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(株)Jコミックテラスの中の人 RSSフィード

2012-04-12

★ TRPGの絶版ルールブックを、Jコミで無料公開する実験を行います

とあるTRPGファンの方の、

何をトチ狂ったか Jコミで『RPGこわい』とか読んだせいで、TRPG超やりたい病

という何気ないツイートから始まった、「絶版TRPGルールブックのJコミ無料配信」企画。

http://togetter.com/li/283964

私は一度もテーブルトークをプレイしたことがない*1ので、識者の皆様のお知恵を借りながら、実現に向けて前進してみたいと思います。

よろしくお願いいたします。m(_ _)m


f:id:KenAkamatsu:20120412170141j:image:w300:right・・・さて、今回最初に許諾を頂いたのは、角川G文庫で出版されていたTRPGルールブックで、『ベルファール魔法学園』というタイトルであります。http://www.vgd.co.jp/works4.html

ハリーポッターのような魔法学園での生徒を演じるTRPG*2で、読みやすく、分かりやすいルールブックとのこと。作ったのは「ヴァンガード」というグループで、現在は携帯アプリで有名な会社となりました。

すでにヴァンガード様と角川書店様の許諾が出ておりますので、この作品をテストケースとして、みんなで検討していきましょう。

そしてこの試みが、TRPGの普及促進と、ゲーム会社の新製品の宣伝に繋がれば嬉しいと思っています。(^^)

【 収録ファイル形式について 】

まず検討していきたいのは、古いルールブックを「どのような形式で電子化するか」という具体的な規格についてです。

ツイッター上でのTRPGマニアの方々の意見によりますと、

  • Jコミのマンガビュワーに加えて、PDFでも持ち歩けるようにして欲しい。
  • キャラクターシートなど、一部は印刷可能にして欲しい。
  • 用語検索のために、文字列検索ができるようにして欲しい。

という要望が寄せられています。

そこで、私がヴァンガード社に提案した手法は、以下の通りです。

  1. ルールブック本体はJコミ側で用意し、スキャンも無料で行います。
  2. Jコミのマンガビュワー版には、広告代理店からの広告が入ります。この広告収益の100%をヴァンガード様にお振り込みいたします。
  3. マンガビュワー以外にPDF版も用意し、PDF版にはヴァンガード様の指定する(新製品などの)広告を何枚でも掲載いたします。この広告は、押すと特定のURLに飛ばすことが出来ます。
  4. PDF版はネット上に広く拡散してしまいますが、広告も同時に拡散しますし、印刷不可の部分を指定でき、広告を取り除くこともできませんので安心です。
  5. PDF版はOCRをかけて、(完全ではありませんが)文字列検索を可能にします。

この提案は、了承されました。

しかし、とにかく私は素人ですので、ホントにこれで良いのか不安です。そこで、TRPG識者の方々に、まずは上記の規格を検証していただければと思います。

ご意見は、このブログのコメント欄にお願いします。

あと、専門用語には説明を付けていただければ幸いです。(サプリメントとかプラグインとかエラッタとか、一般人とは違う意味で使っているのですよね?(笑))

*1:一応、ロードスのリプレイ単行本は全部読みました。

*2:じゃあ「ネギまTRPG」も欲しいなぁ。(笑)

天狼@2ndCLUB天狼@2ndCLUB 2012/04/12 18:10 TRPGのJコミ化への御尽力誠に有り難うございます。 m(. .)m

ひろゆきひろゆき 2012/04/12 18:12 基本的にこの条件で良いかなと思います。
ただ、印刷不可のページの範囲が適切かどうかはゲームをやってみないと分からないため、後で見直して修正版を提供してもらえると助かります。

エアインテークエアインテーク 2012/04/12 18:17 おお、ベルファール魔法学園でしたか!
友人が大好きで、よく遊んだりしました。
これを契機に、第二弾、第三弾と続いていけばいいですね!
期待しております。

上記の提案についてですが、TRPGは図表など版面の意匠権などが存在する可能性があり、単純なスキャンでは、権利関係がクリアになるか、やや疑問が残るかと思います。
また、同じく図表を多用することから、OCRが適切に反応しない可能性もあります(かつて、自分でもやってみましたが、かなり誤認識しました)。
それ以外については、概ね問題ないのではないかと感じております。

かつて、ネギま!TRPGを同人誌で作った身としては……(笑

ひなたひなた 2012/04/12 18:21 懐かしいタイトルです! ぜひ、ネット上で公開されていた追加呪文も入れてもらえると嬉しいです。

gallugallu 2012/04/12 18:29 がると申します。
なんとも懐かしいタイトルで(笑
PDFフォーマット、賛成いたします。欲を申し上げますと「目次」が適切にあると非常に取り回しが楽かなぁ、と考えております。

これを期に、さまざまな「懐かしいタイトル」が復活することを期待しております。

PS
いわゆる「投げ銭」的なシステムをアドオンさせることは可能でしょうか?
往年のTRPGゲーマーが「買い支えていく」流れが、わずかながらにでもできれば、と思いましたもので。

よしのやよしのや 2012/04/12 18:31 単純な意見で申し訳ないですが、目次からワンクリックで当該ページに飛べる機能があると楽になりますよね

足立たかふみ足立たかふみ 2012/04/12 18:32 なるほどベルファールですか!懐かしい!
プレロールドキャラクター(魔法学園の生徒)の一覧なども印刷できると便利かもしれませんね。たくさんいたし、みんな可愛いし。

他のTRPGも含めてですが、(許諾できる範囲で)
簡易リストでいいので、呪文・武器・アイテムといったリストが印刷できると
プレイヤー全員に行き渡って便利ですね。
手元にあるとプレイヤーが世界観に入り込めますから。

高橋けんじ高橋けんじ 2012/04/12 19:10  海外のTRPGでもPDFベースの電子販売、配布など行われているようですね。

 既に指摘されているようですが、紙の方がプレイ中の操作性も良く、
メモ、アンダーライン等でカスタマイズ出来るという利点もあります。
TRPGでPDF、ボックス、書籍販売を問わずに複製、印刷して使いたくなるのは、
以下の様な物が代表的だと思います。


・プレイヤーごとのキャラクターシート等。
・プレイ中に参照する行動判定表、命中表等、
 武器防具の効果表のチャート類。
・その世界で一般的な装備や、技能、魔法をまとめたリスト。
・プレイヤー全員が把握しているべきで、プレイの流れを遮断しないで、
 個々が頻繁に再確認したくなるルール。

