2010-08-04 城ヶ島へ、真夏の遠足
城ヶ島へ、犬連れで真夏の遠足
今日は、犬たちとの遠足(?)の話。
7月の下旬の10日間、いつも使っているパソコンが故障し、修理に出し
ていたので、話題としては遅くなったけれど……7月22日に知り合いと
私と愛犬たちで、神奈川県三浦半島の突端にある、城ヶ島へ行きました。
朝7時ごろ、同じ町内に住む知り合いのT子さん宅に、我が愛犬、光ち
ゃんを連れて行くと、T子さんとT子さんの愛犬、ラッキー(シェルテ
ィーのメス、8歳)がお待ちかね。さっそくT子さんのワゴン車で、城
ヶ崎めざして出発! 途中、国道が渋滞したせいで、同じ神奈川県内
なのに約2時間以上かかって、ようやく到着。
駐車場にクルマを止め、お土産屋さんなどが並ぶ道を下りていくと……
そこには、折り目が何重にもついたような岩場が広がり、その向こうに
目の高さの水平線が! そう、北原白秋の詩、「城ヶ島の雨」で有名な
城ヶ島は、白砂青松の遠浅の浜辺などない、岩場の島なのです。
この日は、白秋の詩とは正反対に天気は快晴。しかも、午前中から30℃
超えの猛暑日。海を眺めるにしても、紫外線ビンビンでまぶしいったら
ありゃしない。とにかく、暑い! 熱い! あづ〜〜い!(爆汗)
そんななか、T子さんは自分の犬を引き連れ、どんどん岩場の先のほう
へ向かう。そして、私と光ちゃんは必死でついていく。これがもう、
人間は顔が汗滝状態(汗が滝のように流れるの意味)の灼熱の暑さ。
毛皮をまとった犬たちはもっと暑いにちがいないのに、舌を出してハァ
ハァしながらも、とにかく、ガシガシ歩く、歩く! まったくもって、
この子たちの我慢強さには、感服〜〜!
岩場を力強く歩く、光ちゃん。
海辺の行軍、ラッキー(シェルティ)と光ちゃん。
2匹とも毛皮たっぷりで、猛烈に暑そう(汗)
もっとも、ラッキーはT子さんの仕事場である美容室の看板犬ながら、
終日、お店の外の犬小屋で待っているから自然環境には強いのかも。
さらに、ウチの光ちゃんも、エアコンが壊れているために天然クーラ
ー(隣の林からの風)しかないボロ家で過ごしているおかげか、やっ
ぱり暑さに慣れてしまったようだし。いやいや、もともと犬は野生の
動物なんだから、エアコンの冷房ギンギンの部屋で過ごすなんてこと
するから、ヤワになっちゃうのかも……。
で、全然ヤワくないラッキーと光ちゃん、ついに波の寄せる磯辺にた
どり着き、ちょうどいいあたりで、いやがるところを海水に引き込ま
れて……でも、これでいくらか涼しくなったはず。ラッキーはこの海
水浴(?)が気に入ったのか、けっこう楽しんで浸かっていた。ま、
飼い主のT子さんのそばにいられれば、なんでもOKの子ですから。
浅瀬でたわむれるT子さんとラッキーちゃん。
一方、保護犬の光ちゃんはもしかしたら、海は初めてかも。ウチに引
き取られる前、いろいろなところへ連れて行ってくれた愛護団体の預
かり親も、さすがに水関係はドッグラン併設のプールどまり。光ちゃ
んはシャワーもさほどいやがらないし、水は苦手じゃないみたいだけ
ど、どうやら、こういうシチュエーション(においのついた、波がく
る塩辛い水の中)は嫌いらしく、そそくさと水から出ていこうとしち
ゃうので、結局、浸っていたのは10分もなかったかな。
この水、なんだかしょっぱいよ〜〜。
こうしてしばらく水遊びしたあと、さぁ、引き上げましょう、という
ことになり、2匹の犬を洗うために、海水浴場にはたまに設置されて
いる水のシャワーとか探したけど、そこら辺にはない。代わりに見つ
