ArrowVisionの上手な使い方〜その2〜
引き続きArrowVisionの上手な使い方に関するTipsを紹介します。ここでは先のs2buri-exampleを題材に「請求済みお客様一覧」のシーケンスを表示します。紹介するのは「ノード」タブと「スコープ設定」「スコープ設定解除」です。
まず始めにs2buri-exampleで全ての処理を行ったS2JavelinのログをArrowVisionで表示します。この状態では全てのコンポーネントとシーケンスが表示されてしまうため、対象となる「請求済みお客様一覧」のシーケンスが良く分かりません。
そこで、まずこの「請求済みお客様一覧」シーケンスに登場するコンポーネントを「ノード」タブで絞り込みます。
本シーケンスに登場するコンポーネントは以下になります。
- waitingForPaymentList.html(
) - org.seasar.buri.examples.gas.action.impl.BillListInitActionImpl.java
- org.seasar.buri.examples.gas.bao.GasRateBao.java
- org.seasar.buri.examples.gas.dao.MeterCheckDao.java
- DaoSQL
「ノード」タブ
「ノード」タブではシーケンスに登場させたいコンポーネントを絞り込むことができます。
コンポーネントを絞り込んだ後は、「請求済みお客様一覧」のシーケンス部分のみに表示をさらに絞り込むためにスコープの設定を行います。
「スコープ設定」
まず「等間隔モード」ボタンを押下し、倍率(ここでは10000倍)を変更して、「請求済みお客様一覧」のシーケンスを絞り込むためにシーケンスの開始となる
今の状態は対象となる「請求済みお客様一覧」のシーケンス部分が画面に表示されていますが、画面内に入っていない上部や下部にシーケンスが存在します。ここで「スコープ設定」を使って、対象の部分だけに表示を絞り込みます。
まず、次の「スコープ設定」ボタンを押下します。
この状態で、
これで対象となるシーケンスの区間が表示できたので、シーケンス内のコンポーネントを移動させたり、倍率を変更して見やすい形式にします。また、「ファイル」から「画像出力」をすることでpng形式で保存することができます。