(乱暴に言うと、ほぼ全部ではないか)

惨憂亭 梵蔵惨憂亭 梵蔵 2012/04/12 19:23 こちらに個人広告を入れて頂く際は、作者名はヴァンガード社という事でよろしいのでしょうか?
TRPG専門店やコンベンション情報(実プレイの助けになります)の欄として、有効なスペースにもなると思います。

西明寺弥生西明寺弥生 2012/04/12 19:34 絶版システムの頒布楽しみにしています。

TRPG書籍を頒布する上で気になる点は…
・印刷禁止設定
 コンベンション(不特定の人間が集まるゲーム会のようなもの)
 でのプレイの際にゲームマスターがルールやデータの概要などを印刷して
 プレイヤーに使用してもらう。という事が結構あります。
 広告ページを入れて印刷禁止設定にするのではなく
 ページ上の空きスペースや上下左右等に広告を入れ
 全面的に印刷許可 とかの方が普及しやすいかもしれません。

・OCRについて
 今回該当のルールブックは持っていないのでなんとも言えませんが、
 TRPGのルールブックは可読性のために版組が結構特殊になっているシステムも多いです。
 過去に個人的に電子化した際に簡単なOCRに掛けましたが結果はほとんど読み取れませんでした。
 (プロ用のOCRなら読み込み精度が高いのかもしれませんが)

・エラッタ(修正等)について
 TRPGのルールブックの場合、誤植や矛盾、バランス修正のため
 重版する際にルールを書き換える事が多々あります。
 最近のシステムの場合は公式HP等で正誤表を出している所が大体ですが
 ネット普及前のシステムの場合はユーザーが正誤表を見られない場合があります。
 頒布を行う前に 版が古い物で無いか(誤植などが残っている版でないか)や 正誤表が出ていないかどうか を制作サイドに確認し
 最新の状態で頒布していただけると嬉しいです。

長々と書いてしまいましたがこれからも頑張ってください。

餅ありさ餅ありさ 2012/04/12 20:56 オフラインでの使用を想定しますと、
できるだけ印刷したいのは
1.キャラクターシート
2.ルールサマリー(頻繁に使うルールをまとめた物)と、ルール本文
4.あらゆる表の類
5.技能・アイテム・敵など、あらゆるデータ類
6.サンプルシナリオ(ルールブック付属のシナリオ(進行役用の台本的なもの、及びそれに必要な図表、データ類))
です。
逆に、まず印刷の必要が無いのは
A.ワールドガイド
B.プレイヤーやマスターの為のアドバイス(親切なルールブックだと、演出のコツなどが書かれていたりします)
などです。

まとめますと、
印刷したい≒携行したいのは、
『ゲームとしてのルールに関わる部分全て』で、
その必要がないのは
『ゲームとしてのルールに全く関わらない部分』です。

また、既に挙げられていますが、
TRPGは、しばしばルール改定あり、版によって記述が変わったり、誤植やルール上の問題点、記述不足などがあったりします。また、最後に出た版であっても、そうした不具合が解消されないまま絶版や休版になったりすることがあります。
その場合、Web記事や雑誌記事などでフォローされていた可能性もあると思いますし、そうしたフォロー無しで放置されている場合もありえます。
可能ならば、そうした訂正が既に本文に入った状態で出して頂けると非常に有難いですが、そうした修正をまとめた修正表が巻末に付いていて参照・印刷できるだけでも違うと思います。

餅ありさ餅ありさ 2012/04/12 21:02 補足ですが、ワールドガイドの章など、基本的にはルールに関わらない部分であっても、ゲーム的なデータ(例えば、有名人として挙げられているノン・プレイヤー・キャラクターのデータなど)が含まれていることがありまして、そういった部分は『ルールに関わるデータ』に含みます。

爪 2012/04/12 21:13 ルールに関する全てを印刷したいというのはさすがに欲張りすぎですね。PDFやJコミビューワーの時点で各々pcやスマホに落として持ち運べるわけだし。
よくルールブックの巻末にまとめられているような表や簡易チャートに限り印刷可能にすべきだと思います。

cokywolfcokywolf 2012/04/12 22:08  素敵な試み、ありがとうございます!
 twitterで話題になっていますね。

 一つお願いしたい機能があります。
 それは「遊ぶ相手を探す」機能です。
 TRPGはtwitterで遊ぶ相手を募集する人がいますので、ルールブックの巻末あたりにでも、twitterの検索結果へのリンクを貼って頂けると嬉しいです。
 検索ワードとしては、「システム名 募集」あたりが良いと思います。
 …ただ、今回のベルファール魔法学園のような絶版システムだと、Jコミ再販時点では募集がほとんどなさそうなのが難点なのですが。
 その場合に備えて、「募集が見つからないときは、ご自分で募集ツイートをしてみると、集まるかも知れませんよ」と言った一文を入れておくと良いかと思います。

 「初心者におススメのTRPG」=「Jコミが扱っているTRPG(遊ぶ相手が見つけやすいから)」と言う状況になったら面白いと思います。

 よろしくお願い致します。

たきがわみずきたきがわみずき 2012/04/12 22:31 公開、本当に嬉しいです。
白紙のキャラクターシートに加え、巻末のサンプルキャラクターシート36人分も無償で印刷出来る範囲にしてくれると嬉しいです。
「キャラクターを作るのが難しいと思う方は、まずはサンプルキャラクターを選ぶのをお勧めします」というスタンスのTRPGなので、サンプルキャラクターシートを印刷して遊ぶことも十分考えられというのが理由です。

らむじぃらむじぃ 2012/04/12 22:36 ソードワールドで特に顕著なのですが、誤植の訂正のみならず解釈の曖昧なところや矛盾に関する解答などのサポート情報のPDF添付を前提としていただけると助かります。

r_iizukar_iizuka 2012/04/12 22:54 PDFの作り方について、いくつか思い当たるものがあるので提案いたします。以下のような設定を行うと、便利なのではないかと思います。
・「しおり」を設定する
PDFにはしおり機能があります。これを設定すると、目次がわりになり便利です。
・紙面上にハイパーリンクを設定する
これは労力がかかるので必ずしも必要だとは思いませんが、他のページを参照している部分にハイパーリンクを設定すると、クリックで参照先に移動できて便利になります。リファレンス系の書籍では検討の価値があると思います。
・Adobe Readerで注釈を有効にする
セキュリティを設定したあとに、Adobe Readerで注釈を有効にする設定を行うと、利用者がメモなどを紙面上に残せるようになります。