けたのは、駐車場へと向かう道に建つ一軒の民宿の看板の文字。「シ
ャワー 大人400円、こども200円」。すると、T子さん、中から出
てきた民宿の人に訊ねた。「犬はいくら?」。これには、民宿の人も
一瞬、言葉に詰まった様子だったけれど、すぐに返答が。「100円。
この水道使って」と、水まき用のホースがつながっている玄関横の水
道を指さした。このやりとりに、私は、内心、笑いをこらえながら、
さ、ラッキーと光ちゃん、今度は、真水のシャワーだよ、と水を浴び
せた。
犬たちをさっくり洗って、タオルでざっと乾かしたあと、T子さんが
交渉してくれたおかげで、犬連れで城ヶ島一周の観光船に乗ることが
できた。元漁師のような風情の船頭さんも、きっとびっくりしたよね。
犬も一緒に乗せて、なんて要望されて……で、オバサン2人と犬2匹
が乗客となった、わりと小さなただの漁船は潮風を切って城ヶ島を海
から眺めるコースを一周。秋から冬にかけては、海鵜が集まることで
有名な断崖や、穴のあいた馬の背洞門という岩などをめぐって約30分。
ときどきひどく揺れるせいか、光ちゃんは一点をみつめて固まってい
たけど、これも彼には初めての体験だったはず。
実は、私が城ヶ島を訪れたのは、何十年ぶり(学生時代にグループで
遊びに行ったのを覚えている程度)。城ヶ島の陸側には、まぐろで有
名な三崎港があるから、おいしい魚を食べにもっと頻繁に足を運んで
もいいのになかなかそのチャンスがなかったってこと。今回は、そう
やって自分が楽しむだけの遠足ではなく、いつも愛犬と一緒に遠出す
るT子さんが誘ってくれたおかげで、光ちゃんと楽しむことができた
のがよかった〜〜(光ちゃんが本当に楽しんだかどうかは不明だが)。
その日、帰宅したあと、爆睡しそうな光ちゃんを置いて、私は仕事の
打ち合わせで銀座へ。親しくしていただいているプロデューサーとの
打ち合わせだったけれど、彼も愛犬家なので、さっそくその日の城ヶ
島わんこ遠足のことを話すと、「あ、それで日に焼けているんだね」
と言われた……しまった! 帽子に日傘という対策はしていたものの、
なにしろ紫外線バリッバリッの海辺にいたのだから、もっと対策を講
じておくべきだった〜。おかげで、顔は赤みを帯びて、腕にはくっき
りしたドカタ焼けと時計の跡が……とんだお土産になっちゃった。
でも、もしT子さんが誘ってくれたら、また行きたいな〜。2匹の愛
犬たちと。
では、今日はこの辺で……。
2010-07-20 納涼飲み会でのこと
今日は、納涼飲み会の話。
先週土曜日、関東地方は梅雨明けしましたが、その前からすでに明けて
いたと思うほど、天気はよかったですよね。で、その梅雨明け時期を予
想していたかのように、私と友人2人は先月から納涼飲み会を、7月18
日に予定していたのでした。
場所は、写真のとおり、横浜駅近くにできた新しい日産本社を望む場所
にある、BBQがメインメニューの店。午後6時スタートだったのでまだ
まわりは明るく、海の前のテラス席では、私の大好きな「薄暮」を堪能
できました。
ただ、店のサービスは最悪。事前に予約するとコースメニューしか選べ
ず、それも実際に出てきたBBQ素材は、値段に見合うとは思えない質と
量。そして、3人のうち、2人だけが飲み放題を注文しようとしたら、
それはできない、だって。しかも、スタッフの接客サービスもまるでダ
メ。BBQに必須のトングをなかなか持ってこないので、何回、違うスタ
ッフにお願いしたことか!
