野親方をめぐっては、「週刊現代」で自らが白鵬関の八百長を仲介したと話した録音テープがあると報じられた。

 同親方は酩酊(めいてい)状態ででたらめな発言だったと弁解。同協会は八百長疑惑報道で名誉を傷つけられたとして出版社側に損害賠償などを求めて提訴し、今年十一月に最高裁で勝訴が確定した。

 しかし、同協会は同親方の言動が不謹慎だったとして具体的な処分内容の検討に入っていた。

 ある理事は「部屋閉鎖でもおかしくないが、横綱のいる部屋なのでそこまではできない」と話した。

宮城野部屋の親方が、横綱白鵬の育ての親である熊ケ谷親方から、仙台親方の娘婿にして元十両宮城野親方になったことは、相撲ファンとしては違和感は覚えてました。でもまぁ、相撲部屋と親方株が個人から個人に譲渡される以上、親方としての技量と部屋のオーナーは関係ないことですからね。
しかし・・・八百長疑惑報道の裁判で勝訴確定しながら、相撲協会が降格処分にしたのは納得いきません。記事の真偽より「世間を騒がせ、相撲協会に泥を塗った」ことに対する処分なのでしょうが・・・さらに「横綱がいる部屋だから部屋閉鎖はまぬがれた」ってのも、不平等ですよね。やっぱり相撲協会って閉鎖的で不透明だ。

目をくりくりさせながら感無量


絶滅したと思われていた日本固有の魚クニマスが、富士五湖の西湖で生息していることが70年ぶりに確認され、発見の立役者となった東京海洋大客員准教授のさかなクンが24日、同大(東京都港区)で会見した。 (中略)
 魚類学者でもある天皇陛下が、23日の誕生日に先立った会見で、クニマス発見のさかなクンらの協力に触れたことについては「感慨無量、ものすごく幸せな気持ちでいっぱいです」と話した。
さかなクン・・・すごいなぁ。TVチャンピオンで初代王者になったときから見てましたが、まさかあの純真な高校生がここまで化けるとは。全国ニュースを賑わせ、京大教授どころか天皇陛下にまで言及されるなんて、学者として最高の僥倖ですよ。好きなものこそ上手なれ、っていうお手本として、日本の子どもたちに教えてあげたい。