魚町サンロード

リノベーションスクールを終え、じゅんぺーが上京するため送別会を終え。

そして20時間以上寝てしまい、今に至っております。

もしも僕が総理大臣になったら、今日は祝日で「睡眠の日」と名付けたい。



それはさておき、今回の短期集中講座であるリノベーションスクールでは小倉北区魚町にあるサンロード

の一角にあるビルを対象に提案を行いました。

これまで経験してきた建築系のワークショップとは違って、

具体的な賃料からお店の収益までを考慮し提案を行わなければいけません。

これまで建築学科で学んできた中では触れることができなかった領域の事を知る事ができてとても有意義な時間を過ごせました。

まちづくり、不動産、グラフィックデザイナー、大学教員、学生、建築家などが一つのチームになって今回のプロジェクトに取り組んだわけですが、これまでは消費者側で聞いていたことを、プロジェクトの一つとして行うと、全然見方が変わってくることに驚くと同時に興味も出てきました。

地価のはなし、家賃のはなし、坪単価のはなし、商店街の人間関係のはなし、店舗収益のはなし、通り全体の収支のはなし、建物を設計するにあたっての積算のはなし。何年で投資額が回収できるかなど...

今回触れた事がたぶん働きはじめて実際に触れる部分であり、これがプロジェクトにリアリティを持つという事だと思う。

建築学科ではそんな事は習ったことはなかったけど、自分自身がクライアント(顧客)になった場合はやっぱりそこを気にすると思うし、欠落しているとプロジェクトとして成り立たないんだと感じた。

建築の神秘性や力というものを信じる姿勢はこれまでと同様に変わらないと思うけど、

今回主題となったコスト面とのバランスも絶対に重要だと思う。

僕は欲張りかもしれないけど、感性的な部分とコスト面とのバランス感覚は絶対に失いたくない。

美しいものは理由なしで美しいと思うし、

お金がうまくまわらないと、関わる人達が幸せにはなれないと思う。

そんな総体的な価値観をまずは自分の中につくっていきたいと思う。

プロジェクトはうまくいけば来月から動き出すそうで、ギリギリその始まりに立ち会えるといいな。


みなさん本当にお疲れさまでした。