02-07-2012
02-06-2012
■[Trips][Finland]
帰国。出国するとき、審査官がパスポートのスタンプを見て、指をつかって数を数え始めた。うんざり。ほんと、誰か一発で滞在日数を確認できるプログラムを作ってやってちょうだい。どう数えても、私の滞在日数に問題はありませんから。
飛行機はガラガラだった。オンラインでチェックインしていたのに、スーツケースを預けたときに「席が替わっているわ」とスタッフが言う。子供連れがいたのかもしれないと言うのだが、そんなんで勝手にチェックインを済ませた人の席を変更できてしまうのかい。飛行機の後方の席に変更されていたので、前方の通路席に変えてもらった。だが、搭乗したら、当初の私の席には誰も座っていないのである。変更して得た席の隣には女性が座っているのだが、そこらじゅうに空席があるのだ。乗り継ぎ便が間に合わなかったとか、キャンセルされたとかいうことなんだろうか。謎。
"Boarding completed"とアナウンスがあったところで、即、4列席へ移動した。横になったり、足をあげたりして、自由に使えて良かった。arm restが上まで上がりきらないというのが難なのだが。
飛行機の中でとんでもないことに気づいた。あたくし、日本円と日本で使うクレジットカードと免許証などをごっそりPの家に忘れてきてしまいましたわ。あー、馬鹿。
普段、フィンランドに行くときには円の財布とユーロの財布の2つを持っていくのだが、今回、ユーロの財布を広島のアパートに忘れた。しかし、フィンランドでも使えるクレジットカードは円の財布にも入っているし、特に問題はないからいいや、と気にしなかった。円の財布から、日本でしか使わないカード類や現金を抜き、代わりにユーロを入れて日々使っていたのだ。そして、そのまま帰国してしまった。きーっ、忘れ物大王ではないか。
まあ、運転するわけではないから、絶対に免許証が手元になければいけないというわけでもない。奇跡的に健康保険証は財布に入れっぱなしになっていたので、良かった。これをフィンランドに置きっぱなしにしていちゃあ、大変だ。しかし、馬鹿。なんという注意散漫。自信をなくした。
言い訳をすれば、日本を発つときには、留守にする前のアパートの掃除とか郵便を止めるとか、そういういつもの諸々の作業に加えて、Pも一緒だったため、何かと気にすることが多く、うっかりユーロ財布を忘れた。そして、フィンランドを発つときは、Pが既に出張に行って留守だったので、Pの家を出る前にしなければならないことに神経がいき、うっかりユーロを入れっぱなしにしたまま帰国してしまった。私のように「元栓締めたよね。鍵かけたよね。コンセント抜いたよね」と気になる性格は、家を出るときに大変なのである。声に出して、「チェック!チェック!」と指差し確認を何度するか。こういうのは、気になるところの写真を撮っておけばいいと何かで読んだ。後で心配になったら、写真を見て安心すればよいのだ。この方法を導入しよう。
で、デジタルカメラも忘れてきたみたい。かばんにいれようと食卓の上に置いたと思うんだが、かばんに入ってなかった。
オフィシャリー馬鹿だよ、あたしは。
02-04-2012
02-03-2012
■[Finland][Paperwork]
「今日は節分と言って、豆まきをする日なのだ。鬼は出てけってね」と説明すると、ニーッと笑いながら、私に豆をまくジェスチャーをしたP。そんな男と結婚してきた。
役所では、水曜日と金曜日しか挙式が出来ないということで、Pの仕事の都合上、今日金曜日の午後を予約。証人が二人必要なので、役所の人になってもらえるか問い合わせたところ、prenupの署名を役所で署名するならいいよ、という返事。prenupの署名と婚姻の証人の関係がよくわからなかったが、とにかく証人になってくれることらしいので助かった。
マイナス13度の中、ぺらぺらのワンピースにストッキングを身につけ、そして腰にはカイロを貼り、ショートブーツを履く。おしゃれなパンプスは袋に入れて持っていく。玄関から車まで、足が切れそうだった。「マイナス13度ごときで切れそうとは大げさ」とPは笑うが、「スカートとストッキング姿になってからその台詞は言いたまえ」と私。挙式にバルキータイツってわけにもいかんだろう。
役所では、まずprenupに署名。これも二人の証人がいるらしく、公証役場コーナー(同じオフィスにあるので便利)の担当職員のブースで署名するときになって、隣のブースの職員がスーッと無言で現れ、我々が署名するのを見ていた。慣れたものである。
その後、式を行う場所へ移動し、結婚証明書の言語を決め(英語一枚、フィンランド語一枚にしてもらった)、結婚後の苗字の届出に署名し(夫婦別姓)、しばし待つ。
こちらへどうぞ、と女性二人が案内してくれた部屋には、robeを着た女性がおり、彼女が英語で式を執り行ってくれた。ありがたい。引っ越してきたら、ちゃんと言葉の勉強するから(すぐしないのか)。まずはPの母国語であるスウェーデン語からやろうと思っている。思い続けて何年。
女性の読む、重みのある誓いの言葉に「はいはい」と返事をし(句点を入れないとニュアンスが変わる。二人あわせて二回の「はい」)、指輪を交換し、「これで夫婦よ」と言われておしまい。3分で式終了。
婚約指輪と結婚指輪の事情は、フィンランドと日本(=アメリカ様式)では異なる。フィンランドの婚約指輪は、日本人が思う結婚指輪のようなシンプルなbandであり、男女共に身に着ける。結婚指輪は、石(多くの場合、ダイヤモンド)を入れたものを女性だけがもらうというのが一般的らしい。我々は、Pにも結婚指輪として、婚約指輪のbandに後からもう一つシンプルなものをくっつけようと計画していた(have them welded together)。だが、頼んだ宝石店の人が、くっつけてしまうと指が難しくなりそうなので、別々の方がいいだろうと判断し、結局Pも二つの指輪をすることとなった。一つ一つがこちらの男性の指輪としては細いので、見た目は一つの指輪をしているように見える。ということで、今日の式では、「では指輪の交換を」と言われ、Pがズボンのポケットから裸のままの二人の結婚指輪を出し、お互いの指にはめたのであった。リングクッションなど、ドリーミーなものは我々の式には不要である。ドライでプラクティカルに。
挙式後、すぐに結婚証明書をくれた。英語の方を公証役場コーナーへ持って行き、公証印とアポスティーユをもらった。日本の区役所に婚姻届を出すときのためである。アポスティーユは原本につけるのと、正式なコピーにつけるのとどっちがいいか聞かれたので、コピーにしてもらった。16ユーロ也。
いやー、必要なことがすべて同じ場所で出来るというのは、実に便利だ。
メールで父に結婚したことを報告したら、「マジで安心した」という返事が来た。これまで、私の生き方に一切何も言わなかった両親だが、やっぱり心配していたのね、とちと申し訳なかった。
明日、Pは海外出張へ。その翌日、私は帰国。「誓います。じゃ、また。」と、まさにギリギリで間に合った婚姻であった。

ありがとうございます。滑り込みセーフでぜーぜーしてます。