ロケーションといい、店の雰囲気といい、いわゆるおしゃれな店の類に
入るんだろうけど、ちゃんとした会食の場とはとても言えないな、と思
ってしましました。要は、あんまり良心的ではないのね。こういう店こ
そ、利用する側としてはコストパフォーマンスの悪い店ということにな
るんだろうけど、ま、飲み放題でしっかり飲んだ私たちは元をとったこ
とでチャラなのかも……。
今月に入って、打ち合わせなどで銀座や表参道のレストランに行ってい
るけど、やはり料理の内容や接客サービス、トータルのコストパフォー
マンスを考えると、バランスよく満足〜〜、という店がなかなかないと
思う。ましてや、感動させてくれる店、ないね〜〜。
せっかくお金を出して外食するのだから、少しでもおいしいものをすて
きな店で、と望む「せっかく派」の私としては、コストパフォーマンス
を重視。高いお金を出せば、料理もサービスもよくなるのは当然、とい
うか、そうあるべきで、そこそこのランクの店でも、おいしい料理と接
客は期待できるはずで、つまり店の姿勢がちゃんとしていることが大事
だよね。
そういう店を探し、選んで行かねば、せっかくの機会とお金がもったい
な〜〜い! ということで、生ビールはおいしかったけど、この横浜の
BBQの店には、再訪しないと思う。
さて、その店で飲んでいるとき、もうひとつの「ヘン!」に遭遇しまし
た。それは、若い女性の浴衣の左前。
私たちが座った席の目の前が、山下公園方面へのシーバスの発着所で、
当日は、その山下公園で花火大会があるとかで、大勢の人がそこから乗
船し、海へ出て行って……もちろん、いまどきの花火大会といえば、若
い女性はみんな浴衣姿。着方を調べて自分ひとりで着たのか、あるいは
親や友人に着せてもらったのか、ま、一応、着付けてはある。
そんな浴衣女性たちを眺めつつ、ちゃんとした浴衣の着方についてこち
ら女性3人で話していたら、なんとまさに悪例の人が目の前に! そう、
浴衣のあわせを左前に着たお嬢ちゃんが歩いていたのだ。しかも、彼氏
と一緒。「おいおい、それじゃ、病院浴衣(亡くなった人に最後に着せ
る浴衣)だよ」と看護師をしている友人たちは茶化していたけど、せっ
かく浴衣を着るなら、着方ぐらいちゃんと勉強しろよ、とオバサンたち
は言いたくなっちゃう。
私自身で着物を織り、また友人には織るだけではなく、縫うことまでや
っている人もいて、そうやって日本の伝統文化の一端を担っている気分
になっているのだけれど、もしかしたら、後世に伝えていくべき大事な
ことは、やっぱり花火大会の浴衣のようなもっと身近なところから始め
るといいのかもしれない、と飲み会の帰り、浴衣姿であふれる駅で思い
ました。
それでは、今日はこんなところで。
2010-07-13 今年初の、ヒグラシの声
今年初の、ヒグラシの声
今日は、ヒグラシの話。
2〜3日前、犬のサンポで森を歩いていて、今年初めて、ヒグラシ(漢
字では蜩と書く)の声を耳にしました。カナカナカナカナ……というあ
れです。以前から書いているように、私のウチは杉や檜などの雑木林の
横にあり、犬のサンポもここから始めます。
梅雨の晴れ間の朝。すがすがしいね〜。
地元民は「森」と呼ぶこの雑木林は、かなり自然のままにしてあるせい
か、動植物も盛りだくさん。そのなかのひとつが、この時季から鳴き始
めるセミたち。
ミンミン蝉などに比べて、ヒグラシ=日暮らし、なんてちょっと情緒豊
かな印象の名前のせいか、なんとなく夏の美しい夕暮れなんかを思わせ
ますが、どっこい、やつらは迷惑千万なセミなのです。いえ、それは私
の住むこの地域で、とりわけ朝の話ではありますが……とにかく、うる
さいやつらなのです。
梅雨も明け、夏になると、私が仕事で夜を徹してパソコンに向かってい
てそろそろ夜明けかな、というころに、カナカナ……とあの声。でも、
それが一匹や二匹じゃない。ヒグラシ合唱団による、大合唱なのです!
