ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

日本は高齢化先進国 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2011-12-05

少子高齢化出版プロジェクト(2)秀才ディベーターO

少子高齢化出版プロジェクト(1)財務省官僚Nの続き。




秀才ディベーターOとの出会い

財務省官僚Nに続いて勉強会のメンバーになったのは秀才ディベーターのOだ。Oとは2008年の4月に資産運用業界の内定者懇親会で知り合った。第一印象は面白い話も真面目な話もできる頭の回転の速い人というもの。全員と会話する場にふさわしいジョーク話と、知識に裏打ちされた真面目な話ができる稀有な人物だった。話が上手だなと思って聞いていると、大学では英語のディベートサークルに所属しているとのこと。



内定者懇親会の数日後、慶應の旅行サークルの後輩がディベートサークルにも属しているので、「○○大学のOって人とこの間飲んだよ。英語のディベートサークルに所属しているらしいけど知ってる?」と聞いてみた。すると、その後輩が興奮気味に「もちろん知ってます!その人のディベートの演説をMP3プレーヤーに入れて聞いてますよ。Oさんは国内外のディベート大会で頻繁に入賞する○○大学の伝説のチームのメンバーです。生命倫理など堅苦しいテーマも面白おかしく話すんですよ。Oさんと飲む機会があるなんて羨ましいです!」との返事がかえってきた。他大生がMP3プレーヤーに録音したくなるほどの演説をするなんて凄すぎる。そういう大学生に出会ったのはOが最初で最後だ。しかも、まっとうな理由で伝説と呼ばれるのも凄い(飲み会や珍事件によって“ある意味”伝説と呼ばれる人は沢山いるけどね)。加えて、ディベート入賞の栄光をOが自分から一切話さなかったところに、人物の大きさと健全な自信を感じたし、好感を抱いた。



その後もOと内定者懇親会で会うたびに一緒に飲んだ。大学対抗別で『Wall Street Journal College Bowl Quiz』の第一回大会に出場して、Oが所属するディベートサークルのメンバーと、私が所属するストックリーグの自由研究セミナーのメンバーで戦ったりもした。この時までは同業内定者の付き合いという感じだったが、入社後しばらくして彼と一緒に読書会をやるようになり、それを機に会う日が増えていった。




「自分の読みたい本が読める」「事前準備不要」な読書会

社会人2年目の夏、以下のような読書会のアイデアが突然思い浮かんだ。




【コンセプト】

「自分の読みたい本が読める」「事前準備不要」な読書会



【読書会のやり方】

TSUTAYA×スタバのブックカフェでは、スタバでコーヒーを頼むと、TSUTAYAの本を無料でスタバ店内に持ち込めるというサービスがある(超快適な図書館に近い)。これを利用して、


(1)TSUTAYA店内で好きな本を選ぶ

(2)その本をStarbucksで読む

(3)読んだ本の内容をプレゼンする


これだけなんですが、実際にやってみるとかなり刺激的!!



【この読書会の5つのメリット】

(1)読書量:5人で隔週だと5×2×12=120で、年間120冊読める。

(2)低コスト:費用はコーヒー代300円のみ。本代より安い!

(3)多様な視点:自分が選ばない本、別な視点からの話が聞ける。

(4)アウトプット:プレゼンがあるから集中して読む。記憶に残る。

(5)効率的読書法の習得:必要な情報を効率的に得る読み方が身につく。

⇒読書量、費用対効果、時間効率等がどの読書会よりも優れてる。



上記コンセプトの読書会を高校の友達と3人で実施したら、事前準備不要・色々な本が読める・他人の視点が興味深い、ということで好評だった(この読書会は今でも続いている)。そこで、メンバーを毎回入れ替えて実施したらもっと面白いんじゃないかと思い、同じコンセプトでもう一つ別の読書会を作ることにした。メンバーを友達の友達までしか参加できないように限定すれば、出会い目当ての人や宗教勧誘の人を回避できるだろう。誰を誘おうかなと考えていた時に、最初に思い浮かんだのが秀才ディベーターのOだ。嬉しいことにこの読書会にOが参加してくれた。他にも、日銀勤務者、デザイナー、風俗嬢、メーカー研究員、元IT業界・現ニート、など様々な人が参加してくれた。それぞれの職業の人がどのような本を選ぶか、何に関心を持っているのか、そしてどういう視点から物事を話すのかについて分かったことは、その後の大きな財産となった。



この時のOの読書法も秀才らしかった。彼の読書法は、まず本の目次を見てキーワードを紙に幾つか書き、それをマインドマップのように繋ぎながら本の構造を掴むという独特のスタイルだ。Oは今の少子高齢化勉強会でも一段上からの視点を提供してくれる。例えば、財務省官僚Nと私が日本の社会保障制度について話していると、「そもそもずっと日本に住まなくていいんじゃない?シンガポールとか香港行けばいいじゃん。何で一生日本に住むって前提で物事を話すの?」と新たな発想を提供してくれる。財務省官僚Nが「政府は多くのことができる」という考えなのに対し、秀才ディベーターOは新自由主義的な考えなので、多様な議論を展開するという意味でもOがメンバーにいることの意義は大きい。加えて、ITと英語と金融に詳しいので、情報共有や広報戦略といった勉強会の実務的な面でも大きな力となっている。



このようにして、自分より頭の良い人物が、二人も少子高齢化勉強会に参加してくれることになった。



前回→少子高齢化出版プロジェクト(1)財務省官僚N

続き→後程更新