JoeJoe 2012/04/12 23:28 漫画とは違い、色々なページに行ったり来たりします。
贅沢を言えば付箋機能(または複数の栞)があると嬉しいところです。
そうでなければ、索引と目次に簡単に飛べるアイコンやリンクは欲しいところです。
検索性能が悪ければ、ユーザーは使用しません。なにか良いアイデアで実装可能なものがあれば是非追加いただきたいところです。(できれば、携帯やスマホからでも検索しやすい仕組)

TRPGとひとくくりいいってもルールブックの癖は多様性に富んでいます。
今回の作品に特化させすぎず他の作品の頒布を意識するなら、PC以外からの検索性が弱い事を除けばおおむねこの仕組で大丈夫かと思います。

あとはTRPGユーザーが、スマホやタブレットPCまたは携帯電話をルールブックにどう遊ぶか、遊び方の工夫が必要。
コンベンションなどではGMが印刷で用意した資料を全員が携帯やスマホでJコミにアクセスして代用する、PCオンラインセッションならチャットにJコミのリンクを貼りペーパーレスで遊ぶなどのプレイスタイルのチェンジが必要かと思います。

TRPGユーザーとしては、ここでJコミのビジネスモデルに歩み寄る事が必要なのだとおもうのですよ。
お互いにいい関係が築ければ、もっと多くのTRPGがフリーで使えるようになると思うので。。。

どこかで実験的に、ルールブックを携帯やスマホだけで遊ぶセッションをコンベンションなどで運用してみるといいかもしれませんね。

エアインテークエアインテーク 2012/04/13 00:38 PDFの印刷について、他の方の意見を見て、個人的な意見をすこし。

個人的に、印刷可能な部分は必要最低限でイイと思います。

そもそもJコミのサービスがオンラインでの利用を前提としたシステムである以上、
オフラインでの利便性を求め過ぎるのは、やや違うのではないかと感じています。

また、TRPGというのは、専門店によるプレミアムな中古品の市場が存在し、
オフラインでの利便性の追求はそういった店の利益を大きく削る可能性があります。

ゲーム中に実際に使用する部分として、シート類(キャラクターシート等)と、
あとはせめてサンプルキャラクターが印刷できれば、印刷については十分だと思います。

RFL-6XRFL-6X 2012/04/13 00:42  TRPGルールブックのJコミでの公開、ありがとうございます。

 古いTRPGのルールブックは、面白いゲームだと伝え聞いても、
絶版になってしまっていて入手困難なことが多く、
残念に思うことが今まで、多々ありました。
そのため、今後多くのTRPGが公開されていく事を期待しています。

 電子化に関して一言投稿しようと思ってきたのですが、
書きたかったことが全て 西明寺弥生 さん (2012/04/12 19:34)
の投稿にきれいにまとめられていたため、
賛成票として投稿させていただきます。

餅ありさ餅ありさ 2012/04/13 03:38 ああ、そうそう。他の方のコメントを拝見して気が付きましたので、もう少し。

TRPGの普及促進というとき、オンラインでのプレイを促進するか、オフラインでのプレイを促進するか、どちらにより重きをおくかは、一層明確にしておいたほうが良いかもしれません。

オンラインでのプレイをメインに据え、オフラインでのプレイをあまり考慮しないのであれば、勿論印刷は必要無いですし、よしんばするとしても、キャラクターシートなどのシート類だけで済みます。
あるいは、キャラクターシート等だけ、別途ファイルを用意し、書き換え可能なファイル形式のものを配布したほうが、便利かもしれません(手間がかかってしまいますが)。
Jコミのこれまでの形式から言えば、オンライン主体の方がやりやすいでしょうし、そうなりますと、印刷よりも、ルール本文はもとよりチャート類や図表を含めた検索性に重点を置いたほうが良いと思います。
TRPGの場合、重要なキーワードが図の中に書いてあったりしますので、可能ならば本文以外も、文字は文字として収録されていると非常に助かります。

一方オフライン主体の場合ですが、
先の投稿では、最大でどこまで印刷可能にできるか、自分には推測できないので、可能ならば最大限何があると便利か、という視点で挙げましたが、自分なりに、便利さの点で優先順位をつけますと
1(最優先).ゲーム中に参照することが必須なチャート類
2.キャラクターシート
3.ルールサマリー(あれば)
4.基本的でありながら、通常ユーザーに暗記されないため、頻繁に参照されるルール
5.それ以外のルール
6.プレイ中にはあまり参照しないデータ・表の類
7(優先度低).サンプルシナリオ等、頻度の低いデータ
となります。つまり、プレイの現場で頻繁に使うもの程、優先ということです。
では、何故一番使うであろうキャラクターシートよりチャート類が優先かと申しますと、キャラクターシートは、プレイヤーキャラクターによって内容が異なりますし、メモ書きや自作など、代用が利きやすい一方で、チャート類は情報量が多く、転記等での代用が非常に面倒だからです。
一方、データに関しては、デザインの優れたキャラクターシート等あれば、それらやメモなどに、必要にして充分な量の記述を転記すれば事足りますので、優先度は低いです。

また、細かいことを申しますと、どういう人に向けて発信していくのか、でも変わってくると思います。
初心者向けか、ベテラン向けかでも、必要な親切さが変わってきます。
持ち運びできるPCやスマホを利用する・しているような人をメインに据えるのであれば、オフライン主体であっても、
印刷できる範囲より検索性が重要かもしれません。逆に、そういったものを利用しない・できない人をメインに据える
のであれば、やはりオフライン主体ですとなるべく印刷できたほうが(特にデータ量の多いルールの場合)良いと思います。

諸々、制約等がおありでしょうから、全ての要望を叶えるのは難しいかなと思いますが、ご参考になれば幸いです。

ggincgginc 2012/04/13 05:42 はじめまして。お言葉に甘えて、要望文を書かせていただきます。

◆要望
・「非商用に限り、作品の改変・二次利用を認める」という著作権運用を、ヴァンガード社との間で認めていただけないでしょうか。
>補:もちろん、ルールブックの「全体」を二次利用の対象とする必要はなく、ヴァンガード社が「ここは(非商用でなら)改造込みの二次利用OKだろう」と限定した範囲で構いません。