ただ、このセミは温度に敏感で、気温が高くなってくるとぴたりと鳴き
止む。まるで温度計と時計を持っている指揮者でもいるかのように……。
そのヒグラシ、いまはまだ気の早いやつがポツリ、ポツリとしか鳴いて
いないけれど、これが真夏になるとホントにやかましくなる!! その
鳴き声<騒音といったら、一般人の想像以上ですよ! もちろん、夕暮
れのヒグラシ合唱は、こちら人間たちもあれやこれやしているので、さ
ほど気にならない。気にする間もないほど短時間だし。
ところが、問題は朝。夜明けの一番ぐっすり寝ている時間帯がすごい。
そのあまりの騒音の度合に、ある夏の日の夜明け、亡き母は森に面した
寝室の窓から、「うるさ〜い!!」と叫んだら、ヒグラシたちが鳴き止
んだという逸話があるほどです。
さて、すっかり異常気象が定着したような2010年の夏。来週には、梅
雨明けだとか。いよいよ熱帯地域並みの夜の暑さに加え、このご近所で
は、ヒグラシの大合唱に安眠妨害される、夏本番到来です。
それでは、今日はこんなところで。
我が愛犬の話は、また今度。
2010-06-22 光ちゃん日記、その1 朝のサンポ
光ちゃん日記、その1 朝のサンポ
愛犬、光ちゃんとの暮らしを詳しく書いてみるね日記、その1は、朝の
散歩のこと。
たかが朝のサンポなんだけど、されどサンポ。犬を飼うことは、サンポ
という日課が飼い主に増えること。でも、これがこちらにとっても、け
っこういい気分転換になっていたりするんだな〜。とりわけ、運動不足
が健康問題のひとつとなっている、私のようなタイプの人間には(苦笑)。
光ちゃんのおかげで、毎日、歩いてま〜す!
では、光ちゃんと私の、朝のサンポの場合をご紹介!
たいてい、朝6時半ごろ、ウチを出ます。これまで、特別な用事などが
ない限り、朝6時台に起きることなんてめったになかったけれど、光ち
ゃんが来てからは、不思議とちゃんと目が覚める。いや、ある意味、プ
レッシャーになっているのかも。光ちゃんが待っているの、わかってい
るからね。
光ちゃんのサンポに出かけるには、まず私自身、いくつかの準備がいる。
いわゆるシャカパン(化学繊維でできたトレーニングパンツ)をはき、
ウンチバッグやマナーバッグ、シャベル、水を入れたペットボトル(飲
料用兼チーやウンの水洗用)を入れたリュックを背負い(→光ちゃんは
引きが強く、リードをコントロールするために、両手をあけておきたい
ので)、万歩計を兼ねた腕時計をして、帽子またはサンバイザーをかぶ
ってOK。
その間、ほんの数分だけど、光ちゃんはシッポをグルングルン振り、狂
ったようにワサワサと騒いで私にとびついてくる。それだけ早くサンポ
に行きたいよ〜って、ことなのね。で、最後にその光ちゃんにサンポ用
の首輪(またはハーネス)とリードを装着してから、いざ出発!
玄関を出て門をあけると、光ちゃんはまさに「脱兎のごとく」という表
現の脱兎そのもの!! 前足2本と後ろ足2本ずつを交互に動かして、必死
で前へ、前へ〜! あまりにグイグイ引っ張るものだから、首輪で首が
絞められて喉がゼイゼイ言ってるのに、おかまいなし。その力たるや、
おいおい、光ちゃんよ、お前は犬ぞりの犬か〜? と思うほど。体重か
なり重めの私でさえ、引きずられそうになる。だから、表の道へ出るま
では、一緒に走ることもある。う〜ん、これがいいのかどうかわからな
いけど、散歩途中もまさに私と綱引き状態になってしまうこともしばし
ばで……これ、光ちゃんのしつけ直したい点、No.1。
ウチのすぐ隣には、林というか、森というか、5月のGW以降、どんど
んうっそうとしてきた雑木林がある。ここはカラスがいくつも巣をつく
ったので〈カラスの森〉と呼んでいるが、光ちゃんはここに突進すると、
さっそくあちこちにマーキング。ときに、チーしたあとでも足で土を蹴
って後始末しようとするので、汚れないうちに、私がグイグイ引っ張る。
すると、光ちゃんはクンクンしながら、さらに奥へ。
この森ならチーはどこでもOKなので、好きなところでやり放題。しか
も、ウン(フン)のほうは、森の中に設けてある散策路ではなく、その
脇の下草のあたりまでわざわざ入って行って、しゃがんでウ〜ンとやる
ことが多い。そういうところでしたときは、シャベルで穴を掘り、ウン
を埋めることにしている。市役所からのお達しでは、フンを埋めてはい
けない、とされているのだけれど、こんな森の、しかも人が歩くところ
じゃないところでやったときには、埋めてもいいんじゃない? だって、
人に迷惑はかからないし、この森の土の栄養になるのでは? もし、ダ
メージになるようなら、拾って持ち帰るけれど……。もちろん、これ以
外のところで光ちゃんがウンした場合は、ちゃんと拾って持ち帰ってい
ますよ。
この森のほかに、ウチの近辺徒歩20分圏内には、かなりの数の森が点在
していて、周辺の愛犬家や健康ウォーカーにとっては絶好の散歩コース
に。で、私も朝のサンポでは、隣の〈カラスの森〉のあと、〈16号の森〉
と呼んでいる森へ移動する。国道16号のすぐ脇にある森だが、ここもジ
ャングルのようにかなりうっそうとしていて、こんな細いけもの道で、
ほかの戦闘的な犬に出会ったらまずいからと、早めに通り抜けることに
している。
国道16号のすぐ横なのに、まるでジャングルのような森でサンポ中!
