おとなり質問の限界

 question:1122665830(2005.07/30 04:37'10)に回答しようとして、question:1117367784(2005.05/29 20:56'24)のURLを入力して思い留まる。
 第2のURLとしてhttp://www.archive.org/を入力してから回答ボタン。
 案の定、第2のURLは既出と表示されたので、この質問への回答は断念する。

 そもそもquestion:1122665830のおとなり質問にquestion:1117367784が表示されないことのほうがおかしいとさえ思う。
 おとなり質問の今の仕様では確かに正しい、仕様通りではあるが、あまりにも機械的過ぎる。
 はてなにも相当の蓄積があるし・はてなに限らず遍く意味でのネットワーク上でも新しい技術はどんどん検討されている訳で、上記の2つを機械的に関連付けるのは実はやって出来ないことはないのではないかと思う。(この方面に特化した専門知識はキチョーにはない、現代に生きるコンピュータ分野の専門家としての感触)

 もちろん常に精度のいい関連付けをするような都合の良いアルゴリズムはないだろうし、素朴を超えるような機械的な関連付けをはてなで実装すると「人力」の意味が亡くなるかも…と言う意見もあるかも知れない。
 だが「機械に出来ることを機械にやらせて人間が人間にしか出来ないことをする」のが科学技術の基本であり、コンピュータ屋さんとしてはコンピュータに出来ることはコンピュータにやらせたいと思う。
 コンピュータに出来ることをコンピュータにやらせてしまえば、人力検索サーチエンジン(=人間)はもっと成長せざるを得ない。

 人力でない機械的検索エンジンも10年前に比べたら格段に進歩した、単語を1つだけ入力した場合でも探している人が欲しがりそうなページ/その人に有益そうなページを実に器用に列挙するようになった。
 その反面、素朴で機械的な検索だけをしてくれないことがストレスになるようなことも多いけれどもね。(webgrepと名づけられるようなものが欲しいな)

 さて何が言いたかったかと言うと、上の2つの質問を機械的に関連付けてしまう程度のことをはてなのシステムでやってくれれば、回答者の成長の機会になる…である。
 逆に今のおとなり質問の仕様程度の素朴なことしかやらずに残りは人力任せだとすれば、その内に人力検索の質問者さんにとっての魅力が機械的検索エンジンに追い抜かれると思う。
 質問者さんにとっての魅力のうち「ネタ質問」に関しては別かもしれないが、「ネタ質問」が成立するためには「ネタ質問」以外が一定の割合以上で成立している必要があるからねぇ。

 上の2つの質問を機械的に関連付けるようなことを、はてなで急に実装するのは難しいかも知れない。
 だが「おとなり回答」としてならどうだろう?
 質問の終了後に、過去の回答から似た回答(回答されたURLの一致度で充分)を持つものを探して「おとなり回答」にする…。
 これなら充分に簡単に実装でき、回答者が成長する余地も少しは残る。
 はてなアイデアに投稿したいところだが、アイデアポイントの残高がゼロ。これを見た別の誰かでも構わないので、はてなアイデアに投稿して貰えないものだろうか?