◆上記を希望する理由を、以下に述べます

 TRPGのルールブックというのは、プログラムに喩えるなら、ソースコードのようなもので、現場で遊ぶ人たちが適宜ルールブックの内容を改変して遊ぶことが認められています(推奨されることさえあります)。むしろ、アマチュアによって好きに「改造」されることを、暗黙のうちに当てにしたコンテンツである、とも言えます。
 ただし、日本の著作権法下では、たとえばWeb上に改良したキャラクターシート等を頒布するだけでも、「合法か違法かといえば、違法」とみなされがちです。ゲームコミュニティでは、暗黙の了解となっているために黙っているだけで、法運用としては健全な状態とはいえません。
この問題を解決している先行作品として、海外ではEclipse Phase(エクリプス・フェイズ)という作品があります。( http://eclipsephase.com/ )これは、TRPGのルールブックに、「Creative Commons Lisence(BY-NC-SA)」を付けて、ルールやその他の部分に“非商用で、原著者の名前を派生作品に掲載し、同じBY-NC-SAのライセンスを適用する限りにおいて”手を加えることが認められています。
 Jコミの商法上では、さすがにCreative Commons Lisenceのような「二次頒布」の仕組みはそのままではやりづらいと思いますので、これはあくまで参考事例として取り上げました。ただ、これも基本的には「TRPGのルールブックは、非商用レベルでは現場でどんどん手を加えることを許す、その方が活発にオリジナルのルールブックも参照される」ということを見込んで適用されたものだと思われます。
 もちろん、「実際にそんなことがあるのか、無難にAll rights reservedの方がいいのではないか」という疑問もなくはないのですが、広告費という数字で実績が出るJコミでもし効果的であるという結果が出たならば、TRPGだけでなく、作品の派生創作を許すようなタイプのコンテンツ・マーケティングにとって大きな意味のある実験になるのではないかと考える次第です。

◆最後に

こうした意見板を設けてくださり、ありがとうございます。今後もJコミでの活動を応援しています。

KenAkamatsuKenAkamatsu 2012/04/13 16:23 ★個別の回答

>ひろゆきさん
>印刷不可のページの範囲が適切かどうかはゲームをやってみないと分からないため、後で見直して修正版を提供してもらえると助かります。
印刷可のページをどこにするかをJコミ側が決めるのは、(素人なので)現実的ではありません。やはり基本は作者が決めるか、指定がなければ担当ボランティアが決めるとかしないと。

>エアインテークさん
>また、同じく図表を多用することから、OCRが適切に反応しない可能性もあります(かつて、自分でもやってみましたが、かなり誤認識しました)。
OCRはアクロバット内蔵のものを使いますが、図が絡むと厳しいと思います。

>ひなたさん
>ぜひ、ネット上で公開されていた追加呪文も入れてもらえると嬉しいです。
「ネット上で公開されていた追加呪文」などは、Jコミでは一切分かりません。読者がJコミにログインして「作品解説」欄に書いていただくのが良いと思います。

>galluさん,よしのやさん
目次から各ページに飛ばすのは、PDFなら苦労して1枚1枚設定すればできますが、そこまで必須の機能とは思えません。「投げ銭」は、個人広告を出せば作者に行きます。

>惨憂亭梵蔵さん
>こちらに個人広告を入れて頂く際は、作者名はヴァンガード社という事でよろしいのでしょうか?
広告収益はヴァンガード様に振り込まれます。

>西明寺弥生さん
>広告ページを入れて印刷禁止設定にするのではなく、ページ上の空きスペースや上下左右等に広告を入れ、全面的に印刷許可 とかの方が普及しやすいかもしれません。
なるほど・・・その手もあったか。しかし今でも、iOS用アプリを使えば、そうなりますよ。

>餅ありささん
>印刷したい≒携行したいのは、『ゲームとしてのルールに関わる部分全て』で、その必要がないのは『ゲームとしてのルールに全く関わらない部分』です。
「携行したい=iPadでPDFを持ち歩く」ということではダメなのですか?

>爪さん
>ルールに関する全てを印刷したいというのはさすがに欲張りすぎですね。PDFやJコミビューワーの時点で各々pcやスマホに落として持ち運べるわけだし。
PDFには「書き込み可にする機能」もありますしね。

>cokywolfさん
>一つお願いしたい機能があります。それは「遊ぶ相手を探す」機能です。
Jコミには今のところコミュニティ機能が無いので、それはちょっと難しいな。(笑)

>たきがわみずきさん
>白紙のキャラクターシートに加え、巻末のサンプルキャラクターシート36人分も無償で印刷出来る範囲にしてくれると嬉しいです。
作者の許諾が出れば可能です。

>r_iizukaさん
>PDFにはしおり機能があります。これを設定すると、目次がわりになり便利です。
>・Adobe Readerで注釈を有効にする
PDFとTRPGの両方に詳しい人に、考えてもらえると助かりそうですね。

>Joeさん
PDFの機能で、大体フォローできます。しかし結構大変です。

>ggincさん
>・「非商用に限り、作品の改変・二次利用を認める」という著作権運用を、ヴァンガード社との間で認めていただけないでしょうか。
Jコミでは一応「原版を正しく保存する」という役割がありますので、改変や二次利用は想定外です。恐らく「黙認」という形ならコミケ同様な活動が楽しめると思いますが、正式に許諾を得られるかというと、それは難しいような気が。「ユーザーが工夫して自由にやろうよ」ということでまとまるのではないかと。

KenAkamatsuKenAkamatsu 2012/04/13 16:31 ■■■■■ 目立った議題 ■■■■■■■■■■■■■■■■■

(1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。

(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。

(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

以上の3点について、更にご意見をうかがいたいと思います。

秋野秋野 2012/04/13 17:34 1.利用者としての要望は出せますが、結局権利者が許可するかどうかなら、項目に優先順位つけてどこまで許可出せるか聞くしかないのでは?