この道はまだ広いほうなんだよ。
さらに、そこを抜けると、〈あじさいロード〉と呼んでいる遊歩道(両
脇にあじさいがたくさん植えてある歩行者専用道路)があり、ここでは
黒ラブを連れたマダムに出会う。ただ、私は黒ラブ好きなのに、光ちゃ
んがその子に向かって、ウ〜〜ってうなっちゃうから、マダムはそそく
さと行ってしまう。あの黒ラブちゃんとお友達になれたらいいのにな〜
(→そう思っているのは私だけか)。それにしても、飼い主に寄り添う
ようにして、ちゃんと歩行速度を合わせて歩く、あの黒ラブちゃんの優
雅なお散歩姿、光ちゃん、見習ってくれよ〜。え? それなら、光ちゃ
んママ(→私のこと)もあのスタイルのいいマダムを見習え!って?
それ、ムリだな〜〜!!
朝40分コースのときは、〈あじさいロード〉の先で折り返して、今度は
住宅街の中を抜けてウチの方へ向かう(1時間コースのときは、さらに
奥にある森へ遠征する)。戦没者の慰霊塔のある公園を抜け(この公園
があることから、近隣には保存林や長さ300メートルほどの参道やらが
あって、犬のサンポにはもってこいの場所に)、また隣の〈カラスの森〉
に戻ってくる。
ここまで来ると、数え切れないくらいのマーキングとたいてい2回のウ
ンでスッキリしたせいか、光ちゃんはだいぶ落ち着いた歩きになり、ウ
チに戻る最後の角を曲がって自宅までの約30メートルは、私の横につ
いいてホントに静かに歩いている。最初からずっとこういうふうに歩い
てくれるといいんだけどな〜〜。
ウチに戻ると、元ガレージだった家の前のスペースで、ブラッシングタ
イム。この時季、光ちゃんの体毛はすさまじく抜ける! 抜ける! ウ
チに来た当初から必要を感じたので、すぐにいくつか専用の道具を買い
求め、ブラッシングがサンポとセットの日課に。
ブラッシングの段になると、さっきの脱兎状態はウソのようにおとなし
くしている光ちゃん。アタマから胸、前足、後足、背中、お尻、シッポ
まで、全身くまなく、約15分間、じっくり丁寧にやってあげると……そ
ばに置いた金だらいの中には抜けた光ちゃんの毛が、ふんわり、こんも
り。で、いいかげん時間がたつと、もういいでしょ、という感じで光ち
ゃん自身でブルブルして毛を振り払う。それでブラッシングはおしまい。
かつて、羊毛の原毛でつくるフェルトメイキングを習ったとき、試しに
犬の毛でやってみて、と先生にどこかの犬の毛を渡され、サンプルをつ
くったことがあるが、光ちゃんの毛が毎日こんなに出るなら、フェルト、
できるかも、と思ってしまう。
玄関に入ると、光ちゃんはもちろんたたきで待っている。私がぞうきん
を持って、上がりかまち(廊下部分)に座り、その横にまず前足2本を
揃えて置かせる。森の土でかなり汚れているはずなので、肉球の間まで
ゴシゴシと拭く。足を触らせるのをイヤがるかと思ったら、光ちゃんは
なされるがまま、ほとんど脱力状態でじっとしている。完全に私を信頼
して、「ボク、拭き終わるまで我慢してます」状態なのかも。前足が済
