月鎌/Fの中のMの中のF

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『月鎌』……die Mond-sichel。ドイツ語で三日月。欧州の多くの言語において女性名詞(female)である「月」を唯一男性名詞(male)としているドイツ語の中で、女性名詞(female)となる三日月に由来。当初の構成成分はヲタ6割、ジェンダー2割、文体1割、私信1割。しかし最近はオタ9割に愚痴1割。

08/02/28 (Thu) 積みエロゲータワーじゃなくて積みTRPGタワーができちまうぞ!

[]クリティカルは打ち消せない模様?w クリティカルは打ち消せない模様?wを含むブックマーク

 表紙はシェルジュ、ポーリィ、ティエル、そしてアイラ。

 ざっと見たところクリティカルを打ち消すアイテムは見あたらないな……(←まず見たのがそこかよ!)。しかもプラーナ使って振り直すのもC/Fでは許可されていないばかりかプラーナによる数値修正の悪あがきも許されないのが実にS=F的かつ破滅的で素晴らしいw。

 互換性を重視しているのか判定面ではナイトウィザードと共通になっている。実際プレイする機会はないのだけど、歴史がある分ワールドセクションだけでもALGとはまた違った読み応えがあるのがいいところ。……というかパーソナリティ読んでるだけで懐かしい。「アルマジューロ健在なのかよ!」とか、このアイテムのデータまだ載ってる!とか。昔のGF誌で「66振らないと持てなかったカニアーマーがNWでは初期装備!」なんて書いてあったのにSFMではサンプルキャラにカニアーマーがいたり。まあ今のシステムじゃカニアーマーは昔ほど破壊力のある装備じゃないのかもしれないけど。

 あとNW2同様にスタイルクラスが導入されたことで、S=F世界に真の意味での「攻撃型プリースト」が復活するかというとそうでもない。魔法が完全に分離されたのでプリーストでは攻撃魔法がない。というか魔法データ自体が初版よりも少ない。これは「既に滅びた」状態から正史が宝玉や砦を開放するのにともなって増えると読むべきか、魔装データ増によるものと読むべきか、単にこの後出るサプリメントに回したものと読むべきかはちょっと悩むところ。


 以前ナイトウィザードが90年代オタ集大成じゃないのかなんて話はしたけれど*1、セブンフォートレスは、年代無制限で常に新しい(もちろん出版までのタイムラグはあるが)ものを取り入れながら、物語としてもシステムとしても成長を続けているところが最大の魅力だと私は思っている。 『フォーチューンの海砦(V3 Edition)〈上〉―セブン=フォートレス・リプレイ (富士見ドラゴンブック)』でのライムPLの独走や『フレイスの炎砦V3〈上〉―セブン=フォートレスリプレイ (ファミ通文庫)』での2ch丸出し状態などへの多少の不快感はあるにしても、「露骨にどこかで見たような何か」*2さえ上手く取り込んでいることは、大量消費時代のメディア*3を象徴するものを感じる。……などと書いたところで「うっせえ老害!」と一蹴されるだろうけれど。

 セブンフォートレスのさまざまな要素を取り込んで正史を積み上げ、しかし常に一本芯が通っている*4というここまでの発展は、身も蓋もなく言えば「ガンダム的」であり「サンライズ的」だなと思わずにいられない。ガンダムがファーストからの発展とともに、Zの可変MSや、0083、ZZのような合体MS・MAへと歴史を記録してきたように、S=Fもまた増加するデータを取り込み、プレイヤーというMSVやオラザクを擁し(そして大量のスキマを放置しながらw)、十六王紀というUCの終了を迎えた後もますます多彩になっている。まさに『アルシャードffリプレイ オーディンの槍 (ファミ通文庫)』あとがき対談の井上氏が言うように「常に最先端」なのである。我ながら信者乙な見方だが、S=Fの楽しみ方とガンダムの楽しみ方はかなり近いと思う。


 さて、問題はこれほど想像力を働かせる余地と魅力を持つ世界で卓を囲む機会と時間が(加えて俺のPLとしての感覚がまだ)あるかどうかだが!w

 ああ、第5版出る時も「結局一回も使ってねえ!」とorzする俺が手に取るように見えるw

[]今度は第四版かよ 今度は第四版かよを含むブックマーク

『ナイトウィザード』第二版

『深淵』第二版

に続いて

『SEVEN FORTRESS』第四版

ってなんだよオイ……orzペースハヤイヨ


 まあ箱版以来の信者は選択肢を持たないわけだがな……。『アリアンロッド』は基本こそ持っているものの、上級と『リインフォース』は無し。エネミーとアイテムまでは価格的に揃える気がしない。


 それにしても「S=F V3」は例によって例のごとく一回もやれなかったなあ……w。

*1http://d.hatena.ne.jp/Kadzuki/20071227

*2:惑星と三下魔王には同情せざるを得ないが!w

*3:念のため断っておくがここに性別によるオタク分類は無意味である。時勢や流行物を取り込むのは男性向け・オタク向けメディアに限られたモノではなく、むしろ当初は女性向けメディアこそが大量消費物を取り込むことに長けており、戦前少女雑誌への評価においても婦人史の視点から「商業主義」との紋切り型の批判がしばしば見られる。また、久美沙織『丘の家のミッキー』新装版では初版当時の流行物への解説が附記されている。

*4:NWアニメ版がTRPG発と思えないほどの評価を得たのもこの「芯」に拠るところが大きいと思う。柊は近時珍しいほど直球の主人公だった。