2.個人的には必要ないと思います。
個人のプレイ環境で使うハウスルールやオリジナルデータであれば、その環境内で周知されていればいいので、改変・再配布する程のことにはなりません。

許諾を得ることで、新しい表現のとっかかりになることはあるでしょうから反対はしませんが、その場合も何らかのガイドラインは示した方がいいと思います。

3.絶版作品の場合、既にサポートが打ち切られており、過去にあった公式サイトなども無くなっている場合があります。
書き換えられているのが一番ですが、作業の手間もあるので、権利者の持っているエラッタ、追加データ、FAQの類を提供して貰えるなら同一ファイルに添付するというのが現実的でしょうか。


あと気になるのはOCRの精度ですかね、検索精度に関わるので。
全文でなくとも、用語、ルール項目、データ名で検索できるだけでも随分違うのですが。
確認はかなり手間ですけど。
仮データを公開して、ボランティアから誤読部分を指摘して貰い、修正して公式配布とか出来ればいいんでしょうけど。
セリフ機能みたいに。

有馬次郎有馬次郎 2012/04/13 18:26 興味深く拝見しています。

個人的な意見を述べさせていただきますと、

(1)印刷可能なページの選択・決定
基本的には権利を持っている人・会社が選択・決定をすることだと思いますが、簡素化するならばJコミでTRPGに詳しいスタッフが確認をし候補を決めて、権利を持っている会社の許可を求める形が良いかと考えます。
(2)「改変」・「二次的利用」の許諾
T暗黙の了解で許されるのならば良いのですが、トラブルにもなりえる要素を抱えてしまうので、できたら許諾は得られた方が良いと思います。
(3)エラッタ・追加ルールなど
コミックの場合は修正や書き足しについては、どの様に対処されているのでしょうか?
基本的に新版を出すわけではなく、絶版になったものを再度売り出す形であるならば、原版そのままで良いのではないかと思います。
*作者の厚意で書き下ろしが追加されるなら良いのでしょうけど。

簡単にですが、意見を述べてみました。

餅ありさ餅ありさ 2012/04/13 19:32 >「携行したい=iPadでPDFを持ち歩く」ということではダメなのですか?
ダメじゃないです。モチロン、おおいにアリです。
ただ、まだスマホやタブレットPC等を持っていない・持てない人も少なからず居るだろうと考えました。そうした人にとっては、可能ならば家で必要な分を印刷して、コンベンション等でゲームマスター(進行役)をする、といった選択肢があったほうが、便利だろうなあ、というわけです。
コンベンションやオープン例会と呼ばれる、形式の会合ですと、往々にして、ゲームマスターがルール等を持ち寄って、当日、その会場でプレーヤーを募ってプレイする形になります。そうしますと、ゲームマスターをするつもりの、まさにその人が、必要なルールを携行できないと、実質プレイできないですので。

>(1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。
作者さんなら何が必要で何が不要かわかっているはずですから、作者さんに指定してもらえるのであれば、多分それが早いですね。ただ、既に亡くなっているTRPG作者さんもおられますので、その場合は(2012/04/13 16:23のコメントを拝見するに)やはりボランティアでしょうか。多分、TRPG経験者なら、一度通読すればこれは要りそうだというアタリは付けられると思いますので、そういう意味では敷居はそれほど高くないかと思います。
>(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。
キャラクターシートに限って言えば、オンラインでのプレイ用に、表計算ソフト等のファイルでキャラクターシートを作成し、プレイするメンバー等に配布する許可が得られるのであれば、それはとても便利ですね。
ただ、派生作品の作成・頒布のようなものですと、それは難しいかもしれませんし、優先度は低いと思います。

>(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。
”なるべくなら最後の版を採用した上で、その後でエラッタが確認できた場合は、末尾あたりにそれを追加できるのであればそうする”あたりが目安でしょうか。

追加魔法などの追加データは、エラッタと違い、ルールブックの訂正・修正ではなく、ルールブック自体に属するものではありませんから、別途許可を得て公開という形が適していると思います。
例えば、追加ルールブックや関連する小説等に収録されて出版されているのであれば、それをルールブック同様に個別に許可を得て公開、という形がよいかと思います。

たきがわみずきたきがわみずき 2012/04/13 23:05 3つの質問に対し、自分の意見です。

(1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。

→「Jコミ様が提案した基本的な内容(後述します)を作者側に伝え、作者が印刷可のページを指定する」という案を提案します。

印刷可なページを、ルールブックのコピーに準じて考え、自分の所持しているルールをいくつか調べました。
コピー明記があったのはFEAR社のルールブック(アリアンロッド2E、ダブルクロス3など)で
ブランクのキャラクターシート、サンプルキャラクターシート、セッションシート(最近のTRPGである、ゲームの記録用の紙)に
「自己使用に限り複製を許可します C(実際は○囲み)2011 FarEast Amusement Research Co..Ltd」の記載がありました。
このことを考えますと、ブランクのキャラシート、サンプルキャラシートは複製を許可するのが良いかと思います。

このことを考え、Jコミ様は
原則「白紙のキャラクターシート、サンプルキャラクターシート、その他ゲームで書き込みが必要となるページが印刷可能ですか?」ということを印刷可ページ検討の際に作者に伝え、
例外として、作者がその案に修正「○○も印刷可能、でも××はダメ」とする方式が良いと思います。

これからJコミ様が多くのTRPGルールを公開するときに、印刷範囲の許諾提案を1つ1つ決めるのは煩雑だと思いますので、今回の公開で『印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。』を定形化するといいかと思います。

ただ、「キャラシートのみ印刷可能」というのは、あくまで私の蔵書から調べただけですので、印刷可範囲の質問を定形化するために、FEAR様といったクリエイターの方からアドバイスを聞くのが理想なのかとも思います。

(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。

→ルールを使ったリプレイ、追加ルール発表は作者・出版元(今回はヴァンガード社、角川書店)を明記したなら公開可能。

というのが良いと思います。
TRPGは小説や漫画と違い「そのルールを元に自分たちの物語で遊ぶ」というのが最大の特徴です。
また「ハウスルール」という「自分たちだけで遊ぶルールを変えたルール」も存在します。
いわば「自分たちの物語」が「二次的な利用」、ハウスルールが「改変」に近いものです。
その2つを制限されますと、TRPGの楽しさが削がれる恐れがあると考えます。
リプレイや動画を公開し、その作者・出版元を明記することで、作り手側は安心して公開でき、作者サイドはDL数の増加、また、プレイヤー増加によるTRPG全体の活性化にも繋がり、全てが得をする関係が築けると思います。

(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。

→公開前にエラッタ修正が必要か作者側に質問し、「そのままで良い」なら訂正なしで公開。
作者側が修正を依頼したなら修正した上で公開。修正作業はJコミ様のみが行うのでなく、作者との話し合いでどちらが修正作業を行うか決定。
追加魔法はJコミ様の判断でなく、作者側が公開するかどうかを選択する。公開方法は出版、サイト公開など作者の裁量に任せる。