んだら、後ろ足を拭き、「はい、終わったよ」と言って、ポンとお尻を
たたいてあげると、その横にあるケージの中に置いてある器の水を飲み
に行く。はい、これで朝のサンポ、終了! ふたりともお腹ぺこぺこで
戻ってくるので、このあとすぐに光ちゃんも私も朝ごはん。
朝は、早いときは5時台から遅くても8時ごろにはウチを出てサンポする。
ひとりで歩くウォーキングと違ってサボることはないし、歩いている最
中もあまりアタマでいろいろなことを考えたりはしない。ただ愛犬の様
子を見守り、朝の空気を、朝の光を、そして自然の緑や家々の様子など
を一緒に楽しむ……。なにより、犬が生き生きとしているのを身近で感
じられるのがうれしい。そんなすがすがしい時間が、私の日課になった
ことは、まさにここ数十年の暮らしの中でも、特別な大変化といえるか
もしれないな〜〜。
あじさいの花がいっぱい咲いてるけど、ボクは花より、
木の下のにおいを嗅ぐのが好き。
では、今日はこの辺で……。
光ちゃん日記は続きます。
2010-06-09 光ちゃんが来て、3週間。
光ちゃんが来て、3週間。
光ちゃんがウチに来てから、早くも3週間がたちました〜!
ウチに来た1週間後の5/23には、トライアル(お試し同居)終了日と
いうことで、保護団体の方から電話をいただき、光ちゃんの正式譲渡が
決定! とうとう、ウチの子になったわけです。これから、あなたが天
寿をまっとうするまで、私があなたの母よ。よろしくね〜〜!
その光ちゃん自身は、来たばかりのころからすっかりウチの子状態でし
た。それから3週間たったいまでは、慣れすぎか? と思うほど。サン
ポとごはんのときは、血相変えて吠えたり跳ねたり、シッポをビュンビ
ュン振って体をくねらせたりして騒ぎまくりますが、それ以外のときは、
ハウスか居間でリラッ〜クスしています。
おもしろいのは、昼間はいつも私を見張っていること。居間(和室)と
は完全に別室のキッチンに扉をあけたままにして私が立っていると、扉
の手前でおすわりか伏せの姿勢のまま、キッチンにいる私を見つめてい
るか、居間の私が座る位置にねそべっているかの、どちらかで待ってい
ます。私がトレイに行けばそこに近い廊下で、私が2階にいると階段を
見上げる位置にある居間の入り口で……とどこかで必ず、私を見張って
いる(笑)。
そんなところが、またかわいいんですけどね。
ただし、夕ご飯のあとは、もうおねむの時間らしく、脱力したまま、居
間かハウスでゴロリ。あとは、私がお菓子の袋でもガサガサいわせない
限り、居眠りを決め込んでいます。夜も、ハウスのある内縁の手前の障
子を、光チャンが通れる隙間を残してあとは閉めてあげると、私が隣で
夜中までテレビを見ていようが、そこで寝てしまおうが、あまり気にせ
ず寝ています。時々、障子のこちらからこっそり様子をうかがうと、ぱ
っと目が合います。やっぱり、見張ってる感じ〜。
こうしてみると、光ちゃんは、メリハリのある犬だな〜とつくづく思い
ます。
おやつ、ちょーだい!!
