13-5-29

日曜日はMETROCKに行って来ました。人生初野外ロックフェスでしたがとても楽しかったです。あんなに日光にあたったのは一体いつ以来だろう、みたいな。
12時のサンボマスターで思いがけず前の方に行ってしまってテンションが上がり過ぎたり近くでサークルモッシュが発生して砂埃に呑まれたりもしまして想定外に体力を使う出だしだったりしましたが、そのあともFLiP見たり、UNISON SQURE GARDEN見たり、Perfume見たり、WHITE ASH見たり、PUFFYちょっと見たり、BABYMETAL見たり、SEKAI NO OWARIを見たりと楽しかったです。PerfumeのMCがあんなにダダ甘可愛いとは知らなかった。SEKAI NO OWARIは上手いって感じではないのですが、独自の世界観があって凄く良かったです。なんだか遊園地のパレードみたい。BABYMETALはヘビメタ+アイドルというコンセプトが、それ以外の何物でもない何かに仕上がっていて頭がおかしく素晴らしかったです。ゴリゴリの演奏陣にアイドルとしか言えない歌詞が乗っかって来る感じ。あの変な盛り上がりと客の反応の良さはなんというか、ももクロのフォロワーになれる存在なんじゃないかと思いました。ここ一年くらいでくるんじゃないかなあと。ももクロより更に射程が短い気がしなくもないですが。
フェスの雰囲気は何となく想像していたとおりといえばそうだったのですが、昼間は日にあたって、夕方から暗くなって涼しくなって、風に吹かれて、草と土の匂いに包まれて、ステージが始まれば前に突っ込んで暴れて、別のステージでは後ろの方からまったり眺めて、屋台コーナーでご飯食べて、あっちのステージこっちのステージと移動して、本当に自由な感じが良かったです。
帰りの心配があったのでandropを見れなかったのがちょっと心残りではありましたが、充実した一日だったなあと。また何かフェス系のイベントも行きたいものです。アニソンイベントもA FESみたいなやつをまたやらないかなーと。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 3 / 赤城大空

とりあえずまずこの試される表紙はどうにかならなかったのですかね!! とか思っている時点で読む資格が無いと言われているのかもしれない一冊。イラストよりどちらかと言うと文言の方が危ない気がします!
群れた布地騒動の後、SOX一同が訪れたのは朱門温泉。綾女の育ての親である撫子の元、SOXの面々への特訓が始まりという展開で、特訓が混浴風呂だったり露出だったりするもう何が何だかという世界が展開されるのですが、特訓→勝利というシンプルな構造にはならないのがこの作品らしい所。
SOXという下ネタテロ組織の理念は、4大下ネタテロ組織にとって決して都合のよいものではないという利権をめぐる確執が表面化すると、事態は4大シモネタテロ組織vsSOXへと。表現規制による統制を狙う体制側の組織との争いではなく、テロ組織側の争い、しかもそれが理念ではなく生々しい利権に端を発するものであるというのが、そういう展開を持ってくるのかという驚きがありました。SOXが語る自由な世界という理想論の青さをどこまで貫いていけるのか、またそれは貫くことで何を変えられるものなのかというのが問われるような展開だなあと。
そしてそこに狸吉に惚れている昔の友人が出てきたり、乙女先輩への懐柔があったり、こちらはこちらで勝手に動く鼓須理がいたりと、上巻ということで色々な動きが。正直色々と複雑に動きすぎていて少々ごちゃっとしている印象はあるのですが、そこは下巻で綺麗に収束することに期待。
そして相変わらずの下ネタマシンガントークに地の文まで含めて、声に出して読みたくない日本語は絶好調。個人的にアウトなラインのものもちらほらとあったりもするのですが、それでもこのキレと圧倒的物量はやっぱり凄いなと思うのでした。才能、というか。