TRPGは「遊ぶためのルール」なので通常の漫画や小説と違い、誤植1つで遊べなくなる、ゲームバランスがおかしくなるということも起きえます。
既存のTRPGを悪く言うつもりは一切ないですが、出版されてエラッタ修正が多く発表されることもあります。
また、遊んでいるプレイヤーから「このルールを使用すると困る」という点を指摘され、作者がルール変更することもあります。

ただ、Jコミ様が発表するのは「絶版TRPG」を想定していますので、すでにサポートは完了し、エラッタも出し尽くしているケースが殆どであると思います。
そして、エラッタは作者サイドが出す以上、Jコミ様が探す必要もなく作者サイドは全てご存じかと思います。
その場合、
「このルールはエラッタが出ていますが、修正した上で公開しますか?」と作者に質問し、作者が修正を依頼したら修正、そのままでよいなら修正なしで公開が良いかと思います。
エラッタを修正するのは作者の著作物に手を加えることであり、作者の意思を尊重するならば、作者に修正の有無の判断を仰いでもらうというが最もよい方法かと思います。
もしエラッタ修正しないで公開した場合でも、実際はネットで見れる過去の資料などでプレイヤー・GMである読者がエラッタ修正が必要と思えば自分たちで修正すると考えます。

追加魔法など、TRPGに特有の「追加データ」ですが、これについては完全に作者が公開方法を決めるというのが良いと思います。
例えば、公開されたベルファール魔法学園が非常によく遊ばれ追加ルールの希望が出たとき、無料のJコミでなく、本の形でヴァンガード社が作成、角川書店で発売という方法があっても良いと思います。
「TRPGの活性化」を考えるならば、Jコミ後の展開は敢えて自由な方が活性化に繋がるかなと。

今回の3つの質問は、以後、公開を検討しているTRPGルールに対する提案のひな形、先例となるケースだと思います。
決断は大変かと思いますが、以後のJコミでのTRPG公開を円滑にするため、きちんと形にする必要があると考えます。

自分は決して「識者」ではありませんが、少しでもJコミ様のお役に立てればと思い書き込みました。
公開を期待しています!

エアインテークエアインテーク 2012/04/14 02:21 (1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。
基本的に、キャラクターシートなど、当初からコピーを想定されているページだけで構わないと思います。
具体的にはコピーライト表記がなされているページを指しています。
ただし古いルールブックなどには、コピーライト表記が不十分なものがある可能性がありますので、そういった場合は別途識者が目視で対応と言うことになるかと思います。
また、データページのコピーについては、一般的にユーザビリティの観点から行われることではありますが、「データのコピーがあるから、本を買わなくてもいいや」という意識は、適法違法に寄らず、著作権者の権利を侵害している可能性があると考えます。

あるいは、一定の審査を受けた有志による「JコミTRPG部」の様なサイトを作って、そちらにDL可能なシート類だけをアップしておくという対応はいかがでしょうか。


(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。
通常の書籍でNGな「改変」や「二次的な利用」を著作者に要求することには反対です。
また、Jコミはあくまでも「絶版本」を「オンラインで読める形」で提供するサービスのはずですから、TRPGだけ特別に、そこから逸脱したサービスを取る必要は無いだろうと考えます。

(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。
TRPGのルールは、エラッタが多く、重版ごとに修正がなされることもよくあります。
ですが、それらの全てに対応することは現実的ではないと思います。
個人的には、刷数を明記することで、エラッタの適用度合いのある程度の目安になると考えます。

また、書籍の保存という観点から考えれば、エラッタ等をデータを同一ファイルにまとめることには反対です。
1で書いた「JコミTRPG部」等に転記するなどがよいのではないでしょうか。



……思いつきで書いた「TRPG部」ですが、なんとなく妙案な様な気がしてきました(笑

ワースワース 2012/04/14 12:07  難しい話は他の人にまかせて
・印刷範囲は権利者が決める
・印刷が必須とは個人的には思っていませんが、印刷するなら広告も一緒に印刷されること
 広告見てもらえないなら、この企画がそもそも成り立たないと思われるので。
・エラッタ等は作者(ボランティアに投げかけてエラッタ集があつまるようなら、それも一緒にデータとしてまとめる。)からもらう。中身を整理整頓するのは各自でやってくださいという形(そこまでJコミでは対応できないと思われるので)
 
 ・原則は絶版ものの集められるルールブックやエラッタ集をそのままの形でJコミに上げる。(エラッタが間違っていても直したりはしない)
 ・可能であれば、一度上げたデータを、ユーザーサイドから指摘のあったところで、直したりの対応をすることがJコミ利用や作者に対してのメリットがあると思われるものは対応し、以降は新対応版とする(TRPGの場合、ルールブックを上げるだけではなく、実際に使用されて遊ばれることにより、利用者が増え 広告を見てもらえる機会が多くなると思われるため、ある程度 役に立つ状態に補正(エラッタへのリンク)とかしないといけないかもしれないため。補正を最初から気合を入れて行うのか、版上げのように対応していくのかが課題かもしれません)

ggincgginc 2012/04/14 15:07 回答ありがとうございました。
赤松さんが再度まとめてくださった重点課題についてあっさりめにコメントしてみます。

(1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。

 特に著作者との間で相談が為されない場合でも、キャラクターシートだけは印刷可、ほかはケースバイケース(交渉に時間を取るより、速く読める状況を作ることを優先する)、という対応がよいのではないかと思います。
(私は、印刷それ自体に関しては、端末から直接見ればいい、それが気に入らない人は独自に資料を作成すればよい、という立場をここで取っています)

(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。

 具体的に詰めると、TRPGの復刊に際して、著作者に複数のオプションを提供して選んでもらうのがよいと思います。

(A)「ルールブックの改変は(キャラクターシートなど、本当に必要最低限のもの以外)禁止」(※大半はこのオプションが選ばれることになると思います)
(B)「原作者クレジットおよび原作タイトルさえしっかり明記してくれれば、非営利での改造含めた二次利用はOK、ただしその派生作品からさらに他作品が派生することも同様に認めたこととする」(※この派生作品にも、Jコミ広告由来の金額が原作者に入る仕組みがあれば、よりよいのですが、「原版の保存」というJコミの趣旨を考えると随分違うビジネスモデルになってしまいそうですね。)