さて、そんな光ちゃんが来てから、当然のことながら、私のライフスタ
イルはかなり変化しましたし、初体験的なこともいくつか……そこで、
「光ちゃん(と私)の近況シリーズ」として、数回、ちょいと詳しく書
くことにしました。あまり更新しない、もっぱらサボってばかりのサボ
ログの私が、頻繁に書こうというのです。
それというのも、光ちゃんを譲り受けた保護団体のボランティアとして
彼を8ヵ月も預かっていた預かり親の方に、「光ちゃんはいまこんなふ
うに暮らしていますよ」と、このブログで報告したいからです。光ちゃ
んを引き取ることを私が決心したのも、その預かり親のお母さんが書い
ていた「預かり日記」の魅力(私の背中を押してくれた)も理由のひと
つだったからで、そのお返し(?)というわけです。
また、私の友人たちも、私のことよりも、光ちゃんどうしている? と
気にしてくれているので……。
で、その前に、光ちゃんを保護していた動物愛護団体のことを少し。
それは「ペロ・ドッグズ・ホーム(Perro Dogs Home)」
http://www.perro-dogshome.com/index.html
という団体で、こうした活動を始めてさほど長くはないそうですが、す
べてボランティアの方々で活動中。一時預かり親のボランティアさんも
多く、1ヵ月に数匹は必ず譲渡が成立する、というほど成績優秀です。
それもそのはず、ペロ・ドッグズ・ホームのウエブサイトの、最初のペ
ージにある保護犬一覧を見てニンマリ。どの子も愛らしく、粒揃いで、
しかも純粋種が多い。里親になろうかな、と思ってここを見た人たちは、
この子たちに心ひかれるはずです。もちろん、光ちゃんもここに写真が
載っていました。
私は、たまたま「犬里親募集掲示板」という広範囲に里親を募集してい
る別のウエブサイトhttp://www.satoya-boshu.net/keisai/d.htmに
ペロ・ドッグズ・ホームが投稿していた光ちゃんを見つけて、そこから
ペロのサイトに飛んで、詳しいことを調べ、預かり親の日記を読み、つ
いに里親希望のメールを送った、というわけだったのですが。
サイトにも詳しく掲載されていますが、ペロ・ドッグズ・ホームで里親
募集をしているのはたいてい東京と神奈川の保護センターから引き取っ
てきた犬たちです。数は限られているけれども、こうした子たちを少し
でも減らしたい、という志を実現している方々の集まりがこの保護団体
で、預かり親たちももともとは保護犬を引き取った方がほとんどだそう
です。
私は以前から、働く犬たちを応援したくて、例えば、仕事で災害救助犬
の訓練士を取材し、記事にしたこともあります。そして、マンション暮
らしを終えて犬が飼えるようになったら、盲導犬のキャリアチェンジ犬
(訓練途中ではじかれてしまう犬)を引き取りたい、という希望があり
ました。
そこで、かつて、盲導犬協会に問い合わせてみたところ、やはりラブラ
ドールは優秀な子が多くて年にほんのわずかな数しか不適合にはならず、
申し込んでもいつ犬がくるかはわからないとのことでした。さらに、ラ
ブは女手ひとつで生涯世話するには大変かも〜と思い直していたところ
へ、ようやく犬を飼える状態になったいま、結局、中型犬の里親志願へ
私のほうが希望チェンジ。
いずれにしても、インターネットのおかげで、気軽に里親を求めている
犬を見つけられる時代になりました。ペットショップで愛らしい子犬を
買い求めて、その子を育てていくのもいいですが、いまはおそらく血統
書付きだったような純潔種の保護犬も驚くほどたくさんいます。むしろ、
光ちゃんのような見るからに「ミックスだね〜!」という雑種犬のほう
が少ないくらい。それに、こういう団体で里親になるには資格基準(?)
とかあるし、かえってペットショップで買うより縛りもあります。
そこをあえて、同じ飼うならこういう子を、と思う人たちが、私も含め
世の中にたくさんいることを、実は、私も心から願っていて、その気持
ちの表れが、光ちゃんを家族にすることなのでもあります。
その点では、ペロ・ドッグズ・ホームの皆さんと私の志は、ある意味、
同じ根っこのもの。そして、ペロのサイトで光ちゃんに出会ったのも何
かの縁。これからも、彼らの活動を応援していきたいので、ここでちょ
っとご紹介した次第です。興味のある方は、まずはサイトを覗いてみて
くださいね。
サンポ、終わっちゃった〜〜。
それでは、今日は、この辺で。
明日あたりから、シリーズで、光ちゃんの近況日記を書きます。












