あいもかわらず35歳限界説
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「エンジニア」という肩書きは幅が広すぎるのでここではリンクで出ていた「開発の現場でやっていける」職種を「プログラマ」に限定して私の意見を書きますね。
まず、日本では職業プログラマという職種への正しい理解とその社会的な地位が確立されていないと思うのです。
中堅程度のティピカルな日本のソフトウェア開発系企業は経験を積んで能力が上がってきた30歳台半ば位のプログラマをリーダやマネジャ、はたまた上級SE(と呼ばれる意味不明な職業)等のいわゆるライン系の職種に移行しようとします。これは露骨に言うとプログラマという肩書きでは高くなった社内原価つまり人件費と売上が釣り合わなくなるのを避けたいがためです。支援でエンジニアを外部に貸すような形態をとっている会社であれば尚更この傾向が強くなります。これを助長しているのが日本のSW業界の悪しき慣習です。プログラマの単価は多くの場合十把一絡げで決められてしまっています。できないプログラマとできるプログラマとの間には10倍の生産性の違いがあると言われますが会社から見ると十把一絡げで売上は変わらない(変えることができない)ことが多いんです。そもそもこれがおかしいですよね。
従って日本のプログラマ35歳説ってのはプログラマとしての収支のバランスが崩れるのを会社が嫌がる所からきているのでは、と私は考えています。
とはいうものの日本であっても「十把一絡げ」に掛からないケースであれば35歳を越えても現場の第一線でやっていく事は可能です。しかしそれはレアケースでしかなくいわゆる誰でも目指せるキャリアパスとして確立している会社は日本ではほとんど無いのではないでしょうか。
アメリカやヨーロッパ等、垣根は高くともプログラマの地位がしっかりと確立されている諸外国の環境はとてもうらやましいですし日本もそうしていくべきだと思います。
我々の仕事だって経験から産み出されるモノって大きいんですけどね。会社の都合だけで構成された、職について数年の若輩と現場から遠ざかって久しいリーダだけ、という偏ったチーム構成で良いアプリケーション/システムが作れるとは到底思えません。
AttoContainer
似たような事を考えている方がいるだろうなとは思っていましたがずばり.NETでのDIContainer+AOP実装が既にありました。
AttoContainer (アトコンテナ)
Seasar2をリスペクトして開発を初めた経緯は同じですが拙作と違い既にSeasarSandboxで承認されており今後はS2.NETとして活動していくとの事。凄いなぁ。
早速参考にさせて頂きます。