 上記2つは、それぞれCreative Commons Lisence http://creativecommons.jp/licenses/ の「BY-NC-ND」と「BY-NC-SA」を参考にしています(私がTRPGルールブックの二次利用を想定した時、基本的にはこの2つのパターンを想定しています。商業利用可を含む二次利用ライセンスは、ここでは想定していません)。
 赤松さんは「コミケ等で対応すればいいよね」という話をされていましたが、確かにその範囲でも問題なく二次創作活動(というより、派生ゲームデザイン作品の作成と頒布)は可能だと思います(たとえば『ネギま!』をフィーチャーした『ベルファール魔法学園』背景世界ブックなどは、今回の復刊をきっかけに普通に出てくると思います。
ただ、TRPGでは、ある作品を紹介するために、ルール説明部分を含むプレイログ(=遊んでみた結果の記録)等を使う場合があり、アマチュア側もその際にルールブックの著作権についてかなり神経質に配慮しなければならない場面も多々出てくるのです。「草の根で宣伝に協力したいのに、ルールの引用が著作権違反だから駄目だ」というようなことが、他の著作物より頻繁に起こりうるのが、TRPGの紹介をする際の難点なのですね。

 最初に申し上げた「非商用に限り、作品の改変や二次利用を認める」というのは、実際にはそうしたプレイログの公開や、さらには『ベルファール魔法学園』を面白く遊ぶための自作シナリオ(=ルールブックの記述に基づいて、プレイヤーが挑戦する一連の課題を書き記した、ゲームマスター用の資料)の無料頒布などを促進する際に、著作権周りの露払いをしておいたほうがよいのでは、という考えに基づいて提案したものでした。


(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。
 
・エラッタ適用に関しては、できるだけ反映させる。ただし、校正スタッフが不足している場合は、Jコミのページで添付資料を配布する(これは無料DLできるようにしておいて構わないと思います)。
・追加データに関しては、「二次利用」のガイドラインによって、ユーザ側にできることも随分変わってくると思います。先述のB案を原作者の方々が認めてくださった場合は、公開後にユーザ側で半ば勝手にサポートできるのではないかと楽観しています。

聖炎聖炎 2012/04/14 15:07 初めまして、いちTRPG愛好家としてJコミの試みを興味深く拝見しています。
目立った議題について更なる意見をと言うことで、長くなりますが自分の意見を少し整理してみました。
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(1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。

原則として著作権者の指定に従えば問題ないと思います。
ただ、餅ありささんもご指摘のように、逝去などでご本人からの指定が不可能な事例もありますので、ユーザー側の利便性を配慮した指針を挙げるなら

 1:サンプルキャラクターシート(優先度:必須)
 2:(あれば)プレイ上必須とされる専用カード類(優先度:高〜必須)
 3:装備や技能、所持品など、キャラクターにとって「買い替え」や「追加」が可能なデータを数値リスト化したもの(優先度:高)
 4:敵キャラクターの数値データをリスト化したもの(優先度:高)
 5:その他、ルールの運用上で頻繁に参照される数値データをリスト化したもの(優先度:高)
 6:(あれば)雑誌やネットなどで公式発表されたものの、書籍化されていない、誤字の校正やルールの訂正表=エラッタ(優先度:中〜高)
 7:白紙のキャラクターシート(優先度:中)
 8:(あれば)各種データを管理するためのデータシート(優先度:中)
 9:(あれば)キャラクターの作成や行動判定などの手順を、フローチャートにした図(優先度:中、初心者が対象の場合は高〜必須)
 10:(あれば)基本的なルールのみを簡易に解説した文章=ルール・サマリー(優先度:中)
 11:(あれば)雑誌やネットなどで公式発表されたものの、書籍化されていない、数値データ(優先度:低〜中)
 12:プレイの際(シナリオ)に追加される独自の数値データ(優先度:低)

TRPG全般に通じて言えるもので、すぐに思い当たったのはこのくらいですが、個人によってその他の要望や優先度の相違はあるかもしれません。

また、数値リストやフローチャートは、多くのTRPGでは検索性を考慮して巻末などにまとめてページを割いていることが多いので、(表の抜けなどの確認は必要でしょうが)TRPGのプレイに関する基礎的な知識さえあれば、初心者でも印刷可否の判断はある程度可能だと思います。
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(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。

まず、ユーザー間では慣習的にルールやデータの「改変」や「二次的な利用」が行われています。
これは、製作者が想定していない運用法がプレイ中にで起き得ること、そうした事態に即時対応するための措置から派生したものです。
そのため、絶版となった作品をユーザーが遊び続けたい場合も自然に「公式なサポートが終わったから、足りない部分は自分たちで補完しよう」と考えるのです。

こうして絶版となった後も、ユーザー間で作品が密かに“生き続ける”事態がTRPGにはまま見られます。

ところが、Jコミと言う形で作品が再び日の目を見たことで、製作者が今後も公的に作品に関わる可能性が浮かび上がりました。
(もちろん、公式サポートが終わっても、著作権が切れたわけではないので元々その可能性はあったわけですが、絶版となった作品は事実上、製作者から放置されている状態です)
そのため公式なサポートについて、今後の方針を明確に示して欲しいと言うユーザーの思いが、こういう要望に繋がっているのではないかと思います。

すなわち「可能ならば、今後も公式なサポートを続けて欲しい(書籍化されていないエラッタや追加ルール、追加データを公認サイトに掲載し続ける、程度で十分です)」
「公式なサポートをしないのであれば、ユーザーによるルールの不備やデータ追加などの補完を公式に認めて欲しい」と言うことです。

なお、ユーザーが公式や公認にこだわるのは、著作権管理に厳しいアメリカ生まれのゲームであり、実際にそれが原因となったトラブルを経験した製作者やユーザーも少なくない、と言う背景もあるかと思います。

本来ならばJコミとは直接関わらない問題だとは思いますが、絶版により放置されてしまった作品の扱いについて製作者側の意図をきちんと確認したい、ユーザー側にとっては良い機会になっているのでしょう。
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(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。

