12/01/25
12-1-25
そんな中世の中は、錦織が全豪でベスト8に入ったり、ドコモで通信障害があったり、首都圏の大地震の確率が高かったりといろいろ大変な感じですが、私はChromeのCMの曲配信とかでミクさんがなんだかすごいことになってきていて呆気に取られております。
初音ミクが一番最初に出てきて、ニコニコ動画にぽつぽつと動画が上がりはじめたあの時の感動は、私だけが感じる何かではなかったんだなあと今更のように。
@nifty:デイリーポータルZ:カフカ「変身」をネット通販風に描く
なるほどこの発想はなかった。そして凄いよくわかる気がする。表現って広いなと思いました。
あとはこれ。
笑えるのに辛いと言うかなんというか。
的中!100% / 秋★枝
- 作者: 秋★枝
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: コミック
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作者初の4コマとなる表題作は、弓道部を舞台に真面目に弓道をやろうと入ってきた弓道やろうと、遊んでばかりの不真面目先輩たちが、激しく衝突することもなくなんとなく楽しく毎日を送っていくような話。まじめに練習しなさいと若干思うも、キャラクターが皆幸せそうなのでだんだんこれでいいような気がしてきます。ただ、作品としてはちょっとこれというものがない感じも。
もう一つ収録されている「ワンシーン」は秋★枝マンガのこそばゆいところだけを切り出したような数ページが、ひたすらに続いていくという破壊力抜群のもの。思わず悶えた余韻が消えないうちに次から次に新しい波が来るので、まるでコーナーに詰められてラッシュを受けているような気分になります。爆発させたくなる素晴らしさでした。
ハナコ@ラバトリー 2 / 施川ユウキ・秋★枝
ハナコ@ラバトリー(2)(完) (CRコミックス) (CR COMICS)
- 作者: 施川ユウキ,秋★枝
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: コミック
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異色コンビによる不思議なマンガの最終巻。トイレから離れられない幽霊のハナコさんが遭遇する、いい話だったり、怖い話だったり、いい話かと思ったら脱力したり、怖い話かと思ったらやっぱり脱力したりの、なんともとらえどころのない話が続きます。話作りが読んでいる私には全然分からない所で行われているような感じで、どこからどうなってこうなったのか予測のつかない展開や発想が面白かったです。かと思えば思いの外真っ向勝負に良い話だった最終話もなかなか。ただ、いろいろな方向に可能性を見せつつも、どこか無難に綺麗にまとまっている感じがして、もう少し振り切ったものが読みたかったような気もします。
少女幻葬ネクロフィリア 1 / カズミヤアキラ
- 作者: カズミヤアキラ
- 出版社/メーカー: キルタイムコミュニケーション
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: コミック
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悪魔と契約して亡くなった姉を屍体のまま蘇らせ、その体を維持させるため墓を荒らし屍体を喰わせる背教の神父。死んだ時の姿と精神のまま蘇り、後ろ暗い部分の記憶を持たない姉を隠しながら、バレないように墓荒らしを続けてきた彼が、だんだんと追い詰められていく様子が描かれていきます。初めから禁忌、成立し得なかったはずの幸福を維持しようと罪を重ね、姉を救えるという「ネクロノミコン」を求め、あたり前のように運命に追い詰められていく姿。背負った背景と姉の無邪気さととにかく可愛らしい絵のギャップ、親友の命と仮初めであるはずの姉の命の天秤、悪魔と契約した彼にとって敵となる異端審問官に幼馴染がなったりする趣味の悪さがまた。そんな感じに作者が作品に詰め込んだ趣味が、私の趣味とすごく合っていて非常に楽しめました。墓荒らしを調査しに来た法王庁の男と彼のつれている少女が、彼と姉にちょうど対応していて、しかも白黒のゴシック風ドレスで描かれる辺りもとても好みです。
地上はポケットの中の庭 / 田中相
- 作者: 田中相
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/07/07
- メディア: コミック
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死とか、流れる時間とか、臆病になる気持ちとか、そういうものを扱った5つの短編からなる一冊。それに対して、頑張れとか、大丈夫とか、許しとか、そういう大仰なものではなくて、ちょっとだけ肩の力がストンと落ちるような、それはまたそういうものであると思えるような、小さな救いを感じるような作品でした。言葉で語りすぎることも、描きすぎることもせず、けれど確かにここには空気と一緒に何かがあるような感じ。ごちゃごちゃとうるさくならず、どこか軽やかで洒落ていて、けれどそれだけではない。読み終えて、とても良いものを読んだと思えるような。これはもうセンスとしか言えない何かで、素晴らしかったと思います。
短編の中では表題作でもある「地上はポケットの中の庭」が好きです。終わりを怖がってきた臆病な老人が誕生会に回想する人生、そして目の前に広がるのは子供たちの、孫たちの姿。「なぜか不思議と悪くない」という言葉が、さりげないのに、とても強く印象に残りました。

