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佳那の日記

2011-02-22

12年間の石原都政は長すぎよね

 22日は、いくつかのメディアで、石原慎太郎都知事が、次の都知事選挙には出馬しない意向って報じられた。


 石原慎太郎氏は、1932年の9月生まれだそうだから。今は、78歳。

 仮に次の選挙出馬して当選したと仮定してみたら、連続4期めになるわけだけど、任期が終わる頃には、82歳。

 実は、石原氏、1975年に都知事選挙に出馬したとき、当時の美濃部亮吉都知事を指して、「もう新旧交代の時期じゃありませんか、美濃部さんのように前頭葉の退化した六十、七十の老人に政治を任せる時代は終わったんじゃないですか」と言ってたそうです。

 これで言ったら、今回の不出馬も当然の選択と思える。


 何より、4期都知事を続けて16年てのは、どうみても、長すぎとしか思えない。

 石原都政は、知事の母校である一ツ橋大学系の派閥で固めたような政策ブレーン集団を組織したりしてきたことが、賛否いろいろ取りざたされてる。

 そうしたやり方も、政治家の1つの手法ではあるかもだけど。

 石原都政のもんだいは、同じような考え方の意見ばかりを、ゴリ押しで押し通して、都議会の審議を形骸化させてきこと。それから、政治的意思決定の透明化、説明責任の徹底に逆行した、内輪っぽい政策決定も、ゴリ押し都政と関わって、弊害を溜めてきてる。

 首都大学東京設立時のゴタゴタとか、新銀行東京の失敗とか、青少年健全育成条例の改悪や、そのゴリ押し経緯が波及した東京国際アニメフェアの苦境も同じ手法の結果。

 言ってしまえば、オリンピック誘致の失敗だって、ゴリ押しが躓きになった面大きいはずだけど。ご本人は、そうも思ってない様子。

 あるいは、石原都政で都庁内に組織された「青少年・治安対策本部」なる、変な部署も然り。だって、青少年政策と、治安政策を同じ部署で扱うって変だよね。非常識だと思います。

 この部署、警察官僚の天下り先っぽくなってるとも聞くし。

 今、各地の自治体議会で、政策の意思決定過程の透明化が求められてる。これは、民主主義の形式だけではなくて、運用の民主性が求められてるわけですけれど。

 石原都政は典型的にこの動きに逆行した手法を続けてきた。もし4期めを勤めたら、都政は、この動きから取り残されれかねないですよね。「首都から日本を変える」どころじゃぁない。


 要するに、4年や8年くらいの任期の間なら「同じような考え方の意見ばかりを、ゴリ押しで押し通す」手法も、たまたまうまくいったり、いかなかったりするでしょうけど。

 12年間は長すぎたとしか思えない。もう、弊害の方が目立ってるんだから、16年なんかとんでもないわよね。

 次期都知事選出馬は、当然の選択です。

NHK「ハートをつなごう」ゲイ/レズビアン特別編

 21日(月)、22日(火)は、地上波NHK教育でやってる番組「ハートをつなごう」で、「ゲイ/レズビアン特別編」として、5人の子供を育てられたレズビアン・マザーのカップルの長期取材画像が放送されました。

 このカップルは、2人の離婚した女性が、それぞれ連れ子を伴ってカップルになって、30年以上一緒に暮らしてきてるという、お2人。

 以前は、自分たちのことを世間にアピールすることはなかったのだけど、最近心境が変わってきた、的なコメントが、ご本人たちの口から語られる。

 5歳年長の女性が、乳癌の手術をされて、「先に逝っちゃう可能性が、結構高い」「そういうなかで、これ(取材)はやっとかなくちゃ」「二人で生きて持ってた力みたいのが、(カミングアウトしないで、先に死んじゃったら)、余計わかりにくくなる」って語られる思いは、すごく伝わってきた。

 この言葉の間に「わたしたち透明人間みたい」って言葉も聞かれて、こことかも、性的マイノリティーにはよくわかるとこ。


 アタシは、悪い番組ではなかった、と思うし、むしろ、地味なだけにいい番組だったと思います。

 カップルのお2人の30年の家庭維持には、正直、頭が下がるし。記録された、お子さんたちのコメントにも好感。何より、取材画像の内に納められた、大きな悲しみも分かち合ってるお2人の様子は心をうつ。

 後、個人的には、前編の冒頭紹介された、ご近所のお婆さんにある日「あんたたちは、どんな兄弟よりも夫婦よりも濃いのぅ」としみじみ言われたってエピソードは、心に染み入ったわ。

 それとか、お二人の他愛のないような言いあいとかが、可愛らしくってラブラブな感じで、ほっとするの。


 欲を言うなら、スタジオに取材スタッフを招くと、番組としてはよかったと思うな。

 「ハートをつなごう」の番組では、例えば、引きこもりな人とか、就職浪人の人とか、その回のテーマに応じた人が、スタジオに招かれて、キャスターコメンテーターとやりとりすることが多いけど。

 取材に応じられた初老のお2人が、その上スタジオにまで出るのは億劫だったろうと思います。アタシの勝手な推測ですけど。

 その代わりって言ったらなんだけど、スタジオに取材クルーを代表者だけでも招いて、キャスターコメンテーターとやりとりするとよかったと思うな。取材画像の補足的なコメントとか、あるいは(できたら)放送分には使えなかったようなちょっとしたエピソードとか聞ければ、もっと印象深い放送になったんじゃぁないかしら。

 せっかくスタジオに集まったコメンテーターたちが、取材画像を拝見して感想を言うだけではなくて、視聴者の気持ちを1部でも代弁するような感じで、取材者に質問をできれば、よかったと思うのです。

 この番組、やっぱり、異性愛者の人たちと、LGBTの人たちとでは感じ方が随分違うと思うんだわ。

もちろん、人それぞれに感じ方は違うでしょうし、それは構わないと思うんですけど。

 人それぞれの感じ方の違いも含んで、異性愛者の人の感じ方」と、「LGBTの人たちの感じ方」では、やっぱりどうしても傾向みたいなものは生じるはず。


 はっきり書くと「透明人間」てコメントのところとか、異性愛者の人には、伝わりづらいだろうと思うのです。

 その辺を、スタジオでの会話で補えれたら、もっといい番組になったと思うんです。

「世界のドキュメンタリー」(NHK・BS1):シリーズ「受賞作品」アンコール

 今週は、NHKのBS1でやってる「世界のドキュメンタリー」枠で、今日(22日)から、シリーズ「受賞作品」ってことで、5本のドキュメンタリー作品が順次放映される予定。

 アンコール放送されるのは、各国で開催された国際的なコンテンストで受賞したドキュメンタリー。これは“シリーズ”って言うよりも、むしろセレクション(選集)と思って観てかまわなそう。

 番組表で予告されてる放送予定は次のよう。

  • 22日(火):『最後の帰郷列車』(“The Last Train Home”,中国-カナダ 国際共同制作,2008)
  • 23日(水):『プルパン 〜あずき菓子はオモニの愛〜』(英題“Mom and the Red Bean Cake”,韓国,2010)
  • 24日(木):『地下深く 永遠に 〜核廃棄物 10万年の危険〜』(“Into Eternity”,デンマーク,2010)
  • 25日(金):『ジェニンの心』(“The Heart of Jenin”,ドイツ,2008)
  • 26日(土):『モニカとデヴィッド 〜あるダウン症カップルの結婚〜』(“Monica and David”,U.S.A.,2009)

 この、シリーズ「受賞作品」、つい先週も放映されたシリーズ。

 さすがに観応えのあるドキュメンタリーばかりです。