最初に、誤字の校正やルールの訂正表=エラッタと、魔法などの追加ルール・追加データとは、別のものとして扱うべきと考えます。

エラッタは、プログラムのバグを修正するパッチに相当する、緊急性や重要性が高いものです。
なので、エラッタは最低でも作品に(別ファイルで、あるいはファイル統合して)添え付ける形で、可能であれば作品に組み込んで「改版」された形で、閲覧・配布するのが望ましいかと。
ただ、複数の書籍が発表されているシリーズの場合、書籍Aのエラッタが書籍Bや書籍Cに掲載、と言う事例もあるので、全部の書籍を確認して編集や改版を行うのは、かなりの手間かもしれません。

追加ルールや追加データは、プログラムのプラグインなどの拡張機能に相当する、「遊びの幅を広げる」ためのもので、必要か否かは個人の判断に委ねられます。
追加ルールや追加データは、作品によっては別書籍として販売されている事例もあるので、(書籍化されていないデータでも)別書籍とする扱いで良いのでは、と思います。
また、書籍化されていない追加ルールや追加データは、取り扱うのであればJコミ用に版下を作る必要があるため、製作者やボランティアの協力が欠かせないでしょう。
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それでは、些少なりともお役に立てば幸いです。

p96p96 2012/04/14 16:14 >(1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。

機械的に印刷可として欲しいもの
・コピーして使って下さい, 複製許可, 等の記載があるページ
・切り取り線があり、冊子から切り離す事が想定されているページ
・(箱入りで売られていて)元々、冊子等の本体から離れているもの
・カバー, カバー裏, 表紙, 裏表紙 にデータ等があるもの

印刷の許可を求めて欲しいもの
・巻末にあるデータ集やルールサマリー

>(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。

TRPGは、読むだけの本とは別物という意見です。
例えば「ソード・ワールド2.0」では、キャラクターシート・コンテストという企画もありました。
http://www.groupsne.co.jp/products/sw/charasheet/index.html
昔に比べ、この手の二次的なものが簡単に作れ、また公開できるようになりました。
グレーゾーンのままでは、何か問題が起きる可能性もあるでしょう。

上記のグループSNEならば、ある程度のガイドラインをサイト上で出していますが、
絶版作品の場合、そうしたサポートが得られない可能性も高いと思います。
Jコミでの公開は、数少ない著作者との接点なので、許諾を求めるまでいかなくても、
Jコミ側からガイドラインの作成・公開をお願いしてもらえると嬉しいです。

>(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。

データがきちんとまとまっていないケースの方が多いでしょうが、
公開できるものがあれば、一緒に公開して欲しいです。



ロードス島も基本ですが、「盗賊たちの狂詩曲」から始まるソードワールドの最初のリプレイが、
仲間内の雰囲気が出ていて良いかと(笑)。

yKuloyKulo 2012/04/14 21:22 印刷したい範囲がだいぶ広がっているようなので、アイデアベースですが提案が。
データや表の印刷について、「広告が差し込まれるけど印刷可」というのは難しいでしょうか?


手許のルールブックで確認したところ、割とページ一杯使っている表が多かったのでページの変更が必要になり技術的には難しいかもしれませんが、これらを印刷したい理由が「ゲーム中によく参照するから」なので、広告を入れられる場合、需要はあるのではないかと考えます。プレイする側からしても、印刷できる代償であれば許容できるのではないでしょうか?
(切り離される可能性は高いです。あるいは、全国規模で展開されているファミレス、コンビニ、居酒屋のクーポン付き広告が最適になるかもしれませんw)


なお、キャラクターシート(付属の既成キャラクターのものも含めて)は……プレイ中によく見るところなので広告枠としてはより高いかもしれませんが、プレイ体験そのもの(テレビで言えば放送本編)に含まれているとも言える箇所なので(おしゃれに飾り立てられているキャラクターシートとかは特に)、こちらは切り離して考えて頂けるとありがたいです。

yKuloyKulo 2012/04/14 22:35 (1)「印刷可のページ」を、誰がどうやって選ぶのか。
不足がある場合、プレイグループ内で自作といった対応が可能なので、著作権者の指定で構わないと考えます。
ただ「手間を増やすと遊ばれにくくなる」のは事実なので、できるだけ多くの範囲を印刷可能にして欲しくはあります。「広告付きだけど印刷できるページ」という選択肢があれば、印刷可能な範囲を広げやすく……なるといいのですが。

(2)「改変」や「二次的な利用」の許諾を、作者に求めていくべきかどうか。
当面、許諾を求めない方が良いのではないでしょうか?

Jコミ様が配布を検討された事でサポートや更新の問題、期待を同時に解決したい要望が出てきたのかもしれませんが、一方で実際に配布されると、それは著作権者様の「生きた」コンテンツとなる可能性があり、通常に流通しているコンテンツと同様のしがらみが出てくる事も予想されます。「改変」や「二次的な利用」の許諾となると、二の足を踏まれる方もいるでしょう。あるいは逆に急にサポートが復活したりする(嬉しい)事態があるかもしれません。
この問題は状況がどうなるか少し時間を置いて、著作権者が判断できる材料が揃ってから、もう一度考えた方がよいのではないでしょうか?

(3)エラッタや追加魔法などを、どのように取り扱うべきか。
サプリメント(別の本)とするか、改訂版とするか(既存の本の更新)とするかは著作権者の選択とするのがよいかと思います。
(個人的には、既存の(きちんと製本された)データの後ろに、ワープロで打ち出しただけのような体裁の紙面が付いているような形態の「改訂版」でもいいので、ひとつのファイルにまとめてもらえるのが嬉しいですが)

あと、PDF には注釈機能があるので、外部から注釈を注入したり、あるいは配信のような仕組みで注釈だけ更新したりできないかちょっと調べてみたのですが……難しそうです。(iPad(iBook の PDF ビューアー) では読めない(2010/07時点)とかも)ただ、これが可能であれば、エラッタは注釈という未来的?な選択肢もありかと。

餅ありさ餅ありさ 2012/04/15 05:25 >(2)「改変」や「二次的な利用」
ですが、
このあたりや>http://www.groupsne.co.jp/products/sw/charasheet/guideline.html
このあたりのような>http://www.groupsne.co.jp/about/faq/index.html#3
質問を権利者側にしていただけると、それだけで充分有難いと思います。

KenAkamatsuKenAkamatsu 2012/04/16 00:48 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

皆様、数多くのご意見ありがとうございました。m(_ _)m

これを踏まえまして、まず最初のサンプルの制作に入ります。
別記事を用意しますので、ここから先はそちらに移動して下さい。

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